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第23話 温泉 6
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23時を回った辺りで、あまりはしゃぐと迷惑だろうと言ってゲームをやめた。今さらという気もするが、日が変わるまでやらなかっただけでも評価して欲しい。
涼夏が眠くてもうダメだと言いながら、私の膝に頭を乗せた。布団で寝てくれていいのだが、膝枕がいいらしい。
涼夏の髪を撫でながら明日の話をした結果、遊園地は回避することになった。ネックはやはりお金だ。そもそも今回の旅は交通費と宿泊費だけでもだいぶ使っている。その上、また往復バスに乗って遊園地に行き、乗り物のフリーパスを買うような余裕は無い。
それに、代替案のアウトレットも十分魅力的だった。来ようと思ってもなかなか来れる場所ではないし、主役の涼夏は買い物が好きだ。奈都はファッションに興味がないし、絢音も前に、買えないものを眺めるのはあまり好きではないと言っていたが、滅多に来れないことを天秤にかけた結果、アウトレット案を採用することになった。
明日は朝、温泉に入って、チェックアウトギリギリまで宿で過ごすことにした。もっとも、朝食があるから、それなりに早く起きなくてはいけない。
今日は涼夏も疲れているし、海の時のように荒ぶることはないだろう。そう思っていたが、甘かった。
電気を消して布団に潜り込むや否や、涼夏が私の上に覆いかぶさって来て、首筋に顔をうずめた。
「はぁ。今日はもう十分楽しかったのに、最後に千紗都と寝られるなんて、近年稀に見る最高の誕生日だ」
「いや、重いから。眠いんじゃなかったの?」
私がもがいていると、隣で絢音がくすっと笑った。
「ボジョレーのキャッチコピーみたいだった。完璧な肉感、桁外れに素晴らしい千紗都」
「そんな感じ。ああ、千紗都、愛おしい」
涼夏がうわ言のようにそう言いながら、私の唇に顔を押し付けた。さらに舌を入れてきて、静かな暗闇にピチャピチャと水気のある音が響く。
すぐ隣に友達がいるのに、コイツは一体何をしているのか。私が呆れながら涼夏の重みを感じていると、奈都が「デジャヴだ」と小声で呟いた。
3分くらいそうしていただろうか。そろそろ息苦しくなってきたから引き剥がそうと思ったら、突然とんでもないところを鷲づかみにされて、私は思わず悲鳴を上げた。
「ひえっ! 変なところ触らないで!」
「いや、どう考えても私の両手は千紗都の背中にあると思うけど」
涼夏が両手でグッと私の背中を引き寄せながら、熱っぽい声で言った。いつの間にそこにいたのか、すぐ耳元で絢音の声がした。
「それはもしかしたら、私の右手かもしれない」
囁くようにそう言いながら、絢音がわしわしと右手を動かす。
「それ、全然もしかしてない!」
身をよじりながら非難したが、絢音は「右手だけ中に入れさせてもらう約束だったし」と悪びれずに言った。確かにそういう話はしていたが、約束した覚えはない。
私がもがいていると、奈都が反対側から近付いてきて、そっと私の腰に触れた。
「じゃあ、私も片手だけ……」
「奈都は私を助けてくれる!」
期待を込めてそう言ったが、奈都はツラそうに首を振った。
「この状況に対して、悔しいほどに私は無力だ」
「えーっ!?」
相変わらず涼夏は私の上に乗っかって、胸を触りながら「これが91のおっぱい」と、感極まったように繰り返している。ちなみにそれはバストサイズではなく、先程のゲームの『やわらかそうなもの』で、絢音が私のおっぱいと言った時に持っていたカードの数字である。
