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パパが名前呼んでくれた…

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 -昼間-  

 風花side 

 <桜皇貴弘様病室>

貴弘『やあ紗菜来てくれたんだね?紗菜その男の子は誰だい?』

風花(なんて…答えればいいの?)

リョウ『風花ちゃん!』

貴弘『風花ちゃん?』

 (御厨センパイ?!)

リョウ『風花ちゃんのお父さん初めまして。僕は、御厨涼也です。風花ちゃんの1つ上で、生徒会でお世話になってます。お父さんが入院してるって話し聞いて、迷惑かなとは?と思ったんですけど、一緒に来てしまいました』

貴弘『風花…ちゃん…』

リョウ『風花ちゃんは風花ちゃんですよ?』


英士『攻めたなぁ。でも…当たり前、ふうちゃんはふうちゃんなのに…俺は…なんも出来なかった…』

ゆな『(俺呼び)…英士さんはずっと、あたしと、ふうちゃんの心の支えでしたよ。貴弘さんに対しても誠実に向き合ってまた。間違ってなんかなかったですよ?』 

英士『…サンキュ…ゆなちゃん…』 

風花『あ、あの貴弘さん?あの…』

 御厨センパイはそうでしょ?って顔

 英士さんと、ゆなちゃんは

 ウンって頷いて

 貴弘さんは…私をジッと見て?

 あ、貴弘さんの瞳が…いつもの虚ろな瞳に光が…

貴弘『風花?家に一人ぼっちにしてゴメンな…』

 貴…パ.パ…が風花って私を私と呼んでくれた?

風花『大丈夫…です…伯母さまの…家、ママの方の…お世話に…』

貴弘『そっ…か…英士くん?アレ?』

 パパが…混乱してて…英士さんがパパに…

英士『貴弘さん?叔父さん?先生呼びますね?』

 英士さんは

 いつもパパの病室にいる人…

英士『実代さん、貴弘さん暫くは混乱するだろうから頼みますね?』

 英士さん…

 実代さん…看護師に…パパとママと何か関係ある人…

 に…先生呼ぶように言って…

 Drが来て…パパに

Dr『桜皇さん大丈夫ですか?鎮静剤打ちますね?』

 って…

リョウ『ふうちゃん?今まで頑張ったね!』

 御厨センパイ?微かな声しか聴こえないよ?

 視界が揺らいでる…

リョウ.英士.ゆな『ふうちゃん?ふうちゃん!』

 視界が…あぁ深い闇に落ちてく…


 
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