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第三十九話 幻獣グリフォンと大型ダンジョンへ
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「そう言えば、ムサシとコジロウはどうやってこの場所を知ったんだ?」
リリが言ってたようにこの場所は滅多なことでは見つけることができないらしいので、どうやって見つけたかが非常に気になった。
「それはですね、ヒビトさんがイベントで手に入れた九尾の狐の尻尾にしがみついてここに来たので見つけたと言うわけではないです!」
ムサシが車と同じスピードで走っていたフウラの尻尾にしがみついて来たと言ったので、驚かずにはいられなかった。ゲームの中でしかできない人間離れした技だ。
「大した根性ね」
ツキナがムサシとコジロウを褒めた。
「メンタルの強さには自信があります!」
ツキナの言葉に対して、コジロウが自信満々に言い切る。僕はコジロウの発言に感心していた。
「ここにあった僕のお肉知らないですよね?」
ムサシが沈んだ声で言ってくる。
予測でしかないが好きなお肉を最後に食べようと思って残しておいたのに誰かに盗まれてしまったので、落ち込んでいるのだろう。
誰も心当たりがないので、お互いに顔を見ながら犯人を探す。
「お兄! 幽霊にとられたんじゃないの?」
「プレイヤーホームに幽霊なんているわけないじゃん……」
コジロウの言葉に返事をしながらムサシは恐怖に満ちて蒼くこわばった顔になっている。どうやらムサシは幽霊が苦手なようだ。
「それは分からないよ! お兄!」
コジロウはムサシを怖がらせる発言をする。
「そんなわけ——ひいーっ! 何かが僕に触った! 無理、無理、無理!」
ムサシは悲鳴を上げながら隣に座っていたアサガオにしがみつく。
僕は自分より年下の女の子にしがみつくムサシの姿を見て笑いそうになるのを、口の中を奥歯で噛むようにし堪える。ツキナたちも僕と同じように笑いを堪えているようだ。
「ムサシさん、大丈夫ですよ」
アサガオはムサシの頭を母親のように撫でながらそんなことを言っている。
「お兄のご飯がまた、消えたぞ!」
コジロウはムサシのことをゲラゲラ笑いながら今起きていることを的確に伝える。
無くなっていくのは全て肉類ばっかりだ。たまたま肉を多く残していたムサシが狙われたのだろう。ムサシのご飯をとっているのは一体、誰なんだろうか……。
「ひいぃーっ! 無理ーっ! 本当に無理ーっ!」
ムサシはより強くアサガオにしがみつく。
「よしよし、大丈夫ですよ! きっとみんなさんがなんとかしてくれます!」
その後もご飯が消える現象が続く。
僕はご飯が消えてくたびに強くアサガオにしがみつくムサシを見て、(普通、立場逆だろ!)とツッコミたくなってしまう。
「次にご飯が消えたら俺が取っ捕まえてやる!」
トモはそう言ってムサシが座っていた席に近づいてテーブルや椅子を凝視する。しばらくするとまたご飯が消えた。
「そこかぁ!」
トモは辺りかまわぬ大きな声を出しながらテーブルを思いっきり叩く。
「強く叩きすぎよ! 壊れたらどうするの!」
トモはリリに怒られてしまっていたが、トモの限りない喜びに満ちた顔をしていた。どうやら手応えがあったようだ。
「ごめん! でもご飯を盗んだ犯人を捕まえたぞ!」
「どんな奴だった?」
僕はトモに好奇心でいっぱいになった少年のような表情で質問する。
「こんな奴だ」
トモは僕に右手を差し出してきて、手に収まっている奴を見せてくれた。
ライオンの胴体に鷲の頭と翼、爪を持つグリフォンだった。
「すげぇ! グリフォンじゃん!」
僕は興奮で胸が激しく波立つのを感じていたので、ついつい大きな声を出してしまう。
「俺も驚いたんだけど、幻獣はこんな簡単に手に入るものなのか?」
「僕たちが、運良すぎるだけだと思うよ!」
「そうだよな……よし、決めた! こいつは俺の相棒にする! 名前はクウガだ!」
「捕まえたのはトモだし、いいんじゃない。どうやって仲間にするか分からないけど……」
「とりあえず撫でてみるわ!」
トモはそう言いながら左手をクウガに近づける。するとクウガはトモの左手を噛んだ。
「いてっ! やったなお前!」
トモは左手を握り、クウガを殴りにかかる。
「グリフォンの子供を殴るな!」
僕は慌ててトモを止めようとするが、次の瞬間クウガの全長が五メートルになった。そして僕たちに攻撃をしてくる。
「フウラ! 助けて!」
僕は反射的にフウラを呼んでしまう。
ツキナは僕とトモ以外の仲間をシールドで守る。トモはクウガの攻撃を回避して反撃の準備をしている。
クウガと尻尾攻撃とフウラの右手の引っ掻き攻撃がぶつかる。
クウガとフウラの攻撃がぶつかった衝撃で買ったばっかりのログハウスに大穴が開く。さらにテーブルも粉々になり、テーブルの上にまだ残っていたご飯が床に散乱した。
「ちょっと! あんたたち何やってるの!」
「クウガとフウラは小さくなってそこに座りなさい! ヒビトとトモは正座!」
ツキナとリリの雷のような激しいその怒りの声に打たれて僕とトモは正座をする。そしてフウラとクウガも大きさを僕たちくらいに変更してお座りをする。
僕とトモは幻獣をしゅんとさせてしまうほどの殺気立ったオーラが僕とトモを襲う。ここまで怒らせたのは初めてだ……。
「本当に申し訳ありませんした!」
僕とトモは土下座をして謝る。クウガとフウラも頭を下げる。
この後、僕とフウラはツキナに、トモとクウガはリリにこっ酷く叱られ、罰ゲームとして散らばったご飯の片付けと今日中にログハウスの修理をする時に使う素材を集める作業をする事になった。
僕とトモとクウガとフウラはご飯の片付けを終え、素材集めに向かおうとしていた。
リリから言われた素材はこの場所から三十キロメートル先にある大型ダンジョンのモンスターから手に入れることができるらしい。
絶対にログハウスの修理以外に私用で使う素材も含まれていると思う。だからと言って断れないのだが……。
「罰ゲームだけど、やっと二人で冒険できるな!」
トモは弾んだ口調で言ってくる。
僕はまだ落ち込んでいるのに……。切り替えが早くて羨ましい……。
「そうだな!」
僕は口に微笑を滲ませながら言う。
「行きはフウラで移動して、帰りはクウガで戻ってこような!」
「了解! フウラよろしく!」
僕がそう言うと頭の上に乗っていたフウラは地面に降りて五メートルの大きさになり僕とトモを背中に乗せた。クウガはトモの頭の上に乗っている。フウラは目的の大型ダンジョンに向かって走り出した。
リリが言ってたようにこの場所は滅多なことでは見つけることができないらしいので、どうやって見つけたかが非常に気になった。
「それはですね、ヒビトさんがイベントで手に入れた九尾の狐の尻尾にしがみついてここに来たので見つけたと言うわけではないです!」
ムサシが車と同じスピードで走っていたフウラの尻尾にしがみついて来たと言ったので、驚かずにはいられなかった。ゲームの中でしかできない人間離れした技だ。
「大した根性ね」
ツキナがムサシとコジロウを褒めた。
「メンタルの強さには自信があります!」
ツキナの言葉に対して、コジロウが自信満々に言い切る。僕はコジロウの発言に感心していた。
「ここにあった僕のお肉知らないですよね?」
ムサシが沈んだ声で言ってくる。
予測でしかないが好きなお肉を最後に食べようと思って残しておいたのに誰かに盗まれてしまったので、落ち込んでいるのだろう。
誰も心当たりがないので、お互いに顔を見ながら犯人を探す。
「お兄! 幽霊にとられたんじゃないの?」
「プレイヤーホームに幽霊なんているわけないじゃん……」
コジロウの言葉に返事をしながらムサシは恐怖に満ちて蒼くこわばった顔になっている。どうやらムサシは幽霊が苦手なようだ。
「それは分からないよ! お兄!」
コジロウはムサシを怖がらせる発言をする。
「そんなわけ——ひいーっ! 何かが僕に触った! 無理、無理、無理!」
ムサシは悲鳴を上げながら隣に座っていたアサガオにしがみつく。
僕は自分より年下の女の子にしがみつくムサシの姿を見て笑いそうになるのを、口の中を奥歯で噛むようにし堪える。ツキナたちも僕と同じように笑いを堪えているようだ。
「ムサシさん、大丈夫ですよ」
アサガオはムサシの頭を母親のように撫でながらそんなことを言っている。
「お兄のご飯がまた、消えたぞ!」
コジロウはムサシのことをゲラゲラ笑いながら今起きていることを的確に伝える。
無くなっていくのは全て肉類ばっかりだ。たまたま肉を多く残していたムサシが狙われたのだろう。ムサシのご飯をとっているのは一体、誰なんだろうか……。