片手だけと言っていた二人が、いつの間にか両手で私の体を撫で回している。浴衣はどこかに行ってしまった。涼夏ではないが、確かに30本の指が這い回るのはゾクゾクして気持ちいい。
もう諦めよう。この可愛い仲間たちは、私のことが好きすぎる。そして私も、そうして私のことを好きでいてくれることが、本当に嬉しいのだ。
いつの間に眠っていたのか、気が付くと朝だった。障子の向こう側が明るい。手を伸ばしてスマホを取ると、7時を少し回ったところだった。
隣で眠っている涼夏を抱き寄せると、肌の感触が生々しかった。私たちの浴衣と下着は、一体どこに行ってしまったのだろう。
困惑していると、涼夏がギュッと私の背中を引き寄せた。明らかに目を覚ましているムーブだが、起きようとはしない。涼夏の髪の毛越しに隣の布団を見ると、奈都と目が合った。
「あっ、おはよ……」
奈都が布団から可愛らしく顔を出して私を見つめる。
「うん。おはよう」
「寝起きの千紗都は94」
「そうでもないと思うけど」
あくびをしながら反対側の布団を見ると、絢音はまだ寝ているようで、小さな寝息を立てていた。涼夏の髪を撫でながらぼんやりと天井を眺めていると、奈都が小さな声で言った。
「昨日はごめんね」
「昨日? 何のこと?」
「何って……その……」
言いかけて、もごもごと口ごもる。本当にわからなかったので首を傾げると、奈都は困ったように眉尻を下げた。
「ほら、3人でなんかこう、だいぶ、チサに色々しちゃったから……」
「なんにも怒ってないけど」
キョトンとしてそう言うと、胸元で涼夏がくすっと笑った。奈都が「そうなんだ」と乾いた笑いを浮かべた。いつの間に起きたのか、反対の布団で絢音が可笑しそうに声を弾ませた。
「やっぱり、千紗都を怒らせるのは難しい」
「そうでもないと思うけど。絢音は前からずっと、ギリギリを追及してるって言ってたじゃん?」
「正直に言うと、昨日は理性が負けた」
絢音があっさりとそう言って、涼夏があははと笑った。笑い事ではないが、まあ別に構わない。
そろそろ起きる提案をすると、涼夏が名残惜しそうに私の体を放した。くっついていた部分が汗ばんでいる上、全体的にベタベタしている。一刻も早くお風呂に行きたいが、まずは食事だ。
掛け布団をまくると、自分で脱いだ覚えのない下着が転がっていた。「下着を交換しよう」などとわけのわからないことを言っている涼夏を無視して、身なりを整える。髪もボサボサだが、ブラシをかけるとだいぶましになった。
食堂の昨日と同じテーブルで朝食をいただく。こちらはご厚意ではなく、元々ついているものなので、他の宿泊客と同じメニューだ。白いご飯に焼き魚、納豆、味噌汁、温泉卵、味付け海苔、漬け物。それらをもぐもぐ頬張っていると、奈都が向かいでじっと私を見つめていた。
「何?」
「ううん。チサ、可愛いなって思って」
「それは新発見だね」
私がしれっとそう言うと、隣でお茶を飲んでいた絢音が噎せた。奈都は何やらもじもじしているが、昨日もずっといたし、そもそも毎日一緒に学校に通っている。いきなりどうしたのだろう。
私が首を傾げると、涼夏が味噌汁を飲んでから、ほぅっと息を吐いた。
「昨日の夜の千紗都は、今までに見たことのないジャンルの可愛さだったから、ナッちゃんの気持ちもわからんでもない」
「帰宅部はすごいね……」
奈都が顔を赤くしながら、グルグルと温泉卵をかき混ぜた。奈都はそれをそういう食べ方をするのかと、新鮮な驚きを持って見つめる。お互いに新しい発見があったのなら、一緒に旅行して良かったというものだ。
ご飯の後はゆっくりと温泉に浸かった。すでにチェックアウトした客もいるし、露天風呂にはまた私たちの他に誰もいなかった。私たち自身もそんなにのんびりはしていられないが、朝からこうしてお風呂に入るのは、なんだか優雅な時間だ。
「今日が16歳で一番の思い出になりそうな気がする」
涼夏がぼんやりとそう呟く。始まったばかりで、何を言っているのか。
「15歳になった時、私たちはまだ出会ってもなかったでしょ? まだ17歳まで360日くらいあるし、どう考えても更新するでしょ」
まずは来月クリスマスがあり、冬休みがある。春は桜が咲いて、ゴールデンウィークの後、再び夏休みがやってくる。今回の旅は確かに楽しいが、昨日はひたすら歩いただけだし、結局遊園地には行かない。松茸ご飯は思わぬ収穫だったが、それだけだ。会話が楽しいのは今に始まったことではない。
そう訴えると、涼夏は静かに首を振った。
「千紗都と裸で寝た」
「そんなの別に、うちに来てくれれば、いつでもできるよ」
なんでもないようにそう言うと、3人が息を呑んで私を見つめた。その空気に気圧されて、私は思わず身を仰け反らせた。
「いや、別に深い意味はなくて」
「浅くていいから、毎日千紗都の家に行こう」
「私も、もうお小遣いは全部電車代に使う」
「私はバトン部を辞める」
「いや、それはやめて」
奈都にだけ冷静にそう告げると、奈都は可愛らしく唇を尖らせた。私はただ横になっていただけだが、こんなにも嬉しそうな3人を見るのは初めてだ。微妙に不本意ではあるが、まあ良しとする。
「みんなが楽しかったのなら、私はこの旅を企画して良かった」
穏やかにそう微笑むと、涼夏が瞳を潤ませて抱き付いてきた。
「部長! ずっとついて行くから!」
「是非そうして」
涼夏を抱きかかえながら顔を上げると、昨日とは打って変わっていい天気だった。ずっと屋内にいるのはもったいないから、午前中は昨日行った公園に戻って、遊覧船に乗るのもいいかもしれない。料金はそれなりにするが、元々遊園地に行こうとしていたことを思えばどうってことはない。
今日も楽しく過ごそう。帰宅部が日頃培ってきた遊ぶ力を、今こそ存分に発揮しようではないか。
涼夏が眠くてもうダメだと言いながら、私の膝に頭を乗せた。布団で寝てくれていいのだが、膝枕がいいらしい。
涼夏の髪を撫でながら明日の話をした結果、遊園地は回避することになった。ネックはやはりお金だ。そもそも今回の旅は交通費と宿泊費だけでもだいぶ使っている。その上、また往復バスに乗って遊園地に行き、乗り物のフリーパスを買うような余裕は無い。
それに、代替案のアウトレットも十分魅力的だった。来ようと思ってもなかなか来れる場所ではないし、主役の涼夏は買い物が好きだ。奈都はファッションに興味がないし、絢音も前に、買えないものを眺めるのはあまり好きではないと言っていたが、滅多に来れないことを天秤にかけた結果、アウトレット案を採用することになった。
明日は朝、温泉に入って、チェックアウトギリギリまで宿で過ごすことにした。もっとも、朝食があるから、それなりに早く起きなくてはいけない。
今日は涼夏も疲れているし、海の時のように荒ぶることはないだろう。そう思っていたが、甘かった。
電気を消して布団に潜り込むや否や、涼夏が私の上に覆いかぶさって来て、首筋に顔をうずめた。
「はぁ。今日はもう十分楽しかったのに、最後に千紗都と寝られるなんて、近年稀に見る最高の誕生日だ」
「いや、重いから。眠いんじゃなかったの?」
私がもがいていると、隣で絢音がくすっと笑った。
「ボジョレーのキャッチコピーみたいだった。完璧な肉感、桁外れに素晴らしい千紗都」
「そんな感じ。ああ、千紗都、愛おしい」
涼夏がうわ言のようにそう言いながら、私の唇に顔を押し付けた。さらに舌を入れてきて、静かな暗闇にピチャピチャと水気のある音が響く。
すぐ隣に友達がいるのに、コイツは一体何をしているのか。私が呆れながら涼夏の重みを感じていると、奈都が「デジャヴだ」と小声で呟いた。
3分くらいそうしていただろうか。そろそろ息苦しくなってきたから引き剥がそうと思ったら、突然とんでもないところを鷲づかみにされて、私は思わず悲鳴を上げた。
「ひえっ! 変なところ触らないで!」
「いや、どう考えても私の両手は千紗都の背中にあると思うけど」
涼夏が両手でグッと私の背中を引き寄せながら、熱っぽい声で言った。いつの間にそこにいたのか、すぐ耳元で絢音の声がした。
「それはもしかしたら、私の右手かもしれない」
囁くようにそう言いながら、絢音がわしわしと右手を動かす。
「それ、全然もしかしてない!」
身をよじりながら非難したが、絢音は「右手だけ中に入れさせてもらう約束だったし」と悪びれずに言った。確かにそういう話はしていたが、約束した覚えはない。
私がもがいていると、奈都が反対側から近付いてきて、そっと私の腰に触れた。
「じゃあ、私も片手だけ……」
「奈都は私を助けてくれる!」
期待を込めてそう言ったが、奈都はツラそうに首を振った。
「この状況に対して、悔しいほどに私は無力だ」
「えーっ!?」
相変わらず涼夏は私の上に乗っかって、胸を触りながら「これが91のおっぱい」と、感極まったように繰り返している。ちなみにそれはバストサイズではなく、先程のゲームの『やわらかそうなもの』で、絢音が私のおっぱいと言った時に持っていたカードの数字である。
片手だけと言っていた二人が、いつの間にか両手で私の体を撫で回している。浴衣はどこかに行ってしまった。涼夏ではないが、確かに30本の指が這い回るのはゾクゾクして気持ちいい。
もう諦めよう。この可愛い仲間たちは、私のことが好きすぎる。そして私も、そうして私のことを好きでいてくれることが、本当に嬉しいのだ。
いつの間に眠っていたのか、気が付くと朝だった。障子の向こう側が明るい。手を伸ばしてスマホを取ると、7時を少し回ったところだった。
隣で眠っている涼夏を抱き寄せると、肌の感触が生々しかった。私たちの浴衣と下着は、一体どこに行ってしまったのだろう。
困惑していると、涼夏がギュッと私の背中を引き寄せた。明らかに目を覚ましているムーブだが、起きようとはしない。涼夏の髪の毛越しに隣の布団を見ると、奈都と目が合った。
「あっ、おはよ……」
奈都が布団から可愛らしく顔を出して私を見つめる。
「うん。おはよう」
「寝起きの千紗都は94」
「そうでもないと思うけど」
あくびをしながら反対側の布団を見ると、絢音はまだ寝ているようで、小さな寝息を立てていた。涼夏の髪を撫でながらぼんやりと天井を眺めていると、奈都が小さな声で言った。
「昨日はごめんね」
「昨日? 何のこと?」
「何って……その……」
言いかけて、もごもごと口ごもる。本当にわからなかったので首を傾げると、奈都は困ったように眉尻を下げた。
「ほら、3人でなんかこう、だいぶ、チサに色々しちゃったから……」
「なんにも怒ってないけど」
キョトンとしてそう言うと、胸元で涼夏がくすっと笑った。奈都が「そうなんだ」と乾いた笑いを浮かべた。いつの間に起きたのか、反対の布団で絢音が可笑しそうに声を弾ませた。
「やっぱり、千紗都を怒らせるのは難しい」
「そうでもないと思うけど。絢音は前からずっと、ギリギリを追及してるって言ってたじゃん?」
「正直に言うと、昨日は理性が負けた」
絢音があっさりとそう言って、涼夏があははと笑った。笑い事ではないが、まあ別に構わない。
そろそろ起きる提案をすると、涼夏が名残惜しそうに私の体を放した。くっついていた部分が汗ばんでいる上、全体的にベタベタしている。一刻も早くお風呂に行きたいが、まずは食事だ。
