Sapphire小悪魔系男子にご注意asobase?〈離れてもマタ巡り逢う〉~初恋と宝石~

桜花(sakura)

文字の大きさ
上 下
8 / 146

イチイチ

しおりを挟む
心紀(みさき)side

 リビングで酒を飲みつつバラエティ見てたんだけど、フイに鳴ったの携帯電話が。もう一気に酔いが覚めた感じ…急いで俺はタクシーで、俺の勤めている高校の生徒、担任しているクラスの女の子桜王風花さん。家庭環境にチョッとあるから気を付けてはいたんだよ?なのに…

 コンコン

心紀『サクラ!』
 
風果『~え?先生?』

 俺を先生と呼ぶ前になんか言ってたけど聞こえなくて…思わず『大丈夫?』ってまず聞いてあげるべきだったのに

心紀「誰?この男の子?」

 って聞いちゃって…

心紀「だってダッテこんな夜にさ、病室に男の子なんて怪我してんだよ?」

リョウ「全部口に出てますけど?」(笑)

心紀「は?あれ?」

風果「先生煩いです。病室で…」

リョウ「先生にしちゃ、落ち着きねぇな」

心紀「君は何なのかな?さっきからイチイチ…」

リョウ「俺は御厨涼也です。~ということでここにおります!」

 御厨涼也と名乗った彼、事の経緯を簡単に話してくれたんだけど…

心紀「…俺は、冴多心紀(さえた.みさき)入院手続きとかあるかと思ったんだけど…警察官の人がしてくれてるの…」

リョウ「アナタばかですか?普通警察官が入院の準備ナンテしませんよ。いくら被害者二人のだからってそこまですると思いますか?」

心紀「そう言われると…っていうか、ばか?!」

リョウ「ね?ふうちゃん!源本さんと知り合い…なんスよね? 」

 一瞬軽くフっと笑ったサクラ…

風花「貴方じゃないですか?源本さんと知り合いは…ってかふうちゃん?」

リョウ「遅っ!(笑)冴多先生と『サクラ』呼びが被るのがイヤだったんスよ!ふうちゃん」


怪我している割りに御厨くんと謎の会話して…

心紀「良かった意外と…」

リョウ「イヤ俺には現実逃避…違うな不安から…話してる感じ?…だって普段は少し冷めた目で物事見ているだろ」

 個室だし色々連絡あるだろうからと携帯電話オッケーらしんだよね


 イチイチ突っ掛かってくる御厨くんに多少苛立と…今日始めましての二人だって話なのに、すでにサクラの事、分かっている御厨くんに感心のしていたんだけど…

 トゥルルルル

 フイに鳴ったサクラの携帯電話…mail?


 御厨くんへの警戒心?急にいつもの…無表情に…なっちゃってるし!


 風果「英士(えいし)さん?」


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

田舎に帰ったら従妹が驚くほど積極的になってた話

神谷 愛
恋愛
 久しぶりに帰った田舎には暫くあっていない従妹がいるはずだった。数年ぶりに帰るとそこにいたのは驚くほど可愛く、そして積極的に成長した従妹の姿だった。昔の従妹では考えられないほどの色気で迫ってくる従妹との数日の話。 二話毎六話完結。だいたい10時か22時更新、たぶん。

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。

海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。 ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。 「案外、本当に君以外いないかも」 「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」 「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」 そのドクターの甘さは手加減を知らない。 【登場人物】 末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。   恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる? 田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い? 【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】

忙しい男

菅井群青
恋愛
付き合っていた彼氏に別れを告げた。忙しいという彼を信じていたけれど、私から別れを告げる前に……きっと私は半分捨てられていたんだ。 「私のことなんてもうなんとも思ってないくせに」 「お前は一体俺の何を見て言ってる──お前は、俺を知らな過ぎる」 すれ違う想いはどうしてこうも上手くいかないのか。いつだって思うことはただ一つ、愛おしいという気持ちだ。 ※ハッピーエンドです かなりやきもきさせてしまうと思います。 どうか温かい目でみてやってくださいね。 ※本編完結しました(2019/07/15) スピンオフ &番外編 【泣く背中】 菊田夫妻のストーリーを追加しました(2019/08/19) 改稿 (2020/01/01) 本編のみカクヨムさんでも公開しました。

一夜の男

詩織
恋愛
ドラマとかの出来事かと思ってた。 まさか自分にもこんなことが起きるとは... そして相手の顔を見ることなく逃げたので、知ってる人かも全く知らない人かもわからない。

処理中です...