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番外編 ボードゲーム 4
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次に涼夏が持ってきたのもカードゲームだった。『路面電車』というゲームで、鉄道をテーマにしたゲームらしい。
ルールブックは薄いのだが、涼夏が少し自信がなさそうだったので、ここで初めて店員さんにインストしてもらうことにした。
それによると、4色ある1から10まで書かれた停留所カードが、停留所にもお金にも乗客にもなるらしい。手札から自分の前に停留所として並べるか、特定の路線に乗客として並べるか、お金にして列車を購入するか。
一つの列車に、同じ色の停留所を小さい順に並べ、その色のターミナルに4枚目の乗客が配置されたら、その色の列車に並べられた停留所の合計が自分の得点になる。
「つまり、伸ばしたい色は自分の停留所に置きたいけど、そうすると乗客として置けないから、なかなか点が入らないってことですね?」
ルールを聞きながら私がそう言うと、店員さんが嬉しそうに頷いた。
「そのジレンマを楽しむゲームです」
店員さんが「ごゆっくり」と言って戻って行くと、涼夏がカードを切りながら感心したようにまばたきをした。
「よくルール聞いただけで、どういうゲームかわかったね」
「うん。私、頭がいいから」
「それは勝つのが大変そうだ」
笑顔で涼夏がカードを配る。後手の私はお金が15枚。手札の6枚は青の1、4、6があったので、これを停留所として配置するのが良さそうだ。
そう思っていたら、いきなり涼夏が青の乗客を1枚置いた後、青の2、3を停留所として置いて列車を買った。二人とも青ならそれはそれで悪くないが、まだ1手番もやっていないので先が見えない。
私は乗客は涼夏に任せて赤に置き、青の1、4、6をすべて停留所に置いた。涼夏が「便乗ですか」と冷めた目で呟く。私は爽やかに微笑んだ。
「青の乗客は任せたから」
そう言ったら、涼夏は先程私が適当に置いた赤の乗客に1枚加えた上、赤の3、4、5を停留所に並べて列車を買った。手札は全部使い切っていたから、なかなかの引きだ。
ゲームを進めて行くと、5枚で買える2倍の列車がなくなって、買うのに10枚もかかる列車しかなくなってしまった。ただ、停留所の得点が3倍になるので、2倍の青に9と10を置いて終わらせて、別の色を3倍で作り始める。
なかなかどのターミナルにも乗客が4枚にならなかったが、これも先に私が青を4枚にして列車を運行した。私が16点、涼夏が4点。これで12点差。合計10回運行したらゲームが終了するが、どんどん青を運行させて逃げ切れるほど簡単なゲームではないだろう。すぐに涼夏が2本目の青の路線を作り始めて、3倍の列車を置く。
「これ、面白いな。考えた人、天才だな」
「まあ、考えた人が天才なのはそうだと思う」
私が4色すべての列車を作っている間に、涼夏が緑と赤の列車を運行して、1点差で抜かれてしまった。なかなかの接戦だ。
それからも、私が優勢の黄色で攻めるも、涼夏に青で臨時運行をされたり、涼夏が4倍の列車を作り始めたことで、優勢だった緑まで負け始めるなどして、結局最後は一気に2色の列車を運行されて152対175で負けてしまった。
点差を見ると、あの臨時運行の24点がなければ私が勝っていた。そう言うと、涼夏はしれっと手を振った。
「だったら私は、最後の列車を運行してないよ」
それももっともだ。黄色の列車はまだ当分運行できなかったし、結局私が負けていただろう。私が臨時運行まで粘らずに、黄色を7枚で終わらせてしまったのが悔やまれる。
「これ、面白かったね」
「地味な名ゲームだ」
さりげなく結構悔しかったので、再戦を挑みたいところではあるが、それを言ったら涼夏の『バトルライン』もそうだろう。
3勝3敗。なかなかいい勝負だ。
7ゲーム目。涼夏がチョイスしたのは『ル・アーブル:内陸港』というゲームだった。元々は『ル・アーブル』というゲームがあり、それを二人用にしたものらしい。ここ2回、『バトルライン』と『路面電車』という、カードを使ったゲームをやったが、これはいかにもボードゲームらしいゲームだ。