掛け布団をまくると、自分で脱いだ覚えのない下着が転がっていた。「下着を交換しよう」などとわけのわからないことを言っている涼夏を無視して、身なりを整える。髪もボサボサだが、ブラシをかけるとだいぶましになった。
食堂の昨日と同じテーブルで朝食をいただく。こちらはご厚意ではなく、元々ついているものなので、他の宿泊客と同じメニューだ。白いご飯に焼き魚、納豆、味噌汁、温泉卵、味付け海苔、漬け物。それらをもぐもぐ頬張っていると、奈都が向かいでじっと私を見つめていた。
「何?」
「ううん。チサ、可愛いなって思って」
「それは新発見だね」
私がしれっとそう言うと、隣でお茶を飲んでいた絢音が噎せた。奈都は何やらもじもじしているが、昨日もずっといたし、そもそも毎日一緒に学校に通っている。いきなりどうしたのだろう。
私が首を傾げると、涼夏が味噌汁を飲んでから、ほぅっと息を吐いた。
「昨日の夜の千紗都は、今までに見たことのないジャンルの可愛さだったから、ナッちゃんの気持ちもわからんでもない」
「帰宅部はすごいね……」
奈都が顔を赤くしながら、グルグルと温泉卵をかき混ぜた。奈都はそれをそういう食べ方をするのかと、新鮮な驚きを持って見つめる。お互いに新しい発見があったのなら、一緒に旅行して良かったというものだ。
ご飯の後はゆっくりと温泉に浸かった。すでにチェックアウトした客もいるし、露天風呂にはまた私たちの他に誰もいなかった。私たち自身もそんなにのんびりはしていられないが、朝からこうしてお風呂に入るのは、なんだか優雅な時間だ。
「今日が16歳で一番の思い出になりそうな気がする」
涼夏がぼんやりとそう呟く。始まったばかりで、何を言っているのか。
「15歳になった時、私たちはまだ出会ってもなかったでしょ? まだ17歳まで360日くらいあるし、どう考えても更新するでしょ」
まずは来月クリスマスがあり、冬休みがある。春は桜が咲いて、ゴールデンウィークの後、再び夏休みがやってくる。今回の旅は確かに楽しいが、昨日はひたすら歩いただけだし、結局遊園地には行かない。松茸ご飯は思わぬ収穫だったが、それだけだ。会話が楽しいのは今に始まったことではない。
そう訴えると、涼夏は静かに首を振った。
「千紗都と裸で寝た」
「そんなの別に、うちに来てくれれば、いつでもできるよ」
なんでもないようにそう言うと、3人が息を呑んで私を見つめた。その空気に気圧されて、私は思わず身を仰け反らせた。
「いや、別に深い意味はなくて」
「浅くていいから、毎日千紗都の家に行こう」
「私も、もうお小遣いは全部電車代に使う」
「私はバトン部を辞める」
「いや、それはやめて」
奈都にだけ冷静にそう告げると、奈都は可愛らしく唇を尖らせた。私はただ横になっていただけだが、こんなにも嬉しそうな3人を見るのは初めてだ。微妙に不本意ではあるが、まあ良しとする。
「みんなが楽しかったのなら、私はこの旅を企画して良かった」
穏やかにそう微笑むと、涼夏が瞳を潤ませて抱き付いてきた。
「部長! ずっとついて行くから!」
「是非そうして」
涼夏を抱きかかえながら顔を上げると、昨日とは打って変わっていい天気だった。ずっと屋内にいるのはもったいないから、午前中は昨日行った公園に戻って、遊覧船に乗るのもいいかもしれない。料金はそれなりにするが、元々遊園地に行こうとしていたことを思えばどうってことはない。
今日も楽しく過ごそう。帰宅部が日頃培ってきた遊ぶ力を、今こそ存分に発揮しようではないか。
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