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貴女が抱えていたもの2

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  風花side

御厨センパイは、私の支離滅裂な話理解してくれて、責任無いじゃんって言ってくれたの

 嬉しかった…


風花「はい。私生まれた時どんな暮らししてたか分からないけど、ママは私を産んで2年後に…」

リョウ「で、山乃さんのお父さんと、お母さんが引き取った」

風花「伯母さまは、ママのお姉さんだから…そのせいで伯母さま親戚と疎遠に…伯父さままで…」

リョウ「違うよふうちゃん。お二人から親戚を見限ったんだよ。2才から10才までは平和に…なのに何で?」

 (裏では親戚が?まだ何かあるんだろうね…)

 
ゆな「ですよね?親戚同志のメンツですって。ずっと、年忌して来なかったから集まったそうなんですけど、再びどっちの責任?って話になって…」


リョウside

え。あ?心の中で言ったつもりが声に出てた?ゆなちゃんがノートを見せて来てさ
 

すげぇー!ボイスレコーダーの他に、話を要点をまとめたんだね


 頑張れよ冴多さん!


少し気持がそっちに脱線してしまったよ


ふうちゃんは、必至に泣くまいと涙を堪えていて


 健気で儚くて…

貴女を俺が守るから…


  ふうちゃんの隣にいたゆなちゃんが、再びふうちゃんを抱き締めて…


  ゆなちゃんも涙して…


 二人の目の前に座ってる俺


 俺も…抱き締めてあげたい…


愛しい貴女を…



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