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捨て駒
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「ここは一体……?」
強い光が再び収まる頃、俺……キサラギ シンの目の前に広大な荒地が広がっていた。自然の緑が全く見当たらないその大地に、俺を含めた大勢の人間が立っていた。
「俺は確か……学校に行く途中だったハズなのに……!」
そう、俺は学校の登校中……丁度駅の改札を出た所だったハズだ。そしたら目の前がいきなり真っ白になって……気づいたらここにいた。
最初は立ちくらみかと思った。俺は低血圧故に立ちくらみなんて頻繁に起こる。だが、その俺の視界を遮る光は立ちくらみのような類では無いとすぐに気付いた。
例えるなら……太陽を直接見た時のような感覚だ。
「と、取り敢えず状況確認を……!」
とは言っても、ここが荒地であることと、周りの人が俺と同じように混乱していることくらいしか分からない。
果たしてここがどこなのか。どうして俺はここにいるのか。疑問は積もるばかりだ。
かと言って周りの人と話すようなコミュ力は持ち合わせてはいない。見ず知らずの他人とは話せないのだ。これぞ陰キャの真髄。
「あれ……、鞄も無くなってる!?」
よく見ると、学生鞄も無くなっていることに気付く。改札を通るのに鞄から財布を出したため、電車内に忘れたということは無いはずだ。
「嘘だろ……? 鞄には財布もスマホも、家の鍵も入ってるのに……。あぁ、もう最悪だ……」
思わずその場にうずくまり頭を抱える。
スマホが無いということは、連絡手段が絶たれたということだ。だが、恐らく周りの人が連絡手段を持っていると思うので、恐らく遭難したまま死亡なんてことは無いだろう。
「はい、皆様お静かに」
その時、俺の耳に……いや、脳内と言ったような感覚だろうか。俺の脳内に女性の声が響き渡った。
脳内に響くってどういうことだよ……?まさか、勝手に脳にチップか何か入れられたとかじゃないだろうな……?
もしそうだとしたら、きっちり起訴させてもらうからな。
「静かに、静かにしなさいと言っているでしょう?」
女性の声が静かになるようニ、三回注意をしたところで、辺りが静寂に支配される。
もしかして、この声の主が集団拉致の犯人なのか?だけど、たった一人でこれだけの人数を拉致出来るわけがないし、集団犯罪……?いや、そもそもどうやって拉致したんだ?
しばらく思考に浸っていると、女性の声が一度咳払いをした後、再び話し始める。
「えー、単刀直入に言います。貴方達には戦争に参加してもらいます」
瞬間、辺りに衝撃が響き渡る。
「戦争……? 一体何を言っているんだ……?」
日本ではもう紛争地帯は無いはずだ。世界規模になるとあってもおかしくは無いが、辺りを見ると皆日本人ばかり。日本人しか集めないといけない理由も無いし、ここが国外とは考えにくいだろう。
しかし、日本にこのような荒地があるとは聞いたことも見たこともない上に、日本に紛争地帯が無いことから、国内であるとも考えにくい。
「混乱しているようですね。まぁ、一から説明をしますから安心して下さい」
国内でも国外でも無い。ならばどこだ?地球以外の未知の惑星?むしろそっちのほうが説得力ありそうだ。今のところ地球にはこれだけの人数を拉致できる手段は無いのだから。
「ここは貴方達が生きていた世界とは異なる世界。……言うならば、異世界といったところでしょうか……?」
「……異世界?」
異世界。そう言われるとラノベのような剣と魔法の世界を連想させるが、実際どうなのだろう。
じゃなくて、異世界!?
辺りが再びざわめき始める。
「はいはい、信じられないようなので証拠を見せて差し上げますよ」
カランッ!
次の瞬間、目の前に鉄の棒状の何かが現れ、地面に落ちる。その棒状の物を見ると、それはゲームとかでよく見るような……
「剣……?」
そう、剣だ。持ち手があり、柄があり、刃がある。大きさは、60センチ程だろうか?教室の机の横幅よりも大きいかどうか位の大きさだと思う。
「貴方達の世界には魔法が無いのでしょう? 今のは転送の魔法。貴方達に剣を転送させてもらいました」
地面に落ちた剣を掴み間近で見たり、触れたりしてみると、どうやら本物であることがわかった。
とても偽物とは思えない。刃の部分はしっかりと鉄で出来ていて、色々な物を切ることが出来そうだ。
だけど、思ったよりも軽い……?鉄の塊を持っているような物なのだから、もう少し重いと思ったのだが、もしかしたら鉄以外の未知の鉱物なのかもしれない。
「これでここが異世界ということを信じて頂けましたか?」
信じるも何も、これを見せられてしまっては信じざるを得ないだろう。
「夢でも見てるのかな……?」
思わずそう呟く。だが、この肌寒さ、荒地の景色の明確さ、剣を持った時の感覚。頬を抓るまでも無い。これは現実だ。
「そろそろ時間も無くなって来たので、手短に済ませますね」
そういえば、この女性の声は戦争がどうとか言っていた。果たしてどういう意味なのだろう……。
「今から数分後、ここに敵が攻めてくるので、時間を稼いで下さい」
「……え?」
予想外の言葉に思わず声が出る。敵が来る。それはまさに戦争そのものではないか。
嘘だろ……、敵ってどれくらい来るんだ……?10とか20なら助かるんだけど……。
「うぉおおおおおおおおおおおおっっ!!」
その時、遠くから何かの叫び声が聞こえる。その声が聞こえてから僅か数秒後、遠くに声の主達が姿を現す。
「あ、あれは……!」
その声の主達は……兵士。一言で言うならば兵士だろう。鎧と兜を身に着け、剣を持っている。それに数も尋常じゃない。100……いや、1000人はいそうだ。
「嘘だろ……? か、勝てるわけがないだろ……」
向こうは防具を身につけた全身装備に対し、こちらは剣一本の素人。勝てる要素が見当たらない……。
「はは……。冗談きついぜ……」
恐怖を一周回って思わず笑いが出てくる。いきなり訳の分からない所に拉致されて、戦いを強いられる。……どうやったらこの状況を回避出来てたのだろう。
今日学校を休めば……違う電車に乗っていれば……一つ隣の改札を通っていれば……もしかしたらこの状況を回避出来るのかもしれない。
「それと、別に貴方達は特別な力を持っているワケでは無いので、そこところご理解を。言うならば、捨て駒と言ったところでしょうか? 時間稼ぎの」
「う、うわぁああああああああっ!!」
恐怖に破れ、思わず大声を上げてしまう。それに触発されたのか、まるで伝染病のように周りの人達も悲鳴を上げる。それと同時に、一斉に敵とは反対方向に駆け出す。
逃げなきゃ……。逃げなきゃ殺される……!
「ふふっ……。逃げても意味ありませんよ」
そんな声が脳内に響くが、そんな事も聞いている暇もない。ただただ敵から逃れるために必死に走る、が。
ガキィインッ!
「なっ……!」
瞬間、後方に大きく弾き飛ばされる。よく見ると、何か膜のような物が張ってあるようだ。
「クソッ! 壊れろっ!」
すぐに立ち上がり、剣を使って膜を叩く。が、膜が傷付いている様子は全く見えない。
どうする!逃げも出来ない、正面から戦っても勝てるわけがない。
「こんなの……無理じゃねえかよ……」
思わず涙が流れる。
こんな……いきなり訳の分からない場所に連れてこられて……。
「もうやだよ……」
チートどころな能力も無しで異世界を攻略するなんて……俺には少々荷が重すぎる……
強い光が再び収まる頃、俺……キサラギ シンの目の前に広大な荒地が広がっていた。自然の緑が全く見当たらないその大地に、俺を含めた大勢の人間が立っていた。
「俺は確か……学校に行く途中だったハズなのに……!」
そう、俺は学校の登校中……丁度駅の改札を出た所だったハズだ。そしたら目の前がいきなり真っ白になって……気づいたらここにいた。
最初は立ちくらみかと思った。俺は低血圧故に立ちくらみなんて頻繁に起こる。だが、その俺の視界を遮る光は立ちくらみのような類では無いとすぐに気付いた。
例えるなら……太陽を直接見た時のような感覚だ。
「と、取り敢えず状況確認を……!」
とは言っても、ここが荒地であることと、周りの人が俺と同じように混乱していることくらいしか分からない。
果たしてここがどこなのか。どうして俺はここにいるのか。疑問は積もるばかりだ。
かと言って周りの人と話すようなコミュ力は持ち合わせてはいない。見ず知らずの他人とは話せないのだ。これぞ陰キャの真髄。
「あれ……、鞄も無くなってる!?」
よく見ると、学生鞄も無くなっていることに気付く。改札を通るのに鞄から財布を出したため、電車内に忘れたということは無いはずだ。
「嘘だろ……? 鞄には財布もスマホも、家の鍵も入ってるのに……。あぁ、もう最悪だ……」
思わずその場にうずくまり頭を抱える。
スマホが無いということは、連絡手段が絶たれたということだ。だが、恐らく周りの人が連絡手段を持っていると思うので、恐らく遭難したまま死亡なんてことは無いだろう。
「はい、皆様お静かに」
その時、俺の耳に……いや、脳内と言ったような感覚だろうか。俺の脳内に女性の声が響き渡った。
脳内に響くってどういうことだよ……?まさか、勝手に脳にチップか何か入れられたとかじゃないだろうな……?
もしそうだとしたら、きっちり起訴させてもらうからな。
「静かに、静かにしなさいと言っているでしょう?」
女性の声が静かになるようニ、三回注意をしたところで、辺りが静寂に支配される。
もしかして、この声の主が集団拉致の犯人なのか?だけど、たった一人でこれだけの人数を拉致出来るわけがないし、集団犯罪……?いや、そもそもどうやって拉致したんだ?
しばらく思考に浸っていると、女性の声が一度咳払いをした後、再び話し始める。
「えー、単刀直入に言います。貴方達には戦争に参加してもらいます」
瞬間、辺りに衝撃が響き渡る。
「戦争……? 一体何を言っているんだ……?」
日本ではもう紛争地帯は無いはずだ。世界規模になるとあってもおかしくは無いが、辺りを見ると皆日本人ばかり。日本人しか集めないといけない理由も無いし、ここが国外とは考えにくいだろう。
しかし、日本にこのような荒地があるとは聞いたことも見たこともない上に、日本に紛争地帯が無いことから、国内であるとも考えにくい。
「混乱しているようですね。まぁ、一から説明をしますから安心して下さい」
国内でも国外でも無い。ならばどこだ?地球以外の未知の惑星?むしろそっちのほうが説得力ありそうだ。今のところ地球にはこれだけの人数を拉致できる手段は無いのだから。
「ここは貴方達が生きていた世界とは異なる世界。……言うならば、異世界といったところでしょうか……?」
「……異世界?」
異世界。そう言われるとラノベのような剣と魔法の世界を連想させるが、実際どうなのだろう。
じゃなくて、異世界!?
辺りが再びざわめき始める。
「はいはい、信じられないようなので証拠を見せて差し上げますよ」
カランッ!
次の瞬間、目の前に鉄の棒状の何かが現れ、地面に落ちる。その棒状の物を見ると、それはゲームとかでよく見るような……
「剣……?」
そう、剣だ。持ち手があり、柄があり、刃がある。大きさは、60センチ程だろうか?教室の机の横幅よりも大きいかどうか位の大きさだと思う。
「貴方達の世界には魔法が無いのでしょう? 今のは転送の魔法。貴方達に剣を転送させてもらいました」
地面に落ちた剣を掴み間近で見たり、触れたりしてみると、どうやら本物であることがわかった。
とても偽物とは思えない。刃の部分はしっかりと鉄で出来ていて、色々な物を切ることが出来そうだ。
だけど、思ったよりも軽い……?鉄の塊を持っているような物なのだから、もう少し重いと思ったのだが、もしかしたら鉄以外の未知の鉱物なのかもしれない。
「これでここが異世界ということを信じて頂けましたか?」
信じるも何も、これを見せられてしまっては信じざるを得ないだろう。
「夢でも見てるのかな……?」
思わずそう呟く。だが、この肌寒さ、荒地の景色の明確さ、剣を持った時の感覚。頬を抓るまでも無い。これは現実だ。
「そろそろ時間も無くなって来たので、手短に済ませますね」
そういえば、この女性の声は戦争がどうとか言っていた。果たしてどういう意味なのだろう……。
「今から数分後、ここに敵が攻めてくるので、時間を稼いで下さい」
「……え?」
予想外の言葉に思わず声が出る。敵が来る。それはまさに戦争そのものではないか。
嘘だろ……、敵ってどれくらい来るんだ……?10とか20なら助かるんだけど……。
「うぉおおおおおおおおおおおおっっ!!」
その時、遠くから何かの叫び声が聞こえる。その声が聞こえてから僅か数秒後、遠くに声の主達が姿を現す。
「あ、あれは……!」
その声の主達は……兵士。一言で言うならば兵士だろう。鎧と兜を身に着け、剣を持っている。それに数も尋常じゃない。100……いや、1000人はいそうだ。
「嘘だろ……? か、勝てるわけがないだろ……」
向こうは防具を身につけた全身装備に対し、こちらは剣一本の素人。勝てる要素が見当たらない……。
「はは……。冗談きついぜ……」
恐怖を一周回って思わず笑いが出てくる。いきなり訳の分からない所に拉致されて、戦いを強いられる。……どうやったらこの状況を回避出来てたのだろう。
今日学校を休めば……違う電車に乗っていれば……一つ隣の改札を通っていれば……もしかしたらこの状況を回避出来るのかもしれない。
「それと、別に貴方達は特別な力を持っているワケでは無いので、そこところご理解を。言うならば、捨て駒と言ったところでしょうか? 時間稼ぎの」
「う、うわぁああああああああっ!!」
恐怖に破れ、思わず大声を上げてしまう。それに触発されたのか、まるで伝染病のように周りの人達も悲鳴を上げる。それと同時に、一斉に敵とは反対方向に駆け出す。
逃げなきゃ……。逃げなきゃ殺される……!
「ふふっ……。逃げても意味ありませんよ」
そんな声が脳内に響くが、そんな事も聞いている暇もない。ただただ敵から逃れるために必死に走る、が。
ガキィインッ!
「なっ……!」
瞬間、後方に大きく弾き飛ばされる。よく見ると、何か膜のような物が張ってあるようだ。
「クソッ! 壊れろっ!」
すぐに立ち上がり、剣を使って膜を叩く。が、膜が傷付いている様子は全く見えない。
どうする!逃げも出来ない、正面から戦っても勝てるわけがない。
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