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僕は誠だよ!
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「……ん…ここは…」
見慣れない天井…
「えっ…なにこれ」
誠は両手首をベッドに固定されていることに気がついた。解けないか引っ張ってみたがびくともしない。
そうだ、あの時お義兄さんに何かを飲まされて…じゃあこれもお義兄さんが…?
誠が周りを見渡すと部屋には扉が2つと窓が1つ、それと今僕が乗っている大きなベットがあった。そして誠はもう1つ重大なことに気がついた。
「…この服は姉さんの…」
どうして僕が姉さんの服を…まさか…
無性に嫌な想像が誠の脳裏をよぎる
すると突然片方の扉が開いた
「目が覚めたかい」
「…お義兄さん」
体が強張る
誠司は不気味な笑みを浮かべながら誠に近づいていく
「お義兄さんなんてどうしたんだ紗希」
と言って誠司は誠の上に乗り頬を撫でる
「いつもみたいに『誠司さん』って言ってよ」
やっぱり聞き間違いなんかじゃない、お義兄さんは僕のことを紗希って言ってる…
「何言ってるのお義兄さん!僕は誠だよ!姉さんは……もう死んっ…」
ーゴッ‼︎
え…?
「ゴホッ、ゴホッ、ゴホッ…」
今…何が………僕…殴られた?
左頬の痛みが尋常ではなく、たった一発で僕の身体は恐怖で動けなくなっていた
「シーっ、大丈夫大丈夫だよ。痛いのは一瞬だけ、紗希がもうおかしなことを言おうとしなきゃ俺は殴ったりなんてしないよ」
怖い、怖い、ただひたすらに目の前にいる人が怖くてたまらない
「も…もうこんなことやめてよお義兄さ…」
今度は両頬を強く掴まれる
「『誠司さん』だろう?」
もしここで選択を間違えたらまた殴られるのだろうか…
「……せ…誠司さん」
「いい子だね俺の可愛い紗希」
「んっ‼︎」
誠司は無理矢理誠にキスをする
「はっ…んんっ…ん…はぁっ…」
クチュ…クチュ…
誠司の舌が強引に口の中へ入ってくる
もうやめて!義兄さん!頭ではそう思っていても息つく暇のないそのキスに抵抗する力がどんどん奪われていく…
「…っぱぁ‼︎ハァ、ハァ…」
「ああ紗希大好きだよ、でもこんなんじゃ全然足りない…」
誠司は来ていた上の服を脱ぎ捨てる
「やっ、やめっ…!」
これ以上は!
「大丈夫優しくするから、いっぱい愛し合おうな」
見慣れない天井…
「えっ…なにこれ」
誠は両手首をベッドに固定されていることに気がついた。解けないか引っ張ってみたがびくともしない。
そうだ、あの時お義兄さんに何かを飲まされて…じゃあこれもお義兄さんが…?
誠が周りを見渡すと部屋には扉が2つと窓が1つ、それと今僕が乗っている大きなベットがあった。そして誠はもう1つ重大なことに気がついた。
「…この服は姉さんの…」
どうして僕が姉さんの服を…まさか…
無性に嫌な想像が誠の脳裏をよぎる
すると突然片方の扉が開いた
「目が覚めたかい」
「…お義兄さん」
体が強張る
誠司は不気味な笑みを浮かべながら誠に近づいていく
「お義兄さんなんてどうしたんだ紗希」
と言って誠司は誠の上に乗り頬を撫でる
「いつもみたいに『誠司さん』って言ってよ」
やっぱり聞き間違いなんかじゃない、お義兄さんは僕のことを紗希って言ってる…
「何言ってるのお義兄さん!僕は誠だよ!姉さんは……もう死んっ…」
ーゴッ‼︎
え…?
「ゴホッ、ゴホッ、ゴホッ…」
今…何が………僕…殴られた?
左頬の痛みが尋常ではなく、たった一発で僕の身体は恐怖で動けなくなっていた
「シーっ、大丈夫大丈夫だよ。痛いのは一瞬だけ、紗希がもうおかしなことを言おうとしなきゃ俺は殴ったりなんてしないよ」
怖い、怖い、ただひたすらに目の前にいる人が怖くてたまらない
「も…もうこんなことやめてよお義兄さ…」
今度は両頬を強く掴まれる
「『誠司さん』だろう?」
もしここで選択を間違えたらまた殴られるのだろうか…
「……せ…誠司さん」
「いい子だね俺の可愛い紗希」
「んっ‼︎」
誠司は無理矢理誠にキスをする
「はっ…んんっ…ん…はぁっ…」
クチュ…クチュ…
誠司の舌が強引に口の中へ入ってくる
もうやめて!義兄さん!頭ではそう思っていても息つく暇のないそのキスに抵抗する力がどんどん奪われていく…
「…っぱぁ‼︎ハァ、ハァ…」
「ああ紗希大好きだよ、でもこんなんじゃ全然足りない…」
誠司は来ていた上の服を脱ぎ捨てる
「やっ、やめっ…!」
これ以上は!
「大丈夫優しくするから、いっぱい愛し合おうな」
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