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番外編 グッズ(1)
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朝、いつものように奈都と合流すると、奈都はやっていたゲームをやめてスマホをしまった。
さり気ない行動だが、なかなか偉いと思う。周りを見ると、友達といるのにずっとスマホを触っている高校生はたくさんいる。奈都だってゲームが好きな一人なのに、こうして私との時間を優先してくれる。
「奈都は立派な女だ」
素直に称賛を送ると、奈都は釈然としない顔で首を傾げた。
「友達といるのにスマホで遊ぶの、チサ、嫌いでしょ?」
「そうだね。惨めな気持ちになるから、それなら一人で行くかな」
「だから見ないようにしてるんだけど」
奈都が感謝しろと言わんばかりに胸を張ったが、今のはまったく必要のない一言だと思う。
まるで私が嫌だからしていないだけで、本当はしたいと言っているようだが、何か別の意図があったのだろうか。
本音で語り合えない仲ではないので、声に出して確認してみると、奈都は平然と頷いた。
「ゲームは好きだけど、それ以上にチサと一緒にいるのが大事だっていうアピールだったけど」
「なるほど。そう解釈してと言われたら、出来なくもない」
私が納得して頷くと、奈都はやはり怪訝そうに眉根を寄せた。まるでそれ以外に何があるのかと言いたげな顔だが、何も言わずに私の手を握った。
やって来た電車に乗り、二人並んで腰掛けると、奈都は全然違う話をし始めた。
「オタク界隈にはありふれたグッズの一つに、アクリルスタンドがあるの。略してアクスタ」
唐突だが、今日は元々その話をするつもりだったのだろう。私が先に喋り始めてしまったせいで、奈都もタイミングを計っていたようだ。
アクリルスタンドは私もどういうものか知っている。特定の人やキャラを薄いアクリル板にプリントして、同じくアクリル製の土台に差し込んで立てられるようにしたものだ。
私は推しがいないので持っていないが、奈都は持っているのだろうか。アニメが好きな子ではあるが、あまり特定のキャラを推しているという話は聞かない。
静かに頷いて続きを促すと、奈都は何でもないように言った。
「昨日、チサのアクリルスタンドを作れないか調べてたら、1つからでも注文できるお店とかあるみたい。少し割高だけど、結構現実的な価格で」
「へー」
ひとまず無難な相槌を打つ。
そういう店の存在自体は不思議ではない。紙の代わりにアクリル板に印刷できるプリンタがあってもおかしくはないし、家庭用の3Dプリンタすら手頃な価格で買えるのだから、二次元にカットするだけの機械なら、業務用でもお手頃価格でありそうだ。
それよりも、私のアクリルスタンドとは何か。確かに、奈都が一番推しているのは私だろうが、普通は友達のアクリルスタンドは作らない。もちろん、奈都は普通ではないし、そこが面白いのだが。
「私も奈都のアクリルスタンド作ろうかな」
話を合わせるようにそう言うと、奈都は興味がなさそうに「私はアクスタ向きじゃない」と切り捨てた。まるで私がアクリルスタンド向きみたいな発言だ。そもそもアクリルスタンド向きとはなんだろう。
まだ話したそうだったので、とりあえず言いたいことを言わせてやろうと口を噤むと、奈都は神妙そうに頷いた。
「アクスタっていうとアニメグッズってイメージがあるけど、普通にアイドルとか実写のアクスタもあるの。別にチサがアイドルって意味じゃなくて、一般的に」
「まあ、ありそうだね」
「でも、チサはアイドルみたいに可愛いから、アイドル衣装着て踊ってくれたら、私は応援うちわ作って声援を送る」
奈都が至近距離でうっとりと目を細めた。特に照れるべき台詞だと感じなかったのは、奈都から可愛いと言われることに慣れてしまっただけだろうか。
「脱線したから。今、アイドルの話じゃなかったよね?」
アイドルの私と、私のアクリルスタンドの話なら、アクリルスタンドの方がましだ。強引に話を戻すと、奈都は「そうだった」と頷いた。
「もしチサのアクスタ作るなら、ちゃんと白ホリとかで撮影したいね。背景が残ってたら変だし」
「しろほりとは」
「壁が真っ白な撮影スタジオのことだよ」
「なんか、どんどん値段が上がってない?」
アクリルスタンド自体が千円や二千円だったとしても、スタジオを借りて撮影などしたら、一体いくらかかるのだろう。この調子だと、カメラや衣装までレンタルすると言い出しそうだ。
そうからかうと、奈都は悩ましげに首をひねった。
「実際、衣装は難しいね。やっぱり冬服が可愛いかなって思うけど、特別感は欲しいよね」
「高校時代の何でもない日々が、卒業してから振り返ると特別だったって思うんだよ」
したり顔でそう言うと、奈都は無言でじっと私を見つめた。白けた眼差しをしているが、ここで引いたら負けだ。
「別に夏服でもいいけど。夏は青春を強く感じる」
「おっぱいの膨らみもわかりやすいし」
「今、おっぱいの話はしてないから」
