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告白②-1
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リョウside
リョウ「ふうちゃん、俺達が出逢った日は何月でどんな日だったっけ?」
風果「2月で… 雪の日?」
リョウ「何から話せばいいかな?〈マタ逢いたい〉って思いから… 必然と偶然と奇跡が重なった。俺は本当は… 1997年6.17生まれの20歳。2週間後には21になるんだ」
風果「21…?」
リョウ「うん。ゴメンね。後で色々聞いてくれたら… まずは俺が先に話するね?」
俺を不安そうに見つめているふうちゃん…
マタ逢えて嬉しかったよ
リョウ「俺達初めて逢った日も雪で2月だった。その日は俺、隣の家に住む三つ離れた倫くんの家に姉ちゃんと遊びに行って。二人は同級生でさ、そこにふうちゃんと妃那さん。3歳4歳?ちっちゃい女の子が倫くんちの玄関先で『おうちばいばいヤダ』って泣いてたんだ」
風果「ぇ?」
リョウ「ビックリした?マタ逢いたくて『ふうちゃん、おれのおヨメさんね!』って…」
風果「『うん!ふう、かずくんのおよめしゃん!』 御厨さん?」
話終わるまでって思ったけど… そうだよね
リョウ「うん俺。ふうちゃんの見た夢は14年前の出来事。俺は小学校上がる前6歳。ふうちゃんは1月に3歳になったばっかり。妃那さんが4歳。倫くんと姉ちゃんが9歳。その日ね、ふうちゃん達のお母さんが、お父さんの事について倫くんのお母さんに相談に来てたんだって」
風果「あの人の事…」
リョウ「倫くんが『その日姉妹で揉めて疎遠に』って」
風果「私の…」
リョウ「ふうちゃんのせいって?違うでしょ?大人の都合。倫くんも『母親が、風果の母親と喧嘩した事後悔してる』って。倫くんは引っ越してしまったふうちゃん達とは一年に一度しか会え無くなって。お父さんが警察官ってのもあったらしいけど… 警察官になったのはふうちゃん達の居場所を知る為。自分の家で従兄妹同士は合わせてくれたけど、何度聞いても居場所だけは教えてくれなかったって…」
ふうちゃんの瞳潤んでる
リョウ「ふうちゃん、俺達が出逢った日は何月でどんな日だったっけ?」
風果「2月で… 雪の日?」
リョウ「何から話せばいいかな?〈マタ逢いたい〉って思いから… 必然と偶然と奇跡が重なった。俺は本当は… 1997年6.17生まれの20歳。2週間後には21になるんだ」
風果「21…?」
リョウ「うん。ゴメンね。後で色々聞いてくれたら… まずは俺が先に話するね?」
俺を不安そうに見つめているふうちゃん…
マタ逢えて嬉しかったよ
リョウ「俺達初めて逢った日も雪で2月だった。その日は俺、隣の家に住む三つ離れた倫くんの家に姉ちゃんと遊びに行って。二人は同級生でさ、そこにふうちゃんと妃那さん。3歳4歳?ちっちゃい女の子が倫くんちの玄関先で『おうちばいばいヤダ』って泣いてたんだ」
風果「ぇ?」
リョウ「ビックリした?マタ逢いたくて『ふうちゃん、おれのおヨメさんね!』って…」
風果「『うん!ふう、かずくんのおよめしゃん!』 御厨さん?」
話終わるまでって思ったけど… そうだよね
リョウ「うん俺。ふうちゃんの見た夢は14年前の出来事。俺は小学校上がる前6歳。ふうちゃんは1月に3歳になったばっかり。妃那さんが4歳。倫くんと姉ちゃんが9歳。その日ね、ふうちゃん達のお母さんが、お父さんの事について倫くんのお母さんに相談に来てたんだって」
風果「あの人の事…」
リョウ「倫くんが『その日姉妹で揉めて疎遠に』って」
風果「私の…」
リョウ「ふうちゃんのせいって?違うでしょ?大人の都合。倫くんも『母親が、風果の母親と喧嘩した事後悔してる』って。倫くんは引っ越してしまったふうちゃん達とは一年に一度しか会え無くなって。お父さんが警察官ってのもあったらしいけど… 警察官になったのはふうちゃん達の居場所を知る為。自分の家で従兄妹同士は合わせてくれたけど、何度聞いても居場所だけは教えてくれなかったって…」
ふうちゃんの瞳潤んでる
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