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第34.5話・わくわくシルフィードなメイドさん
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おまけなおまけ。
冬コミ二日目。
ちょっと前のお話。
十二時過ぎ。
「ご主人様。お嬢様。待っていましたよ。さあさあ覗いてってください」
バンバン。
サークルスペースの机を叩く。
我らがメイドさんは、今日も元気である。
先ほどまでサークルスペースで駄々こねていた割にはサークルを訪れたらすっかり機嫌が良くなっていて、ケロッとしていた。
「お疲れ様です。……じゃあ、挨拶したんで帰りますわ」
俺と白鷺は頭を下げて帰ろうとする。
メイドさんには悪いが、長時間絡んでいると衛生上よくないと医者に止められているので仕方ない。
「いえいえ、秒で帰らないで下さいよ?! 冬コミの為に新作のアクセサリーをご用意しているので見ていって下さいよ」
「……はあ」
メイドさんは駄々こねていた。
大人の女性なのに必死である。
結局ちゃんと話してあげるあたり、俺はメイドさんに甘いのかも知れないな。
一応、不本意ながら俺達の専属メイドではあるわけだし、付き合いは長いからな。
白鷺と仲良くなったのも、詩を嗜むようになったのも、メイドさんのお陰だし。
「お嬢様に似合う髪飾りもございますよ」
「ほう……」
白鷺をターゲットに絞り、白鷺が好きな髪飾りをプッシュしていく。
みんな脳内から忘却していると思うから説明しよう。
メイドさんは、アクセサリー系のサークル活動をしているメイド服を着込んだ二十○歳の女性。
秋葉原のメイド喫茶シルフィードのメイド長で、リゼでマリアなクレイジーサイコメイドである。
メイドオブメイドの称号を持つ歴としたメイドさんだ。
メイド一級の資格も持っているらしい。
ギャグっぽいが、歴とした実際にある資格だからね。
メイドさんは俺達からの扱いが悪いものの、仲良しである。
俺達は年下という立場上、メイドさんに助けてもらうことも多く、少なからず尊敬する大人の女性である。
メイドリストの人達より付き合いは長く、話す時に緊張しないのはメイドさんくらいだろう。
まあ、極力絡みたくはないけど。
「いま、失礼なことを考えましたね?」
「思考を読むの止めてもらえませんか?」
頭のいいやつ全員、俺の思考を読んでくるのは何なんだ?
俺って、分かりやすいの?
俺が思っている以上に馬鹿なの?
「ふむふむ」
隣の白鷺は真剣に髪飾りを選んでいた。
本当に好きだよな。
メイドさんの髪飾りはとても綺麗で、こんな性格だがアクセサリーにかける情熱は職人だった。
並々ならぬ時間を掛けて作られた作品は、輝いて見える。
「お嬢様、今日の髪飾りは綺麗ですね」
メイドさんは白鷺の髪飾りを褒める。
赤い花の髪飾り。
「ありがとうございます。クリスマスプレゼントで貰った大切なもので……」
白鷺は幸せそうに自慢していた。
「ご主人様? 私のは……?」
こっち見んな。
貴方へのプレゼントは、シルフィード企画の『リゼ爆誕祭』でプレゼントしただろ。
「ご主人様、プレゼントは何個貰っても嬉しいですよ」
……強欲である。
そうかも知れないが、そんなことしていたら俺の金が尽きるわ。
使用人であるメイドの誕生日やクリスマスを祝うのはご主人様の役目である。
それは分かるけれど、完璧な搾取システムだな。
オタクにはツボに入るシステムで、ご主人様が使用人の為に優しくするのは当たり前なので、気前よくプレゼントしてくれる。
Win-Winな関係だ。
これこそ、パパ活ならぬ、メイド活だ。
健全な環境で、使用人との擬似的な主従関係を楽しめる。
おかしな世界だ。
ともあれ、ダージリンさんの生誕祭は大人の女性らしく慎ましく祝っていたのに、何でメイド長の爆誕祭は盛大にイカれているんだろうか。
「それはそうと、ご主人様。お嬢様。今年一年お疲れ様です。来年もシルフィードをよろしくお願い致しますね」
「え? どうしたんですか? 大丈夫ですか?」
いきなり真面目な態度で来るので、怖過ぎて一歩後退する。
「何で引いているのですか」
「いや、何かメイドさんがいきなり真面目なことを言い出すから……」