店員さんがインストしながら、調子はどうかと聞いてきたので、3勝3敗だと答えた。私たちが二人用のゲームをすべて1回ずつやって勝敗を競っていることは、すでに知っている。
「一緒にゲームをできる友達がいる上に、全力でやって同じくらいの実力っていうのはいいですね」
店員さんが楽しそうにそう言った。聞くと、やはり一緒に遊べる仲間がいなくて一人で来る人もいれば、家族でやって子供相手に全力を出せない人もいるという。そういう意味では、涼夏とは全力で潰しに行って互角な戦いを続けているので、恵まれているのだろう。実際、とても楽しい。
さて、『ル・アーブル:内陸港』は、12ラウンドに渡ってコインや資材でタイルを取って自分のボードに置き、その効果を使ってまたコインや資材を増やしていく。タイルには効果と価値が書かれていて、ラウンドごとに取れるタイルが増えていく。最終的には、タイルに書かれたコインの個数と、手元に残ったコインを足して、多い方が勝利する。
「自分でルール読んでるとよくわかんなかったけど、インストしてもらうと簡単そうだ」
涼夏が自分のボードのダイヤルを回しながらそう言った。
1ラウンド目は涼夏、私、涼夏がタイルを取るか使うかして、次は私、涼夏、私の順に行う。ラウンドが進むにつれて手番の数が増え、ずっと交互に手番を行っていく。先手、後手の有利不利はあまりないそうだ。
涼夏が「よくわからんねぇ」と言いながら、木材かレンガを増やせる資材市場を取った。それなら私は魚と小麦プレイをしてみようと、それらを増やせる商店を取る。
「喧嘩せずにやろうね」
そう微笑むと、涼夏が静かに首を振った。
「絶対にそうはならんだろ」
ゲームはサクサク進んでいくが、初めてで自分のプレイがいい動きなのかもわからない。作戦としては、お金を稼いで、11ラウンド目に出てくる30金で50金の価値のあるセーヌ橋を狙う。同時に、なるべくお金がもらえるタイルは私が取って、涼夏を金欠にさせる。
そう思っていたのだが、4ラウンド目は私からだったのに、食料をお金に変えられるレストランを、資材が足りなくて取ることができなかった。涼夏が勝ち誇ったように笑う。私は難しい顔で唸った。
「お金プレイしても、タイルを取るのは資材だから、立ち行かなくなる」
「木材とレンガがジャスティスだって」
あっと言う間に半分終わって、盤面を見ると、いつの間にか私は6金で涼夏が8金、木材とレンガプレイと言いながら、小麦も14まで上がっていた。このままでは負けてしまうと、真顔で盤面を睨んでいたら、涼夏がうっとりと目を細めた。
「真剣な千紗都、可愛い」
「そういうのはいいから。涼夏の番だから」
グルグルとダイヤルが回る。このギミックを考えた人は天才だ。パッチワークのデザインナーと同じ人らしい。天才だ。
残り4ラウンドで、少し逆転の兆しが見えてきた。食料を4金に変えられる曜日市が強い。涼夏が悩ましげに腕を組んだ。
「私の取ってるタイル、弱いなぁ」
「1金で使ってくれていいんだよ?」
「曜日市を借りるか」
「それはやめて」
セーヌ橋はくれてやると言って、涼夏が埠頭とギルドハウスを立て続けに取った。合わせて38金の価値がある。あまりタイルの点数を意識していなかった。効果は弱いが、点数は涼夏の方が高い気がする。
ラスト2ラウンド。取ったタイルの数は私が10枚、涼夏が8枚。お金も私の37金に対して涼夏は11金。セーヌ橋は慌てる必要がないから、得点が高そうなタイルを回収していく。お互い木材とレンガが心許ないから、どのアクションを打ってどのタイルを取るのが一番効率がいいかを考えなくてはいけない。
「一生分、頭使ってる気がする」
涼夏がギルドハウスの効果を上手く使いながら豪邸を制し、私も最終的には涼夏のギルドハウスを借りて、商館を奪取した。最後にセーヌ橋を買って、得点計算をする。
結果、私が225点、涼夏が211点で、激戦を私が制した。涼夏がぐったりとテーブルに突っ伏して頭を抱えた。
「嘘だろ……」
「残当。っていうか、曜日市最強説」
「勝てる戦いだった。前半に千紗都のタイルを借り過ぎたかもしれない。悔しい。これは悔しい」
大いに悔しがる涼夏が可愛い。これで4勝3敗。かつて食べた中で、最高に美味しいアイスになりそうだ。
ルールブックは薄いのだが、涼夏が少し自信がなさそうだったので、ここで初めて店員さんにインストしてもらうことにした。
それによると、4色ある1から10まで書かれた停留所カードが、停留所にもお金にも乗客にもなるらしい。手札から自分の前に停留所として並べるか、特定の路線に乗客として並べるか、お金にして列車を購入するか。
一つの列車に、同じ色の停留所を小さい順に並べ、その色のターミナルに4枚目の乗客が配置されたら、その色の列車に並べられた停留所の合計が自分の得点になる。
「つまり、伸ばしたい色は自分の停留所に置きたいけど、そうすると乗客として置けないから、なかなか点が入らないってことですね?」
ルールを聞きながら私がそう言うと、店員さんが嬉しそうに頷いた。
「そのジレンマを楽しむゲームです」
店員さんが「ごゆっくり」と言って戻って行くと、涼夏がカードを切りながら感心したようにまばたきをした。
「よくルール聞いただけで、どういうゲームかわかったね」
「うん。私、頭がいいから」
「それは勝つのが大変そうだ」
笑顔で涼夏がカードを配る。後手の私はお金が15枚。手札の6枚は青の1、4、6があったので、これを停留所として配置するのが良さそうだ。
そう思っていたら、いきなり涼夏が青の乗客を1枚置いた後、青の2、3を停留所として置いて列車を買った。二人とも青ならそれはそれで悪くないが、まだ1手番もやっていないので先が見えない。
私は乗客は涼夏に任せて赤に置き、青の1、4、6をすべて停留所に置いた。涼夏が「便乗ですか」と冷めた目で呟く。私は爽やかに微笑んだ。
「青の乗客は任せたから」
そう言ったら、涼夏は先程私が適当に置いた赤の乗客に1枚加えた上、赤の3、4、5を停留所に並べて列車を買った。手札は全部使い切っていたから、なかなかの引きだ。
ゲームを進めて行くと、5枚で買える2倍の列車がなくなって、買うのに10枚もかかる列車しかなくなってしまった。ただ、停留所の得点が3倍になるので、2倍の青に9と10を置いて終わらせて、別の色を3倍で作り始める。
なかなかどのターミナルにも乗客が4枚にならなかったが、これも先に私が青を4枚にして列車を運行した。私が16点、涼夏が4点。これで12点差。合計10回運行したらゲームが終了するが、どんどん青を運行させて逃げ切れるほど簡単なゲームではないだろう。すぐに涼夏が2本目の青の路線を作り始めて、3倍の列車を置く。
「これ、面白いな。考えた人、天才だな」
「まあ、考えた人が天才なのはそうだと思う」
私が4色すべての列車を作っている間に、涼夏が緑と赤の列車を運行して、1点差で抜かれてしまった。なかなかの接戦だ。
それからも、私が優勢の黄色で攻めるも、涼夏に青で臨時運行をされたり、涼夏が4倍の列車を作り始めたことで、優勢だった緑まで負け始めるなどして、結局最後は一気に2色の列車を運行されて152対175で負けてしまった。
点差を見ると、あの臨時運行の24点がなければ私が勝っていた。そう言うと、涼夏はしれっと手を振った。
「だったら私は、最後の列車を運行してないよ」
それももっともだ。黄色の列車はまだ当分運行できなかったし、結局私が負けていただろう。私が臨時運行まで粘らずに、黄色を7枚で終わらせてしまったのが悔やまれる。
「これ、面白かったね」
「地味な名ゲームだ」
さりげなく結構悔しかったので、再戦を挑みたいところではあるが、それを言ったら涼夏の『バトルライン』もそうだろう。
3勝3敗。なかなかいい勝負だ。
7ゲーム目。涼夏がチョイスしたのは『ル・アーブル:内陸港』というゲームだった。元々は『ル・アーブル』というゲームがあり、それを二人用にしたものらしい。ここ2回、『バトルライン』と『路面電車』という、カードを使ったゲームをやったが、これはいかにもボードゲームらしいゲームだ。
店員さんがインストしながら、調子はどうかと聞いてきたので、3勝3敗だと答えた。私たちが二人用のゲームをすべて1回ずつやって勝敗を競っていることは、すでに知っている。
「一緒にゲームをできる友達がいる上に、全力でやって同じくらいの実力っていうのはいいですね」
店員さんが楽しそうにそう言った。聞くと、やはり一緒に遊べる仲間がいなくて一人で来る人もいれば、家族でやって子供相手に全力を出せない人もいるという。そういう意味では、涼夏とは全力で潰しに行って互角な戦いを続けているので、恵まれているのだろう。実際、とても楽しい。
さて、『ル・アーブル:内陸港』は、12ラウンドに渡ってコインや資材でタイルを取って自分のボードに置き、その効果を使ってまたコインや資材を増やしていく。タイルには効果と価値が書かれていて、ラウンドごとに取れるタイルが増えていく。最終的には、タイルに書かれたコインの個数と、手元に残ったコインを足して、多い方が勝利する。
「自分でルール読んでるとよくわかんなかったけど、インストしてもらうと簡単そうだ」
涼夏が自分のボードのダイヤルを回しながらそう言った。
1ラウンド目は涼夏、私、涼夏がタイルを取るか使うかして、次は私、涼夏、私の順に行う。ラウンドが進むにつれて手番の数が増え、ずっと交互に手番を行っていく。先手、後手の有利不利はあまりないそうだ。
涼夏が「よくわからんねぇ」と言いながら、木材かレンガを増やせる資材市場を取った。それなら私は魚と小麦プレイをしてみようと、それらを増やせる商店を取る。
「喧嘩せずにやろうね」
そう微笑むと、涼夏が静かに首を振った。
「絶対にそうはならんだろ」
ゲームはサクサク進んでいくが、初めてで自分のプレイがいい動きなのかもわからない。作戦としては、お金を稼いで、11ラウンド目に出てくる30金で50金の価値のあるセーヌ橋を狙う。同時に、なるべくお金がもらえるタイルは私が取って、涼夏を金欠にさせる。
そう思っていたのだが、4ラウンド目は私からだったのに、食料をお金に変えられるレストランを、資材が足りなくて取ることができなかった。涼夏が勝ち誇ったように笑う。私は難しい顔で唸った。
「お金プレイしても、タイルを取るのは資材だから、立ち行かなくなる」
「木材とレンガがジャスティスだって」
あっと言う間に半分終わって、盤面を見ると、いつの間にか私は6金で涼夏が8金、木材とレンガプレイと言いながら、小麦も14まで上がっていた。このままでは負けてしまうと、真顔で盤面を睨んでいたら、涼夏がうっとりと目を細めた。
「真剣な千紗都、可愛い」
「そういうのはいいから。涼夏の番だから」
グルグルとダイヤルが回る。このギミックを考えた人は天才だ。パッチワークのデザインナーと同じ人らしい。天才だ。
残り4ラウンドで、少し逆転の兆しが見えてきた。食料を4金に変えられる曜日市が強い。涼夏が悩ましげに腕を組んだ。
「私の取ってるタイル、弱いなぁ」
「1金で使ってくれていいんだよ?」
「曜日市を借りるか」
「それはやめて」
セーヌ橋はくれてやると言って、涼夏が埠頭とギルドハウスを立て続けに取った。合わせて38金の価値がある。あまりタイルの点数を意識していなかった。効果は弱いが、点数は涼夏の方が高い気がする。
ラスト2ラウンド。取ったタイルの数は私が10枚、涼夏が8枚。お金も私の37金に対して涼夏は11金。セーヌ橋は慌てる必要がないから、得点が高そうなタイルを回収していく。お互い木材とレンガが心許ないから、どのアクションを打ってどのタイルを取るのが一番効率がいいかを考えなくてはいけない。
「一生分、頭使ってる気がする」
涼夏がギルドハウスの効果を上手く使いながら豪邸を制し、私も最終的には涼夏のギルドハウスを借りて、商館を奪取した。最後にセーヌ橋を買って、得点計算をする。
結果、私が225点、涼夏が211点で、激戦を私が制した。涼夏がぐったりとテーブルに突っ伏して頭を抱えた。
「嘘だろ……」
「残当。っていうか、曜日市最強説」
「勝てる戦いだった。前半に千紗都のタイルを借り過ぎたかもしれない。悔しい。これは悔しい」
大いに悔しがる涼夏が可愛い。これで4勝3敗。かつて食べた中で、最高に美味しいアイスになりそうだ。
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