88 / 387
番外編 世界旅行(1)
しおりを挟む
<作者より>
当初、Kindle3巻に収録しようと思っていたのですが、横文字が多いため、Web限定にしました。
時期的には、第28話『クリスマス』より前の話になります。
Kindle3巻にはハロウィンや球技大会の話などを収録しますので、ご期待ください。
* * *
秋になっても涼夏のバイトのシフトは変わらず、絢音の塾のスケジュールもまた、春と同じだった。従って、2学期もまた、涼夏のバイトの日は絢音と遊び、絢音の塾の日は涼夏と遊んでいる。
大抵の場合、駅までは一緒に帰るのだが、その日は涼夏が急ぐからと言って、一人で先に帰って行った。手を振って見送った後、絢音を振り返る。
「さて、今日は何して遊ぼうか」
「活動ね」
秒で言い直されて、私は大袈裟に口を塞いだ。絢音が目を細めてくすっと笑う。とても可愛い。
窓から外を見ると、どんよりと空を覆う灰色の雲から、ポツリポツリと雨の雫が落ちるのが見えた。中庭にいる生徒たちが、傘を広げて帰って行く。
一応折り畳み傘は持ってきたが、雨という予報ではなかった。スマホで雨雲レーダーを確認したら、1時間もしたら晴れてきそうだったので、学校の中で過ごすことにした。
そうなると、図書室で勉強か、コンピュータールームだろう。今日は授業で疲れたので勉強という気分ではないと伝えると、絢音は可笑しそうに頬を緩めた。
「私は何でもいいよ。ここで1時間、千紗都と見つめ合っててもいい」
「それは私が堪えられない」
「私の顔なんて、見てても退屈だよね」
「返すのが難しい冗談だ」
ボディーランゲージで返そうと思ったが、教室には他にも生徒がいたのでやめておいた。そもそも冗談なので、真面目にフォローする必要もないだろう。
バッグを肩にかけてコンピュータールームに移動する。ユナ高にはコンピュータールームが3つあるが、その内の一つは放課後、生徒に開放されている。単にコンピュータールームと言ったら、この部屋を指す。
久しぶりに訪れたが、相変わらずの混み具合だった。基本的には遊び目的の利用、特にゲームは禁止されているが、動画の視聴は認められているので、YouTubeを見ている子が多い。動画もエッチなのはもちろん、アニメやゲーム実況の視聴も禁じられているが、その辺りは曖昧である。見回りの先生や委員の子が注意したらNGという、アバウトな線引きだ。
並びの席が空いていなかったので、適当な端末の前に座った。絢音は私の後ろに立って、私の肩を揉みながら横から画面を覗き込んだ。
「Googleのストリートビューを使った……」
絢音が耳元で囁くようにそう言って、言葉を止める。
「使った?」
聞き返しながら隣を見ると、すぐそこに絢音の唇があってドキドキした。その唇が再び開かれて言葉を紡ぐ。
「GeoGuessrっていう、世界を勉強できるサービスがあって、今日はそれを使って二人で世界を旅しよう」
いかにも言葉を選んだ言い回しだ。要するにゲームなのだろうが、そこは絢音の意図を汲み取って話を合わせる。
「そのサービスはどういうものなの?」
「ストリートビューのどこかの場所に飛ばされて、それがどこか、地球をクリックして当てるゲ……スシステム」
「ゲスシステムって何?」
思わず笑うと、絢音は平然と続けた。
「推測システムだね。それはタイトルを見れば一目瞭然」
なるほど。確かにGuessだ。GeoはGoogleの略かと思ったが、どう略してもGeoにはならない。
「そんなの、当てられるの?」
「まあ、どこまで検索を許可するかだね。何もなしだとまったくわからないけど、検索しまくれば絶対にわかるし」
絢音が隣に立って、サイトにログインした。すでにアカウントを作って、何度か遊んでみたらしい。
「検索なしは難しい?」
「当てずっぽうみたいになって、それもどうかなって感じだった。世界初心者の私には、ノルウェーとフィンランドの違いなんてわからない」