急に展開が変わったら、普通に意図があると思うだろう。
まあいいや。
年末の挨拶は怠ってはいけないので、ちゃんと挨拶しておく。
メイドさんには文化祭を含めて色々と助けてもらっているしな。
「こちらこそ一年ありがとうございます。来年もよろしくお願いします」
「来年もよろしくお願い致します」
俺と白鷺は頭を下げる。
「ええ、よろしくお願い致しますね」
メイドさんは、満足げに微笑んでいた。
普通にしていたら美人なのに。
まあ、この世界の美人は残念な人が多いので、その影響を受けているのかも知れない。
それから白鷺がアクセサリーを購入して、袋に入れてもらっていた。
メイド服のポケットに仕舞う。
「そういえば、シルフィードでは毎年福袋を販売していますので、正月にお時間がありましたらお立ち寄りくださいね」
シルフィードは形式上はメイド喫茶ではあるが、喫茶店として紅茶やコーヒーに力を入れているだけあってか、正月には福袋を取り扱っているそうだ。
紅茶かコーヒーの福袋にドリンクチケットが付いている。
常連さんであればドリンクチケットで元が取れるし、シルフィードが厳選した茶葉やコーヒー豆はオススメのものが入っているそうだ。
コーヒーの福袋はいいなあ。
シルフィードの飲み物は全部美味しいので、正月の福袋限定とはいえ販売してくれるのは嬉しい。
「お嬢様が好きな、メイド服の福袋もありますよ」
「本当か? 絶対に買いに行かねば!」
まあ、白鷺ならばそうなるよね。
五千円でメイド服スタートセットの福袋。
一万円で二万円相当のメイド服と装飾品がセットになっている福袋。
三万円でシルフィードのメイド長が厳選して選んだ今年のトレンドメイド服の入った福袋。
え?
異物混入してないか?
何でさも平然とメイドさんの趣味趣向の福袋を作っているんだよ。
今年のトレンドメイド服ってなんだよ。
メイド界隈って、どういう業界だよ。
「うふふ、中身は開けてからのお楽しみです♪」
「ふむ、買うのであればやはり三万円の福袋だろうか……?」
白鷺さん!?
この人の福袋に三万円出すなら、プレステの福袋を買えるぞ?!
無駄遣いってレベルじゃねぇ。
メイドさんに問う。
「そもそもメイド好きならメイド服は数着持っているでしょう? 福袋って需要あるんですか?」
「私服は何着あっても困りませんからね」
だから。
メイド服を私服として普段使いしている人種が特殊なんだよ。
メイドさんは、メイド服を原宿系のゴスロリと同系列に扱ってそうだが、別物だっての。
秋葉原ならともかく、他の街で私服にするな。
曰く、福袋はシルフィードの店長さんが、夜な夜な頑張って福袋用のメイド服を裁縫しているとのことであった。
……まあ、あの店長さんが頑張っているのであれば、何も文句は言えない。
白鷺のメイド服がいつも可愛いのは、店長さんの妥協なき情熱によるものが大きいのだ。
メイド服専門店とはいえど、シルフィードのメイド服は生地だけでなく、袖のボタン一つを取っても高級品を使用しており、ブランド品の領域に到達している。
職人の手により生み出されたメイド服は命を与えられているといっても過言ではないだろう。
そう考えたら、三万円でメイド服の福袋を買うのはお得なのかも知れない。
白鷺はサークルで稼いだお金は大切にしているタイプなので、次の撮影に使うメイド服を新調すると考えたらありである。
「まあ、正月は暇だと思うので遊びに行きますよ」
「本当ですか? では、楽しみにしておきますね」
「そうだ。何日から営業しているんですか?」
「三ヶ日はお休みですので、営業は四日からですね」
「……何か、メイド喫茶なのに現実感ありますね」
「あくまでコンセプト喫茶ですので。三ヶ日までは暇は頂きますよ」
そりゃそうだけどさ。
世知辛い世の中だな。
まあ、正月から秋葉原で営業していても喫茶店にお客さんは来ないだろうし、仕方ないよね。
正月くらいはみんな休むべきだと思う。
つか、メイドさんよ。
今年最後のお話がこんな話でいいのか……?
いや、緩いくらいがメイドさんとの関係性を示しているのか。
まあ、ちゃんと挨拶出来ただけ良しとしよう。
……うん。あとでダージリンさんやアールグレイさん達にも挨拶しないとな。
これからコスプレ会場に行くのにメチャクチャ疲れたわ。
おまけでやる内容か?
これ。
まあ、メイドさんのファンもいるかも知れないもんな。
仕方ないか。
冬コミ二日目。
ちょっと前のお話。
十二時過ぎ。
「ご主人様。お嬢様。待っていましたよ。さあさあ覗いてってください」
バンバン。
サークルスペースの机を叩く。
我らがメイドさんは、今日も元気である。
先ほどまでサークルスペースで駄々こねていた割にはサークルを訪れたらすっかり機嫌が良くなっていて、ケロッとしていた。
「お疲れ様です。……じゃあ、挨拶したんで帰りますわ」
俺と白鷺は頭を下げて帰ろうとする。
メイドさんには悪いが、長時間絡んでいると衛生上よくないと医者に止められているので仕方ない。
「いえいえ、秒で帰らないで下さいよ?! 冬コミの為に新作のアクセサリーをご用意しているので見ていって下さいよ」
「……はあ」
メイドさんは駄々こねていた。
大人の女性なのに必死である。
結局ちゃんと話してあげるあたり、俺はメイドさんに甘いのかも知れないな。
一応、不本意ながら俺達の専属メイドではあるわけだし、付き合いは長いからな。
白鷺と仲良くなったのも、詩を嗜むようになったのも、メイドさんのお陰だし。
「お嬢様に似合う髪飾りもございますよ」
「ほう……」
白鷺をターゲットに絞り、白鷺が好きな髪飾りをプッシュしていく。
みんな脳内から忘却していると思うから説明しよう。
メイドさんは、アクセサリー系のサークル活動をしているメイド服を着込んだ二十○歳の女性。
秋葉原のメイド喫茶シルフィードのメイド長で、リゼでマリアなクレイジーサイコメイドである。
メイドオブメイドの称号を持つ歴としたメイドさんだ。
メイド一級の資格も持っているらしい。
ギャグっぽいが、歴とした実際にある資格だからね。
メイドさんは俺達からの扱いが悪いものの、仲良しである。
俺達は年下という立場上、メイドさんに助けてもらうことも多く、少なからず尊敬する大人の女性である。
メイドリストの人達より付き合いは長く、話す時に緊張しないのはメイドさんくらいだろう。
まあ、極力絡みたくはないけど。
「いま、失礼なことを考えましたね?」
「思考を読むの止めてもらえませんか?」
頭のいいやつ全員、俺の思考を読んでくるのは何なんだ?
俺って、分かりやすいの?
俺が思っている以上に馬鹿なの?
「ふむふむ」
隣の白鷺は真剣に髪飾りを選んでいた。
本当に好きだよな。
メイドさんの髪飾りはとても綺麗で、こんな性格だがアクセサリーにかける情熱は職人だった。
並々ならぬ時間を掛けて作られた作品は、輝いて見える。
「お嬢様、今日の髪飾りは綺麗ですね」
メイドさんは白鷺の髪飾りを褒める。
赤い花の髪飾り。
「ありがとうございます。クリスマスプレゼントで貰った大切なもので……」
白鷺は幸せそうに自慢していた。
「ご主人様? 私のは……?」
こっち見んな。
貴方へのプレゼントは、シルフィード企画の『リゼ爆誕祭』でプレゼントしただろ。
「ご主人様、プレゼントは何個貰っても嬉しいですよ」
……強欲である。
そうかも知れないが、そんなことしていたら俺の金が尽きるわ。
使用人であるメイドの誕生日やクリスマスを祝うのはご主人様の役目である。
それは分かるけれど、完璧な搾取システムだな。
オタクにはツボに入るシステムで、ご主人様が使用人の為に優しくするのは当たり前なので、気前よくプレゼントしてくれる。
Win-Winな関係だ。
これこそ、パパ活ならぬ、メイド活だ。
健全な環境で、使用人との擬似的な主従関係を楽しめる。
おかしな世界だ。
ともあれ、ダージリンさんの生誕祭は大人の女性らしく慎ましく祝っていたのに、何でメイド長の爆誕祭は盛大にイカれているんだろうか。
「それはそうと、ご主人様。お嬢様。今年一年お疲れ様です。来年もシルフィードをよろしくお願い致しますね」
「え? どうしたんですか? 大丈夫ですか?」
いきなり真面目な態度で来るので、怖過ぎて一歩後退する。
「何で引いているのですか」
「いや、何かメイドさんがいきなり真面目なことを言い出すから……」
急に展開が変わったら、普通に意図があると思うだろう。
まあいいや。
年末の挨拶は怠ってはいけないので、ちゃんと挨拶しておく。
メイドさんには文化祭を含めて色々と助けてもらっているしな。
「こちらこそ一年ありがとうございます。来年もよろしくお願いします」
「来年もよろしくお願い致します」
俺と白鷺は頭を下げる。
「ええ、よろしくお願い致しますね」
メイドさんは、満足げに微笑んでいた。
普通にしていたら美人なのに。
まあ、この世界の美人は残念な人が多いので、その影響を受けているのかも知れない。
それから白鷺がアクセサリーを購入して、袋に入れてもらっていた。
メイド服のポケットに仕舞う。
「そういえば、シルフィードでは毎年福袋を販売していますので、正月にお時間がありましたらお立ち寄りくださいね」
シルフィードは形式上はメイド喫茶ではあるが、喫茶店として紅茶やコーヒーに力を入れているだけあってか、正月には福袋を取り扱っているそうだ。
紅茶かコーヒーの福袋にドリンクチケットが付いている。
常連さんであればドリンクチケットで元が取れるし、シルフィードが厳選した茶葉やコーヒー豆はオススメのものが入っているそうだ。
コーヒーの福袋はいいなあ。
シルフィードの飲み物は全部美味しいので、正月の福袋限定とはいえ販売してくれるのは嬉しい。
「お嬢様が好きな、メイド服の福袋もありますよ」
「本当か? 絶対に買いに行かねば!」
まあ、白鷺ならばそうなるよね。
五千円でメイド服スタートセットの福袋。
一万円で二万円相当のメイド服と装飾品がセットになっている福袋。
三万円でシルフィードのメイド長が厳選して選んだ今年のトレンドメイド服の入った福袋。
え?
異物混入してないか?
何でさも平然とメイドさんの趣味趣向の福袋を作っているんだよ。
今年のトレンドメイド服ってなんだよ。
メイド界隈って、どういう業界だよ。
「うふふ、中身は開けてからのお楽しみです♪」
「ふむ、買うのであればやはり三万円の福袋だろうか……?」
白鷺さん!?
この人の福袋に三万円出すなら、プレステの福袋を買えるぞ?!
無駄遣いってレベルじゃねぇ。
メイドさんに問う。
「そもそもメイド好きならメイド服は数着持っているでしょう? 福袋って需要あるんですか?」
「私服は何着あっても困りませんからね」
だから。
メイド服を私服として普段使いしている人種が特殊なんだよ。
メイドさんは、メイド服を原宿系のゴスロリと同系列に扱ってそうだが、別物だっての。
秋葉原ならともかく、他の街で私服にするな。
曰く、福袋はシルフィードの店長さんが、夜な夜な頑張って福袋用のメイド服を裁縫しているとのことであった。
……まあ、あの店長さんが頑張っているのであれば、何も文句は言えない。
白鷺のメイド服がいつも可愛いのは、店長さんの妥協なき情熱によるものが大きいのだ。
メイド服専門店とはいえど、シルフィードのメイド服は生地だけでなく、袖のボタン一つを取っても高級品を使用しており、ブランド品の領域に到達している。
職人の手により生み出されたメイド服は命を与えられているといっても過言ではないだろう。
そう考えたら、三万円でメイド服の福袋を買うのはお得なのかも知れない。
白鷺はサークルで稼いだお金は大切にしているタイプなので、次の撮影に使うメイド服を新調すると考えたらありである。
「まあ、正月は暇だと思うので遊びに行きますよ」
「本当ですか? では、楽しみにしておきますね」
「そうだ。何日から営業しているんですか?」
「三ヶ日はお休みですので、営業は四日からですね」
「……何か、メイド喫茶なのに現実感ありますね」
「あくまでコンセプト喫茶ですので。三ヶ日までは暇は頂きますよ」
そりゃそうだけどさ。
世知辛い世の中だな。
まあ、正月から秋葉原で営業していても喫茶店にお客さんは来ないだろうし、仕方ないよね。
正月くらいはみんな休むべきだと思う。
つか、メイドさんよ。
今年最後のお話がこんな話でいいのか……?
いや、緩いくらいがメイドさんとの関係性を示しているのか。
まあ、ちゃんと挨拶出来ただけ良しとしよう。
……うん。あとでダージリンさんやアールグレイさん達にも挨拶しないとな。
これからコスプレ会場に行くのにメチャクチャ疲れたわ。
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これ。
まあ、メイドさんのファンもいるかも知れないもんな。
仕方ないか。
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