周囲に聞こえないように声をひそめる。降りる駅が近付いてきて、同じ制服を着た学生も多いし、特に挨拶はしないがクラスメイトだっている。朝から電車の中でおっぱいの話をしていたとか広まるのは望むところではないが、ずっと手を繋いでいる時点で、あまり普通ではないかも知れない。
上ノ水で降りて、改札を出る。学校へ続く道を歩き始めると、隣で奈都が何やら思案げに呟いた。
「アクリルスタンドの話は大丈夫だった。むしろチサもノリノリだったから、もっとちゃんと考えたい」
「ツッコミどころは一文に一つにして。全然ノリノリじゃなかったから」
何が大丈夫だったのか気になったが、致命傷になりかねない方を先に指摘する。奈都に話を合わせていただけで、自分のアクリルスタンドなど作る気などない。
強くそう訴えると、奈都はからかい気味にはにかんだ。
「でも、どうしてもってお願いしたら作ってくれそう」
「どうしても友達のアクリルスタンドを作りたい奈都にはドン引きするけど、土下座してお願いまでされたら作ってあげなくもない」
「今度、土下座の仕方を調べておくよ」
奈都がそう言って爽やかに笑った。全然台詞と表情が合っていない。
土下座の仕方も気になったが、とりあえず先に何が大丈夫だったのか確認する。アクリルスタンドの話をすることで、何か大丈夫ではない可能性があったのだろうか。
そう聞くと、奈都は困ったように笑った。
「だってほら、友達のアクスタ作りたいとか、普通じゃないじゃん?」
「自覚があったの!?」
思わず声を上げると、奈都は当たり前だと頷いた。
「チサにしたいこととかして欲しいこととかたくさんあるけど、ドン引きされると嫌だから、様子を見ながら小出しにしてる」
「ドン引きされるようなことしたいの? 例えば?」
「耳の裏を嗅ぎたいとか」
「少し離れて歩いてもらっていいですか?」
私が2歩くらい距離を取ると、奈都が腕にしがみついてきた。
「冗談で済む範囲はいいんだよ」
「冗談で済まないのがあるの? 例えば?」
「それは言えない」
「むっちゃ気になるんだけど」
「言わないし。でも、実は大丈夫なのかもしれないから、小出しにしていく」
そう言って、奈都は首を左右に振った。言うつもりがないなら中途半端に話さないで欲しいが、まあ奈都だから仕方ない。今のは煽った私にも責任がある。
それにしても、ドン引きされるようなこととはなんだろう。友達のアクリルスタンドを作るという発想も、私には到底思い付きそうにないので、きっと考えてもわからないだろう。
面白そうだし、今日の帰宅部の議題にしよう。親愛なる部員たちの顔を思い浮かべながら、私はそう決意した。
さり気ない行動だが、なかなか偉いと思う。周りを見ると、友達といるのにずっとスマホを触っている高校生はたくさんいる。奈都だってゲームが好きな一人なのに、こうして私との時間を優先してくれる。
「奈都は立派な女だ」
素直に称賛を送ると、奈都は釈然としない顔で首を傾げた。
「友達といるのにスマホで遊ぶの、チサ、嫌いでしょ?」
「そうだね。惨めな気持ちになるから、それなら一人で行くかな」
「だから見ないようにしてるんだけど」
奈都が感謝しろと言わんばかりに胸を張ったが、今のはまったく必要のない一言だと思う。
まるで私が嫌だからしていないだけで、本当はしたいと言っているようだが、何か別の意図があったのだろうか。
本音で語り合えない仲ではないので、声に出して確認してみると、奈都は平然と頷いた。
「ゲームは好きだけど、それ以上にチサと一緒にいるのが大事だっていうアピールだったけど」
「なるほど。そう解釈してと言われたら、出来なくもない」
私が納得して頷くと、奈都はやはり怪訝そうに眉根を寄せた。まるでそれ以外に何があるのかと言いたげな顔だが、何も言わずに私の手を握った。
やって来た電車に乗り、二人並んで腰掛けると、奈都は全然違う話をし始めた。
「オタク界隈にはありふれたグッズの一つに、アクリルスタンドがあるの。略してアクスタ」
唐突だが、今日は元々その話をするつもりだったのだろう。私が先に喋り始めてしまったせいで、奈都もタイミングを計っていたようだ。
アクリルスタンドは私もどういうものか知っている。特定の人やキャラを薄いアクリル板にプリントして、同じくアクリル製の土台に差し込んで立てられるようにしたものだ。
私は推しがいないので持っていないが、奈都は持っているのだろうか。アニメが好きな子ではあるが、あまり特定のキャラを推しているという話は聞かない。
静かに頷いて続きを促すと、奈都は何でもないように言った。
「昨日、チサのアクリルスタンドを作れないか調べてたら、1つからでも注文できるお店とかあるみたい。少し割高だけど、結構現実的な価格で」
「へー」
ひとまず無難な相槌を打つ。
そういう店の存在自体は不思議ではない。紙の代わりにアクリル板に印刷できるプリンタがあってもおかしくはないし、家庭用の3Dプリンタすら手頃な価格で買えるのだから、二次元にカットするだけの機械なら、業務用でもお手頃価格でありそうだ。
それよりも、私のアクリルスタンドとは何か。確かに、奈都が一番推しているのは私だろうが、普通は友達のアクリルスタンドは作らない。もちろん、奈都は普通ではないし、そこが面白いのだが。
「私も奈都のアクリルスタンド作ろうかな」
話を合わせるようにそう言うと、奈都は興味がなさそうに「私はアクスタ向きじゃない」と切り捨てた。まるで私がアクリルスタンド向きみたいな発言だ。そもそもアクリルスタンド向きとはなんだろう。
まだ話したそうだったので、とりあえず言いたいことを言わせてやろうと口を噤むと、奈都は神妙そうに頷いた。
「アクスタっていうとアニメグッズってイメージがあるけど、普通にアイドルとか実写のアクスタもあるの。別にチサがアイドルって意味じゃなくて、一般的に」
「まあ、ありそうだね」
「でも、チサはアイドルみたいに可愛いから、アイドル衣装着て踊ってくれたら、私は応援うちわ作って声援を送る」
奈都が至近距離でうっとりと目を細めた。特に照れるべき台詞だと感じなかったのは、奈都から可愛いと言われることに慣れてしまっただけだろうか。
「脱線したから。今、アイドルの話じゃなかったよね?」
アイドルの私と、私のアクリルスタンドの話なら、アクリルスタンドの方がましだ。強引に話を戻すと、奈都は「そうだった」と頷いた。
「もしチサのアクスタ作るなら、ちゃんと白ホリとかで撮影したいね。背景が残ってたら変だし」
「しろほりとは」
「壁が真っ白な撮影スタジオのことだよ」
「なんか、どんどん値段が上がってない?」
アクリルスタンド自体が千円や二千円だったとしても、スタジオを借りて撮影などしたら、一体いくらかかるのだろう。この調子だと、カメラや衣装までレンタルすると言い出しそうだ。
そうからかうと、奈都は悩ましげに首をひねった。
「実際、衣装は難しいね。やっぱり冬服が可愛いかなって思うけど、特別感は欲しいよね」
「高校時代の何でもない日々が、卒業してから振り返ると特別だったって思うんだよ」
したり顔でそう言うと、奈都は無言でじっと私を見つめた。白けた眼差しをしているが、ここで引いたら負けだ。
「別に夏服でもいいけど。夏は青春を強く感じる」
「おっぱいの膨らみもわかりやすいし」
「今、おっぱいの話はしてないから」
周囲に聞こえないように声をひそめる。降りる駅が近付いてきて、同じ制服を着た学生も多いし、特に挨拶はしないがクラスメイトだっている。朝から電車の中でおっぱいの話をしていたとか広まるのは望むところではないが、ずっと手を繋いでいる時点で、あまり普通ではないかも知れない。
上ノ水で降りて、改札を出る。学校へ続く道を歩き始めると、隣で奈都が何やら思案げに呟いた。
「アクリルスタンドの話は大丈夫だった。むしろチサもノリノリだったから、もっとちゃんと考えたい」
「ツッコミどころは一文に一つにして。全然ノリノリじゃなかったから」
何が大丈夫だったのか気になったが、致命傷になりかねない方を先に指摘する。奈都に話を合わせていただけで、自分のアクリルスタンドなど作る気などない。
強くそう訴えると、奈都はからかい気味にはにかんだ。
「でも、どうしてもってお願いしたら作ってくれそう」
「どうしても友達のアクリルスタンドを作りたい奈都にはドン引きするけど、土下座してお願いまでされたら作ってあげなくもない」
「今度、土下座の仕方を調べておくよ」
奈都がそう言って爽やかに笑った。全然台詞と表情が合っていない。
土下座の仕方も気になったが、とりあえず先に何が大丈夫だったのか確認する。アクリルスタンドの話をすることで、何か大丈夫ではない可能性があったのだろうか。
そう聞くと、奈都は困ったように笑った。
「だってほら、友達のアクスタ作りたいとか、普通じゃないじゃん?」
「自覚があったの!?」
思わず声を上げると、奈都は当たり前だと頷いた。
「チサにしたいこととかして欲しいこととかたくさんあるけど、ドン引きされると嫌だから、様子を見ながら小出しにしてる」
「ドン引きされるようなことしたいの? 例えば?」
「耳の裏を嗅ぎたいとか」
「少し離れて歩いてもらっていいですか?」
私が2歩くらい距離を取ると、奈都が腕にしがみついてきた。
「冗談で済む範囲はいいんだよ」
「冗談で済まないのがあるの? 例えば?」
「それは言えない」
「むっちゃ気になるんだけど」
「言わないし。でも、実は大丈夫なのかもしれないから、小出しにしていく」
そう言って、奈都は首を左右に振った。言うつもりがないなら中途半端に話さないで欲しいが、まあ奈都だから仕方ない。今のは煽った私にも責任がある。
それにしても、ドン引きされるようなこととはなんだろう。友達のアクリルスタンドを作るという発想も、私には到底思い付きそうにないので、きっと考えてもわからないだろう。
面白そうだし、今日の帰宅部の議題にしよう。親愛なる部員たちの顔を思い浮かべながら、私はそう決意した。
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