「絢音が世界初心者なら、初めての私は世界処女だね」
何気なくそう言うと、絢音は一瞬呼吸を止めてから、何やら神妙な顔で私の耳に顔を寄せた。そして、私すら聞き取りにくいほど小さな声で言った。
「千紗都、処女なの?」
「いや、みんなそうでしょ!」
思わず声を上げて、慌てて口を押さえた。まさかそこに反応されるとは思わなかったので、顔が熱くなる。小学生の男の子じゃないのだから、そういう言葉に過剰に反応しないでいただきたい。
絢音が楽しそうに微笑んでから、私の耳に軽く唇を触れさせた。
「私も」
「知ってるから。違ったらびっくりする」
すぐ隣に知らない生徒がいる状態で話すような内容ではない。しかも片側は同学年の男子だ。
さっさとやろうと促すと、絢音は仕方なさそうに息を吐いた。
ひとまずマイルールとして、制限時間は10分、検索は1回までにした。1ゲーム5チャレンジ。選んだ場所と実際の場所の距離に応じて点数が入るので、5回で1万点を目標にしようと言われたが、世界処女なのでそれがどれくらいかさっぱりわからない。
「日本とか出てきたら楽なのにね」
「出てくるの?」
「1回、高知県だったよ」
それは確かに楽そうだ。5回中1回くらいあってもいいと思うが、どうだろうか。緊張しながらゲームを開始すると、いきなり高速道路と思われる場所に飛ばされた。だいぶ下の方を、高速道路と交差するように、緑の街路樹の並ぶ車道が走っている。
遠くには一棟だけ高層ビルが建っており、グルッと視点を回すと、高速道路の壁にたくさんの落書きがしてあった。辛うじてアルファベットだが、「siene」とか「apel」とか、英語ではなさそうな単語が書かれている。
「右側通行だね」
絢音が後ろから私の肩にもたれかかりながら言った。聞くと、日本の他に、イギリスやオーストラリア、ニュージーランド、タイやマレーシアなどのアジアの国と、多くのアフリカの国が左側通行で、それ以外は大体右側通行らしい。
高速道路ならすぐに看板があるだろうと、少し先に進むと、飛行機のマークとともに、「CH. DE GAULLE」と書かれた看板が現れた。その下には「METZ-NANCY」と書かれている。中心街っぽい響きがある。
「この空港名で検索してみる?」
私が1回きりのカードを使うか聞くと、絢音は静かに首を横に振った。
「時間はまだあるから、もっと情報を集めよう」
右手のビルに美味しそうなドーナツ形のお菓子の広告看板があったが、ヒントにはならなそうだった。その上には、「LOCATION de BUREAUX」とあり、さらに進むと墓地があって、その中央に青、白、赤の国旗がはためいていた。
「フランスか」
日本と違って、海外には国旗がたくさん掲げられている。本当は言葉で判別したいが、世界初心者の私たちには難しいので、国旗は有り難い。
駐車禁止っぽいマークには「RAPPEL」と書かれていた。今すぐ調べたいが、ゲーム中なので我慢する。検索はすべてを含めて1回きりだ。
制限時間はゲームに設定することもできるようだが、今回はパソコンの時計を見ながら、大体でプレイしている。
かなり街中のようで、周囲には聖堂やらホテルやら、特徴的な建物がいくつもあったが、高速道路を下りることができずに、なかなかヒントが得られなかった。
「もどかしいね」
絢音が楽しそうに笑う。一緒にプレイしているはずなのに、何故か私のプレイの観戦者のようになっている。まあ、1回戦は世界処女の私の好きにやらせてくれているのだろう。
さらに高速道路を走り続けると、「PARIS」と書かれた真っ赤な救急車両と思われる車があり、壁の向こうに「NOVOTEL」と大きく書かれたホテルが現れた。
そろそろ時間だったので、絢音に空港とこのホテル名と、どっちで検索するべきか聞くと、絢音は私の耳に息を吹きかけるように囁いた。
「空港は方面だし、距離感がわからないから、ホテル名の方が良くない?」
