8 / 92
第七話 初武器生産と試し斬り
しおりを挟む
玲奈と別れた後、僕は家に帰宅していた。
「ただいま!」
「おかえり! 彼女はできた?」
勘が鋭いお母さんにいきなりそんなことを言われた。
実際、彼女ができてしまったので、嘘をつかずに話してしまおうか……勘が鋭いお母さんの前では筒抜けだろうし……。
「できたよ!」
「やっぱり! 悠斗に彼女ができるなんて思わなかったけど……」
「それはどういう事だよ!」
お母さんの言葉についつい突っ込んでしまう。
「冗談よ! いつ連れてきてくれるのかしら!」
「また今度……」
「楽しみにしているわ!」
お母さんは心がほのかに温まるような微笑みを浮かべている。
僕はお母さんと日常するような会話をして二階に上がっていく。
「夕飯の時には降りてきなさいよ!」
「は――い」
僕は返事をして自室に入っていく。
自室に入るとすぐにベッドに横になってゲームにログインする。
***
僕が目を開けると、そこは現実世界に帰還する前に急いで取った宿だった。
ツキナはまだベッドに寝転がったままなのでログインはしていないようだ。
早くログインして来ないかな……僕はドキドキワクワクしながら待った。
五分くらいツキナを見つめているとアバターに魂が吹き込まれたかのようにひょっこりと、起き上がってこちらに顔を向けてくる。
「こんにちは、さっきぶりだね! ツキナ!」
「こんにちは、ヒビト!」
僕とツキナは唇に幸福の笑みを浮かべながら挨拶をかわす。
初めて会った時よりも明るい雰囲気が漂っている気がする。お互いに心境の変化があったからだろう……。
「さぁ! 武器を作りに行きましょ! 私が紹介すると言ったプレイヤーはログインしているみたいだから!」
「プレイヤー?」
「ヒビトと私みたいにゲームをやっている人のことをこの世界ではプレイヤーと言うの!」
「なるほど! 行こ!」
僕とツキナは足早に宿を出ていく。
外に出るとこのゲームに初めてログインした時と同じ光景が広がっているのだが、初めてログインした時よりもきれいに見えている。
「やっぱりいつ見てもきれいな光景だなぁ……」
「そうね!」
僕とツキナはそう呟き、手をつないだ。
(普通に手をつなげたぞ‼ やったぁ‼)と僕は歓喜の声を上げる。心の中で騒いでいるだけなので誰にも聞こえないが……。
五百メートルくらい歩くと目的の武器屋さんが見えてきた。
店の上には遠くからでも目立つように武器の形をした看板を取り付けていた。
武器屋の目の前に着くと表には《リリ武具店》と表示されていた。
僕とツキナは店の中に入っていく。
「いらしゃい! ツキリン!」
「こんにちは、リリ!」
この店を経営しているのは僕と同い年くらいで、赤い髪のショートカットに日本人のようにダークブラウン色の瞳をしている。さらに生産職のプレイヤーなので動きやすそうな格好をしている女の子だった。
ツキナとはとても親しそうにしている。
「ところで、ツキリン! 隣にいる男の子は彼氏?」
「……えっ! と、友達よ!」
「ツキリンは嘘をつくのが下手だね!」
リリはにやりと笑いながら言う。
確かにリリが言ったことは正しいツキナの嘘は非常に分かりやすいのだ。
リリは僕に接近してきてじっくりと見物を始めた。
「顔は九十点、それにスタイルもいいし、完璧ね! ツキリン! いい彼氏を捕まえたじゃない!」
人を評価するなと突っ込みたくなったがツキナがいるので抑える。
「ありがと……」
「ツキリン! さっそく今日、来た理由を教えて!」
「今日はヒビトの武器を生産してもらいたくて来たの!」
「へぇ~ ヒビトと言う名前なんだ……」
「作ってくれる?」
「いいよ! ヒビトはどんな武器を使うの?」
いきなり呼び捨てっすかと思ったが、質問にちゃんと答える。
「大剣!」
「力もちなんだ! ちなみにSTRにどれくらい振ってる?」
「……えっと……確か……四十くらいだったはず……」
「オッケー‼ 素材はどれを使う?」
「この中で一番いいものを……」
僕はリンクメニューを開いて、アイテムの項目を選択して机みたいなところに実体化させる。
アイテムの名前を選択すると説明と同時に〔実体化〕、〔捨てる〕や〔交換〕などと言うこのアイテムをどうするかが表示されるので〔実体化〕を選択して実体化させた。
これも操作もツキナに説明されている通りに行う。
「どれどれ!」