「ひいぃーっ! 無理ーっ! 本当に無理ーっ!」
ムサシはより強くアサガオにしがみつく。
「よしよし、大丈夫ですよ! きっとみんなさんがなんとかしてくれます!」
その後もご飯が消える現象が続く。
僕はご飯が消えてくたびに強くアサガオにしがみつくムサシを見て、(普通、立場逆だろ!)とツッコミたくなってしまう。
「次にご飯が消えたら俺が取っ捕まえてやる!」
トモはそう言ってムサシが座っていた席に近づいてテーブルや椅子を凝視する。しばらくするとまたご飯が消えた。
「そこかぁ!」
トモは辺りかまわぬ大きな声を出しながらテーブルを思いっきり叩く。
「強く叩きすぎよ! 壊れたらどうするの!」
トモはリリに怒られてしまっていたが、トモの限りない喜びに満ちた顔をしていた。どうやら手応えがあったようだ。
「ごめん! でもご飯を盗んだ犯人を捕まえたぞ!」
「どんな奴だった?」
僕はトモに好奇心でいっぱいになった少年のような表情で質問する。
「こんな奴だ」
トモは僕に右手を差し出してきて、手に収まっている奴を見せてくれた。
ライオンの胴体に鷲の頭と翼、爪を持つグリフォンだった。
「すげぇ! グリフォンじゃん!」
僕は興奮で胸が激しく波立つのを感じていたので、ついつい大きな声を出してしまう。
「俺も驚いたんだけど、幻獣はこんな簡単に手に入るものなのか?」
「僕たちが、運良すぎるだけだと思うよ!」
「そうだよな……よし、決めた! こいつは俺の相棒にする! 名前はクウガだ!」
「捕まえたのはトモだし、いいんじゃない。どうやって仲間にするか分からないけど……」
「とりあえず撫でてみるわ!」
トモはそう言いながら左手をクウガに近づける。するとクウガはトモの左手を噛んだ。
「いてっ! やったなお前!」
トモは左手を握り、クウガを殴りにかかる。
「グリフォンの子供を殴るな!」
僕は慌ててトモを止めようとするが、次の瞬間クウガの全長が五メートルになった。そして僕たちに攻撃をしてくる。
「フウラ! 助けて!」
僕は反射的にフウラを呼んでしまう。
ツキナは僕とトモ以外の仲間をシールドで守る。トモはクウガの攻撃を回避して反撃の準備をしている。
クウガと尻尾攻撃とフウラの右手の引っ掻き攻撃がぶつかる。
クウガとフウラの攻撃がぶつかった衝撃で買ったばっかりのログハウスに大穴が開く。さらにテーブルも粉々になり、テーブルの上にまだ残っていたご飯が床に散乱した。
「ちょっと! あんたたち何やってるの!」
「クウガとフウラは小さくなってそこに座りなさい! ヒビトとトモは正座!」
ツキナとリリの雷のような激しいその怒りの声に打たれて僕とトモは正座をする。そしてフウラとクウガも大きさを僕たちくらいに変更してお座りをする。
僕とトモは幻獣をしゅんとさせてしまうほどの殺気立ったオーラが僕とトモを襲う。ここまで怒らせたのは初めてだ……。
「本当に申し訳ありませんした!」
僕とトモは土下座をして謝る。クウガとフウラも頭を下げる。
この後、僕とフウラはツキナに、トモとクウガはリリにこっ酷く叱られ、罰ゲームとして散らばったご飯の片付けと今日中にログハウスの修理をする時に使う素材を集める作業をする事になった。
僕とトモとクウガとフウラはご飯の片付けを終え、素材集めに向かおうとしていた。
リリから言われた素材はこの場所から三十キロメートル先にある大型ダンジョンのモンスターから手に入れることができるらしい。
絶対にログハウスの修理以外に私用で使う素材も含まれていると思う。だからと言って断れないのだが……。
「罰ゲームだけど、やっと二人で冒険できるな!」
トモは弾んだ口調で言ってくる。
僕はまだ落ち込んでいるのに……。切り替えが早くて羨ましい……。
「そうだな!」
僕は口に微笑を滲ませながら言う。
「行きはフウラで移動して、帰りはクウガで戻ってこような!」
「了解! フウラよろしく!」
僕がそう言うと頭の上に乗っていたフウラは地面に降りて五メートルの大きさになり僕とトモを背中に乗せた。クウガはトモの頭の上に乗っている。フウラは目的の大型ダンジョンに向かって走り出した。
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