Moonstone キミはキミだよ〈学園王子様は分かってくれたの〉~初恋と宝石~

桜花(sakura)

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答えはシンプル2

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   倫「分かるよ。仕方ねぇよ!学校も一緒だから。えいご。ゴメン。俺、お前からずっと話聞いてたのに何もしないで…」

 (そうとうダメージ食らってんな。酒のピッチ早ぇし…語尾伸ばして…ヤバイ酔い方だ…)

*上司.親戚『分かるだろ?いいか?余計な事するな!言うな!』

琉『兄貴。あの子(ふう)ちゃんが、父さん母さんと親戚の中壊して、紗菜さんが亡くなって。貴弘さんが病になったのに…』

英士「親戚のさぁ、話鵜呑みにして。小さい頃は、ふうちゃんとそれなりにさぁ…突然態度が硬化したら悲しくて辛いって…想像出来なかったのかよぉ?…って言いたいねぇ!」

 (一人称が『俺』…怒りに満ちてんだな。いつも思うけど正反対の兄弟だよな…)

英士「でもぉ。琉が病院継ぐから俺は感謝しなきゃなぁ」

 (まだ今日の結果にいかねぇし…)

倫「えいご?結果は?」

リョウ「貴弘さんにさ、リョウ『風花ちゃんは風花ちゃんですよ?』だとさ!」

倫(『風花ちゃんは風花ちゃんですよ?』か…)
 
英士「答えはシンプルで当たり前!ふうちゃんはぁ、ふうちゃんなんだって事…さぁ」

 えいごが、今日の事話し終わって一段落ついた時

 トウルルル…

 えいごの携帯電話が鳴り響いたんだ…


 ゆなside

 5/4金曜日 夜

 長かったの?短かかったの?やっと…ふうちゃんも貴弘さんも、周りの人達も新しくやり直すことが出来るよね?皆しがらみから放たれるかもしれない…

ゆな『大丈夫?やっぱり熱出ちゃったね』今日は、ふうちゃんの家に戻って来たの。一緒に。

 おばさまは

『良かった』

 って泣いて。おじさまも

 おばさまの顔見た瞬間に、堰を切ったように泣き崩れちゃって、今は熱で苦し気な表情で眠るふうちゃん

 額の緩くなった冷えピタを貼り替えて

ゆな「ずっとそばにいるよ」

 って呟いたの…



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