リリは実体化させたアイテムを一ずつタップして確認を行っていく。
「これとこれを使うね! 後は売ってもいいと思うよ」
「そんなこともできるのか?」
「できるよ! となりに鑑定をやっている店があるから武器が出来上がるまでの間に売ってきたら?」
「なら、そうさせてもらう!」
アイテムを売ることができるのか……初めて知った……僕とツキナは武器が出来上がるまでの間にアイテムを売りに行った。
「ヒビト! 所持金いくら?」
「所持金って……ゴールドって書いてあるやつか……?」
「そうよ!」
「二十万ゴールドってなってた」
「結構あるわね!」
「あれだけモンスターを倒したからな……」
ツキナの話によるとこのゲームではモンスターを倒すとアイテム以外にお金も一緒にドロップするらしいのだ。
僕とツキナがリリ武具店に戻ると武器が完成していた。僕は十万ゴールドを支払った。
「ツキリン! ヒビト! また来てね!」
僕とツキナは返事を返して店を後にして、試し斬りをするためにフィールドに向かう。
「今回は違うフィールドに行くわよ!」
「何で?」
「ヒビトが強くなったからよ! モンスターも強くなっているから、レベルも上がりやすくなるはずよ!」
「分かった!」
今回はログインしたてにお世話になったフィールドではなく別のフィールドに行くことになった。
フィールドについて目に入った光景は白色のかすみ草が広がる場所だった。
「今度は真っ白のかすみ草か……」
桜、菜の花そしてかすみ草どれも春を象徴する代表的な花だ。
春をテーマにしているのかな……
僕とツキナは歩いて進んでいく。
このフィールドに来て最初に遭遇したモンスターはキツネだった。
キツネは腹を空かせているようだった。
「これあげる!」
僕は最初のフィールドにいた蜂がドロップしたアイテムを実体化してキツネに渡してみた。
アイテムは全部売ったわけではなく、念のため二つ残しておいたのだ。
「何やってるの?」
「モンスターが腹を空かせているみたいだから、餌をあげてみたんだよ」
「バカじゃないの!」
「……何で? 餌を食べてくれてるでしょ?」
「見てみなさい! 餌なんか無視してこっちに向かってくるわよ!」
「本当だ……気に入らなかったのかな?」
「知らないわよ!」
(餌を与えてあげたのにそれはひどいでしょ)と心の中でキツネを怒り、大剣を抜いて狐の噛みつき攻撃を避けて腰のあたりに一撃‼
「胴‼」
キツネは一発で絶命する。
斬った際に攻撃が当たった部分がオレンジ色に光った。
「斬った時にオレンジ色に光ったんだけど意味あるのか?」
「そのエフェクトは攻撃がクリティカルになったと言う意味よ! 他にもクリティカルエフェクトにはいろいろな色があるのよ」
ツキナの説明を聞くとエフェクトと言うのは光を発生させることだと自然に分かった。
やっぱり【狙い上手Ⅲ】の効果は異常だったみたいだ。
(僕、マジで強いかも……)
「餌を無視して向かってきたからだ!! それにしてもこの武器すごい使いやすいし、威力も違うなぁ……」
「それはそうよ! その武器を作る前は初期装備を使っていたんだから……! 生産職のプレイヤーが作る武器は初期装備に比べて威力も桁違いなのよ!」
「そうなんだ! 生産職すげぇ!」
味をしめた僕は試し斬りを続けるのだった。
「ただいま!」
「おかえり! 彼女はできた?」
勘が鋭いお母さんにいきなりそんなことを言われた。
実際、彼女ができてしまったので、嘘をつかずに話してしまおうか……勘が鋭いお母さんの前では筒抜けだろうし……。
「できたよ!」
「やっぱり! 悠斗に彼女ができるなんて思わなかったけど……」
「それはどういう事だよ!」
お母さんの言葉についつい突っ込んでしまう。
「冗談よ! いつ連れてきてくれるのかしら!」
「また今度……」
「楽しみにしているわ!」
お母さんは心がほのかに温まるような微笑みを浮かべている。
僕はお母さんと日常するような会話をして二階に上がっていく。
「夕飯の時には降りてきなさいよ!」
「は――い」
僕は返事をして自室に入っていく。
自室に入るとすぐにベッドに横になってゲームにログインする。
***
僕が目を開けると、そこは現実世界に帰還する前に急いで取った宿だった。
ツキナはまだベッドに寝転がったままなのでログインはしていないようだ。
早くログインして来ないかな……僕はドキドキワクワクしながら待った。
五分くらいツキナを見つめているとアバターに魂が吹き込まれたかのようにひょっこりと、起き上がってこちらに顔を向けてくる。
「こんにちは、さっきぶりだね! ツキナ!」
「こんにちは、ヒビト!」
僕とツキナは唇に幸福の笑みを浮かべながら挨拶をかわす。
初めて会った時よりも明るい雰囲気が漂っている気がする。お互いに心境の変化があったからだろう……。
「さぁ! 武器を作りに行きましょ! 私が紹介すると言ったプレイヤーはログインしているみたいだから!」
「プレイヤー?」
「ヒビトと私みたいにゲームをやっている人のことをこの世界ではプレイヤーと言うの!」
「なるほど! 行こ!」
僕とツキナは足早に宿を出ていく。
外に出るとこのゲームに初めてログインした時と同じ光景が広がっているのだが、初めてログインした時よりもきれいに見えている。
「やっぱりいつ見てもきれいな光景だなぁ……」
「そうね!」
僕とツキナはそう呟き、手をつないだ。
(普通に手をつなげたぞ‼ やったぁ‼)と僕は歓喜の声を上げる。心の中で騒いでいるだけなので誰にも聞こえないが……。
五百メートルくらい歩くと目的の武器屋さんが見えてきた。
店の上には遠くからでも目立つように武器の形をした看板を取り付けていた。
武器屋の目の前に着くと表には《リリ武具店》と表示されていた。
僕とツキナは店の中に入っていく。
「いらしゃい! ツキリン!」
「こんにちは、リリ!」
この店を経営しているのは僕と同い年くらいで、赤い髪のショートカットに日本人のようにダークブラウン色の瞳をしている。さらに生産職のプレイヤーなので動きやすそうな格好をしている女の子だった。
ツキナとはとても親しそうにしている。
「ところで、ツキリン! 隣にいる男の子は彼氏?」
「……えっ! と、友達よ!」
「ツキリンは嘘をつくのが下手だね!」
リリはにやりと笑いながら言う。
確かにリリが言ったことは正しいツキナの嘘は非常に分かりやすいのだ。
リリは僕に接近してきてじっくりと見物を始めた。
「顔は九十点、それにスタイルもいいし、完璧ね! ツキリン! いい彼氏を捕まえたじゃない!」
人を評価するなと突っ込みたくなったがツキナがいるので抑える。
「ありがと……」
「ツキリン! さっそく今日、来た理由を教えて!」
「今日はヒビトの武器を生産してもらいたくて来たの!」
「へぇ~ ヒビトと言う名前なんだ……」
「作ってくれる?」
「いいよ! ヒビトはどんな武器を使うの?」
いきなり呼び捨てっすかと思ったが、質問にちゃんと答える。
「大剣!」
「力もちなんだ! ちなみにSTRにどれくらい振ってる?」
「……えっと……確か……四十くらいだったはず……」
「オッケー‼ 素材はどれを使う?」
「この中で一番いいものを……」
僕はリンクメニューを開いて、アイテムの項目を選択して机みたいなところに実体化させる。
アイテムの名前を選択すると説明と同時に〔実体化〕、〔捨てる〕や〔交換〕などと言うこのアイテムをどうするかが表示されるので〔実体化〕を選択して実体化させた。
これも操作もツキナに説明されている通りに行う。
「どれどれ!」
リリは実体化させたアイテムを一ずつタップして確認を行っていく。
「これとこれを使うね! 後は売ってもいいと思うよ」
「そんなこともできるのか?」
「できるよ! となりに鑑定をやっている店があるから武器が出来上がるまでの間に売ってきたら?」
「なら、そうさせてもらう!」
アイテムを売ることができるのか……初めて知った……僕とツキナは武器が出来上がるまでの間にアイテムを売りに行った。
「ヒビト! 所持金いくら?」
「所持金って……ゴールドって書いてあるやつか……?」
「そうよ!」
「二十万ゴールドってなってた」
「結構あるわね!」
「あれだけモンスターを倒したからな……」
ツキナの話によるとこのゲームではモンスターを倒すとアイテム以外にお金も一緒にドロップするらしいのだ。
僕とツキナがリリ武具店に戻ると武器が完成していた。僕は十万ゴールドを支払った。
「ツキリン! ヒビト! また来てね!」
僕とツキナは返事を返して店を後にして、試し斬りをするためにフィールドに向かう。
「今回は違うフィールドに行くわよ!」
「何で?」
「ヒビトが強くなったからよ! モンスターも強くなっているから、レベルも上がりやすくなるはずよ!」
「分かった!」
今回はログインしたてにお世話になったフィールドではなく別のフィールドに行くことになった。
フィールドについて目に入った光景は白色のかすみ草が広がる場所だった。
「今度は真っ白のかすみ草か……」
桜、菜の花そしてかすみ草どれも春を象徴する代表的な花だ。
春をテーマにしているのかな……
僕とツキナは歩いて進んでいく。
このフィールドに来て最初に遭遇したモンスターはキツネだった。
キツネは腹を空かせているようだった。
「これあげる!」
僕は最初のフィールドにいた蜂がドロップしたアイテムを実体化してキツネに渡してみた。
アイテムは全部売ったわけではなく、念のため二つ残しておいたのだ。
「何やってるの?」
「モンスターが腹を空かせているみたいだから、餌をあげてみたんだよ」
「バカじゃないの!」
「……何で? 餌を食べてくれてるでしょ?」
「見てみなさい! 餌なんか無視してこっちに向かってくるわよ!」
「本当だ……気に入らなかったのかな?」
「知らないわよ!」
(餌を与えてあげたのにそれはひどいでしょ)と心の中でキツネを怒り、大剣を抜いて狐の噛みつき攻撃を避けて腰のあたりに一撃‼
「胴‼」
キツネは一発で絶命する。
斬った際に攻撃が当たった部分がオレンジ色に光った。
「斬った時にオレンジ色に光ったんだけど意味あるのか?」
「そのエフェクトは攻撃がクリティカルになったと言う意味よ! 他にもクリティカルエフェクトにはいろいろな色があるのよ」
ツキナの説明を聞くとエフェクトと言うのは光を発生させることだと自然に分かった。
やっぱり【狙い上手Ⅲ】の効果は異常だったみたいだ。
(僕、マジで強いかも……)
「餌を無視して向かってきたからだ!! それにしてもこの武器すごい使いやすいし、威力も違うなぁ……」
「それはそうよ! その武器を作る前は初期装備を使っていたんだから……! 生産職のプレイヤーが作る武器は初期装備に比べて威力も桁違いなのよ!」
「そうなんだ! 生産職すげぇ!」
味をしめた僕は試し斬りを続けるのだった。
0
お気に入りに追加
180
あなたにおすすめの小説
モノ作りに没頭していたら、いつの間にかトッププレイヤーになっていた件
こばやん2号
ファンタジー
高校一年生の夏休み、既に宿題を終えた山田彰(やまだあきら)は、美人で巨乳な幼馴染の森杉保奈美(もりすぎほなみ)にとあるゲームを一緒にやらないかと誘われる。
だが、あるトラウマから彼女と一緒にゲームをすることを断った彰だったが、そのゲームが自分の好きなクラフト系のゲームであることに気付いた。
好きなジャンルのゲームという誘惑に勝てず、保奈美には内緒でゲームを始めてみると、あれよあれよという間にトッププレイヤーとして認知されてしまっていた。
これは、ずっと一人でプレイしてきたクラフト系ゲーマーが、多人数参加型のオンラインゲームに参加した結果どうなるのかと描いた無自覚系やらかしVRMMO物語である。
※更新頻度は不定期ですが、よければどうぞ
超ゲーム初心者の黒巫女召喚士〜動物嫌われ体質、VRにモフを求める〜
ネリムZ
SF
パズルゲームしかやった事の無かった主人公は妹に誘われてフルダイブ型VRゲームをやる事になった。
理由としては、如何なる方法を持ちようとも触れる事の出来なかった動物達に触れられるからだ。
自分の体質で動物に触れる事を諦めていた主人公はVRの現実のような感覚に嬉しさを覚える。
1話読む必要無いかもです。
個性豊かな友達や家族達とVRの世界を堪能する物語〜〜なお、主人公は多重人格の模様〜〜
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ
雪月 夜狐
SF
「強くなくても楽しめる、のんびりスローライフ!」
フリーターの陽平が、VRMMO『エターナルガーデンオンライン』で目指すのは、テイマーとしてモンスターと共にスローライフを満喫すること。戦闘や冒険は他のプレイヤーにお任せ!彼がこだわるのは、癒し系モンスターのテイムと、美味しい料理を作ること。
ゲームを始めてすぐに出会った相棒は、かわいい青いスライム「ぷに」。畑仕事に付き合ったり、料理を手伝ったり、のんびりとした毎日が続く……はずだったけれど、テイムしたモンスターが思わぬ成長を見せたり、謎の大型イベントに巻き込まれたりと、少しずつ非日常もやってくる?
