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好きだから大切な思い出に
しおりを挟むリョウside
さっき迄笑ってたのに、急に黙りこくったふうちゃん
リョウ「今度は、何を思い悩んだのかな?ふうちゃんは?」
オチャラけた感じで聞くと
風華「颯汰くん、奏汰くん、鈴奈ちゃんと、知抄ちゃんの気持ち。分かるなって思ったんです」
何か… いつもと違う感じがして… もしかしたら
ふうちゃんの気持ちが聞けるかもって思ったら…
俺、すげぇ緊張してる…心臓がバクバク言ってるよぉ
風華「御厨…さん私…」
ーバン!ー
玲「リョウくん!ふうちゃん!萌ちゃんが泣いてる!」
風華「玲くん?!萌ちゃん… 大丈夫なの?」
愛実「レイちゃん!ノックしなきゃダメ!」
リョウ「…皆落ち着こうか… 玲くんはナゼ?」
玲「鈴奈ちゃん、知抄ちゃん、女の子達は萌ちゃんを。拓くんは、おちびちゃん達を」
リョウ「なーる… 颯汰と奏汰は… だから玲くんが… 来たと」
風華「御厨さん!」
愛実「リョウくんゴメンなさい。ふうちゃんとお話って… 私がレイちゃんに…」
何やってんだよ俺は!
ふうちゃん呆れてるよね?
愛実ちゃんゴメンね… 玲くんの視線が痛い…
リョウ「愛実ちゃん良い子だね?ゴメンなさい。俺、玲くんに酷い態度。玲くんゴメン。一緒に萌ちゃんのトコ行こう?な?」
ーリビングー
風華「萌ちゃん!」
萌「ふうちゃーん!」
毎度の事ながら、見事な結束力…
凛ちゃんと瑠璃ちゃんは、両サイドから萌ちゃんの背中をさすってあげていて。健ちゃんはハンカチで萌ちゃんの涙拭ってあげていて。那緒ちゃんは… ちっちゃすぎて届かないから、拓くんが抱っこして、萌ちゃんの頭を、ちっちゃい手で一生懸命撫でている…
鈴奈ちゃんと、知抄ちゃんが話を聞いてたらしいんだけど…
奏汰「泣いてばっかで…」
颯汰「心紀くんと珠ちゃんは、デートに」
二人は、何も聞いてなくても知りたい情報をくれて…
(本当末恐ろしい子達になりそう…)
風華「何でも話して… 談話室で話す?」
そうだよな…
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