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そんな、可愛気の無さが『好き!』
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孝次side
茉莉ちゃん… ふうちゃんと話終わったのか二人してリビングに戻ってきたんだけど
二人とも微笑んではいるけれど
(目が赤い泣いたの?)
茉莉「孝次くん」
孝次「へ?」
不意に名前を呼ばれて変な声出ちゃったよ
茉莉「お話ししたい事あるから談話室に来て下さいますか?」
孝次「分かった…」
ー談話室ー
孝次「何か飲む?」
茉莉「さっきふうちゃんと話した時飲んだからから。ありがとう」
孝次「そっか」
クスっ
孝次「何だよ!」
ちょっと突っかかったら
茉莉「ありがとう孝次くん。いつもそうやってさり気無く気を使ってくれて」
孝次「そんなコト…」
ただ俺は…少しでも茉莉ちゃんの瞳の中に映りりたくて
どうしたら映ることができるかって考えて
そんな思惑でしてるだけなんだ…
茉莉「私、天の邪鬼だから。時々、気持ちとは逆の事言っちゃったりするの。孝次くん、年下のくせにとか色々言ってごめんね。私いつか人には別れの時が来るんだって。だったら最初から深入りしちゃダメだ。って言い聞かせてきたの。親離婚したでしょ?だから私捨てられたんだ。愛だの恋だのなんて幻想だっ…て、思い込む事で、自分の寂しさ誤魔化して。ふうちゃんと友達になったのも、初めは私がふうちゃんの傍に居てあげなきゃ。とか…上から目線な事。けど、今では本当に親友になれて嬉しいの。孝次くんには、私が泣いてるトコとか、情けない所ばかり見られてるよね?…これって何なんだろうって。で、自分の弱ってる姿は孝次くん以外には見られたくない…って。反対に孝次くんだけになら見せられるの。年下どころか自分よりずっと大人で、私、本当に信頼してるの『誰が好き』の質問の答え。私は孝次くんが好き…」
茉莉ちゃん… ふうちゃんと話終わったのか二人してリビングに戻ってきたんだけど
二人とも微笑んではいるけれど
(目が赤い泣いたの?)
茉莉「孝次くん」
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茉莉「お話ししたい事あるから談話室に来て下さいますか?」
孝次「分かった…」
ー談話室ー
孝次「何か飲む?」
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孝次「そっか」
クスっ
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ちょっと突っかかったら
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孝次「そんなコト…」
ただ俺は…少しでも茉莉ちゃんの瞳の中に映りりたくて
どうしたら映ることができるかって考えて
そんな思惑でしてるだけなんだ…
茉莉「私、天の邪鬼だから。時々、気持ちとは逆の事言っちゃったりするの。孝次くん、年下のくせにとか色々言ってごめんね。私いつか人には別れの時が来るんだって。だったら最初から深入りしちゃダメだ。って言い聞かせてきたの。親離婚したでしょ?だから私捨てられたんだ。愛だの恋だのなんて幻想だっ…て、思い込む事で、自分の寂しさ誤魔化して。ふうちゃんと友達になったのも、初めは私がふうちゃんの傍に居てあげなきゃ。とか…上から目線な事。けど、今では本当に親友になれて嬉しいの。孝次くんには、私が泣いてるトコとか、情けない所ばかり見られてるよね?…これって何なんだろうって。で、自分の弱ってる姿は孝次くん以外には見られたくない…って。反対に孝次くんだけになら見せられるの。年下どころか自分よりずっと大人で、私、本当に信頼してるの『誰が好き』の質問の答え。私は孝次くんが好き…」
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