6 / 7
起き抜け
しおりを挟む
「……ん、」
「お、起きた。おはよ、麗威」
「ひッ……」
「いや、この距離なら挿れようにも挿れらんないし。そんな怯えんなよ~」
「……じゃあせめて服着せてよ……」
今から襲うみたいじゃん、とジト目で翔望を見詰める。
「お、気付いたか~!お前のこと解放する~なんて言ってねーからな」
……先程までの出来事がフラッシュバックして体が動かなくなる。動け、動けよ……。そう思っている間も翔望が近付いてきて、とうとう逃げ場もなくなった。
「逃げなくなっちったじゃん、オレのこと大好きかよ~」
分かってる癖に……。目の前のコイツは意地悪く僕を見詰めたまま、ずぷりと指を挿れてくる。
「ッぅ……ぁ、あ……ッ」
「声抑えてんの?かわい……でも抑えられんの困るな~、オレが見たいのはもっと声出す方!」
そう言うや否やぐちぐち嫌な音を立てて指を掻き回し、僕を刺激する。
「ぃゃあ゙ッ、あぁ゙ん゙ッ!きもち、わりゅい゙ぃッ……ぁあ゙ッ、イぐぅうッ!」
「そーそ、イっていんだよ。オレの指に付くけど」
「やだぁッ、ださないッ、ださないからぁ゙ッ!見んな、こっちみんなぁ……!」
「じゃあもっと刺激するかぁ……しょうがないな~もー……」
くにくに動かされてきた指がもっと奥までいこうとする。思っていたより指が長いのが癪だ。今までに感じたことのなかった快感に身体が勝手に反応する。
「ぁあ゙ッ……!?ッふ、んぅ……やぁ゙ッ、やめッ……」
「どーお、もうそろそろ出しちゃうっしょ?なんでも敏感だからねぇ、麗威は」
「よ、ぶなぁ゙……なまえ、あぅ゙ッ……あひッ!?」
色々な感情がごちゃ混ぜになって僕の全てが刺激され、いとも簡単に射精してしまう。
「ほら出た。ちなみに次オレの顔にかかったらまた虐めるからな」
「やぁぁ……ッ、それきらいッ、ほかのやってぇッ……」
「他の~?じゃあ息出来なくなるくらいのキスでもするか」
「んゃゔッ、おまえきらいッ、だいっきらい……」
なんだその鬼畜な提案。僅かな理性が至極冷静に却下したが喋り方には作用しなかった。なぜそんなにも幼稚になるのか。
「嫌い、ねぇ……でもオレは逃がす気ないから嫌われたんならもっと酷い監禁すんぞ~」
「やだッ、それやぁだぁッ……おまえにかんきん゙されたぅないぃ……いぎぃいッ!」
「お、ま、え、じゃなくて、と、も。な?ほら、呼ばないともっと気持ち良くなっちゃうぞ~?」
翔望の指がねちねちと僕にくっつく。いや、これは僕が翔望の指にくっついて……
「やだぁぁあ゙ッ!とも、ともッ、ともぉッ、いっぱい呼ぶからぁッ!ゆ゙る゙してぇ……ッ」
「よしよし。いい子いい子、さすがだなぁ?」
今僕を弄っているとは思えない程穏やかに笑って、じゅぽんと勢いよく指を引き抜く。一瞬の痛みと、この快感が消えることに対しての涙と喘ぎ声が溢れ出てくる。
「いぁッ!?いたぁい……ッ、うらぎったぁ……ひぐッ 」
「これも痛いかぁ……ま、今のは反応見たかっただけなんだけどさ」
「いじ、わる……」
「違う違う、これとか気持ちいいことやってあげてんだろ」
突然口を塞がれて混乱する。次の瞬間には僕の舌と翔望の舌が絡みつき、息が出来ないから段々と酸欠の様な状態になる。
「……ぁ、…………ん、ぅ……」
顔が火照っているのが分かる、今更になって実感した。しかし、このままでは翔望に殺される。マジで死ぬ。本気でやばい。
そこまで何とか考えた僕は、状況なんて考えずにじたばた動く。
するとその足が翔望に当たって……
「…………ッは、ぁ……ッ!?」
「つーかまーえた。これで挿れやすくなるな~」
息ができるようになったと思った時には足がM字に開脚されていた。翔望の力に対抗できず脱力する。
……それがいけなかったんだが。
「お、起きた。おはよ、麗威」
「ひッ……」
「いや、この距離なら挿れようにも挿れらんないし。そんな怯えんなよ~」
「……じゃあせめて服着せてよ……」
今から襲うみたいじゃん、とジト目で翔望を見詰める。
「お、気付いたか~!お前のこと解放する~なんて言ってねーからな」
……先程までの出来事がフラッシュバックして体が動かなくなる。動け、動けよ……。そう思っている間も翔望が近付いてきて、とうとう逃げ場もなくなった。
「逃げなくなっちったじゃん、オレのこと大好きかよ~」
