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共食
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襲い掛かるモンスターを見ても恐怖は感じない。自分でも驚く程に。
囲まれていて体格も自分なんかよりも良く、レベルや戦闘経験もあちらが上だろう。
それでも、脅威には思わない。避けて、殴って、避けて、切る。
それだけで無効化されるモンスター。
あちらでは集団で自分を排斥しようとする人間に怯えていたのに、こちらでは完全に立場が逆になっている。
最初は余裕ぶっていたあの鬼も、今では床に這いつくばりながらこちらを怯えた目で見ている。情けない......
アイツらが見ていた自分も、こういう風に見えて居たんだろう。確かに囲んで虐めたくなる筈だ。
自分の意思次第で相手をどうにかできる。許すも殺すも、自分次第。
そういうヤツに限って反抗されれば弱い。この化け物みたいに。
結局アイツらは安全が約束された場所で、絶対的な優位を保ちながら、弱者が甚振られているのを見たいだけなのだから。
そう......今この床に這いつくばる化け物みたいに、たった一撃、容赦の無い一撃を加えるだけで立場や扱いが丸っきり変わっていたんだろう。全く以て無駄な時間を過ごしていたんだね。
「アハハハハハッ! 数を揃えて慢心していたようだけど、追い詰められた気分はどうかな?」
憎々しげに睨んでくるモンスターに次々とトドメを刺していく。憎しみを込めた瞳が、諦めや怯えを含む瞳に変わっていった。
「モンスターでも感情はあるのか? でも残念だったね、自分は襲って来たら遠慮なく殺すし、襲って来ようとしたくても殺すよ。所詮自分は生き物とはわかりあえないから」
回転を止めてからはただの単純作業。ほんの数分でモンスターの群れは全滅となった。
『レベルが7あがりました』
死体が残ったモノからは血を回収し、血を吸った後は肉食いナイフに肉を食わせていった。ドロップの魔石はリュックに詰め、ぶん投げた愛棒を回収。
溜まったSPは取り敢えず温存。魔攻を伸ばしてもいいと思っているが、この先の階層で厄介なモンスターに遭遇したら......と考えた結果、安易に振らないでおく事に決めた。
「このフロアは一部屋だけなんだね、奥の方に階段が見える」
部屋を見渡すと奥の方に階段があり、めぼしい物を回収した後は、疲労が溜まって居ないのを確認し、直ぐに次の階へと移動する事を決意し歩を進めた。
◆◇原初ノ迷宮第二十二層◇◆
二十二階層へと一歩踏み出してすぐ、とても濃い......濃密な血の臭いが鼻につき、自分の顔が歪んだのがわかった。
この時真っ先に思った事は、この階層で異常な事態が起こっている......や、強敵が待ち受けている可能性が高い......では無かった。
普通ならば最大限に警戒をし、あらゆる事態を想定して備えるべきなのだろうが......
ㅤ大部屋。その中に居たのは一体の蜘蛛。ソレがモンスターの死体を貪っている姿が目に映り――
◆◆◆
前の階層に引き続いてのモンスターハウス。
ㅤこの部屋の中で起こっていたのは蠱毒と同様な現象。一体のイレギュラーな個体がモンスターハウスの中で生まれ、普通なら共闘すべきはずの仲間を豊富なエサと認識して殺し合いが始まっていたのだ。
それは通常個体には青天の霹靂であった。
ダンジョンが産み落とした侵入者を迎撃する為の子どもであるモンスター。普通であれば同士討ちや共喰いなどは起こらない。
高い確率では無いが、ダンジョンでは時折りこのような通常とは異なる存在が産まれる。徘徊していたゾンビや、赤いヒヨコこと不死血鳥の幼体のような存在。
ここで一つの例えを......悪を絶対に許さない良い子ちゃん達の集団の中へとにかく暴れたい荒くれ者を放り込めばどうなるか。
先ず荒くれ者が後先考えずに良い子ちゃん達を支配しようと行動を起こす。良い子ちゃん達はその荒くれ者を止めるか咎めようとし、荒くれ者と対立するだろう。
そこから先は良い子ちゃんの中の正義が暴走して殺してでも止めなくては......となり、荒くれ者は嬉々として良い子ちゃんを暴力でどうにかしようとするだろう。
極端な例ではあるが、実際には現実でも起こり得る事でもある。
それで実際は、荒くれ者がイレギュラー個体、良い子ちゃん達がモンスターハウス内の通常個体。
イレギュラーが通常個体を攻撃し、通常個体はイレギュラーを侵入者と判断。
そこからはただの殺し合い。共に侵入者を迎撃すべき仲間同士の殺し合いだ。
そして、それが起こった結果......変則的な蠱毒が完成した。とにかく、このイレギュラー個体がモンスターハウスで産まれてしまったのが問題だった。
強い個体が産まれて直ぐに殺し合いに身を投じ、一筋縄ではいかない多数のモンスター共を相手に実戦経験と経験値を得る。
人間と同様に、モンスターも経験値を得られるのだ。そして引き起こされる異常事態。
カウントストップ、或いはカウンターストップ。略称カンスト。
この階層に出現するモンスターのレベルはカンストである99に近く、ダンジョンモンスターは普通では同士討ちは発生しない。
だが、起こってしまった。
ただでさえ強いイレギュラー個体が、殺し合いの果てに進化してしまったのだ。
求めるは強者。戦いに楽しみを見出した狂ったイレギュラーな個体が爆誕したのであった。
何の因果か、虐殺を終えたばかりの戦闘狂は、同じく虐殺を終えたばかりの戦闘狂と巡り合う事になった。
片方はまだ自らの糧になり得るエサが残っていたのかと喜びを抱き、そしてもう片方はというと......