「じゃあ、『NOVOTEL PARIS』で検索してみる?」
「それで行こう!」
果たしてそれで検索したら、パリのど真ん中が表示された。もしかしたらこのホテルはフランス中にあって、私が検索に「PARIS」と入れたから、パリが表示されているだけかもしれない。
ただ、すぐ近くにナンテールという街があり、これが先程の「METZ-NANCY」だろうと決めつけて、その付近にポイントしてみることにした。
結果、パリ市街をグルッと囲む環状線の高速道路上が答えで、ポイントした位置と11キロ、4965ポイントを獲得した。
「これはすごいね!」
絢音が声を弾ませる。幸先の良い出だし。これは1万点は簡単そうだと、意気揚々と次のゲームを開始した。
当初、Kindle3巻に収録しようと思っていたのですが、横文字が多いため、Web限定にしました。
時期的には、第28話『クリスマス』より前の話になります。
Kindle3巻にはハロウィンや球技大会の話などを収録しますので、ご期待ください。
* * *
秋になっても涼夏のバイトのシフトは変わらず、絢音の塾のスケジュールもまた、春と同じだった。従って、2学期もまた、涼夏のバイトの日は絢音と遊び、絢音の塾の日は涼夏と遊んでいる。
大抵の場合、駅までは一緒に帰るのだが、その日は涼夏が急ぐからと言って、一人で先に帰って行った。手を振って見送った後、絢音を振り返る。
「さて、今日は何して遊ぼうか」
「活動ね」
秒で言い直されて、私は大袈裟に口を塞いだ。絢音が目を細めてくすっと笑う。とても可愛い。
窓から外を見ると、どんよりと空を覆う灰色の雲から、ポツリポツリと雨の雫が落ちるのが見えた。中庭にいる生徒たちが、傘を広げて帰って行く。
一応折り畳み傘は持ってきたが、雨という予報ではなかった。スマホで雨雲レーダーを確認したら、1時間もしたら晴れてきそうだったので、学校の中で過ごすことにした。
そうなると、図書室で勉強か、コンピュータールームだろう。今日は授業で疲れたので勉強という気分ではないと伝えると、絢音は可笑しそうに頬を緩めた。
「私は何でもいいよ。ここで1時間、千紗都と見つめ合っててもいい」
「それは私が堪えられない」
「私の顔なんて、見てても退屈だよね」
「返すのが難しい冗談だ」
ボディーランゲージで返そうと思ったが、教室には他にも生徒がいたのでやめておいた。そもそも冗談なので、真面目にフォローする必要もないだろう。
バッグを肩にかけてコンピュータールームに移動する。ユナ高にはコンピュータールームが3つあるが、その内の一つは放課後、生徒に開放されている。単にコンピュータールームと言ったら、この部屋を指す。
久しぶりに訪れたが、相変わらずの混み具合だった。基本的には遊び目的の利用、特にゲームは禁止されているが、動画の視聴は認められているので、YouTubeを見ている子が多い。動画もエッチなのはもちろん、アニメやゲーム実況の視聴も禁じられているが、その辺りは曖昧である。見回りの先生や委員の子が注意したらNGという、アバウトな線引きだ。
並びの席が空いていなかったので、適当な端末の前に座った。絢音は私の後ろに立って、私の肩を揉みながら横から画面を覗き込んだ。
「Googleのストリートビューを使った……」
絢音が耳元で囁くようにそう言って、言葉を止める。
「使った?」
聞き返しながら隣を見ると、すぐそこに絢音の唇があってドキドキした。その唇が再び開かれて言葉を紡ぐ。
「GeoGuessrっていう、世界を勉強できるサービスがあって、今日はそれを使って二人で世界を旅しよう」
いかにも言葉を選んだ言い回しだ。要するにゲームなのだろうが、そこは絢音の意図を汲み取って話を合わせる。
「そのサービスはどういうものなの?」
「ストリートビューのどこかの場所に飛ばされて、それがどこか、地球をクリックして当てるゲ……スシステム」
「ゲスシステムって何?」
思わず笑うと、絢音は平然と続けた。
「推測システムだね。それはタイトルを見れば一目瞭然」
なるほど。確かにGuessだ。GeoはGoogleの略かと思ったが、どう略してもGeoにはならない。
「そんなの、当てられるの?」
「まあ、どこまで検索を許可するかだね。何もなしだとまったくわからないけど、検索しまくれば絶対にわかるし」
絢音が隣に立って、サイトにログインした。すでにアカウントを作って、何度か遊んでみたらしい。
「検索なしは難しい?」
「当てずっぽうみたいになって、それもどうかなって感じだった。世界初心者の私には、ノルウェーとフィンランドの違いなんてわからない」
「絢音が世界初心者なら、初めての私は世界処女だね」
何気なくそう言うと、絢音は一瞬呼吸を止めてから、何やら神妙な顔で私の耳に顔を寄せた。そして、私すら聞き取りにくいほど小さな声で言った。
「千紗都、処女なの?」
「いや、みんなそうでしょ!」
思わず声を上げて、慌てて口を押さえた。まさかそこに反応されるとは思わなかったので、顔が熱くなる。小学生の男の子じゃないのだから、そういう言葉に過剰に反応しないでいただきたい。
絢音が楽しそうに微笑んでから、私の耳に軽く唇を触れさせた。
「私も」
「知ってるから。違ったらびっくりする」
すぐ隣に知らない生徒がいる状態で話すような内容ではない。しかも片側は同学年の男子だ。
さっさとやろうと促すと、絢音は仕方なさそうに息を吐いた。
ひとまずマイルールとして、制限時間は10分、検索は1回までにした。1ゲーム5チャレンジ。選んだ場所と実際の場所の距離に応じて点数が入るので、5回で1万点を目標にしようと言われたが、世界処女なのでそれがどれくらいかさっぱりわからない。
「日本とか出てきたら楽なのにね」
「出てくるの?」
「1回、高知県だったよ」
それは確かに楽そうだ。5回中1回くらいあってもいいと思うが、どうだろうか。緊張しながらゲームを開始すると、いきなり高速道路と思われる場所に飛ばされた。だいぶ下の方を、高速道路と交差するように、緑の街路樹の並ぶ車道が走っている。
遠くには一棟だけ高層ビルが建っており、グルッと視点を回すと、高速道路の壁にたくさんの落書きがしてあった。辛うじてアルファベットだが、「siene」とか「apel」とか、英語ではなさそうな単語が書かれている。
「右側通行だね」
絢音が後ろから私の肩にもたれかかりながら言った。聞くと、日本の他に、イギリスやオーストラリア、ニュージーランド、タイやマレーシアなどのアジアの国と、多くのアフリカの国が左側通行で、それ以外は大体右側通行らしい。
高速道路ならすぐに看板があるだろうと、少し先に進むと、飛行機のマークとともに、「CH. DE GAULLE」と書かれた看板が現れた。その下には「METZ-NANCY」と書かれている。中心街っぽい響きがある。
「この空港名で検索してみる?」
私が1回きりのカードを使うか聞くと、絢音は静かに首を横に振った。
「時間はまだあるから、もっと情報を集めよう」
右手のビルに美味しそうなドーナツ形のお菓子の広告看板があったが、ヒントにはならなそうだった。その上には、「LOCATION de BUREAUX」とあり、さらに進むと墓地があって、その中央に青、白、赤の国旗がはためいていた。
「フランスか」
日本と違って、海外には国旗がたくさん掲げられている。本当は言葉で判別したいが、世界初心者の私たちには難しいので、国旗は有り難い。
駐車禁止っぽいマークには「RAPPEL」と書かれていた。今すぐ調べたいが、ゲーム中なので我慢する。検索はすべてを含めて1回きりだ。
制限時間はゲームに設定することもできるようだが、今回はパソコンの時計を見ながら、大体でプレイしている。
かなり街中のようで、周囲には聖堂やらホテルやら、特徴的な建物がいくつもあったが、高速道路を下りることができずに、なかなかヒントが得られなかった。