分かってる癖に……。目の前のコイツは意地悪く僕を見詰めたまま、ずぷりと指を挿れてくる。
「ッぅ……ぁ、あ……ッ」
「声抑えてんの?かわい……でも抑えられんの困るな~、オレが見たいのはもっと声出す方!」
そう言うや否やぐちぐち嫌な音を立てて指を掻き回し、僕を刺激する。
「ぃゃあ゙ッ、あぁ゙ん゙ッ!きもち、わりゅい゙ぃッ……ぁあ゙ッ、イぐぅうッ!」
「そーそ、イっていんだよ。オレの指に付くけど」
「やだぁッ、ださないッ、ださないからぁ゙ッ!見んな、こっちみんなぁ……!」
「じゃあもっと刺激するかぁ……しょうがないな~もー……」
くにくに動かされてきた指がもっと奥までいこうとする。思っていたより指が長いのが癪だ。今までに感じたことのなかった快感に身体が勝手に反応する。
「ぁあ゙ッ……!?ッふ、んぅ……やぁ゙ッ、やめッ……」
「どーお、もうそろそろ出しちゃうっしょ?なんでも敏感だからねぇ、麗威は」
「よ、ぶなぁ゙……なまえ、あぅ゙ッ……あひッ!?」
色々な感情がごちゃ混ぜになって僕の全てが刺激され、いとも簡単に射精してしまう。
「ほら出た。ちなみに次オレの顔にかかったらまた虐めるからな」
「やぁぁ……ッ、それきらいッ、ほかのやってぇッ……」
「他の~?じゃあ息出来なくなるくらいのキスでもするか」
「んゃゔッ、おまえきらいッ、だいっきらい……」
なんだその鬼畜な提案。僅かな理性が至極冷静に却下したが喋り方には作用しなかった。なぜそんなにも幼稚になるのか。
「嫌い、ねぇ……でもオレは逃がす気ないから嫌われたんならもっと酷い監禁すんぞ~」
「やだッ、それやぁだぁッ……おまえにかんきん゙されたぅないぃ……いぎぃいッ!」
「お、ま、え、じゃなくて、と、も。な?ほら、呼ばないともっと気持ち良くなっちゃうぞ~?」
翔望の指がねちねちと僕にくっつく。いや、これは僕が翔望の指にくっついて……
「やだぁぁあ゙ッ!とも、ともッ、ともぉッ、いっぱい呼ぶからぁッ!ゆ゙る゙してぇ……ッ」
「よしよし。いい子いい子、さすがだなぁ?」
今僕を弄っているとは思えない程穏やかに笑って、じゅぽんと勢いよく指を引き抜く。一瞬の痛みと、この快感が消えることに対しての涙と喘ぎ声が溢れ出てくる。
「いぁッ!?いたぁい……ッ、うらぎったぁ……ひぐッ 」
「これも痛いかぁ……ま、今のは反応見たかっただけなんだけどさ」
「いじ、わる……」
「違う違う、これとか気持ちいいことやってあげてんだろ」
突然口を塞がれて混乱する。次の瞬間には僕の舌と翔望の舌が絡みつき、息が出来ないから段々と酸欠の様な状態になる。
「……ぁ、…………ん、ぅ……」
顔が火照っているのが分かる、今更になって実感した。しかし、このままでは翔望に殺される。マジで死ぬ。本気でやばい。
そこまで何とか考えた僕は、状況なんて考えずにじたばた動く。
するとその足が翔望に当たって……
「…………ッは、ぁ……ッ!?」
「つーかまーえた。これで挿れやすくなるな~」
息ができるようになったと思った時には足がM字に開脚されていた。翔望の力に対抗できず脱力する。
……それがいけなかったんだが。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説

飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?


かわいい息子がバリタチだった
湯豆腐
BL
主人公は、中田 秀雄(なかた ひでお)36歳サラリーマン。16歳の息子と2人暮らし。
残業で深夜に帰宅したとき、息子・真央(まお)が男と性行為をしている姿を目撃してしまう!
【注意】BL表現、性描写がかなりあります。

変態高校生♂〜俺、親友やめます!〜
ゆきみまんじゅう
BL
学校中の男子たちから、俺、狙われちゃいます!?
※この小説は『変態村♂〜俺、やられます!〜』の続編です。
いろいろあって、何とか村から脱出できた翔馬。
しかしまだ問題が残っていた。
その問題を解決しようとした結果、学校中の男子たちに身体を狙われてしまう事に。
果たして翔馬は、無事、平穏を取り戻せるのか?
また、恋の行方は如何に。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる