Garnet 真恋 〈ホントの恋を掴みたい〉~初恋と宝石~

桜花(sakura)

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知抄ちゃんの不安。悲しみ。苦しみ。大事な幼馴染み

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風華side

 もう7年か…
 
 私がこの園に来た時には、颯汰くん、奏汰くん、鈴奈ちゃん、萌ちゃん、知抄ちゃんの5人は園に居て…

知抄「赤ちゃんの時から一緒なの。私たち…」

リョウ「そっか…俺と冴多さんは幼稚園からだけど…仲間は大事だよね…」

リョウ「居るのが当たり前過ぎて…有り難みねぇけど…」(小声)

 その後のツブヤキ聞こえてますよ?

 きっと御厨さんの強がり…最大級の誉め言葉…天の邪鬼さんだから(笑)

リョウ「ふうちゃん、珠稀ちゃん、何笑ってんのかな?どうせ天の邪鬼とか?…二人も大事な仲間、幼馴染みだね…」

風華.珠稀「ハイ!」


知抄「私も愛実ちゃんと一緒にフリースクールに…萌ちゃんいなくなるし、来年、鈴奈ちゃんは 中学卒業しちゃうから…」

リョウ「仲間が離れていく…キツイもんな?」


 そう言って、御厨さんは席を立つと

 知抄ちゃんの所へ

 しゃがんで知抄ちゃんの頭軽くポンポンて…


 悔しそうな表情を見せた奏汰くん… 

奏汰「…の割にはクダラナイ喧嘩してたじゃんか?騙すって何!ってさ」

萌「私が悪いの!引っ越し転校…サプライズ感出したい!とか言ったから…」

鈴奈「私よ。悪いの!相談されてお別れ会やった翌日に現れたら面白いよ!とかさ。知抄の思いとか考えたら…バカな事したって反省してるの」

知抄「そん時はビックリしたけど。でもまた逢えるんだ!と思ったら嬉しかったよ?」

奏汰「颯汰?お前だけ黙ってんのオカシクね?」

颯汰「ゴメン!俺が鈴奈ケシカケけました!」 


珠稀「…貴方達は…仲が良過ぎて…羨ましい位にね…」

リョウ「本当、君達面白いね?でも知抄ちゃんの中ではもっと大きな問題があるんだろ?」


 









 
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