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思いの行き違い
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リョウside
後日
ようやく俺は、初デートに誘うことが出来た
(もんじゃ焼きを食べた日は、ふうちゃんから誘われた初デート。今日の日が俺の中での初デートなの)
東京タワー近くのカフェでランチです
リョウ「それにしても凄かったな。怒涛の告白タイム」
風果「思いを吐き出す事で… 自分の中の後悔の念が少しでも軽くなるのなら。それに… あの場でも言ったけども、私の中では解決した事…ですから」
リョウ「クールだね…ふうちゃん…」
風果「言い方に語弊ありましたね。私も、あの人に思いをぶつけてスッキリしたから。きっと母達も。それにその事で一生後悔したまま、その事に縛られたまま生きて欲しくないから… もう『大丈夫』って『心配いらな』いって伝える事で、皆で、前を向いて歩んで行けたら。もうその事で悩んで欲しくないから…」
リョウ「俺こそ間違えた。ゴメンね。そうだねふうちゃんは、優しい子だもんね?相手の事を思って… そういう子だもんね」
そう言うとふうちゃん、堰を切ったように泣いちゃって
風果「親だけじゃないですもん。ウチは。私達、子供も皆が皆、それは相手を尊重して。では無く、遠慮からでも無い。ただ自分が傷つくのが嫌だから… その結果壊れてしまった。当然の結果だったんです。皆でするべき事をしなかった…」
胸が痛くて切なかった…
皆が… って言いながら自分がって
自分を責めてんじゃ無いの?
スッキリしたとか言いながらさ…
リョウ「俺の家も同じだよ。父親の話はタブー…俺は自分の思いで、姉ちゃんに『私が婿を取るから大丈夫!だからリョウ頑張って!』って言わせてさ。俺の我を通す事で、他の家族の人生縛り付けたんじゃないかってさ」
風果「御厨さんの人生、私が縛り付けてんじゃないですか?私と『マタ逢おう』って約束しちゃったからその為に…」
リョウ「怒るよ… ふうちゃん。俺は、俺の思いでふうちゃんと『マタ逢いたい』と思ったんだ。それから、スッキリしたとか言いながら、まだ自分のせいって思ってるんだろう?思いを吐き出せ!言っただろう?」
後日
ようやく俺は、初デートに誘うことが出来た
(もんじゃ焼きを食べた日は、ふうちゃんから誘われた初デート。今日の日が俺の中での初デートなの)
東京タワー近くのカフェでランチです
リョウ「それにしても凄かったな。怒涛の告白タイム」
風果「思いを吐き出す事で… 自分の中の後悔の念が少しでも軽くなるのなら。それに… あの場でも言ったけども、私の中では解決した事…ですから」
リョウ「クールだね…ふうちゃん…」
風果「言い方に語弊ありましたね。私も、あの人に思いをぶつけてスッキリしたから。きっと母達も。それにその事で一生後悔したまま、その事に縛られたまま生きて欲しくないから… もう『大丈夫』って『心配いらな』いって伝える事で、皆で、前を向いて歩んで行けたら。もうその事で悩んで欲しくないから…」
リョウ「俺こそ間違えた。ゴメンね。そうだねふうちゃんは、優しい子だもんね?相手の事を思って… そういう子だもんね」
そう言うとふうちゃん、堰を切ったように泣いちゃって
風果「親だけじゃないですもん。ウチは。私達、子供も皆が皆、それは相手を尊重して。では無く、遠慮からでも無い。ただ自分が傷つくのが嫌だから… その結果壊れてしまった。当然の結果だったんです。皆でするべき事をしなかった…」
胸が痛くて切なかった…
皆が… って言いながら自分がって
自分を責めてんじゃ無いの?
スッキリしたとか言いながらさ…
リョウ「俺の家も同じだよ。父親の話はタブー…俺は自分の思いで、姉ちゃんに『私が婿を取るから大丈夫!だからリョウ頑張って!』って言わせてさ。俺の我を通す事で、他の家族の人生縛り付けたんじゃないかってさ」
風果「御厨さんの人生、私が縛り付けてんじゃないですか?私と『マタ逢おう』って約束しちゃったからその為に…」
リョウ「怒るよ… ふうちゃん。俺は、俺の思いでふうちゃんと『マタ逢いたい』と思ったんだ。それから、スッキリしたとか言いながら、まだ自分のせいって思ってるんだろう?思いを吐き出せ!言っただろう?」
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