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第1話 生贄1
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はじまりの村については、レイの空間魔法でのみ出入りできるように設定。
それからこの場所は多くの情報を有する『無間書庫』としての役割を与えることになった。
役割を持った地理は、その役割を果たそうと進化を始める。
この冒険をしている最中、こっちの世界とはじまりの村の空間は時間の流れが異なり、こっちの1日ははじまりの村での1年に相当していると言っても過言ではない。
無間書庫として司書のような存在も現れるかもしれないし、現代の知識もあるから、もしかしたら全てがネットのような世界で完結してしまうかもしれない。
そうなればそうなったで、ログを抽出してデバッグすればよいだけだ。
もちろん、ログを抽出しやすい様にログを管理する人間も作っているわけだが。
はじまりの村に通ずる道は一本しか無いが、その道は数千年単位で時間を進め、完全に草木が生い茂る山奥にあり、なおかつ人が誤って入らないように幻惑の魔法、それを突破した際の通知の魔法を設定する。
その状態で向かうところは通称「最初の村」。「はじまりの村」とそんなに変わらない村ではあるが、あくまで「はじまりの村」は主人公が冒険を開始する意味での「はじまり」であり、この「最初の村」というのは「最初に訪れる村」という意味だ。
このゲームが完成する前の名前だから、結局最終的な名前を完成させることなくこの世界に来てしまった。
勿論今名前をつけることも可能だけれども、イベント的にもこの村はそんなに訪れることは無いから無視しても良いだろう。
この「最初に訪れる村」の役割は、「はじまりの村」のメインストーリーの後に派生するサイドストーリーでリンが生贄にされたイベントがここで再発する。
村には必ず生贄イベントが発生するように設定してあり、「最初の村」の生贄の洞窟から出てきた魔物が「はじまりの村」に襲い掛かって来る。
生贄が必要だったために村長の娘がお役目を果たすために生贄となるのだが、幼馴染の主人公に「死にたくない」「生きていたい」と涙ながらに訴えたことにより魔物を追い払うイベントとなる。
このイベントはあくまでチュートリアルのため、ターンを稼げばそれで自動的に終了する簡単なイベントだ。
ストーリーイベントで退治した後、主人公(名前は任意で設定可能だった)とリンは村人達から「役割を果たせない者達として追放する」ということで二人は冒険に出る、というのがこのゲームの始まりだった。
ちなみに裏設定では、この村に居てもリンは幸せになれない。また同じ役割を与えてしまうのは酷であるということから、主人公とともに村から追放する形で村のしがらみから解放すると言う設定もあった。
このイベントが終わった後は、ストーリーイベントを進めることになるのだけれども、このストーリーイベント、と言うか、基本的にストーリーイベントには派生したサイドストーリーイベントを作っている。
今回のイベントに関しても「最初の村」に戻った魔物の怒りを鎮めるために、この村から生贄を出すイベントで、レベルは10以上でなければ発生しない。
また、チュートリアルイベントを飛ばしていたり、忘れていた時のために同じシチュエーションとして村長の娘が生贄に選ばれる、冒険者の二人(固定設定で、他のパーティーは後に入れ替え可能)を接待する、生贄としての最期の役割を仕方ないと諦めるが、同じ村長の娘同じ境遇のリンから話を受ける、村長の娘も「死にたくない、生きていたい」涙ながらに主人公たちに訴える、生贄の洞窟に棲む魔物の討伐イベントが発生、という流れだ。
このイベントの魔物は後の中級ダンジョンで普通にエンカウントするモンスターだが、ゲームとして序盤に出せば中ボスクラスには見えるだろうと配置した。だから、経験値もドロップアイテムものちに普通に手に入るため、普通のRPGではわざわざイベントをこなす必要は無い。
けれども、このゲームは普通のRPGではなくR18指定のRPGだ。
接待の時には村長の娘とのエッチ(リンとの3Pも選択可能)、このイベントが終われば村に訪れ村長の家に泊まるたびにエッチイベントを行うことが出来るという設定である。
