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第9話『命の価値』
しおりを挟む解放された少女たち、処女人身御供として触手に襲われている少女たちだけではない。
未だに開放されず、現在も男子生徒に犯されている女子高生が数人残っていた。
処女受胎処理者の本来の役割は処女受胎が神森島から逃げ出そうとした際に処女受胎を処刑すること。
しかし、処刑するしない、する場合のタイミングというのは全て処女受胎処理者に委ねられている。
逆に言えば、処女受胎処理者が満足するまで死ねないということでもある。
(いつになったら、終わるの……?)
彼女は既に何十回と絶頂を迎えさせられている。しかし、その程度では解放されることは無い。
当然と言えば当然だが、処女受胎処理者は何人も居るのだから終わりなど無いのだ。
(あっ……また来た……!)
もう何時間経っただろうか? いや、もしかしたらまだ数十分しか経っていないのかもしれない。
時間の感覚などとっくに無くなっていた少女にはそれすら分からないのだが、それでもなお続く凌辱にもはや思考はぐちゃぐちゃだ。
ようやく終わったと、ペニスが抜かれて安堵した端から新しい別のペニスをねじ込まれて、再びピストン運動が開始される。
何度も何度も腰が打ち付けられ、子宮の奥まで犯され続ける。その繰り返しだ。
しかし、それでもなお彼女の体は反応し、絶頂を迎えてしまう。
(もうやだ……早く終わってよ……!)
彼女は心の中でそう願いながら必死に耐え続けるしかない。
お腹の中がタプタプとなり、抵抗も空しく、また新しい精液が流し込まれる。
彼女は絶望にうちひしがれながらも、その体は快楽を受け入れてしまっていたのだ。
もはや抵抗する気力すら残っていない少女達だが、それでもなお凌辱は終わらない。
(やっと……終わったの……?)
新しいペニスが入ることが無くなって、ようやく終わりを迎えた少女。
解放されたと思った彼女には、ようやく末路が訪れる。
すなわち、処刑である。男たちは少女を羽交い絞めにすると、散々犯されて体力を奪われた身体にこぶしが入る。
「うっ……うぐっ……あうぅ……」
人の心が痛まないのか、それとも人の心など既にないのか。
男たちのこぶしは、何度も何度も少女の顔に振り下ろされる。
そしてついに少女の命が尽きる。
(神守島の神様……か)
その瞬間に思うのは、神守島の神様に対する恨み言だった。
処女受胎の生贄となり、凌辱されて死んでいく少女たち。彼女たちは一体何のために死んだのか? その答えは誰にも分からないだろう。
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