――激しい殺意を抱いていた
「自分の貴重な血液を......無駄にしてんじゃねぇよ!! クソ野郎がァァァ!!」
自らの得る筈だった血液が床にばら撒かれるている状況を見て、キレた。
順調に壊れ、倫理観や保身をかなぐり捨てた怪物が怒りに身を任せ、イレギュラー個体のモンスターへ向け......棍棒を全力でぶん投げた。
──────────────────────────────
吉持ㅤ匠
Lv:85→92
HP:100%
MP:100%
物攻:70
物防:1
魔攻:24
魔防:1
敏捷:70
幸運:10
残SP:0→14
魔法適性:炎
スキル:
ステータスチェック
血液貯蓄ㅤ残62.2L
不死血鳥
状態異常耐性Lv4
拳闘Lv4
鈍器Lv6
簡易鑑定
空間把握Lv5
投擲Lv5
■■■■■■
装備:
魔鉄の金砕棒
肉食ナイフ
布のシャツ※損壊
丈夫なズボン
再生獣革のブーツ
魔鉱のブレスレット
悪夢の棍棒
悪夢の棍棒
丈夫なリュック
厚手の肩掛け鞄
鱗皮のナイフホルダー
ババァの店の会員証ㅤ残高530
魔石複数
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囲まれていて体格も自分なんかよりも良く、レベルや戦闘経験もあちらが上だろう。
それでも、脅威には思わない。避けて、殴って、避けて、切る。
それだけで無効化されるモンスター。
あちらでは集団で自分を排斥しようとする人間に怯えていたのに、こちらでは完全に立場が逆になっている。
最初は余裕ぶっていたあの鬼も、今では床に這いつくばりながらこちらを怯えた目で見ている。情けない......
アイツらが見ていた自分も、こういう風に見えて居たんだろう。確かに囲んで虐めたくなる筈だ。
自分の意思次第で相手をどうにかできる。許すも殺すも、自分次第。
そういうヤツに限って反抗されれば弱い。この化け物みたいに。
結局アイツらは安全が約束された場所で、絶対的な優位を保ちながら、弱者が甚振られているのを見たいだけなのだから。
そう......今この床に這いつくばる化け物みたいに、たった一撃、容赦の無い一撃を加えるだけで立場や扱いが丸っきり変わっていたんだろう。全く以て無駄な時間を過ごしていたんだね。
「アハハハハハッ! 数を揃えて慢心していたようだけど、追い詰められた気分はどうかな?」
憎々しげに睨んでくるモンスターに次々とトドメを刺していく。憎しみを込めた瞳が、諦めや怯えを含む瞳に変わっていった。
「モンスターでも感情はあるのか? でも残念だったね、自分は襲って来たら遠慮なく殺すし、襲って来ようとしたくても殺すよ。所詮自分は生き物とはわかりあえないから」
回転を止めてからはただの単純作業。ほんの数分でモンスターの群れは全滅となった。
『レベルが7あがりました』
死体が残ったモノからは血を回収し、血を吸った後は肉食いナイフに肉を食わせていった。ドロップの魔石はリュックに詰め、ぶん投げた愛棒を回収。
溜まったSPは取り敢えず温存。魔攻を伸ばしてもいいと思っているが、この先の階層で厄介なモンスターに遭遇したら......と考えた結果、安易に振らないでおく事に決めた。
「このフロアは一部屋だけなんだね、奥の方に階段が見える」
部屋を見渡すと奥の方に階段があり、めぼしい物を回収した後は、疲労が溜まって居ないのを確認し、直ぐに次の階へと移動する事を決意し歩を進めた。
◆◇原初ノ迷宮第二十二層◇◆
二十二階層へと一歩踏み出してすぐ、とても濃い......濃密な血の臭いが鼻につき、自分の顔が歪んだのがわかった。
この時真っ先に思った事は、この階層で異常な事態が起こっている......や、強敵が待ち受けている可能性が高い......では無かった。
普通ならば最大限に警戒をし、あらゆる事態を想定して備えるべきなのだろうが......
ㅤ大部屋。その中に居たのは一体の蜘蛛。ソレがモンスターの死体を貪っている姿が目に映り――
◆◆◆
前の階層に引き続いてのモンスターハウス。
ㅤこの部屋の中で起こっていたのは蠱毒と同様な現象。一体のイレギュラーな個体がモンスターハウスの中で生まれ、普通なら共闘すべきはずの仲間を豊富なエサと認識して殺し合いが始まっていたのだ。
それは通常個体には青天の霹靂であった。
ダンジョンが産み落とした侵入者を迎撃する為の子どもであるモンスター。普通であれば同士討ちや共喰いなどは起こらない。
高い確率では無いが、ダンジョンでは時折りこのような通常とは異なる存在が産まれる。徘徊していたゾンビや、赤いヒヨコこと不死血鳥の幼体のような存在。
ここで一つの例えを......悪を絶対に許さない良い子ちゃん達の集団の中へとにかく暴れたい荒くれ者を放り込めばどうなるか。
先ず荒くれ者が後先考えずに良い子ちゃん達を支配しようと行動を起こす。良い子ちゃん達はその荒くれ者を止めるか咎めようとし、荒くれ者と対立するだろう。
そこから先は良い子ちゃんの中の正義が暴走して殺してでも止めなくては......となり、荒くれ者は嬉々として良い子ちゃんを暴力でどうにかしようとするだろう。
極端な例ではあるが、実際には現実でも起こり得る事でもある。
それで実際は、荒くれ者がイレギュラー個体、良い子ちゃん達がモンスターハウス内の通常個体。
イレギュラーが通常個体を攻撃し、通常個体はイレギュラーを侵入者と判断。
そこからはただの殺し合い。共に侵入者を迎撃すべき仲間同士の殺し合いだ。
そして、それが起こった結果......変則的な蠱毒が完成した。とにかく、このイレギュラー個体がモンスターハウスで産まれてしまったのが問題だった。
強い個体が産まれて直ぐに殺し合いに身を投じ、一筋縄ではいかない多数のモンスター共を相手に実戦経験と経験値を得る。
人間と同様に、モンスターも経験値を得られるのだ。そして引き起こされる異常事態。
カウントストップ、或いはカウンターストップ。略称カンスト。
この階層に出現するモンスターのレベルはカンストである99に近く、ダンジョンモンスターは普通では同士討ちは発生しない。
だが、起こってしまった。
ただでさえ強いイレギュラー個体が、殺し合いの果てに進化してしまったのだ。
求めるは強者。戦いに楽しみを見出した狂ったイレギュラーな個体が爆誕したのであった。
何の因果か、虐殺を終えたばかりの戦闘狂は、同じく虐殺を終えたばかりの戦闘狂と巡り合う事になった。
片方はまだ自らの糧になり得るエサが残っていたのかと喜びを抱き、そしてもう片方はというと......
――激しい殺意を抱いていた
「自分の貴重な血液を......無駄にしてんじゃねぇよ!! クソ野郎がァァァ!!」
自らの得る筈だった血液が床にばら撒かれるている状況を見て、キレた。
順調に壊れ、倫理観や保身をかなぐり捨てた怪物が怒りに身を任せ、イレギュラー個体のモンスターへ向け......棍棒を全力でぶん投げた。
──────────────────────────────
吉持ㅤ匠
Lv:85→92
HP:100%
MP:100%
物攻:70
物防:1
魔攻:24
魔防:1
敏捷:70
幸運:10
残SP:0→14
魔法適性:炎
スキル:
ステータスチェック
血液貯蓄ㅤ残62.2L
不死血鳥
状態異常耐性Lv4
拳闘Lv4
鈍器Lv6
簡易鑑定
空間把握Lv5
投擲Lv5
■■■■■■
装備:
魔鉄の金砕棒
肉食ナイフ
布のシャツ※損壊
丈夫なズボン
再生獣革のブーツ
魔鉱のブレスレット
悪夢の棍棒
悪夢の棍棒
丈夫なリュック
厚手の肩掛け鞄
鱗皮のナイフホルダー
ババァの店の会員証ㅤ残高530
魔石複数
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