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第6話 赤猫団1
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最初の村を抜け、最初の町に向かう途中。木々に囲まれている山の中でも、一際高い山を目指し、一般的な道を外れて進む。
山の入り口に付くと、そこには今はもう使われていないであろう、不自然に岩に塞がれたトンネルがある。
昔、鉱山として使われていたが、事故によって使われなくなったという設定だ。
しかし、実際はこの岩は魔法の力で出来た幻術であり、今までの道も使われていないように見せているだけに過ぎない。
しかし、彼女の目にはちゃんと道はあったし、このトンネルも奇麗に整備されているように見えた。
リンにはその知識があるとはいえ、二人ともこの光景は同じように見えていることだろう。
だから迷いなく進むレイに首を傾げるし、岩の中に吸い込まれるように消えていく姿を見て目を見開くのも無理からぬことだった。
おっかなびっくりと言った状態で二人も彼女の後を付いて行く。
すると、そこは山に囲まれた小国が出来上がっており、そしてその最奥部には小さな城も出来上がっていた。
眺めていたところ、周囲を見ればいつの間にか3人の赤猫団員に囲まれていた。
赤猫団員の格好は赤い猫耳フード付きのローブ、ノースリーブにへそ出しの赤い服、赤いスカートに赤いロングブーツを履いている。
「止まれ、貴様……一体どうやってこの隠里に入った?」
「どうも何も、道なりを進んできただけよ?」
「あの幻術を突破出来るわけが無い。言え、誰に雇われた?」
「カエデに招待されてるのよ。ほら、これが招待状」
そう言って見せたのは、赤猫団の階級が示されたカード。
プラチナと記載のあるカードは頭領・団長しか持たない。故にその招待状を持つ人間は賓客であり、団員は直ぐに居住まいを正す。
「し、失礼致しました!」
「カエデ様、カオル様は王城にいらっしゃいます! ご案内致します!」
団員に連れられて犯罪組織の中心部へと案内される。
団員に連れられて部屋に入ると、黒髪に王家の血を持つ証の金眼を持つ少女が笑みを浮かべてまっすぐ見てくる。
彼女は元小国の王女で、国の暴動で家族を殺された上で追放された少女だ。
そんなロリ美少女でも、此処まで真っすぐで男顔負けの王子様スマイルが出来るのかと思う程の笑みを浮かべる。
赤猫団団長、カオル。和名ばかり多いのは申し訳ないが、日本人がゲームを作っているのだから多少目を瞑って欲しい。
「やぁ、貴女がカエデが言っていたレイだね? あぁすまない。レイ様とお呼びした方が?」
「好きに呼んでも良いし、敬語も不要よ」
「ではお言葉に甘えて。それで、この世界の創造主様が、こんな辺鄙な場所に何のご用で?」
「謙遜しなくても良いわよ。世界規模の犯罪組織で、そして私が創った里なんですもの」
物理的には元々あった里に赤猫団が住み着いたのだが、その運命そのものを創ったと言う意味でレイは創ったと言う。
彼女の言葉にカオルは居住まいを正す。どうやら試されていたらしい。
レイとは古くからの付き合いという設定にしても良かったけれども、それはそれで歴史を改変しそうだし、後でリセットするかもと検討しようとはしていた。
「私の目的は、此処に侵入したスパイの確保よ」
「……なんだって? ここに侵入した者が居る? あの結界は君たちの侵入も、あぁ、いや、侵入と言うのは言葉の綾だが――」
「分かってるわ。そして、侵入したのは元赤猫団員。だから気付かないのよ」
「何を目的として……」
「貴女が逐われた小国の元国民って言えば分かるかしら?」
「………!! 私を狙ってと言うことか。忠告感謝する」
「忠告じゃないわ。言ったでしょう? スパイの確保って。私が貰って行くから」
そう言ってレイは、直ぐに城を後にする。
彼女の小国は貧乏だった、しかし城では王族が裕福な暮らしをしていたために反感を持った国民から暴動が起こり、そのまま王妃と王女は奴隷堕ち、王と王子は斬首になった。
王妃によって逃がされた王女、カオルはカエデに拾われて赤猫団を創設した。まぁここら辺に関してはストーリー後付けだし、赤猫団員に関してはカエデの修正デバッグによって増えているけれども。
元々はただの山賊的な役割で創設までの流れとか、こんなイベントも存在はしていない上に、その頭目が元王女という設定も今さっき考えたばかりだ。
反乱がおこった小国は適当にさっき創ったけど、取り敢えず話は繋がった。
それを確認する意味も込めてカオルに直接会いに行ったのである。
「それで、レイお姉さま。さっきの件、こちらで片付けますか?」
ヒラヒラと扇子で自身を仰ぎながら、最初からそこに居たかのように現れるカエデ。
団長・頭領とは言えども、彼女達の服装に関しては特に他の赤猫団と同じ服装ではない。
カエデの服装は黒い和服に赤い猫と楓の葉の絵が描かれた衣装、元々和服が似合いそうだと顔を見て思ったための衣装で、特に生前の誰かを基にしたわけではない。
勿論、何人かはNPCとして見たことありそうなキャラを導入したりしているけれども。
「ううん、さっきの話はフラグをオンにしただけだから。これで、今後は可愛い子を見掛けたら、実は裏切り者設定にして、犯すことが出来るわ」
「わたし、お姉さまに犯されるのであれば、こんなところを抜けても良いんですよ?」
「あら。その瞬間、私は貴女を嫌いになるけど良いの?」
「それは嫌ですぅ……。でも、たまには私にも構って下さいね?♡」
そう言ってカエデはうきうきとした状態で帰って行く。
レイもこの里から出ると、そこでイベントが始まる。それは、赤猫団のスパイが私にもスパイをしろと言う内容のもの。
だからレイはイベントの流れに従って、彼女を拘束し、再び里に戻る。
トップであるカオルに報告をすると、城の地下室が解放されるイベントで、ここで彼女を尋問するイベントに突入になる。
とは言えゲームのパワーバランスを修正しないと、ギルドマスターの持つ「奴隷の首輪」装着からの仲間の位置を吐かせて組織壊滅と言う即死コンボが出来上がる。
さすがにこれはどうしたものか……。
「パワーバランスが整えば良いの? だったら、この子の対抗値を上げれば良いんじゃない?」
「あぁ、そうね。あの奴隷の首輪は一般の村人を奴隷に落とすためのもの。なら、一般じゃない人間には効きにくくすれば良いのね」
「ひらめいちゃった! 褒めて褒めて~!」
「リンは偉いわね、よしよし」
「えへへ~」
早速、魔力依存にするように改良を施し、赤猫団員と共に尋問を開始する。
両手両足を椅子に固定され、少女は敵地の中心で孤独に死ぬまで戦わなければならない。
「まずは貴女の目的を教えたもらおうかしら?」
「殺しなさい。私は何も言わない」
「そう。では、身体に聞くことになるわよ?」
「……ッ! 拷問をされても、私は吐かない!」
「そう。じゃぁ、私のペットを出してあげるから、その子と一日遊んでくれたら解放してもいいわよ」
「ふん、そんなの余裕よ」
「そう。じゃぁ悪いけど、彼女の縄を解いてあげてもらえるかしら?」
「れ、レイ様、流石にそれは……」
「カエデと同等の命令を持ってる私の言うことを聞けないなら、貴女も見張る?」
「恐れながら、脱獄される可能性もありますので、私が見張らせてもらいます!」
「……好きになさい」
レイ達は部屋を出ると、その扉が決して開かないように錠の結界を張る。
中では責任感から自身の身の危険を顧みなかった愚かにも勇敢な赤猫団員と、元赤猫団員で何処かの組織の少女二人が閉じ込められる。
この部屋の中ではいかなる魔法も発動しない、武器が無ければただのとっくみあいしか出来ない。
それでもそのペットと赤猫団員をなんとかすればここを出ることが出来るとでも思ったのか、時間稼ぎが出来れば良いと踏んだのか、彼女は妙に自信があるようだった。
レイの言うペットをなんだと思ったのか。
その姿を見れば、心が折れることは目に見えると言うのに……。
「オドロ。スライムの最終形態で、祟り神とも呼ばれる神話級の魔物。上級や特級を相手にしたことがあったとしても、フェンリルや巨人のような神話級の魔物を相手にしたことは無いでしょう?」
壁の魔法陣から出て来た悍おぞましいドロドロとした姿、黒とも紫とも形容し難い色とオーラ、パッシブスキルで勝手に発動するどんな人間相手でも死の恐怖・嫌悪感が襲う。
彼女達くらいではまず姿を見ただけで失禁して手足の力が入らないことだろう。
だが、彼女のペットは本物のオドロと違い、直ぐに殺しはしない。何せ、レイと同じような性格をしているのだから。
「いっ……」
「「いやぁぁぁぁぁあああああ!!!」」
結界が張られた扉の奥、少女の悲鳴が2つ木霊する。
彼女達にとって、絶望の始まりだった。
山の入り口に付くと、そこには今はもう使われていないであろう、不自然に岩に塞がれたトンネルがある。
昔、鉱山として使われていたが、事故によって使われなくなったという設定だ。
しかし、実際はこの岩は魔法の力で出来た幻術であり、今までの道も使われていないように見せているだけに過ぎない。
しかし、彼女の目にはちゃんと道はあったし、このトンネルも奇麗に整備されているように見えた。
リンにはその知識があるとはいえ、二人ともこの光景は同じように見えていることだろう。
だから迷いなく進むレイに首を傾げるし、岩の中に吸い込まれるように消えていく姿を見て目を見開くのも無理からぬことだった。
おっかなびっくりと言った状態で二人も彼女の後を付いて行く。
すると、そこは山に囲まれた小国が出来上がっており、そしてその最奥部には小さな城も出来上がっていた。
眺めていたところ、周囲を見ればいつの間にか3人の赤猫団員に囲まれていた。
赤猫団員の格好は赤い猫耳フード付きのローブ、ノースリーブにへそ出しの赤い服、赤いスカートに赤いロングブーツを履いている。
「止まれ、貴様……一体どうやってこの隠里に入った?」
「どうも何も、道なりを進んできただけよ?」
「あの幻術を突破出来るわけが無い。言え、誰に雇われた?」
「カエデに招待されてるのよ。ほら、これが招待状」
そう言って見せたのは、赤猫団の階級が示されたカード。
プラチナと記載のあるカードは頭領・団長しか持たない。故にその招待状を持つ人間は賓客であり、団員は直ぐに居住まいを正す。
「し、失礼致しました!」
「カエデ様、カオル様は王城にいらっしゃいます! ご案内致します!」
団員に連れられて犯罪組織の中心部へと案内される。
団員に連れられて部屋に入ると、黒髪に王家の血を持つ証の金眼を持つ少女が笑みを浮かべてまっすぐ見てくる。
彼女は元小国の王女で、国の暴動で家族を殺された上で追放された少女だ。
そんなロリ美少女でも、此処まで真っすぐで男顔負けの王子様スマイルが出来るのかと思う程の笑みを浮かべる。
赤猫団団長、カオル。和名ばかり多いのは申し訳ないが、日本人がゲームを作っているのだから多少目を瞑って欲しい。
「やぁ、貴女がカエデが言っていたレイだね? あぁすまない。レイ様とお呼びした方が?」
「好きに呼んでも良いし、敬語も不要よ」
「ではお言葉に甘えて。それで、この世界の創造主様が、こんな辺鄙な場所に何のご用で?」
「謙遜しなくても良いわよ。世界規模の犯罪組織で、そして私が創った里なんですもの」
物理的には元々あった里に赤猫団が住み着いたのだが、その運命そのものを創ったと言う意味でレイは創ったと言う。
彼女の言葉にカオルは居住まいを正す。どうやら試されていたらしい。
レイとは古くからの付き合いという設定にしても良かったけれども、それはそれで歴史を改変しそうだし、後でリセットするかもと検討しようとはしていた。
「私の目的は、此処に侵入したスパイの確保よ」
「……なんだって? ここに侵入した者が居る? あの結界は君たちの侵入も、あぁ、いや、侵入と言うのは言葉の綾だが――」
「分かってるわ。そして、侵入したのは元赤猫団員。だから気付かないのよ」
「何を目的として……」
「貴女が逐われた小国の元国民って言えば分かるかしら?」
「………!! 私を狙ってと言うことか。忠告感謝する」
「忠告じゃないわ。言ったでしょう? スパイの確保って。私が貰って行くから」
そう言ってレイは、直ぐに城を後にする。
彼女の小国は貧乏だった、しかし城では王族が裕福な暮らしをしていたために反感を持った国民から暴動が起こり、そのまま王妃と王女は奴隷堕ち、王と王子は斬首になった。
王妃によって逃がされた王女、カオルはカエデに拾われて赤猫団を創設した。まぁここら辺に関してはストーリー後付けだし、赤猫団員に関してはカエデの修正デバッグによって増えているけれども。
元々はただの山賊的な役割で創設までの流れとか、こんなイベントも存在はしていない上に、その頭目が元王女という設定も今さっき考えたばかりだ。
反乱がおこった小国は適当にさっき創ったけど、取り敢えず話は繋がった。
