21 / 22
お邪魔じゃワタシ
しおりを挟む
あんなに緊張していた劇も、なんとか失敗する事なく無事に終わり、私は安堵していた。
「にしても、なかなか面白いものが沢山あるな」
「でしょうね。」
そして、何故か翔馬と2人で学園祭を回っていた。
悲しきことに、基本ぼっちの私には立花くん以外に学校での友達はいない。まぁ、協調性のかけらのない奴と誰が友達になりたがるんだと言う話だが(自分で言っていて悲しくなってきた)
悲しきかな、ぼっちな私には学園祭を共に楽しむ相手もいないわけで、自分達の出しものである劇が終わればさぁてこの後どうしようかな状態。
誰もいない教室で、お昼寝か、1人寂しくぼっちで学園祭を回るか考えていたところ、翔馬に学園祭を案内してくれと頼まれた。
あぁ、そうだった、いたんだったね。
と一瞬忘れかけてた翔馬の存在を思い出し、これでぼっち回避だぜ!と思い現在、彼とともに学園祭を堪能している。
初めは、こんな公立の学園祭、翔馬に楽しめるかな?と心配だったが、いらぬ心配であったよう。
「あれは、なんだ?」
「へぇ、こんなものがあるんだな」
「おぉ、すごい」
と十分彼は学園祭を楽しんでいるようだ。
どうやら、目に入るもの目に入るもの全てが、翔馬にとっては新鮮で面白いらしい。
まぁ、そうだよなぁ。普段は絶対口にしない、たこ焼き、焼きそば、唐揚げ……といったジャンクフード。手作り感溢れるお化け屋敷などの展示物は、きっと彼の目には新鮮に映ることだろう。
キラキラした目で、
「奏、これはなんだ」
と聞いてくる姿は、なんだかとっても面白い。
いつもは、翔馬の選んだ場所に遊びに出かけるが、今度は私の選んだ場所にでも言ってみようかな?ファミレス、ファーストフード、カラオケやボーリングなどのアミューズメントパーク。いわゆる翔馬とは普段行かない庶民的な場所に彼を連れて言ったら、一体どんな反応をするのだろうか。想像するだけで、楽しみだ。
「どうした、奏。」
「いや、翔馬が、学園祭を楽しんでくれて嬉しいなと思って。どうです?うちの学校の学園祭は」
「あぁ、新鮮でなかなか面白い。うちの学園じゃ体験できない」
そうか、そうか。楽しんでいただけたのなら何より。
「まぁ、でも、翔馬の学校の学園祭よりは劣るでしょ?よく噂で耳にするよ、とっても豪華だって」
噂では、とても規模の大きい物だと耳にする。
まぁ、翔馬が学園祭の入場許可書を是が非でもくれないから一度も行った事ないんだけどね。
「まぁ、確かにうちのところは金もかけているからな。……だが、俺は好きだぞ、こう言うのも。何よりも、奏が…「あれ?翔馬くん?」
とその時、後ろから翔馬を呼ぶ声が聞こえた。ここで、翔馬の事を知る人なんていないはずなのに、一体誰が?そう思い振り返った先にいたのは、いつぞやの美少女………綺麗な黒髪をなびかせた彼女は、そうだ、ヒロイン!!
あの時以来の、ヒロイン。……にしても、なんかあの時と雰囲気違いすぎません?あぁ、好きな人の前だからですか?なるほど。
「なんで、翔馬くんもここにいるの?もしかして、友達がこの学校とか?実は私も」
と言いながら、翔馬へと駆け寄ってくるヒロインさん。満面の笑みは、きっと周りを虜にするくらい可愛らしい。
てか、なんでここに?いや、本人が知り合いがいるからと言っているからそう言うことなんだろうけど………いやいや、そうじゃなくて、何が言いたいかと言うと、こんな場面ゲームにはなかったと言うことだ。……まぁ、イレギュラーって事もたまにはあり得るんだろうけど。
「……………あぁ、誰かと思えば、有栖川じゃないか、なんでこんなところにいるんだ」
「うん、だからね。中学の頃の知り合いがこの学校にいるから。たまたま遊びに来たの」
「あぁ、なるほど、有栖川は転校生だったからな。うちの学園意外にも知り合いが多いのか。」
「多いってほどじゃないけどね!そう言う翔馬くんは?」
「俺もお前とおんなじような理由だ」
しかもなんだか、心なしこの2人仲がいい?むむむむ、やっぱり、ゲーム通りに進んでる?
自分自身に変化がないから、あまり実感湧かなかったけど、やっぱりゲーム通りになっちゃうの?なっちゃうんですか!?私は刑務所行きですか!?
「俺も……幼馴染の文化祭に遊びにきたんだ」
「へぇー、そうなんだ。」
ちらりとヒロイン見られれば、目が合ってしまった。一瞬だけであったが、あれは敵意に満ちた視線。
「……あっ、そうだ。ねぇ、よかったら翔馬くん、一緒まわらない?」
「一緒に?……いや、お前中学の頃の友達がいるだろ?」
「えー、そんなこと言わずにさ。一緒に回ろうよ。実は来たはいいものの、友達、今は手はクラスの出し物で忙しいらしくて、暇を持て余してたんだ。………よかったら、そちらのお連れさんもご一緒に」
とは言うものの、「空気読めや、付いてくんじゃねえ」的なニュアンスがひしひしと伝わってくる。笑顔だけど、目が笑ってない。
これって、どの選択肢が正しい?空気を読んで退避する?それとも一緒に回る?
普通に考えたら、前者であろう。
無駄な努力かもしれないが、ヒロインに「私、敵じゃない。むしろ応援するぜ!」という心を見せるのは大切だ。しかし、しかしだ。前者を選んだ場合、翔馬が怖い。なんで、一緒に回らないんだと絶対怒る。予想できる。まぁ、流石にこの場では、怒らないだろうけど。なんてたって、こいつ、外面はそこそこいいから。こんな人の多いところで、怒らないだろう。怖いのは家に帰ってから。
それに、後者の一緒に回ると言う選択肢も別に悪い選択肢と言うわけではない。確かにヒロインはなんか怖いし、やっぱり幼馴染に執着してるのね!このヤンデレが!と思われかねな可能性があるが、翔馬とヒロインが現在どのような関係なのか探れる。加えて、一緒に行動する段階で、私ヤンデレ違う、恋愛?何それ美味しいのん。とアピールすればいいだけの話。
いや、そもそもそんなの関係なしに物語通りこの世界が進むのならば、どんなに努力したところで関係ないのだろうけれどね。あははは、はぁ。
さてと、前者と後者。天秤にかけた時どちらに傾くか。よくよく考えてみよう……………うん、即決だわ。
「……あとはお若い2人で、ごゆるりと」
「奏!?」
やっぱりムリーー。一緒に回るなんて、そんな神経図太い事出来ないー。だって、見てよあのヒロインさんの目!怖い、恐ろしい。何気に小心者の私にゃ、あの目は耐えられない。逃げるに決まってるよ。
「いや、翔馬には悪いけどこの後用事があったのを思い出しちゃったよ。ごめんごめん。」
「おい、何言ってるんだよ」
待てよ。と引き止める手をさらりとかわす。
「………おい、奏。いい加減にしろよ」
「いやぁ、折角こんなところで、運命的にも?出会えたんだから、一緒に回っちゃいなよ。……それじゃあ、うちの学園祭楽しんでいってね。。」
ひしひしと翔馬のお怒りが伝わってくるが、無視だ。無視。
「じゃあ、そう言うわけで!」
混雑してきた人混みの中に紛れれば後ろの方から翔馬の声が聞こえる。やばいなぁ、あれは、相当怒ってる。今日は、帰りたくない気分だよ。
とりあえず、地の利はこちらにあるから、さっさと彼らの視界から消えてしてしまおう。
「………にしても、翔馬にもちゃんと友達いたんだな」
それがヒロイン。未来の恋人だとしても。
今まで彼の口から、友人関係の話を聞いたことがあまりなかったから、意外というか……なんだか不思議な気分だ。出会ったばかりのヒロインと仲が良さそうだったから、学校にはもっと友達がいるんだろうな。
普通に考えれば、ごく当たり前のこと。学校に友達がいるのは、普通だ。
……………はぁ、どうせ刑務所行きだからって高を括ってぼっちを貫かなきゃよかった。もっと友達でも作っておけばよかったなぁ。
立花くんは、大切な友達で同氏と言えども結局は、異性だし。
はぁ、女の子の友達が、欲しい。
今になって、後悔するなんて馬鹿げてるよなぁ。
ガヤガヤと騒がしい周りを見て、なんだかとっても寂しくなったのはここだけの話。
「にしても、なかなか面白いものが沢山あるな」
「でしょうね。」
そして、何故か翔馬と2人で学園祭を回っていた。
悲しきことに、基本ぼっちの私には立花くん以外に学校での友達はいない。まぁ、協調性のかけらのない奴と誰が友達になりたがるんだと言う話だが(自分で言っていて悲しくなってきた)
悲しきかな、ぼっちな私には学園祭を共に楽しむ相手もいないわけで、自分達の出しものである劇が終わればさぁてこの後どうしようかな状態。
誰もいない教室で、お昼寝か、1人寂しくぼっちで学園祭を回るか考えていたところ、翔馬に学園祭を案内してくれと頼まれた。
あぁ、そうだった、いたんだったね。
と一瞬忘れかけてた翔馬の存在を思い出し、これでぼっち回避だぜ!と思い現在、彼とともに学園祭を堪能している。
初めは、こんな公立の学園祭、翔馬に楽しめるかな?と心配だったが、いらぬ心配であったよう。
「あれは、なんだ?」
「へぇ、こんなものがあるんだな」
「おぉ、すごい」
と十分彼は学園祭を楽しんでいるようだ。
どうやら、目に入るもの目に入るもの全てが、翔馬にとっては新鮮で面白いらしい。
まぁ、そうだよなぁ。普段は絶対口にしない、たこ焼き、焼きそば、唐揚げ……といったジャンクフード。手作り感溢れるお化け屋敷などの展示物は、きっと彼の目には新鮮に映ることだろう。
キラキラした目で、
「奏、これはなんだ」
と聞いてくる姿は、なんだかとっても面白い。
いつもは、翔馬の選んだ場所に遊びに出かけるが、今度は私の選んだ場所にでも言ってみようかな?ファミレス、ファーストフード、カラオケやボーリングなどのアミューズメントパーク。いわゆる翔馬とは普段行かない庶民的な場所に彼を連れて言ったら、一体どんな反応をするのだろうか。想像するだけで、楽しみだ。
「どうした、奏。」
「いや、翔馬が、学園祭を楽しんでくれて嬉しいなと思って。どうです?うちの学校の学園祭は」
「あぁ、新鮮でなかなか面白い。うちの学園じゃ体験できない」
そうか、そうか。楽しんでいただけたのなら何より。
「まぁ、でも、翔馬の学校の学園祭よりは劣るでしょ?よく噂で耳にするよ、とっても豪華だって」
噂では、とても規模の大きい物だと耳にする。
まぁ、翔馬が学園祭の入場許可書を是が非でもくれないから一度も行った事ないんだけどね。
「まぁ、確かにうちのところは金もかけているからな。……だが、俺は好きだぞ、こう言うのも。何よりも、奏が…「あれ?翔馬くん?」
とその時、後ろから翔馬を呼ぶ声が聞こえた。ここで、翔馬の事を知る人なんていないはずなのに、一体誰が?そう思い振り返った先にいたのは、いつぞやの美少女………綺麗な黒髪をなびかせた彼女は、そうだ、ヒロイン!!
あの時以来の、ヒロイン。……にしても、なんかあの時と雰囲気違いすぎません?あぁ、好きな人の前だからですか?なるほど。
「なんで、翔馬くんもここにいるの?もしかして、友達がこの学校とか?実は私も」
と言いながら、翔馬へと駆け寄ってくるヒロインさん。満面の笑みは、きっと周りを虜にするくらい可愛らしい。
てか、なんでここに?いや、本人が知り合いがいるからと言っているからそう言うことなんだろうけど………いやいや、そうじゃなくて、何が言いたいかと言うと、こんな場面ゲームにはなかったと言うことだ。……まぁ、イレギュラーって事もたまにはあり得るんだろうけど。
「……………あぁ、誰かと思えば、有栖川じゃないか、なんでこんなところにいるんだ」
「うん、だからね。中学の頃の知り合いがこの学校にいるから。たまたま遊びに来たの」
「あぁ、なるほど、有栖川は転校生だったからな。うちの学園意外にも知り合いが多いのか。」
「多いってほどじゃないけどね!そう言う翔馬くんは?」
「俺もお前とおんなじような理由だ」
しかもなんだか、心なしこの2人仲がいい?むむむむ、やっぱり、ゲーム通りに進んでる?
自分自身に変化がないから、あまり実感湧かなかったけど、やっぱりゲーム通りになっちゃうの?なっちゃうんですか!?私は刑務所行きですか!?
「俺も……幼馴染の文化祭に遊びにきたんだ」
「へぇー、そうなんだ。」
ちらりとヒロイン見られれば、目が合ってしまった。一瞬だけであったが、あれは敵意に満ちた視線。
「……あっ、そうだ。ねぇ、よかったら翔馬くん、一緒まわらない?」
「一緒に?……いや、お前中学の頃の友達がいるだろ?」
「えー、そんなこと言わずにさ。一緒に回ろうよ。実は来たはいいものの、友達、今は手はクラスの出し物で忙しいらしくて、暇を持て余してたんだ。………よかったら、そちらのお連れさんもご一緒に」
とは言うものの、「空気読めや、付いてくんじゃねえ」的なニュアンスがひしひしと伝わってくる。笑顔だけど、目が笑ってない。
これって、どの選択肢が正しい?空気を読んで退避する?それとも一緒に回る?
普通に考えたら、前者であろう。
無駄な努力かもしれないが、ヒロインに「私、敵じゃない。むしろ応援するぜ!」という心を見せるのは大切だ。しかし、しかしだ。前者を選んだ場合、翔馬が怖い。なんで、一緒に回らないんだと絶対怒る。予想できる。まぁ、流石にこの場では、怒らないだろうけど。なんてたって、こいつ、外面はそこそこいいから。こんな人の多いところで、怒らないだろう。怖いのは家に帰ってから。
それに、後者の一緒に回ると言う選択肢も別に悪い選択肢と言うわけではない。確かにヒロインはなんか怖いし、やっぱり幼馴染に執着してるのね!このヤンデレが!と思われかねな可能性があるが、翔馬とヒロインが現在どのような関係なのか探れる。加えて、一緒に行動する段階で、私ヤンデレ違う、恋愛?何それ美味しいのん。とアピールすればいいだけの話。
いや、そもそもそんなの関係なしに物語通りこの世界が進むのならば、どんなに努力したところで関係ないのだろうけれどね。あははは、はぁ。
さてと、前者と後者。天秤にかけた時どちらに傾くか。よくよく考えてみよう……………うん、即決だわ。
「……あとはお若い2人で、ごゆるりと」
「奏!?」
やっぱりムリーー。一緒に回るなんて、そんな神経図太い事出来ないー。だって、見てよあのヒロインさんの目!怖い、恐ろしい。何気に小心者の私にゃ、あの目は耐えられない。逃げるに決まってるよ。
「いや、翔馬には悪いけどこの後用事があったのを思い出しちゃったよ。ごめんごめん。」
「おい、何言ってるんだよ」
待てよ。と引き止める手をさらりとかわす。
「………おい、奏。いい加減にしろよ」
「いやぁ、折角こんなところで、運命的にも?出会えたんだから、一緒に回っちゃいなよ。……それじゃあ、うちの学園祭楽しんでいってね。。」
ひしひしと翔馬のお怒りが伝わってくるが、無視だ。無視。
「じゃあ、そう言うわけで!」
混雑してきた人混みの中に紛れれば後ろの方から翔馬の声が聞こえる。やばいなぁ、あれは、相当怒ってる。今日は、帰りたくない気分だよ。
とりあえず、地の利はこちらにあるから、さっさと彼らの視界から消えてしてしまおう。
「………にしても、翔馬にもちゃんと友達いたんだな」
それがヒロイン。未来の恋人だとしても。
今まで彼の口から、友人関係の話を聞いたことがあまりなかったから、意外というか……なんだか不思議な気分だ。出会ったばかりのヒロインと仲が良さそうだったから、学校にはもっと友達がいるんだろうな。
普通に考えれば、ごく当たり前のこと。学校に友達がいるのは、普通だ。
……………はぁ、どうせ刑務所行きだからって高を括ってぼっちを貫かなきゃよかった。もっと友達でも作っておけばよかったなぁ。
立花くんは、大切な友達で同氏と言えども結局は、異性だし。
はぁ、女の子の友達が、欲しい。
今になって、後悔するなんて馬鹿げてるよなぁ。
ガヤガヤと騒がしい周りを見て、なんだかとっても寂しくなったのはここだけの話。
0
お気に入りに追加
383
あなたにおすすめの小説
記憶を失くした代わりに攻略対象の婚約者だったことを思い出しました
冬野月子
恋愛
ある日目覚めると記憶をなくしていた伯爵令嬢のアレクシア。
家族の事も思い出せず、けれどアレクシアではない別の人物らしき記憶がうっすらと残っている。
過保護な弟と仲が悪かったはずの婚約者に大事にされながら、やがて戻った学園である少女と出会い、ここが前世で遊んでいた「乙女ゲーム」の世界だと思い出し、自分は攻略対象の婚約者でありながらゲームにはほとんど出てこないモブだと知る。
関係のないはずのゲームとの関わり、そして自身への疑問。
記憶と共に隠された真実とは———
※小説家になろうでも投稿しています。
目が覚めたら夫と子供がいました
青井陸
恋愛
とある公爵家の若い公爵夫人、シャルロットが毒の入ったのお茶を飲んで倒れた。
1週間寝たきりのシャルロットが目を覚ましたとき、幼い可愛い男の子がいた。
「…お母様?よかった…誰か!お母様が!!!!」
「…あなた誰?」
16歳で政略結婚によって公爵家に嫁いだ、元伯爵令嬢のシャルロット。
シャルロットは一目惚れであったが、夫のハロルドは結婚前からシャルロットには冷たい。
そんな関係の二人が、シャルロットが毒によって記憶をなくしたことにより少しずつ変わっていく。
なろう様でも同時掲載しています。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
深窓の悪役令嬢~死にたくないので仮病を使って逃げ切ります~
白金ひよこ
恋愛
熱で魘された私が夢で見たのは前世の記憶。そこで思い出した。私がトワール侯爵家の令嬢として生まれる前は平凡なOLだったことを。そして気づいた。この世界が乙女ゲームの世界で、私がそのゲームの悪役令嬢であることを!
しかもシンディ・トワールはどのルートであっても死ぬ運命! そんなのあんまりだ! もうこうなったらこのまま病弱になって学校も行けないような深窓の令嬢になるしかない!
物語の全てを放棄し逃げ切ることだけに全力を注いだ、悪役令嬢の全力逃走ストーリー! え? シナリオ? そんなの知ったこっちゃありませんけど?
完 モブ専転生悪役令嬢は婚約を破棄したい!!
水鳥楓椛
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢、ベアトリス・ブラックウェルに転生したのは、なんと前世モブ専の女子高生だった!?
「イケメン断絶!!優男断絶!!キザなクソボケも断絶!!来い!平々凡々なモブ顔男!!」
天才で天災な破天荒主人公は、転生ヒロインと協力して、イケメン婚約者と婚約破棄を目指す!!
「さあこい!攻略対象!!婚約破棄してやるわー!!」
~~~これは、王子を誤って攻略してしまったことに気がついていない、モブ専転生悪役令嬢が、諦めて王子のものになるまでのお話であり、王子が最オシ転生ヒロインとモブ専悪役令嬢が一生懸命共同前線を張って見事に敗北する、そんなお話でもある。~~~
イラストは友人のしーなさんに描いていただきました!!
転生先が羞恥心的な意味で地獄なんだけどっ!!
高福あさひ
恋愛
とある日、自分が乙女ゲームの世界に転生したことを知ってしまったユーフェミア。そこは前世でハマっていたとはいえ、実際に生きるのにはとんでもなく痛々しい設定がモリモリな世界で羞恥心的な意味で地獄だった!!そんな世界で羞恥心さえ我慢すればモブとして平穏無事に生活できると思っていたのだけれど…?※カクヨム様、ムーンライトノベルズ様でも公開しています。不定期更新です。タイトル回収はだいぶ後半になると思います。前半はただのシリアスです。
【完結】なぜか悪役令嬢に転生していたので、推しの攻略対象を溺愛します
楠結衣
恋愛
魔獣に襲われたアリアは、前世の記憶を思い出す。 この世界は、前世でプレイした乙女ゲーム。しかも、私は攻略対象者にトラウマを与える悪役令嬢だと気づいてしまう。 攻略対象者で幼馴染のロベルトは、私の推し。 愛しい推しにひどいことをするなんて無理なので、シナリオを無視してロベルトを愛でまくることに。 その結果、ヒロインの好感度が上がると発生するイベントや、台詞が私に向けられていき── ルートを無視した二人の恋は大暴走! 天才魔術師でチートしまくりの幼馴染ロベルトと、推しに愛情を爆発させるアリアの、一途な恋のハッピーエンドストーリー。
転生したら攻略対象者の母親(王妃)でした
黒木寿々
恋愛
我儘な公爵令嬢リザベル・フォリス、7歳。弟が産まれたことで前世の記憶を思い出したけど、この世界って前世でハマっていた乙女ゲームの世界!?私の未来って物凄く性悪な王妃様じゃん!
しかもゲーム本編が始まる時点ですでに亡くなってるし・・・。
ゲームの中ではことごとく酷いことをしていたみたいだけど、私はそんなことしない!
清く正しい心で、未来の息子(攻略対象者)を愛でまくるぞ!!!
*R15は保険です。小説家になろう様でも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる