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お付き合いさせて下さい
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リョウside
仁士「さすが杏さんの弟さん。しっかりしてらっしゃる。杏さんが、我が山乃家に嫁いでるとはいえ、弟の君がわざわざ挨拶に来る義理はないはずだからな。杏さんいい弟さんだね?」
杏「ありがとうございますお父様」
分かってたよ?そう簡単にさ、お許しが出るとかさ思ってなかったけど
前にさ、恋人未満という立場で挨拶しに来た時はさ… 美樹さんのお陰もあって、
仁士『涼也くんは正直者だな』
って
好感触を得て… けどさ
仁士『ふうちゃんを泣かす様な事があってはならない。そんな事したら… 別れさせる』
父親として当然だよね。そうおっしゃられてさ
リョウ『大切にします。お約束致します』
そう約束したんだよな…
あの時はあの時、今は今
恋人未満と、恋人じゃ意味が違うもんな…
さっきまで和やかだった雰囲気が、その場にいる皆が固まってて
ふうちゃんは可哀想なくらいに… 震えてて
美樹さんが一生懸命
美樹『大丈夫よ』
って声を掛けてあげている
そうだよ。山乃さんに誤魔化したりする事はしないって… さっき気を付ける。って約束したばっかじゃんか
俺が頑張らないと
リョウ「本当に、こうしてお時間頂いた事、感謝しています。私はご存知の通り、一度結婚に失敗して離婚した人間です。お父さんが、不信感を持ちになるのは当たり前だと思っています。けれど、お約束致します。私は風華さんを心から愛していますし、一生大切にしたいと思っています。どうかお付き合いをお許し下さい」
風華「パパ、涼也さんは本当に誠実な人です…」
瞬間、ポロリと一粒涙をこぼしてしまったふうちゃん…
ふうちゃんにとって… そこまで言うにはきっと勇気がいる事なんだろうな
仁士「さすが杏さんの弟さん。しっかりしてらっしゃる。杏さんが、我が山乃家に嫁いでるとはいえ、弟の君がわざわざ挨拶に来る義理はないはずだからな。杏さんいい弟さんだね?」
杏「ありがとうございますお父様」
分かってたよ?そう簡単にさ、お許しが出るとかさ思ってなかったけど
前にさ、恋人未満という立場で挨拶しに来た時はさ… 美樹さんのお陰もあって、
仁士『涼也くんは正直者だな』
って
好感触を得て… けどさ
仁士『ふうちゃんを泣かす様な事があってはならない。そんな事したら… 別れさせる』
父親として当然だよね。そうおっしゃられてさ
リョウ『大切にします。お約束致します』
そう約束したんだよな…
あの時はあの時、今は今
恋人未満と、恋人じゃ意味が違うもんな…
さっきまで和やかだった雰囲気が、その場にいる皆が固まってて
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美樹さんが一生懸命
美樹『大丈夫よ』
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そうだよ。山乃さんに誤魔化したりする事はしないって… さっき気を付ける。って約束したばっかじゃんか
俺が頑張らないと
リョウ「本当に、こうしてお時間頂いた事、感謝しています。私はご存知の通り、一度結婚に失敗して離婚した人間です。お父さんが、不信感を持ちになるのは当たり前だと思っています。けれど、お約束致します。私は風華さんを心から愛していますし、一生大切にしたいと思っています。どうかお付き合いをお許し下さい」
風華「パパ、涼也さんは本当に誠実な人です…」
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