75 / 146
罠とダンス(強制)
しおりを挟む
「くぁぁっ......ふぅ......」
自然に目が覚め、伸びをして体を解しながら体調チェックを行う。頭はまだ覚醒しきっていないが、身体のキレは過去最高ではないかというくらい良い。病は気からと云う言葉通りに自分の内面に変化があったのが良い作用を齎しているんだろう。
「さて......って、え!? うわぁ......」
頭が覚醒いくと共に寝る前に取った行動を思い出し、荷物やドロップの回収へと動く。寝起きに直ぐモンスターの死体とのご対面といったイカれた状況にも動じなくなっている自分に思わず苦笑い。
それはさておき、何か......肉食ナイフが記憶にある物と違うんだ。なんというか......その......柄に若干の生肉っぽいフレッシュさが滲み出ているというか、うん。よくわからない、何だこれキモっ。
〈肉食ナイフ〉
【簡易鑑定】を思わずしてしまったのは仕方ないと思う。鑑定して出てきた結果は、これまで使っていた物と変わらない事実を突きつけてくる。でもそれを認めたくないし、何より持ちたくない。
生肉を手掴みするのは全然いいんだけど、柄が生肉っぽくなったナイフは握りたくない。そう思うのは変な事だろうか......
「......流石に悍ましい見た目すぎて直で持ちたくないから次のババアの店でグリップに巻けるようなのを買おう......後、コイツを収めておける鞘も」
炎を出しても溶けず、撲殺以外の用途で使える貴重な武器。なにより肉に刺しておけば勝手にメンテナンスが終わる良く切れるナイフは現状唯一無二なのである。多少どころではないが、気持ち悪いくらいでは捨てないし売らない。
そんな事を考えながら皮と中身だけになった元オルトロスからナイフを抜き、中身が捨てられるくらいの大きさの切れ目を入れて中を綺麗にする。
比較的傷の少ないこのオルトロスの毛付き表皮は、ババアの店に着くまでの間使用するバッグとして有効活用する予定。それにしてもコレ、そこそこデカくて頑丈、そして火にも耐性があるので、今度も使っていきたいのだが......
「自分では原始的な加工しか出来ないし、ダンジョンの中にコレの加工を頼めるヤツなんて居ないもんなぁ......」
良い物が出来そうで手元に残しておきたいという未練はあるがスッパリ売り払って新しいのを買おう。そこそこのBPで売れそうだし。
はぁ......さて、行こうか。
毛皮を背負った懐かしの蛮族スタイルで犬以外に何も無かった部屋を抜け、忌まわしい中央へと戻った。
「あぁぁぁぁぁ!!」
床、壁、天井と手当り次第に石を投げ、邪魔くさい罠の有無を確認していく。辺り一面ボコボコにしながら細かいモノが何個か発動するのを確認し、他に何も発動しないのを確認したので、前回罠だった正面の扉の前に立つ。
「......」
さて、どうしようかなぁ。
ここで悠長に時間を浪費していたら罠がリポップするかもしれない。しないかもしれないけど、このダンジョンの厭らしさを考えればする......と思っていた方が精神衛生上良いと思う。
「......ぶち抜くか」
取っ手はダミーで罠、開かない扉、残りの部屋は殺意マシマシなだけ。この扉が開くようなギミックは見当たらない。となれば、残る選択肢は脳筋バンザイしか無い。
もちろん策と言えるモンでも無いけど、それでも無いよりはマシなモンは用意してきた。無策で扉を開けるなんて愚行はしないつもりだ。どうせそんな事をしたらまたクソみたいな何かが起きるんでしょうねぇ......
「フンッ!!」
こんな事もあろうかと思って持ってきていたケルベロスの頭蓋骨二つを、扉へ向けて力任せにぶん投げる。何も起きないのならそれで良し、扉がぶち破れれば尚良し、最後の何かが発動したのならばケルベロスが死んでからも俺の役に立ってくれて嬉しい。良い事しか無いね! ハハッ!
バキンッ――
ガコンッ――
頭蓋骨は扉を破壊した。だが、頭蓋骨も扉に破壊された。残念、優秀な投擲具を二つ失ってしまった。
それで破壊された扉の向こう側には何も無かった。いや、壁があった。見せかけの扉はただの罠の為にある発動体でしかなかったらしい。このダンジョンを作ったヤツは惨たらしく死ねばいいのに......と思う。
「あーあーあー、やだやだ。あの扉を破壊した後に何やら不穏な音が聞こえてきたけど、この後は何が起きるんでしょうかねえ!! ッッ!? ............クッソがァァァァァァァっ!!」
その言葉を最後に、あぁぁぁぁぁぁぁ......とドップラー効果でウザいくらいに木霊す叫び声を残しながら先程まで自分が立っていたであろう場所を睨み付ける。
まぁそうだね、うん。アレだ。
床が下層方面に観音開きしたんだ。本当にクソだこのダンジョンはよォ......
◆◆◆◆◆
このダンジョンで落下するのは二度目である。なのでそこまで動じることではない。どうせ着地時に汚い染みを作るだけなのだからどうでもいい。
「............それにしても長くないか? 次はボスエリアな筈だからそれをスキップ出来るなんて事は無いだろうし、普通は一層だけ落ちるんじゃないの?」
やけに長く思える落下時間に一抹の不安が過ぎるが、今更どうにもならないと瞬時に頭を切り替える。如何せんなるようにしかならない状況なので、どっちにしろ今やれる事は考える事くらいしか無い。
正しいルートを選べていたら違った結果になったんじゃないか......まぁ選べる段階まで行けたかって言うと行けなかったと思うからこれでいいか。
とりあえず荷物を下ろしてなくてよかった! 最後の最後までクソみたいな罠用意しやがって......どうせなら一発目からコレを発動させとk――
――グシャアッ
─────────────────────────────
吉持ㅤ匠
半悪魔
職業:血狂い
Lv:15→20
HP:100%
MP:100%
物攻:200
物防:1
魔攻:100
魔防:1
敏捷:170
幸運:10
残SP:0→10
魔法適性:炎
スキル:
ステータスチェック
血液貯蓄ㅤ残215.7L
不死血鳥
部分魔化
血流操作
簡易鑑定
状態異常耐性Lv8
拳闘Lv8
鈍器(統)Lv5
上級棒術Lv2
小剣術Lv6
空間把握Lv10
投擲Lv8
歩法Lv7
強呪耐性
病気耐性Lv4
解体・解剖
回避Lv8
溶解耐性Lv2
洗濯Lv1
■■■■■■
装備:
魔鉄の金砕棒
悪魔骨のヌンチャク
肉食ナイフ
貫通寸鉄
普通のズタボロシャツ
快適なダメージパンツ
再生獣革のブーツ
魔鉱のブレスレット
剛腕鬼の金棒
圧縮鋼の短槍
迷宮鋼の棘針×2
丈夫なリュック(破損)
厚手の肩掛け鞄(破損)
元微速のボロボロベルト
ババァの店の会員証ㅤ残高220
────────────────────────────
自然に目が覚め、伸びをして体を解しながら体調チェックを行う。頭はまだ覚醒しきっていないが、身体のキレは過去最高ではないかというくらい良い。病は気からと云う言葉通りに自分の内面に変化があったのが良い作用を齎しているんだろう。
「さて......って、え!? うわぁ......」
頭が覚醒いくと共に寝る前に取った行動を思い出し、荷物やドロップの回収へと動く。寝起きに直ぐモンスターの死体とのご対面といったイカれた状況にも動じなくなっている自分に思わず苦笑い。
それはさておき、何か......肉食ナイフが記憶にある物と違うんだ。なんというか......その......柄に若干の生肉っぽいフレッシュさが滲み出ているというか、うん。よくわからない、何だこれキモっ。
〈肉食ナイフ〉
【簡易鑑定】を思わずしてしまったのは仕方ないと思う。鑑定して出てきた結果は、これまで使っていた物と変わらない事実を突きつけてくる。でもそれを認めたくないし、何より持ちたくない。
生肉を手掴みするのは全然いいんだけど、柄が生肉っぽくなったナイフは握りたくない。そう思うのは変な事だろうか......
「......流石に悍ましい見た目すぎて直で持ちたくないから次のババアの店でグリップに巻けるようなのを買おう......後、コイツを収めておける鞘も」
炎を出しても溶けず、撲殺以外の用途で使える貴重な武器。なにより肉に刺しておけば勝手にメンテナンスが終わる良く切れるナイフは現状唯一無二なのである。多少どころではないが、気持ち悪いくらいでは捨てないし売らない。
そんな事を考えながら皮と中身だけになった元オルトロスからナイフを抜き、中身が捨てられるくらいの大きさの切れ目を入れて中を綺麗にする。
比較的傷の少ないこのオルトロスの毛付き表皮は、ババアの店に着くまでの間使用するバッグとして有効活用する予定。それにしてもコレ、そこそこデカくて頑丈、そして火にも耐性があるので、今度も使っていきたいのだが......
「自分では原始的な加工しか出来ないし、ダンジョンの中にコレの加工を頼めるヤツなんて居ないもんなぁ......」
良い物が出来そうで手元に残しておきたいという未練はあるがスッパリ売り払って新しいのを買おう。そこそこのBPで売れそうだし。
はぁ......さて、行こうか。
毛皮を背負った懐かしの蛮族スタイルで犬以外に何も無かった部屋を抜け、忌まわしい中央へと戻った。
「あぁぁぁぁぁ!!」
床、壁、天井と手当り次第に石を投げ、邪魔くさい罠の有無を確認していく。辺り一面ボコボコにしながら細かいモノが何個か発動するのを確認し、他に何も発動しないのを確認したので、前回罠だった正面の扉の前に立つ。
「......」
さて、どうしようかなぁ。
ここで悠長に時間を浪費していたら罠がリポップするかもしれない。しないかもしれないけど、このダンジョンの厭らしさを考えればする......と思っていた方が精神衛生上良いと思う。
「......ぶち抜くか」
取っ手はダミーで罠、開かない扉、残りの部屋は殺意マシマシなだけ。この扉が開くようなギミックは見当たらない。となれば、残る選択肢は脳筋バンザイしか無い。
もちろん策と言えるモンでも無いけど、それでも無いよりはマシなモンは用意してきた。無策で扉を開けるなんて愚行はしないつもりだ。どうせそんな事をしたらまたクソみたいな何かが起きるんでしょうねぇ......
「フンッ!!」
こんな事もあろうかと思って持ってきていたケルベロスの頭蓋骨二つを、扉へ向けて力任せにぶん投げる。何も起きないのならそれで良し、扉がぶち破れれば尚良し、最後の何かが発動したのならばケルベロスが死んでからも俺の役に立ってくれて嬉しい。良い事しか無いね! ハハッ!
バキンッ――
ガコンッ――
頭蓋骨は扉を破壊した。だが、頭蓋骨も扉に破壊された。残念、優秀な投擲具を二つ失ってしまった。
それで破壊された扉の向こう側には何も無かった。いや、壁があった。見せかけの扉はただの罠の為にある発動体でしかなかったらしい。このダンジョンを作ったヤツは惨たらしく死ねばいいのに......と思う。
「あーあーあー、やだやだ。あの扉を破壊した後に何やら不穏な音が聞こえてきたけど、この後は何が起きるんでしょうかねえ!! ッッ!? ............クッソがァァァァァァァっ!!」
その言葉を最後に、あぁぁぁぁぁぁぁ......とドップラー効果でウザいくらいに木霊す叫び声を残しながら先程まで自分が立っていたであろう場所を睨み付ける。
まぁそうだね、うん。アレだ。
床が下層方面に観音開きしたんだ。本当にクソだこのダンジョンはよォ......
◆◆◆◆◆
このダンジョンで落下するのは二度目である。なのでそこまで動じることではない。どうせ着地時に汚い染みを作るだけなのだからどうでもいい。
「............それにしても長くないか? 次はボスエリアな筈だからそれをスキップ出来るなんて事は無いだろうし、普通は一層だけ落ちるんじゃないの?」
やけに長く思える落下時間に一抹の不安が過ぎるが、今更どうにもならないと瞬時に頭を切り替える。如何せんなるようにしかならない状況なので、どっちにしろ今やれる事は考える事くらいしか無い。
正しいルートを選べていたら違った結果になったんじゃないか......まぁ選べる段階まで行けたかって言うと行けなかったと思うからこれでいいか。
とりあえず荷物を下ろしてなくてよかった! 最後の最後までクソみたいな罠用意しやがって......どうせなら一発目からコレを発動させとk――
――グシャアッ
─────────────────────────────
吉持ㅤ匠
半悪魔
職業:血狂い
Lv:15→20
HP:100%
MP:100%
物攻:200
物防:1
魔攻:100
魔防:1
敏捷:170
幸運:10
残SP:0→10
魔法適性:炎
スキル:
ステータスチェック
血液貯蓄ㅤ残215.7L
不死血鳥
部分魔化
血流操作
簡易鑑定
状態異常耐性Lv8
拳闘Lv8
鈍器(統)Lv5
上級棒術Lv2
小剣術Lv6
空間把握Lv10
投擲Lv8
歩法Lv7
強呪耐性
病気耐性Lv4
解体・解剖
回避Lv8
溶解耐性Lv2
洗濯Lv1
■■■■■■
装備:
魔鉄の金砕棒
悪魔骨のヌンチャク
肉食ナイフ
貫通寸鉄
普通のズタボロシャツ
快適なダメージパンツ
再生獣革のブーツ
魔鉱のブレスレット
剛腕鬼の金棒
圧縮鋼の短槍
迷宮鋼の棘針×2
丈夫なリュック(破損)
厚手の肩掛け鞄(破損)
元微速のボロボロベルト
ババァの店の会員証ㅤ残高220
────────────────────────────
0
お気に入りに追加
30
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
現代ダンジョンで成り上がり!
カメ
ファンタジー
現代ダンジョンで成り上がる!
現代の世界に大きな地震が全世界同時に起こると共に、全世界にダンジョンが現れた。
舞台はその後の世界。ダンジョンの出現とともに、ステータスが見れる様になり、多くの能力、スキルを持つ人たちが現れる。その人達は冒険者と呼ばれる様になり、ダンジョンから得られる貴重な資源のおかげで稼ぎが多い冒険者は、多くの人から憧れる職業となった。
四ノ宮翔には、いいスキルもステータスもない。ましてや呪いをその身に受ける、呪われた子の称号を持つ存在だ。そんな彼がこの世界でどう生き、成り上がるのか、その冒険が今始まる。
日本国転生
北乃大空
SF
女神ガイアは神族と呼ばれる宇宙管理者であり、地球を含む太陽系を管理して人類の歴史を見守ってきた。
或る日、ガイアは地球上の人類未来についてのシミュレーションを実施し、その結果は22世紀まで確実に人類が滅亡するシナリオで、何度実施しても滅亡する確率は99.999%であった。
ガイアは人類滅亡シミュレーション結果を中央管理局に提出、事態を重くみた中央管理局はガイアに人類滅亡の回避指令を出した。
その指令内容は地球人類の歴史改変で、現代地球とは別のパラレルワールド上に存在するもう一つの地球に干渉して歴史改変するものであった。
ガイアが取った歴史改変方法は、国家丸ごと転移するもので転移する国家は何と現代日本であり、その転移先は太平洋戦争開戦1年前の日本で、そこに国土ごと上書きするというものであった。
その転移先で日本が世界各国と開戦し、そこで起こる様々な出来事を超人的な能力を持つ女神と天使達の手助けで日本が覇権国家になり、人類滅亡を回避させて行くのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる