私の事は気にしないで下さい

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？「水輝、いつの間に生徒会の人達と仲良くなったんだ？」



？「あぁ？生徒会？」



水「仲良くはなってない。」



食堂の入口から此方に向かって歩いて来ている2人組がいますね。水輝の友達でしょうか？



？「あれ、仲良くないの？」


水「咲夜さん以外とは仲良くない」


？「咲夜？」


あれ？この声…


「あｯ…龍(りゅう)！」


龍「咲夜ｯ！」ﾀﾞｯ ｷﾞｭ


「「「「「「「え？」」」」」」」


水「龍、咲夜さんと知り合いなのか？」


龍「あぁ」


大「おい、咲夜から離れろ」


龍「無理」ｷﾞｭ


「大雅会長、すみませんが、久しぶりの龍なので私も離れるのは無理です」


大「は？咲夜そいつは恋人なのか？」


「え…？違いますよｯ！龍は弟ですよ」


大「弟か…」ﾎｯ


弟と言いましたが本当は義弟なのですが、龍は弟と言われてとても嬉しそうなので義弟と言わなくて良かったです。まだ、あの話は大雅会長達には話さなくてもいいでしょうか。まだ…もう少し…


千「さ…ちゃん…さくちゃんｯ！」ﾕｻﾕｻ


ﾊｯ


千「さくちゃ～ん、どうしたの～？苦しそうだよ…」


「いえ…なんでもありません」


「そっか～、なら良かった～」



千智side


龍？って人とさくちゃんが抱きついている時焦った～
恋人かと思ったよ～

けど、いまさっきのさくちゃんは明らかに変だった。


「いえ…なんでもありません」

って、さくちゃんは言ってたけど…あの苦しそうな顔は何も無いって感じではないな～
さくちゃんが、話してくれる時まで待つよ。ずっと待つからいつかは話してね。


ところで、俺の喋り方が違うって？
だって、あれ演技だから。ま、気にしないで。またいつか俺の話もするよ。



咲夜side


いつもは顔には出さないように気をつけているのですが、少し気が緩んでいましたね。これからは気をつけないと。また、弱い自分に戻りたくはないですからね…


水「龍と咲夜さんは兄弟なのか…てか、龍俺達といる時と態度違うくね？」


？「それは俺も思ってたよ」


龍「………何処が違う」


水「表情が豊かというか、優しい感じというか」


「ﾌﾌ…龍まだ人見知りの時の癖治っていないのですね。水輝とえーと…『佐和蒼汰(さわそうた)です』水輝と蒼汰さん、龍は重度の人見知りでして、緊張すると、顔がこわばってしまうのですよ」


水「そうなんですね。いつも怖い顔をしていると思っていましたが、緊張からだったんですね」ﾌﾞﾌ


水「龍か～わいい」ｹﾗｹﾗ


龍「笑うな。」


蒼「水輝そんなに笑ったらｯ龍が可哀想だよ」ｸｸｸ


龍「お前も笑ってるじゃねぇーか！」


「ﾌﾌ…龍良かったですね。良い友達と出会えてﾆｺ。水輝、蒼汰さんこれからも龍をよろしくお願い致します」ﾆｺ



奏「さくちゃ～ん」


湊「お母さん」


湊・奏「みた～い」ｹﾗｹﾗ


晴「さく…おか…さ」
(さくお母さん)


千「まぁ～、さくちゃんは～生徒会のぉ～お母さん的な～存在だよねぇ～」


大「ﾌｯ…咲夜がお母さんか」



「私はお母さんではありません。ほら、皆さんそろそろ行きますよ。今日は特別にいつもの倍働かせてあげますよ」ﾆｺ黒笑



「「「「「鬼…」」」」」