ちなみにイベントで接敵する中ボスのシンボルエンカウントはイベントが始まらないと変数をオンにしていないため、先に倒すことも当然出来ない。
「と言うのが今目指している『最初の村』の概要ね」
「じゃぁ、これから隣の村に居る村長の娘のお姉ちゃんと、一緒にするんだね?」
「そうよ。あくまで文字列上でしか設定していないから、面と向かってやるのは初めてだけどね。何、リンもやりたいの?」
「えっと……お姉ちゃんが良ければ……えへへ……」
「リンはかわいいわね。そうね、やってみましょうか。それよりも、先に生贄イベントのIFを見てみたいわ」
「え? でも、イベント開始しないと敵さん出ないんだよね?」
「そこは改変するわ。それに、生贄は此処にも居るから、ゲームでは見れない凄惨なイベントを期待している。……ルン、早くしなさい」
「は、はい……申し訳ありません、お姉さま……」
本来荷物はいらないけれども、ルンに荷物持ちをさせるためにわざとそれっぽい荷物を大量に持たせている。
後は、明確にリンと立場の区別をつけるためにルンの首には隷属の首輪をつけさせ、リンには草履を履かせているがルンには何も履かせず裸足でこの舗装されていない道を歩かせる。
通常靴やサンダル(リンには着物と言う例外的な衣装のため草履という例外的な履物だが)を履かないのは獣人族や魔族等のため、人間で靴を履かせない行為は人として認めていない差別的な意味合いを持つ(水浴びやサンダル・草履で裸足になったりする行為は「履かせない」には該当しないため問題ない)。
それにしても、ほぼ一本道で何もないのはつまらない。
とは言え地理的に、花畑を創ろうものなら観光名所になってしまう。
一応プレイヤーは居ないため、ここに魔王城を一夜城状態で建てるのもありかも知れない。
そんなことをすれば、たちまち最初の村の宿屋はSランク冒険者ばかりが集まることになるのだろうが。
「お姉ちゃん、前から誰か来るよ」
「『最初の村』の村人ね」
「でも、このイベントって話しかけないと起動しないように設定してなかった?」
「あぁ、イベントじゃなくて普通に歩いてきてるだけよ。……この時に話しかけたら、どうなるのかしら。ねぇ貴方」
「お前達……変わった連中だな」
「変わってる?」
「そりゃ、双子なのに片方は奴隷だし、服も見たこと無い。それに、戻って来たって言うよりは、寧ろそっちから来た感じするし」
「流石の慧眼ね。この先、本当は何があったか知ってる?」
「さぁね。大昔にはあったらしいが、この先に何があったかなんてもうエルフくらいしか知らないんじゃないか?」
あくまで「はじまりの村」に人が来れない様にしただけだけれども、歴史はちゃんと合わせて改変されている。
あくまで知っているだけであり、それを誰がどの程度まで知っているかは分からない。
非常に良く出来ている。
「生贄の洞窟は知ってる?」
「そりゃな。……冒険者か?」
「なぜ?」
「生贄の洞窟について聞いてくる人間は、奴の討伐に来た人間だけだ。だが、生贄の洞窟に棲む魔物は討伐したくても出来ないぞ」
「強いの?」
「かもな。だが見たことある人間が居ない。どんな魔物が棲んでいるか分からないが、ただ、生贄を定期的に出さないといつの間にか山が破壊されている」
どうやら山神様の祟り、とかではなく単純に魔物が棲んでいる認識らしい。
まぁそれが正しいが、生贄のルーツについてはそういう形で補正されているのか。
場所は分かっている。私は村人から離れ、そのまま生贄の洞窟へと向かう。
「ルン。ちょっと中を見て来てもらえる?」
「そんな、私、殺されちゃいます……!!」
「リン。一緒にいってらっしゃい」
「えー、リンも怖い~」
「大丈夫。お姉ちゃんを信じなさい」
「うん! ほら、行くよ、ルン!」
リンは手を引くと、ルンと共に洞窟の中に入って行く。
洞窟には日の光が半端に差し込み、それが反射して、まるでプラネタリウムの光景を映し出す。
そういう場所に設定した。二人は今、満点の夜空を楽しんでいることだろう。
勿論、これはリンのために用意したものであり、ルンのために用意したものは別にある。
赤い目が八つ、鋭い牙には毒があり、大きく膨らんだ腹を持つ、八本の足を持つ怪物が、ルンを狙う。
その姿に気づけば、後は絶望しか待っていない。
「い、いやぁぁぁぁぁあああああ!!!」
それからこの場所は多くの情報を有する『無間書庫』としての役割を与えることになった。
役割を持った地理は、その役割を果たそうと進化を始める。
この冒険をしている最中、こっちの世界とはじまりの村の空間は時間の流れが異なり、こっちの1日ははじまりの村での1年に相当していると言っても過言ではない。
無間書庫として司書のような存在も現れるかもしれないし、現代の知識もあるから、もしかしたら全てがネットのような世界で完結してしまうかもしれない。
そうなればそうなったで、ログを抽出してデバッグすればよいだけだ。
もちろん、ログを抽出しやすい様にログを管理する人間も作っているわけだが。
はじまりの村に通ずる道は一本しか無いが、その道は数千年単位で時間を進め、完全に草木が生い茂る山奥にあり、なおかつ人が誤って入らないように幻惑の魔法、それを突破した際の通知の魔法を設定する。
その状態で向かうところは通称「最初の村」。「はじまりの村」とそんなに変わらない村ではあるが、あくまで「はじまりの村」は主人公が冒険を開始する意味での「はじまり」であり、この「最初の村」というのは「最初に訪れる村」という意味だ。
このゲームが完成する前の名前だから、結局最終的な名前を完成させることなくこの世界に来てしまった。
勿論今名前をつけることも可能だけれども、イベント的にもこの村はそんなに訪れることは無いから無視しても良いだろう。
この「最初に訪れる村」の役割は、「はじまりの村」のメインストーリーの後に派生するサイドストーリーでリンが生贄にされたイベントがここで再発する。
村には必ず生贄イベントが発生するように設定してあり、「最初の村」の生贄の洞窟から出てきた魔物が「はじまりの村」に襲い掛かって来る。
生贄が必要だったために村長の娘がお役目を果たすために生贄となるのだが、幼馴染の主人公に「死にたくない」「生きていたい」と涙ながらに訴えたことにより魔物を追い払うイベントとなる。
このイベントはあくまでチュートリアルのため、ターンを稼げばそれで自動的に終了する簡単なイベントだ。
ストーリーイベントで退治した後、主人公(名前は任意で設定可能だった)とリンは村人達から「役割を果たせない者達として追放する」ということで二人は冒険に出る、というのがこのゲームの始まりだった。
ちなみに裏設定では、この村に居てもリンは幸せになれない。また同じ役割を与えてしまうのは酷であるということから、主人公とともに村から追放する形で村のしがらみから解放すると言う設定もあった。
このイベントが終わった後は、ストーリーイベントを進めることになるのだけれども、このストーリーイベント、と言うか、基本的にストーリーイベントには派生したサイドストーリーイベントを作っている。
今回のイベントに関しても「最初の村」に戻った魔物の怒りを鎮めるために、この村から生贄を出すイベントで、レベルは10以上でなければ発生しない。
また、チュートリアルイベントを飛ばしていたり、忘れていた時のために同じシチュエーションとして村長の娘が生贄に選ばれる、冒険者の二人(固定設定で、他のパーティーは後に入れ替え可能)を接待する、生贄としての最期の役割を仕方ないと諦めるが、同じ村長の娘同じ境遇のリンから話を受ける、村長の娘も「死にたくない、生きていたい」涙ながらに主人公たちに訴える、生贄の洞窟に棲む魔物の討伐イベントが発生、という流れだ。
このイベントの魔物は後の中級ダンジョンで普通にエンカウントするモンスターだが、ゲームとして序盤に出せば中ボスクラスには見えるだろうと配置した。だから、経験値もドロップアイテムものちに普通に手に入るため、普通のRPGではわざわざイベントをこなす必要は無い。
けれども、このゲームは普通のRPGではなくR18指定のRPGだ。
接待の時には村長の娘とのエッチ(リンとの3Pも選択可能)、このイベントが終われば村に訪れ村長の家に泊まるたびにエッチイベントを行うことが出来るという設定である。
ちなみにイベントで接敵する中ボスのシンボルエンカウントはイベントが始まらないと変数をオンにしていないため、先に倒すことも当然出来ない。
「と言うのが今目指している『最初の村』の概要ね」
「じゃぁ、これから隣の村に居る村長の娘のお姉ちゃんと、一緒にするんだね?」
「そうよ。あくまで文字列上でしか設定していないから、面と向かってやるのは初めてだけどね。何、リンもやりたいの?」
「えっと……お姉ちゃんが良ければ……えへへ……」
「リンはかわいいわね。そうね、やってみましょうか。それよりも、先に生贄イベントのIFを見てみたいわ」
「え? でも、イベント開始しないと敵さん出ないんだよね?」
「そこは改変するわ。それに、生贄は此処にも居るから、ゲームでは見れない凄惨なイベントを期待している。……ルン、早くしなさい」
「は、はい……申し訳ありません、お姉さま……」
本来荷物はいらないけれども、ルンに荷物持ちをさせるためにわざとそれっぽい荷物を大量に持たせている。
後は、明確にリンと立場の区別をつけるためにルンの首には隷属の首輪をつけさせ、リンには草履を履かせているがルンには何も履かせず裸足でこの舗装されていない道を歩かせる。
通常靴やサンダル(リンには着物と言う例外的な衣装のため草履という例外的な履物だが)を履かないのは獣人族や魔族等のため、人間で靴を履かせない行為は人として認めていない差別的な意味合いを持つ(水浴びやサンダル・草履で裸足になったりする行為は「履かせない」には該当しないため問題ない)。
それにしても、ほぼ一本道で何もないのはつまらない。
とは言え地理的に、花畑を創ろうものなら観光名所になってしまう。
一応プレイヤーは居ないため、ここに魔王城を一夜城状態で建てるのもありかも知れない。
そんなことをすれば、たちまち最初の村の宿屋はSランク冒険者ばかりが集まることになるのだろうが。
「お姉ちゃん、前から誰か来るよ」
「『最初の村』の村人ね」
「でも、このイベントって話しかけないと起動しないように設定してなかった?」
「あぁ、イベントじゃなくて普通に歩いてきてるだけよ。……この時に話しかけたら、どうなるのかしら。ねぇ貴方」
「お前達……変わった連中だな」
「変わってる?」
「そりゃ、双子なのに片方は奴隷だし、服も見たこと無い。それに、戻って来たって言うよりは、寧ろそっちから来た感じするし」
「流石の慧眼ね。この先、本当は何があったか知ってる?」
「さぁね。大昔にはあったらしいが、この先に何があったかなんてもうエルフくらいしか知らないんじゃないか?」
あくまで「はじまりの村」に人が来れない様にしただけだけれども、歴史はちゃんと合わせて改変されている。
あくまで知っているだけであり、それを誰がどの程度まで知っているかは分からない。
非常に良く出来ている。
「生贄の洞窟は知ってる?」
「そりゃな。……冒険者か?」
「なぜ?」
「生贄の洞窟について聞いてくる人間は、奴の討伐に来た人間だけだ。だが、生贄の洞窟に棲む魔物は討伐したくても出来ないぞ」
「強いの?」
「かもな。だが見たことある人間が居ない。どんな魔物が棲んでいるか分からないが、ただ、生贄を定期的に出さないといつの間にか山が破壊されている」
どうやら山神様の祟り、とかではなく単純に魔物が棲んでいる認識らしい。
まぁそれが正しいが、生贄のルーツについてはそういう形で補正されているのか。
場所は分かっている。私は村人から離れ、そのまま生贄の洞窟へと向かう。
「ルン。ちょっと中を見て来てもらえる?」
「そんな、私、殺されちゃいます……!!」
「リン。一緒にいってらっしゃい」
「えー、リンも怖い~」
「大丈夫。お姉ちゃんを信じなさい」
「うん! ほら、行くよ、ルン!」
リンは手を引くと、ルンと共に洞窟の中に入って行く。
洞窟には日の光が半端に差し込み、それが反射して、まるでプラネタリウムの光景を映し出す。
そういう場所に設定した。二人は今、満点の夜空を楽しんでいることだろう。
勿論、これはリンのために用意したものであり、ルンのために用意したものは別にある。
赤い目が八つ、鋭い牙には毒があり、大きく膨らんだ腹を持つ、八本の足を持つ怪物が、ルンを狙う。
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