モンスター牧場でスローライフ!料理とテイムを楽しみながら、異世界VRMMOでのんびり過ごすほのぼのストーリー。
スライムの「ぷに」と一緒に、あなただけのゆったり冒険、始めませんか?
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/270920526】
Bless for Travel ~病弱ゲーマーはVRMMOで無双する~
NotWay
SF
20xx年、世に数多くのゲームが排出され数多くの名作が見つかる。しかしどれほどの名作が出ても未だに名作VRMMOは発表されていなかった。
「父さんな、ゲーム作ってみたんだ」
完全没入型VRMMOの発表に世界中は訝、それよりも大きく期待を寄せた。専用ハードの少数販売、そして抽選式のβテストの両方が叶った幸運なプレイヤーはゲームに入り……いずれもが夜明けまでプレイをやめることはなかった。
「第二の現実だ」とまで言わしめた世界。
Bless for Travel
そんな世界に降り立った開発者の息子は……病弱だった。
前々前世オンライン 〜前世スピノサウルスだった私、ラスボス扱いされてて泣きたいけど鳴くしかできないから代わりに全プレイヤーを泣かしてやる
虎戸リア
SF
【前々前世オンラインVerβ】
それは前世の姿を占い、実際にその姿となって仮想空間で過ごせるVRオンラインゲーム
最近不幸が続く主人公はそんな現実を変えるべく、軽い気持ちでこのまずこのゲームの体験版に手を出したのだが……
「前世が見たかっただけなのになんでえええええ!」
操作ミスでサバイバルモードにしてしまった主人公を待っていたのは、プレイヤー同士が前世の姿で殺し合うシビアな死にゲーだった。
ゲーム知識も経験も皆無な主人公だったが、前世がチートキャラ——【スピノサウルス】なのを良いことに、徐々にこのゲームにハマっていく
これは、野生のラスボスと化した主人公の、ランキング一位になるまでの物語である
小説家になろう様にてVRジャンル日間ランキング1位、週間ランキング2位!!
*この作品は小説家になろう様、ノベルアップ+様でも投稿しております
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
VRMMOを引退してソロゲーでスローライフ ~仲良くなった別ゲーのNPCが押しかけてくる~
オクトパスボールマン
SF
とある社会人の男性、児玉 光太郎。
彼は「Fantasy World Online」というVRMMOのゲームを他のプレイヤーの様々な嫌がらせをきっかけに引退。
新しくオフラインのゲーム「のんびり牧場ファンタジー」をはじめる。
「のんびり牧場ファンタジー」のコンセプトは、魔法やモンスターがいるがファンタジー世界で
スローライフをおくる。魔王や勇者、戦争など物騒なことは無縁な世界で自由気ままに生活しよう!
「次こそはのんびり自由にゲームをするぞ!」
そうしてゲームを始めた主人公は畑作業、釣り、もふもふとの交流など自由気ままに好きなことをして過ごす。
一方、とあるVRMMOでは様々な事件が発生するようになっていた。
主人公と関わりのあったNPCの暗躍によって。
※ゲームの世界よりスローライフが主軸となっています。
※是非感想いただけると幸いです。
※小説家になろう様、カクヨム様にも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる