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蕩けてる
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「きず、ついちゃうッ……いたいのやぁ……ッ」
涙目で訴えられて流石にやめる。まぁ傷ついて血が出たら……出なくてもだけどもう土下座して謝るしかないし。
「オレ爪長いかなぁ……まぁいいや、痛いんだったら抜くわ」
ちゅぽん、と可愛らしい音を立てて指が抜ける。それだけでびくりと反応するので可愛い。もう一度言う、可愛い。
「勢い良すぎるんだけど……ッ」
「そんなでもないっしょ、ちゃんと慎重に抜いたよ?」
「そういうことじゃなくて……はぁ」
苑がずるりと座り込む。隠そうともしないその座り方にまた理性がぶっ飛んでいく。
「ッ……!?や、だぁ……!んむ……ッ」
強引に腕を引いてキスをする。息が出来ない程の重い重いキス。
「お前さ……もっと自覚しろよ、今女子なの」
「ッ……、はッ……知ってるけど癖でッ」
「………………オレに何でもされたいの、マジで」
「ん、ぅ……そうだ、けど……軽いヤツとは思われたくない」
「別に思ってないけどさぁ……簡単にイきすぎて誰かに調教でもされたのかと思ってるから」
「ちょ……うきょう……?」
「分かってねーならいいや、じゃあそこで力抜いて」
「ん……こう、?」
何故そこで簡単に従うのだろうか。ベッドで仰向けになってだらんとしている苑にん、と頷いてもう一度キスをする。
「ふ、ん……ぅ゙ッ!?」
「指だから安心して、ほら」
「ひぁ……ッ、ゔ、ぁ……あ、」
「もうイっちゃう感じですか~?まだ指までしか挿れてないんだけどな~……これでイってたらもうこれ以上出来ないかなぁ」
「……ッ、や……終わんないでッ」
「じゃあ頑張ってイくの我慢して、まだほぐしてんだからさ」
「お前……ッ、ヤったことあんのッ……?」
「ヤる?あ~、女子には1回襲われたけど男子とはヤってねぇな。雰囲気にもなんないし」
それがお前なんだけどな……みたいな目で苑を見詰めてみる。
「おそ、われッ……?ッん、じゃあ俺とヤるのッ、めいわくじゃない……ッ?」
「迷惑?あー、今女子だから?でも襲われかけてすぐ逃げたし、お前のことは男ってわかってるから大丈夫」
「え……分かって……ん゙のぉッ……?」
感じているからか声が裏返ったりしている……が、最後の言葉はなんで言われたんだ。
もしかして好きだと思ってるの分かってない?もうとっくにバレたと思ったけど……まぁ苑は女子になったからオレのこと好きになってんだろうしバレても戻れば意味無いけど。
「分かってるけど……?」
「んへぇ、そっかぁッ……」
苑はふにゃふにゃ口角を上げてオレを見る。
なんだその顔、こっちがイきそうになるからやめろ……そんな俺の想いも虚しくんふふ、ふへへぇとか可愛い声で笑っている。
……あれ、なんで笑ってんだ?苑は女子になったからオレのことが好きなんじゃ……
「ね、ぇぇ……いつまで我慢させんのぉ……ッ」
「ん、ごめん……そんなにイきそ……?」
「女子は簡単にイくんだよ……」
げんなりした雰囲気で苑が言う……が、その蕩け顔で言われても話が入ってこない。
「そんなに欲しいなら挿れてあげる、コレならイっても良いから~」
「んぇ、それ……あぅ……ッ!?ぁ゙ッ、んぅうッ……ぁあぁああッ!」
オレのを挿れる。今まで挿れてなかったのによくこんなイったな……オレも人のこと言えないけど。
挿れたは良いけどこのままだと出る、気がする。絶対出したくないので一旦抜いてふぅ、と息をつく。
大丈夫かな、オレ。
涙目で訴えられて流石にやめる。まぁ傷ついて血が出たら……出なくてもだけどもう土下座して謝るしかないし。
「オレ爪長いかなぁ……まぁいいや、痛いんだったら抜くわ」
ちゅぽん、と可愛らしい音を立てて指が抜ける。それだけでびくりと反応するので可愛い。もう一度言う、可愛い。
「勢い良すぎるんだけど……ッ」
「そんなでもないっしょ、ちゃんと慎重に抜いたよ?」
「そういうことじゃなくて……はぁ」
苑がずるりと座り込む。隠そうともしないその座り方にまた理性がぶっ飛んでいく。
「ッ……!?や、だぁ……!んむ……ッ」
強引に腕を引いてキスをする。息が出来ない程の重い重いキス。
「お前さ……もっと自覚しろよ、今女子なの」
「ッ……、はッ……知ってるけど癖でッ」
「………………オレに何でもされたいの、マジで」
「ん、ぅ……そうだ、けど……軽いヤツとは思われたくない」
「別に思ってないけどさぁ……簡単にイきすぎて誰かに調教でもされたのかと思ってるから」
「ちょ……うきょう……?」
「分かってねーならいいや、じゃあそこで力抜いて」
「ん……こう、?」
何故そこで簡単に従うのだろうか。ベッドで仰向けになってだらんとしている苑にん、と頷いてもう一度キスをする。
「ふ、ん……ぅ゙ッ!?」
「指だから安心して、ほら」
「ひぁ……ッ、ゔ、ぁ……あ、」
「もうイっちゃう感じですか~?まだ指までしか挿れてないんだけどな~……これでイってたらもうこれ以上出来ないかなぁ」
「……ッ、や……終わんないでッ」
「じゃあ頑張ってイくの我慢して、まだほぐしてんだからさ」
「お前……ッ、ヤったことあんのッ……?」
「ヤる?あ~、女子には1回襲われたけど男子とはヤってねぇな。雰囲気にもなんないし」
それがお前なんだけどな……みたいな目で苑を見詰めてみる。
「おそ、われッ……?ッん、じゃあ俺とヤるのッ、めいわくじゃない……ッ?」
「迷惑?あー、今女子だから?でも襲われかけてすぐ逃げたし、お前のことは男ってわかってるから大丈夫」
「え……分かって……ん゙のぉッ……?」
感じているからか声が裏返ったりしている……が、最後の言葉はなんで言われたんだ。
もしかして好きだと思ってるの分かってない?もうとっくにバレたと思ったけど……まぁ苑は女子になったからオレのこと好きになってんだろうしバレても戻れば意味無いけど。
「分かってるけど……?」
「んへぇ、そっかぁッ……」
苑はふにゃふにゃ口角を上げてオレを見る。
なんだその顔、こっちがイきそうになるからやめろ……そんな俺の想いも虚しくんふふ、ふへへぇとか可愛い声で笑っている。
……あれ、なんで笑ってんだ?苑は女子になったからオレのことが好きなんじゃ……
「ね、ぇぇ……いつまで我慢させんのぉ……ッ」
「ん、ごめん……そんなにイきそ……?」
「女子は簡単にイくんだよ……」
げんなりした雰囲気で苑が言う……が、その蕩け顔で言われても話が入ってこない。
「そんなに欲しいなら挿れてあげる、コレならイっても良いから~」
「んぇ、それ……あぅ……ッ!?ぁ゙ッ、んぅうッ……ぁあぁああッ!」
オレのを挿れる。今まで挿れてなかったのによくこんなイったな……オレも人のこと言えないけど。
挿れたは良いけどこのままだと出る、気がする。絶対出したくないので一旦抜いてふぅ、と息をつく。
大丈夫かな、オレ。
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