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第1話
いきなり?!
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僕は普通だ。今は私立高校の1年で、中学時代の友達が何人か僕と同じく入学し、そこから友達の輪は広がり、それなりに充実している。
成績も夏休み前の期末テストをそれなりに勉強し、成績はオール3だ。(いや正確に言えば英語は2だからオール3とは言えない・・・。)
部活は帰宅部。やりたい部活はない。だってやりたいことがないから。
退屈かって言えばそうでもないが、僕はあまり気にしない。
そんな生活の中、ここだけの話実は僕は気になる人がいる。
同じクラスの僕と同じくらい友達がいて、成績も同じくらい。しかも帰宅部。
その子は僕と特別何かあるわけではない。本当にただのクラスメート。
でも僕はなにか気になっている。なんでだろう?
好き?彼女にしたい?なんだろうこのモヤモヤは?
そんな中夏休み前日、最後の登校日。
いつもと同じクラスの空気。変わったことと言えばみんな夏休み前で浮足立ってる感じだ。
海に行こうだのカラオケ行こうだのキャンプ行こうだの色々な声が聞こえる。
でも僕が気になっている子は「ごめーん、家の用事があるからまっすぐ帰るよ」と言ったのを僕は聞いた。
夏休みになったらしばらくその子と同じ空間にいれない。やっぱりなんかモヤモヤする。
終業式でいつも話の始まりに「えー。」と言う校長の話を半分聞きながら、僕はその子に帰りに話しかけてみようと思っていた。
僕にとってはちょっとした冒険だ。
別に告白とかするわけではない。「ちょっといいかな?」と言葉をかけて「一緒に帰らない?」と誘うつもりだ。
自分でもこの声掛けは不自然だと思っている。
でもなにかキッカケがほしかった。
そうだ。やっぱり僕はあの子が好きなんだ!
校長の話が終わる頃、僕はそう確信した。
やっぱり告白しよう。作戦変更だ。
終業式が終わり教室に戻り、担任の先生の夏休みの過ごし方を聞きながら僕はその子を見つめ続けていた。
そして先生の話が終わり、帰宅の時間になった。
その子は少しだけ急ぎ足で教室を出たので僕は慌てた。
そして荷物を急いでまとめ、友達達が僕になにか言ったみたいだが無視してその子を追いかけた。
階段を駆け足で降りて、玄関の下駄箱まで来たらその子はもう外履きに履き変えていた。
今しかない!
「あ、あの!」
その子は僕に振り向き「?なに?」
「え、えっと・・・」僕は少しだけ言葉に詰まった。
「なにかあったの?」その子は訪ねる。
僕は本当に普通だ。イケメンでも飛び抜けて才能があるわけではない。そんな僕は勇気を振り絞った。
「好きです!!付き合ってください!!」僕は頭を下げて言った。
しばらく時間が止まったように感じた。
「・・・メ」
「えっ?」
「ダメ・・・」
僕は頭が真っ白になった。そうだよな・・・。いきなり受け入れてくれるわけ・・・「いや・・・ダメ・・・」
そんなに僕は気味悪かったかな?自問自答をしながら顔を上げた。
するとその子は胸のあたりを押さえていた。
「どうしたの?」と僕はその子に聞いた。
するとその子は両手で押さえていた胸のあたりを両手を離した。
すると、その子の心臓の位置がまるでブラックホールのように深い暗闇の穴が空いていた。
僕はわけがわからなかった。
「えっ?」
「逃げ・・て」
その子がそう言うと、僕の背中の後ろあたりから強い風がいきなり吹いてきた。
いや、違う!風じゃない!その子の胸の穴から掃除機のような吸引するような風のせいだ!
その胸の穴は更に吸引力を強める。
「あっ。」僕は足を滑らせた。
そして頭からその子に向かっていき、僕はその子の胸の穴に吸い込まれた。
「うわあぁぁぁっーーー!!」そして僕の視界は暗くなった・・・。
成績も夏休み前の期末テストをそれなりに勉強し、成績はオール3だ。(いや正確に言えば英語は2だからオール3とは言えない・・・。)
部活は帰宅部。やりたい部活はない。だってやりたいことがないから。
退屈かって言えばそうでもないが、僕はあまり気にしない。
そんな生活の中、ここだけの話実は僕は気になる人がいる。
同じクラスの僕と同じくらい友達がいて、成績も同じくらい。しかも帰宅部。
その子は僕と特別何かあるわけではない。本当にただのクラスメート。
でも僕はなにか気になっている。なんでだろう?
好き?彼女にしたい?なんだろうこのモヤモヤは?
そんな中夏休み前日、最後の登校日。
いつもと同じクラスの空気。変わったことと言えばみんな夏休み前で浮足立ってる感じだ。
海に行こうだのカラオケ行こうだのキャンプ行こうだの色々な声が聞こえる。
でも僕が気になっている子は「ごめーん、家の用事があるからまっすぐ帰るよ」と言ったのを僕は聞いた。
夏休みになったらしばらくその子と同じ空間にいれない。やっぱりなんかモヤモヤする。
終業式でいつも話の始まりに「えー。」と言う校長の話を半分聞きながら、僕はその子に帰りに話しかけてみようと思っていた。
僕にとってはちょっとした冒険だ。
別に告白とかするわけではない。「ちょっといいかな?」と言葉をかけて「一緒に帰らない?」と誘うつもりだ。
自分でもこの声掛けは不自然だと思っている。
でもなにかキッカケがほしかった。
そうだ。やっぱり僕はあの子が好きなんだ!
校長の話が終わる頃、僕はそう確信した。
やっぱり告白しよう。作戦変更だ。
終業式が終わり教室に戻り、担任の先生の夏休みの過ごし方を聞きながら僕はその子を見つめ続けていた。
そして先生の話が終わり、帰宅の時間になった。
その子は少しだけ急ぎ足で教室を出たので僕は慌てた。
そして荷物を急いでまとめ、友達達が僕になにか言ったみたいだが無視してその子を追いかけた。
階段を駆け足で降りて、玄関の下駄箱まで来たらその子はもう外履きに履き変えていた。
今しかない!
「あ、あの!」
その子は僕に振り向き「?なに?」
「え、えっと・・・」僕は少しだけ言葉に詰まった。
「なにかあったの?」その子は訪ねる。
僕は本当に普通だ。イケメンでも飛び抜けて才能があるわけではない。そんな僕は勇気を振り絞った。
「好きです!!付き合ってください!!」僕は頭を下げて言った。
しばらく時間が止まったように感じた。
「・・・メ」
「えっ?」
「ダメ・・・」
僕は頭が真っ白になった。そうだよな・・・。いきなり受け入れてくれるわけ・・・「いや・・・ダメ・・・」
そんなに僕は気味悪かったかな?自問自答をしながら顔を上げた。
するとその子は胸のあたりを押さえていた。
「どうしたの?」と僕はその子に聞いた。
するとその子は両手で押さえていた胸のあたりを両手を離した。
すると、その子の心臓の位置がまるでブラックホールのように深い暗闇の穴が空いていた。
僕はわけがわからなかった。
「えっ?」
「逃げ・・て」
その子がそう言うと、僕の背中の後ろあたりから強い風がいきなり吹いてきた。
いや、違う!風じゃない!その子の胸の穴から掃除機のような吸引するような風のせいだ!
その胸の穴は更に吸引力を強める。
「あっ。」僕は足を滑らせた。
そして頭からその子に向かっていき、僕はその子の胸の穴に吸い込まれた。
「うわあぁぁぁっーーー!!」そして僕の視界は暗くなった・・・。
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