「もどかしいね」
絢音が楽しそうに笑う。一緒にプレイしているはずなのに、何故か私のプレイの観戦者のようになっている。まあ、1回戦は世界処女の私の好きにやらせてくれているのだろう。
さらに高速道路を走り続けると、「PARIS」と書かれた真っ赤な救急車両と思われる車があり、壁の向こうに「NOVOTEL」と大きく書かれたホテルが現れた。
そろそろ時間だったので、絢音に空港とこのホテル名と、どっちで検索するべきか聞くと、絢音は私の耳に息を吹きかけるように囁いた。
「空港は方面だし、距離感がわからないから、ホテル名の方が良くない?」
「じゃあ、『NOVOTEL PARIS』で検索してみる?」
「それで行こう!」
果たしてそれで検索したら、パリのど真ん中が表示された。もしかしたらこのホテルはフランス中にあって、私が検索に「PARIS」と入れたから、パリが表示されているだけかもしれない。
ただ、すぐ近くにナンテールという街があり、これが先程の「METZ-NANCY」だろうと決めつけて、その付近にポイントしてみることにした。
結果、パリ市街をグルッと囲む環状線の高速道路上が答えで、ポイントした位置と11キロ、4965ポイントを獲得した。
「これはすごいね!」
絢音が声を弾ませる。幸先の良い出だし。これは1万点は簡単そうだと、意気揚々と次のゲームを開始した。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ツルギの剣
Narrative Works
青春
室戸岬沖に建設された海上研究都市、深水島。
舞台はそこに立つ女子校、深水女子高等学校から始まる。
ある日、深水女子高等学校の野球部に超野球少女が入部した。
『阿倍野真希』と呼ばれる少女は、ささいなことから本を抱えた少女と野球勝負をすることになった。
勝負は真希が勝つものと思われていたが、勝利したのは本の少女。
名前を『深水剣』と言った。
そして深水剣もまた、超野球少女だった。
少女が血と汗を流して戦う、超能力野球バトル百合小説、開幕。
※この作品は複数のサイトにて投稿しています。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
義姉妹百合恋愛
沢谷 暖日
青春
姫川瑞樹はある日、母親を交通事故でなくした。
「再婚するから」
そう言った父親が1ヶ月後連れてきたのは、新しい母親と、美人で可愛らしい義理の妹、楓だった。
次の日から、唐突に楓が急に積極的になる。
それもそのはず、楓にとっての瑞樹は幼稚園の頃の初恋相手だったのだ。
※他サイトにも掲載しております
〈社会人百合〉アキとハル
みなはらつかさ
恋愛
女の子拾いました――。
ある朝起きたら、隣にネイキッドな女の子が寝ていた!?
主人公・紅(くれない)アキは、どういったことかと問いただすと、酔っ払った勢いで、彼女・葵(あおい)ハルと一夜をともにしたらしい。
しかも、ハルは失踪中の大企業令嬢で……?
絵:Novel AI
白雪様とふたりぐらし
南條 綾
恋愛
高校1年生の紫微綾は、生きることに疲れ、雪の山で自らの命を終えようとしたその瞬間――
美しい御小女郎姿の少女・白雪が現れ、優しく彼女を救う。
白雪は実は古の仏神・ダキニ天の化身。暇つぶしに人間界に降りた彼女は、綾に「一緒に暮らそう」と提案し……?
銀髪の少女と神様の、甘く温かなふたりぐらしが始まる。
【注意事項】
本作はフィクションです。
実在の人物・団体・宗教・儀礼・場所・出来事とは一切関係ありません。 作中で登場する神仏や信仰に関する表現は、物語の雰囲気づくりを目的とした創作によるものであり、特定の宗教や思想を推進・否定する意図は一切ございません。
純粋なエンターテイメントとしてお楽しみいただければ幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる