上 下
128 / 227

スカラフレースとキュロット2

しおりを挟む
  風華「凄い決断されましたね」

リョウ「大勢の人に料理食べてもらう… 達成感がある。でも子供達の為に… って思い始めてさ、冴多さんは少数精鋭の料理作った方が… どうしてもパニクったりすると。ね?」

 
 そう。俺と冴多さんは園でお世話になる事にしたんだ

風華「じゃあ、お店は?」

リョウ「佐藤さんに責任者任せて。丹部さんにも。ずっと師匠と話し合いをね。その後からチョー先生と…」

風華「え?園の事が後?」

リョウ「うん。事務長、嘱託医?看護師、管理栄養士… 保育士、児童指導員、家庭支援専門員?心理療法士、ソーシャルワーカーさん達… えと…」

風華「生半可な気持ちで決めたんじゃないって分かります!今言った人達と真剣に話を… 私が言いたいのは… そんな危ない橋!」

リョウ「背水の陣。丹部さんと佐藤さんに有利な条件と、店の権利の譲渡とか。妥協したく無い事が沢山あって。自分を追い込んだら必死さが相手に伝わると思って… お陰でスゲー好条件で… 俺は新しい道に進めるんだ!」

風華「相田さんが、半年で定年なのに誰も次が… とか不思議で… 子供達の調査のおかげで、9月から。っていうキーワードが。皆を、園を考えて下さる御厨さんと、冴多さん。チョー先生が、子供達の身の上とか、お二人に話をするの許した… 『そういう事だよね?』って大きい子供達が… だからもしかしたら?って…」

リョウ「ホント侮れん!冴多さん冗談も下手… あれだけヒント出し過ぎって… ゴメン。今頃… 健ちゃんと知抄ちゃんどうなった?」

風華「時田先生一般論で…でも健ちゃんの不安と重なって。…吉川先生は時田先生に『子供達の為、事務手続き頑張ってるの知ってるよ』って言われて一層…でも、知抄ちゃんの為!一番の最善策は?って考えてたら私欲より… 知抄ちゃんのありがとう…に号泣されて…」



 あ、ちなみに、子供達(俺達の事)

 『ヤッター!』

 の大合唱でしたよ(笑)






しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

公爵様は幼馴染に夢中のようですので別れましょう

カミツドリ
恋愛
伯爵令嬢のレミーラは公爵閣下と婚約をしていた。 しかし、公爵閣下は幼馴染に夢中になっている……。 レミーラが注意をしても、公爵は幼馴染との関係性を見直す気はないようだ。 それならば婚約解消をしましょうと、レミーラは公爵閣下と別れることにする。 しかし、女々しい公爵はレミーラに縋りよって来る。 レミーラは王子殿下との新たな恋に忙しいので、邪魔しないでもらえますか? と元婚約者を冷たく突き放すのだった。覆水盆に返らず、ここに極まれり……。

継母の心得 〜 番外編 〜

トール
恋愛
継母の心得の番外編のみを投稿しています。 【本編第一部完結済、2023/10/1〜第二部スタート☆書籍化 2024/11/22ノベル5巻、コミックス1巻同時刊行予定】

〖完結〗幼馴染みの王女様の方が大切な婚約者は要らない。愛してる? もう興味ありません。

藍川みいな
恋愛
婚約者のカイン様は、婚約者の私よりも幼馴染みのクリスティ王女殿下ばかりを優先する。 何度も約束を破られ、彼と過ごせる時間は全くなかった。約束を破る理由はいつだって、「クリスティが……」だ。 同じ学園に通っているのに、私はまるで他人のよう。毎日毎日、二人の仲のいい姿を見せられ、苦しんでいることさえ彼は気付かない。 もうやめる。 カイン様との婚約は解消する。 でもなぜか、別れを告げたのに彼が付きまとってくる。 愛してる? 私はもう、あなたに興味はありません! 設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。 沢山の感想ありがとうございます。返信出来ず、申し訳ありません。

【完結】捨ててください

仲 奈華 (nakanaka)
恋愛
ずっと貴方の側にいた。 でも、あの人と再会してから貴方は私ではなく、あの人を見つめるようになった。 分かっている。 貴方は私の事を愛していない。 私は貴方の側にいるだけで良かったのに。 貴方が、あの人の側へ行きたいと悩んでいる事が私に伝わってくる。 もういいの。 ありがとう貴方。 もう私の事は、、、 捨ててください。 続編投稿しました。 初回完結6月25日 第2回目完結7月18日

前世と今世の幸せ

夕香里
恋愛
【商業化予定のため、時期未定ですが引き下げ予定があります。詳しくは近況ボードをご確認ください】 幼い頃から皇帝アルバートの「皇后」になるために妃教育を受けてきたリーティア。 しかし聖女が発見されたことでリーティアは皇后ではなく、皇妃として皇帝に嫁ぐ。 皇帝は皇妃を冷遇し、皇后を愛した。 そのうちにリーティアは病でこの世を去ってしまう。 この世を去った後に訳あってもう一度同じ人生を繰り返すことになった彼女は思う。 「今世は幸せになりたい」と ※小説家になろう様にも投稿しています

「私は誰に嫁ぐのでしょうか?」「僕に決まっているだろう」~魔術師メイドの契約結婚~

神田柊子
恋愛
フィーナ(23)はエイプリル伯爵家のメイド。 伯爵家当主ブラッド(35)は王立魔術院に勤める魔術師。 フィーナも魔術師だけれど、専門高等学校を事情で退学してしまったため、魔術院に勤務する資格がない。 兄が勝手に決めた結婚話から逃れるため、フィーナはずっと憧れていたブラッドと結婚することに。 「結婚しても夫婦の行為は求めない」と言われたけれど……。 大人紳士な魔術師伯爵と自己評価低い魔術師メイドの契約結婚。 ※「魔術師令嬢の契約結婚」スピンオフ。キャラ被ってますが、前作を未読でも読めると思います。 ----- 西洋風異世界。電気はないけど魔道具があるって感じの世界観。 魔術あり。政治的な話なし。戦いなし。転移・転生なし。 三人称。視点は予告なく変わります。 ※本作は2021年11月から2024年12月まで公開していた作品を修正したものです。旧題「魔術師メイドの契約結婚」 ----- ※小説家になろう様にも掲載中。

眠りから目覚めた王太子は

基本二度寝
恋愛
「う…うぅ」 ぐっと身体を伸ばして、身を起こしたのはこの国の第一王子。 「あぁ…頭が痛い。寝すぎたのか」 王子の目覚めに、侍女が慌てて部屋を飛び出した。 しばらくしてやってきたのは、国王陛下と王妃である両親と医師。 「…?揃いも揃ってどうしたのですか」 王子を抱きしめて母は泣き、父はホッとしていた。 永く眠りについていたのだと、聞かされ今度は王子が驚いたのだった。

捨てられた婚約者が微笑むとき~

ゆる
恋愛
婚約破棄によってすべてを失った侯爵令嬢シルフィは、自分の未来を取り戻すため社交界に再び立ち上がる。陰謀渦巻く舞踏会の夜、彼女はかつての裏切りと向き合いながら、新たな絆を築き、“真実の愛”を探し求める。自らの力で道を切り拓くシルフィの物語が、いま幕を開ける――。

処理中です...