上 下
266 / 305

Chit-Chat! 35

しおりを挟む
<作者より>
2022年4月~5月のツイートをまとめた、短いトーク集です。
時事ネタや場所などの固有名詞、小説本編とは矛盾する内容もあります。
実際にあるようなないような、曖昧な設定でお楽しみください。
また、画像がないと意味がわからないものもあります。

  1

涼夏「千紗都を怒らせるのは難しい」
奈都「そうかなぁ。割とすぐ怒る印象」
涼夏「お手本を」
奈都「普通に怒るよね?」
千紗都「怒らない」
奈都「八方美人だね?」
千紗都「イラっとした」
奈都「ほら怒った」
涼夏「あー、うん」
奈都「あれ? なんか微妙な空気?」

  2

涼夏「いつか千紗都とナッちゃんが大喧嘩しないか心配」
千紗都「大丈夫だよ」
涼夏「大丈夫なの?」
千紗都「うん」
涼夏「そっか」
千紗都「……」
涼夏「その信頼はどこから? 鼻から?」
千紗都「風邪薬のCM? まあ、二人より3年も長く一緒にいるからね」
涼夏「つまり、正妻だからだな」

  3

涼夏「いつかナッちゃんと千紗都が大喧嘩しないか心配」
奈都「うん」
涼夏「あれ? 千紗都は大丈夫って言ってたよ?」
奈都「それは、私が温厚だから」
涼夏「……」
奈都「チサはすぐ怒るから」
涼夏「これが噂に聞くナッちゃんジョークか」
奈都「えっ? ジョークの要素、あった?」

  4

絢音「千紗都のおっぱいで改札の練習しようかな」
千紗都「発想が突飛だね。非接触型でしょ?」
絢音「あっ、でもほら、駅でしっかりタッチしてってアナウンスしてるでしょ?」
千紗都「『あっ、でもほら』って、心にやましいことがある人の使う台詞だね」
絢音「私の曇りのない眼差しを見て」

  5

涼夏「ツツジが咲いていマス!」
千紗都「あ、うん。何?」
涼夏「ツツジが咲いてたから」
千紗都「そっかー」
絢音「二人とも面白いね」
千紗都「いや、今の会話で、私は普通だったでしょ」
絢音「二人と過ごす毎日はとても楽しかった」
千紗都「過去形やめて」
涼夏「絢音、面白いなぁ」

  6

千紗都「涼夏ってさぁ」
涼夏「うん」
千紗都「……」
涼夏「何?」
千紗都「続きを考えてなかった」
涼夏「新しいな」
千紗都「臨機応変力が問われてる」
涼夏「私の方からそれを問うた覚えはない」

  7

涼夏「くろしお」
千紗都「涼夏って、鉄道好きだよね」
涼夏「そんなことないよ」
千紗都「そんなことあるって」
涼夏「普通」
千紗都「絶対好きだって」
涼夏「好き」
千紗都「だよね! だと思った!」
涼夏「言わされた」

  8

奈都「ぴえん」
千紗都「それもう、誰も言ってないよ」
奈都「ぴえんは生きてる」
千紗都「死語だよ。世界中の誰も言ってないよ。じぇじぇじぇ級だよ」
奈都「こないだ、涼夏がハンドスピナー回してたじゃん!」
千紗都「サマになってたでしょ?」
奈都「あ、うん」
千紗都「奈都はあの子とは違うの」

  9

奈都「チサ、何か誤解を恐れずに言って」
千紗都「誤解を恐れずに言うと、奈都って頭があんまり良くなさそうだよね」
奈都「今のセンテンスの、誤解はどの部分?」
千紗都「文を変えよう」
奈都「待って。今の発言に対して喧嘩する準備がある」
千紗都「奈都って陰湿だよね。誤解を恐れずに言うと」

  10

涼夏「日本の月は数字なのに、英語はJulyとかでわかりにくい」
絢音「じゃあ日本語の方も難しくしよう。長月にさぁ」
涼夏「英語の方を簡単にして。Month 7とか」
絢音「Januaryって、1月なのかなぁ」
涼夏「Januaryは1月でしょ」
絢音「日本語って難しいね」
涼夏「今、英語の話をしてるから」

  11

絢音「格闘技で、試合前か知らないけど、すごく近い距離で睨み合うのあるじゃん?」
涼夏「あるね」
千紗都「ある」
絢音「あの距離で睨み合って、最後にキスする涼夏と千紗都ください」
涼夏「絢音がまた変なこと言い出したぞ?」
千紗都「うん。別にいいけど」
涼夏「いいんだ」
絢音「動画撮る」

  12

涼夏「I am home. 私は家です」
絢音「ぷっ。不意打ちだった」
涼夏「間違い探しです」
絢音「I am a house. だね。涼夏の言いたいことは」
涼夏「いや、違うし」
絢音「I want to be your house」
涼夏「そういう比喩表現、海外でも使うのかなぁ」
絢音「Please live in me」
涼夏「家っぽい」

  13

千紗都「奈都、少し元気がない?」
奈都「えっ? 全然いつも通りだけど」
千紗都「瞳が曇ってる」
奈都「ディスられてる?」
千紗都「何か私に出来ることはある?」
奈都「私をからかう頻度を、少し下げて欲しいかな」
千紗都「それは出来ない」
奈都「なんで!」

  14

奈都「チサは気が弱そうだから、何かされても我慢してそう」
千紗都「大丈夫」
奈都「助けてください。この人○○です」
千紗都「助けてください。この人、奈都です」
奈都「意味がわからないから!」
千紗都「奈都って面白いね。好き」
奈都「もうちょっと嬉しい場面で言って」

  15

涼夏「いよいよ明日、あをによし就航!」
千紗都「飛行機みたいな響きだね」
涼夏「まったく興味がない私でも、ワクワクせずにはいられない」
千紗都「それは興味があるんじゃない?」
涼夏「ないし」
千紗都「私、別にワクワクしないけど」
涼夏「千紗都は冷めてるから」
千紗都「熱いし!」

  16

奈都「最近、チサにすごいからかわれる」
絢音「愛だよ」
奈都「そうかなぁ」
絢音「絶対そうだよ」
奈都「アヤは嘘っぽく言う名人だね」
絢音「本当に嫌なら千紗都に言った方がいいよ」
奈都「嫌じゃないけど」
絢音「わかる。私もからかわれたい」
奈都「アヤをからかうのは難しそう」

  17

涼夏「今日は崩した英語を喋る」
絢音「どうぞ」
涼夏「ワタシ、スキィ、アピッツァ!」
絢音「カタカナに見せかけて、語順が英語になってるところがいいね」
涼夏「こっそり仕込んだのに」
絢音「涼夏のそういうとこ、好き」
涼夏「どこだ?」
絢音「好き。涼夏、好き」
涼夏「視線が熱いから」

  18

涼夏「ついに無料券を使う日が来た!」
千紗都「そんな……担々麺がなくなってる……」
涼夏「期間限定だったんだね」
千紗都「私は何を楽しみに生きたらいいんだろう」
涼夏「恒常ラーメンじゃない? もしくはざるラーメン」
千紗都「とりあえず今日は恒常ラーメンにしよう」

  19

奈都「涼夏って、ユナ高仕様の女子だよね」
涼夏「ユナ高の特徴とは」
奈都「っていうか、共学仕様? 女子高にはいないタイプ」
涼夏「ほとんど女子としかつるんでないぞ?」
奈都「女子としかつるまないタイプの、共学仕様の女子なんだよ」
涼夏「ナッちゃんは?」
奈都「私はどこにでもいるモブ」

  20

絢音「Five Pillars of Kitaku-Buを考えよう」
千紗都「何それ」
絢音「帰宅部を構成する、重要な5つの柱だね」
千紗都「1つ目は?」
絢音「それを一緒に考える遊びなんだけど」
千紗都「私を一人にしない」
絢音「まあ、うん。協議の方向性としては間違ってないね」

  21

奈都「ずきゅんどきゅん、はしりだしー」
千紗都「……」
奈都「ばきゅんぶきゅん……」
千紗都「奈都」
奈都「はい」
千紗都「何を試してるのかわかんないけど、やるならもっと自信を持ってやって」
奈都「えーと」
千紗都「恥ずかしそうに中途半端にやられるとゾクゾクする」

  22

千紗都「大学生になったら、通販で色んな服買って、当たりだハズレだってやりたい」
涼夏「すごくわかるし、何なら今でも時々やる」
千紗都「今は私服を着る機会が少ない」
涼夏「休みでも制服で出掛けるとかあるしね」
千紗都「涼夏とはサイズが同じだから、交換したりする」
涼夏「楽しそうだ」

  23

絢音「30分200円、24時間まで上限1000円の駐車場があります。丸2日駐めたらいくらでしょう」
涼夏「2000円でしょ」
千紗都「2000円だね」
絢音「これが、10600円になるケースがあるらしいから、二人とも気を付けてね」
涼夏「えっ、怖。なんで?」
千紗都「車乗らない!」
絢音「それは極端だから」

  24

千紗都「コチャバンバ食べたい」
奈都「美味しいの?」
千紗都「らしいよ。ジャガイモの入ったピリ辛スープだね」
奈都「どこで食べれるの?」
千紗都「民族料理店?」
奈都「ところで、コチャバンバって南米の都市だよね?」
千紗都「知ってて私をからかったの!?」
奈都「そっちが先じゃん!」

  25

絢音「サマー・イズ・カミンガップ! 夏だ!」
涼夏「ど、どうしたの?」
千紗都「テンション高い」
絢音「暑いね! 暑苦しいね!」
涼夏「そうだね」
千紗都「可愛い」
絢音「暑いの無理……」
千紗都「涼夏の真似?」
絢音「あははははっ!」
涼夏「壊れたの? 大丈夫?」
千紗都「面白い」
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

百合系サキュバスにモテてしまっていると言う話

釧路太郎
キャラ文芸
名門零楼館高校はもともと女子高であったのだが、様々な要因で共学になって数年が経つ。 文武両道を掲げる零楼館高校はスポーツ分野だけではなく進学実績も全国レベルで見ても上位に食い込んでいるのであった。 そんな零楼館高校の歴史において今まで誰一人として選ばれたことのない“特別指名推薦”に選ばれたのが工藤珠希なのである。 工藤珠希は身長こそ平均を超えていたが、運動や学力はいたって平均クラスであり性格の良さはあるものの特筆すべき才能も無いように見られていた。 むしろ、彼女の幼馴染である工藤太郎は様々な部活の助っ人として活躍し、中学生でありながら様々な競技のプロ団体からスカウトが来るほどであった。更に、学力面においても優秀であり国内のみならず海外への進学も不可能ではないと言われるほどであった。 “特別指名推薦”の話が学校に来た時は誰もが相手を間違えているのではないかと疑ったほどであったが、零楼館高校関係者は工藤珠希で間違いないという。 工藤珠希と工藤太郎は血縁関係はなく、複雑な家庭環境であった工藤太郎が幼いころに両親を亡くしたこともあって彼は工藤家の養子として迎えられていた。 兄妹同然に育った二人ではあったが、お互いが相手の事を守ろうとする良き関係であり、恋人ではないがそれ以上に信頼しあっている。二人の関係性は苗字が同じという事もあって夫婦と揶揄されることも多々あったのだ。 工藤太郎は県外にあるスポーツ名門校からの推薦も来ていてほぼ内定していたのだが、工藤珠希が零楼館高校に入学することを決めたことを受けて彼も零楼館高校を受験することとなった。 スポーツ分野でも名をはせている零楼館高校に工藤太郎が入学すること自体は何の違和感もないのだが、本来入学する予定であった高校関係者は落胆の声をあげていたのだ。だが、彼の出自も相まって彼の意志を否定する者は誰もいなかったのである。 二人が入学する零楼館高校には外に出ていない秘密があるのだ。 零楼館高校に通う生徒のみならず、教員職員運営者の多くがサキュバスでありそのサキュバスも一般的に知られているサキュバスと違い女性を対象とした変異種なのである。 かつては“秘密の花園”と呼ばれた零楼館女子高等学校もそういった意味を持っていたのだった。 ちなみに、工藤珠希は工藤太郎の事を好きなのだが、それは誰にも言えない秘密なのである。 この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアッププラス」「ノベルバ」「ノベルピア」にも掲載しております。

俺にはロシア人ハーフの許嫁がいるらしい。

夜兎ましろ
青春
 高校入学から約半年が経ったある日。  俺たちのクラスに転入生がやってきたのだが、その転入生は俺――雪村翔(ゆきむら しょう)が幼い頃に結婚を誓い合ったロシア人ハーフの美少女だった……!?

学園の美人三姉妹に告白して断られたけど、わたしが義妹になったら溺愛してくるようになった

白藍まこと
恋愛
 主人公の花野明莉は、学園のアイドル 月森三姉妹を崇拝していた。  クールな長女の月森千夜、おっとり系な二女の月森日和、ポジティブ三女の月森華凛。  明莉は遠くからその姿を見守ることが出来れば満足だった。  しかし、その情熱を恋愛感情と捉えられたクラスメイトによって、明莉は月森三姉妹に告白を強いられてしまう。結果フラれて、クラスの居場所すらも失うことに。  そんな絶望に拍車をかけるように、親の再婚により明莉は月森三姉妹と一つ屋根の下で暮らす事になってしまう。義妹としてスタートした新生活は最悪な展開になると思われたが、徐々に明莉は三姉妹との距離を縮めていく。  三姉妹に溺愛されていく共同生活が始まろうとしていた。 ※他サイトでも掲載中です。

可愛すぎるクラスメイトがやたら俺の部屋を訪れる件 ~事故から助けたボクっ娘が存在感空気な俺に熱い視線を送ってきている~

蒼田
青春
 人よりも十倍以上存在感が薄い高校一年生、宇治原簾 (うじはられん)は、ある日買い物へ行く。  目的のプリンを買った夜の帰り道、簾はクラスメイトの人気者、重原愛莉 (えはらあいり)を見つける。  しかしいつも教室でみる活発な表情はなくどんよりとしていた。只事ではないと目線で追っていると彼女が信号に差し掛かり、トラックに引かれそうな所を簾が助ける。  事故から助けることで始まる活発少女との関係。  愛莉が簾の家にあがり看病したり、勉強したり、時には二人でデートに行ったりと。  愛莉は簾の事が好きで、廉も愛莉のことを気にし始める。  故障で陸上が出来なくなった愛莉は目標新たにし、簾はそんな彼女を補佐し自分の目標を見つけるお話。 *本作はフィクションです。実在する人物・団体・組織名等とは関係ございません。

私がガチなのは内緒である

ありきた
青春
愛の強さなら誰にも負けない桜野真菜と、明るく陽気な此木萌恵。寝食を共にする幼なじみの2人による、日常系百合ラブコメです。

脅され彼女~可愛い女子の弱みを握ったので脅して彼女にしてみたが、健気すぎて幸せにしたいと思った~

みずがめ
青春
陰キャ男子が後輩の女子の弱みを握ってしまった。彼女いない歴=年齢の彼は後輩少女に彼女になってくれとお願いする。脅迫から生まれた恋人関係ではあったが、彼女はとても健気な女の子だった。 ゲス男子×健気女子のコンプレックスにまみれた、もしかしたら純愛になるかもしれないお話。 ※この作品は別サイトにも掲載しています。 ※表紙イラストは、あっきコタロウさんに描いていただきました。

病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない

月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。 人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。 2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事) 。 誰も俺に気付いてはくれない。そう。 2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。 もう、全部どうでもよく感じた。

処理中です...