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 生きてく上で直面する事…

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リョウside
 
風花「『俺と出逢えて幸せっ!』って思わせてみせる!なんで?御厨センパイが?え?なんで私なんか…」

リョウ「ふうちゃん?なんか…グルグル考えてる?心の声ダダモレだけど?」

英士「御厨くん、ふうちゃんは感も良くて頭もいいんだけど、事恋愛に関してだけは、鈍感ちゃんだから頑張れよ!」


 (悪い顔してるし、ゆなちゃんも)


リョウ「成る程。分かる気がします」

風花「鈍感ちゃん?ん?まいっか…何か大事な事聞いてない気がする!」

リョウ「いいんかい?」

風花「あの、大事なこと聞いてない気がします!」


 (スルーした…一番大事な事だよ!『俺と出逢ぇて幸せっ!』って思わせてみせるって!…ま。おいおいね頑張りますよ。覚悟してふう
ちゃん…)


リョウ「…でも。本当だ山乃さん、なぜ貴弘さはふうちゃんを、娘だって…認識は前にあるって…」

英士「正確には、認識がある時とない時がある。金曜日は貴弘さんの中で、本当は、ふう
ちゃんは2003年の1月25日生まれなんだけど、2016年1月25日生まれの2才4ヶ月なんだ。自分の方が入院中で早く治さなきゃと思っている。去年は2015年1月25生まれ。とにかく2才なんだ。他の日は、紗菜さんは居ない。自分は入院中。ふうちゃんは15才?2才?…認識の狭間であやふや…」

リョウ「ふうちゃんが、親戚の言う事を律儀に果たしているうちに?」

英士「そう…この前、在宅仕事の為通信教育をって話したけど。金曜日は、妻と娘の為在宅仕事を。普段はふうちゃんの為に、父子家庭だから在宅仕事をって。少しでも長くいられるように。って、頑張る日と、ただボンヤリしている日。日によって違うんだ。ふうちゃんが来るようになってからだよ。人らしい感情を取り戻したのは」


 (ふうちゃんの瞳が揺れている…)


リョウ「金曜日会いに来る人=紗菜さん…か…」


英士「誰もこの矛盾を正そうとはしなかった。5年もね…」

リョウ「山乃さんは、正そうとしたけど聞いてはもらえなかった」

英士「そういう事…」


 山乃さんはなぜ正せなかったか?親戚とは違う要因を話てくれたんだけど…
 

 悔しかっただろうな…そう思ったんだ

 ふうちゃんを助けてあげたかったのにね…

 山乃さんを責められないよ

 未成年者と違う社会人が直面する事…

 生きてく上で直面する事…
 
 なんだろうね…きっと

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