セカンドライフ

プロローグ

二十世紀末、都心へと落下した巨大隕石。
直径一キロにも及ぶこの隕石は意外な事に、衝突の際軽微な被害しか出さなかった。
《衝突による被害》は。

隕石には乗組員がいた。地球外生命体である。
彼等は街を壊し、人々を脅かした。

国家は軍隊を用いてこれと交戦するも、現代兵器は通用しなかった。

政府は緊急事態宣言を下し、隕石の調査へと乗り出した。

多くの犠牲者が出た。
積み重なった失敗の果てに調査隊は、隕石内部から五つの鉱石を持ち出す事に成功する。

地球にあるどの物質とも異なるこの鉱石は、研究の末に地球外生命体を倒す事を可能にする事が出来るとわかった。

政府は極秘裏に、これを扱うことの出来る者を探し始めた。