それを確認する意味も込めてカオルに直接会いに行ったのである。
「それで、レイお姉さま。さっきの件、こちらで片付けますか?」
ヒラヒラと扇子で自身を仰ぎながら、最初からそこに居たかのように現れるカエデ。
団長・頭領とは言えども、彼女達の服装に関しては特に他の赤猫団と同じ服装ではない。
カエデの服装は黒い和服に赤い猫と楓の葉の絵が描かれた衣装、元々和服が似合いそうだと顔を見て思ったための衣装で、特に生前の誰かを基にしたわけではない。
勿論、何人かはNPCとして見たことありそうなキャラを導入したりしているけれども。
「ううん、さっきの話はフラグをオンにしただけだから。これで、今後は可愛い子を見掛けたら、実は裏切り者設定にして、犯すことが出来るわ」
「わたし、お姉さまに犯されるのであれば、こんなところを抜けても良いんですよ?」
「あら。その瞬間、私は貴女を嫌いになるけど良いの?」
「それは嫌ですぅ……。でも、たまには私にも構って下さいね?♡」
そう言ってカエデはうきうきとした状態で帰って行く。
レイもこの里から出ると、そこでイベントが始まる。それは、赤猫団のスパイが私にもスパイをしろと言う内容のもの。
だからレイはイベントの流れに従って、彼女を拘束し、再び里に戻る。
トップであるカオルに報告をすると、城の地下室が解放されるイベントで、ここで彼女を尋問するイベントに突入になる。
とは言えゲームのパワーバランスを修正しないと、ギルドマスターの持つ「奴隷の首輪」装着からの仲間の位置を吐かせて組織壊滅と言う即死コンボが出来上がる。
さすがにこれはどうしたものか……。
「パワーバランスが整えば良いの? だったら、この子の対抗値を上げれば良いんじゃない?」
「あぁ、そうね。あの奴隷の首輪は一般の村人を奴隷に落とすためのもの。なら、一般じゃない人間には効きにくくすれば良いのね」
「ひらめいちゃった! 褒めて褒めて~!」
「リンは偉いわね、よしよし」
「えへへ~」
早速、魔力依存にするように改良を施し、赤猫団員と共に尋問を開始する。
両手両足を椅子に固定され、少女は敵地の中心で孤独に死ぬまで戦わなければならない。
「まずは貴女の目的を教えたもらおうかしら?」
「殺しなさい。私は何も言わない」
「そう。では、身体に聞くことになるわよ?」
「……ッ! 拷問をされても、私は吐かない!」
「そう。じゃぁ、私のペットを出してあげるから、その子と一日遊んでくれたら解放してもいいわよ」
「ふん、そんなの余裕よ」
「そう。じゃぁ悪いけど、彼女の縄を解いてあげてもらえるかしら?」
「れ、レイ様、流石にそれは……」
「カエデと同等の命令を持ってる私の言うことを聞けないなら、貴女も見張る?」
「恐れながら、脱獄される可能性もありますので、私が見張らせてもらいます!」
「……好きになさい」
レイ達は部屋を出ると、その扉が決して開かないように錠の結界を張る。
中では責任感から自身の身の危険を顧みなかった愚かにも勇敢な赤猫団員と、元赤猫団員で何処かの組織の少女二人が閉じ込められる。
この部屋の中ではいかなる魔法も発動しない、武器が無ければただのとっくみあいしか出来ない。
それでもそのペットと赤猫団員をなんとかすればここを出ることが出来るとでも思ったのか、時間稼ぎが出来れば良いと踏んだのか、彼女は妙に自信があるようだった。
レイの言うペットをなんだと思ったのか。
その姿を見れば、心が折れることは目に見えると言うのに……。
「オドロ。スライムの最終形態で、祟り神とも呼ばれる神話級の魔物。上級や特級を相手にしたことがあったとしても、フェンリルや巨人のような神話級の魔物を相手にしたことは無いでしょう?」
壁の魔法陣から出て来た悍おぞましいドロドロとした姿、黒とも紫とも形容し難い色とオーラ、パッシブスキルで勝手に発動するどんな人間相手でも死の恐怖・嫌悪感が襲う。
彼女達くらいではまず姿を見ただけで失禁して手足の力が入らないことだろう。
だが、彼女のペットは本物のオドロと違い、直ぐに殺しはしない。何せ、レイと同じような性格をしているのだから。
「いっ……」
「「いやぁぁぁぁぁあああああ!!!」」
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