134 / 176
悪童の流儀(2)※
(21)
しおりを挟む
自分を組み敷き、余裕も優雅さもかなぐり捨てて腰を振る男。熱い雄でレジナルドの秘された欲望を暴き、翻弄する男。
強すぎる快楽で涙がにじむ視界の中、爛々と炯る二つの眼だけが鮮やかに、レジナルドを射抜いている。
「…君、何を、恐れてるんだ…?」
弾む息の合間、途切れ途切れに問い掛けた。
過ぎる快楽に浮かされながらも理知の光が灯るレジナルドの瞳に、何か感じるものがあったのか。
激しく穿つ腰の動きを一旦収め、身をかがめてくるジェイムズの体勢に、体内の怒張がさらに奥を圧迫する。苦しい息を吐きながら、顔を寄せるジェイムズの頬を、震える手で包んだ。
逸れることなく交わる視線、濡れた皮膚を通して伝わる熱。
「今の君、全然、らしくないよ……ああああっ!」
「君のせいだ!」
苛立ったように遮られた。どちゅん、と力強く奥を抉られ、もう何も言えなくなる。
これまでは手加減していたのだと言わんばかりの、容赦なく重く鋭い抽送に、寝台の上で体がずり上がる。それを肩を掴まれ押し止められ、衝撃のすべてを受け止めさせられ、レジナルドは悶絶した。
強すぎる快楽で涙がにじむ視界の中、爛々と炯る二つの眼だけが鮮やかに、レジナルドを射抜いている。
「…君、何を、恐れてるんだ…?」
弾む息の合間、途切れ途切れに問い掛けた。
過ぎる快楽に浮かされながらも理知の光が灯るレジナルドの瞳に、何か感じるものがあったのか。
激しく穿つ腰の動きを一旦収め、身をかがめてくるジェイムズの体勢に、体内の怒張がさらに奥を圧迫する。苦しい息を吐きながら、顔を寄せるジェイムズの頬を、震える手で包んだ。
逸れることなく交わる視線、濡れた皮膚を通して伝わる熱。
「今の君、全然、らしくないよ……ああああっ!」
「君のせいだ!」
苛立ったように遮られた。どちゅん、と力強く奥を抉られ、もう何も言えなくなる。
これまでは手加減していたのだと言わんばかりの、容赦なく重く鋭い抽送に、寝台の上で体がずり上がる。それを肩を掴まれ押し止められ、衝撃のすべてを受け止めさせられ、レジナルドは悶絶した。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
119
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる