Sapphire小悪魔系男子にご注意asobase?〈離れてもマタ巡り逢う〉~初恋と宝石~

桜花(sakura)

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まさか…ストーカー?

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 風果side

風果「意外と抜けてるよね?聞かれたくない話なら女子棟の方でしなければいいのに…」


 このaikeiの里は
 
 一階は2歳~12歳の年少クラス

 二階は13歳~18歳の年長組


 各ユニット、6人ずつ迄らしいけど、今は8人だけしか入居してないみたい

 共有スペースのリビングを挟んで、女子棟と男子棟に分かれてるんだよね?

 朝の時点で、きちんと説明聞いてなかったから(ゴメンなさい!) 


 どこに何があるとか、殆ど把握出来ないなくて… 就寝までの探検しようとか思ってたの

 基本個室だけど、悠紀香ちゃんや、理人くんがまだちっちゃいから、年長組と年少組の二人同室で


風果『悠紀香ちゃん、お風呂上がったら迎えに行くからね』


 って約束して… 今日の夜勤の先生に悠紀香ちゃん預けて、探検は明日にしようとか思ってたのに… 

 
  こんな時間に?

 PM20:00過ぎにお客様?

 応接室の扉を開けて

  (お母さん…)


 そこには母と、英士さんのお母さんが…

施設長『お話し、終わったら声を掛けて下さい』 


 どっか行っちゃうし…

 心配で御厨さんはここにいたのかな?


里那(りな)「風果ちゃんここに座って…」


 ただ、母の話を黙って聞いてた。私の悪い癖で、一歩引いた目で物事見てる癖があるから…

  言い訳とか… もうずっとそうかなって考えて来た事と一緒だから


 もう聞かなくていいよって…

 もう、家の事に煩わされたく無いのに…


 でも、英士さんのお母さんは別。おばちゃんとうちの母、大学の先輩後輩みたいで…

 3つ離れてるから、お世話になった。父と喧嘩したりした時とか相談してたって


英菜『逃げておいでって』


 隣に引っ越す事を進めてくれたそう


 私が3歳位の時

 一時のつかの間の幸せ…

  すぐに場所探し当てられたって…


里那「私と妃那ちゃんの為に離婚を諦めた」


 とか…言われてもさ…

英菜「ばかな事言わないの!」
 

 おばちゃんの存在、私達姉妹には救いだった


里那「いつか許してもらえる日が来たなら… 一緒に暮らしたいわ」

英菜「私の方がここに遊びに来るわね?」


風果「お母さん、妃那ちゃんにきちんと謝罪してちょうだい。正当防衛って言われても… 妃那ちゃん可哀想泣いてるかもしれないもん」

里那「そうよね…」


風果「おばちゃん、おじちゃん、私達の為に嫌な思いしてませんか?花菜(はな)ちゃんも…」


 私、人なんか信じ無い!って思ってたけど…

 ここ1.2ヶ月の間で、こんなにも私の事心配してくれる人に出会えて…

 
 頑張れそうかなって…


 私の行くトコに御厨さん…

  フリースクールに… 御厨さん…


風果「まさか… ストーカー?」

リョウ「な訳無いでしょが!」

 
 だって!だってっ!

 
*花菜(英士)の姉


 



 

 





 



 








 


 



 
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