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俺達の聖戦チョコレートウォー
開戦と説明
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三月十四日 午後三時 立花家の二階の部屋にて
視点は主人公『立花 銃郎』に戻る
「それでは『俺達の聖戦チョコレートウォー』を開催する!」
パチパチパチ……
内容を常任した蛇野達三人の拍手を受ける。
俺の司会の元、FPSゲーム『ドッキリ! ババンバン』の二十本先取ルールでの闘いが始まる。
FPSとはシューティングゲームの一種で、操作するキャラクターの本人視点でゲーム中の世界・空間を任意で移動でき、武器もしくは素手などを用いて戦うコンピュータゲームを指す。Wikipediaより一部抜粋。
分かりやすく説明すると、銃などの武器で対人戦チーム同士でドンパチやりあい、生き残ったチームが勝利するゲームだ。ゲーム版サバゲーに近いかもしれない。
『ドッキリ! ババンバン』はPC、スマホなどの媒体で世界中で遊ばれている大人気ゲームであり、グロウという大手の会社から発売されている。
遊び方と簡単なルールを説明させてもらう。
最大四人でのチームを作ることができ、最大十六人まで同時プレイが可能であり、プレイ人数の増減に比例して、可動範囲面積も増減する仕様。今回は、俺と蛇野のチーム『ガンスネーク』と野原さんと茶道さんのチーム『フランロード』による二対二の対戦になる。
ルールは簡単で、自キャラの手持ち武器やゲームフィールドに落ちているライフルなど様々な武器を使い、相手の体力を削り、対戦相手チームを全滅させたものが勝利となる。
武器のほかに体力回復アイテムと銃系ダメージをある程度緩和してくれるアイテムがある。ほかに順位などの細かい決め事があるが、今回は関係ないので割愛させていただく。
俺と蛇野はあれから、野原さん達に毎週日曜日にこのゲームをレクチャーしていった。
そして、二人とも元々の素質があったのかメキメキ上達していったのだ。
「じゃ、ロウ。私達一階に移動するね!」
野原さん達移動を開始する。
「準備が終わったら、私がスネークに連絡を入れるから」
ロードこと茶道さんはスネークにウィンクを送る。
こうして、チーム『フランロード』の二人は対戦のために一階の居間に移動していった。
と、この間に、各自の持ちキャラ等の紹介をさせていただく。
野原さんは遠距離型のキャラ『ドローン嬢』を得意としていた。
ドローンを操作し、遠隔視点モードでの遠隔偵察、遠距離射撃及び爆撃、罠の設置、そして治療アイテム配布ができる女性のキャラだ。
欠点として、ドローン操作中は無防備になってしまうことと、防御力、体力、スタミナともに最下位クラスなことだ。
野原さんは、とても初めてとは思えないドローン操作能力を持っており、的確な支援を得意としていた。しかも、遠隔操作しながら、本体もたえず安全な位置をキープしているのだ。
ゲームは初めてだと言う話だが、それがほんとなら末恐ろしいことだ……。
茶道さんは近接戦闘キャラ『カラテマン』を得意としていた。
ゼロ距離での近接攻撃『八卦』を二回当てればどのキャラも共通で即死する強烈な火力キャラ。
なお近接攻撃『八卦』は防御系のアイテム及び技は『バリア』以外貫通し、無効化できる。
また、ダッシュスピードや体力、スタミナはこのゲームでトップを誇る。
ただし、その火力等の代償として自分の拳以外の武器は使えない。回復アイテムと防御アイテムは使える。
茶道さんも、初めてとは思えない素早い操作と反応速度をしていた。
実際、俺達は過去の練習試合中、素早く軌道が読めないダッシュで一瞬で間合いを詰められ後、何回もタコ殴りにされ瞬殺されていた。
トップアスリートだったものがEスポーツでも活躍できている例は実際よく聞くので、納得だが、こちとら数年間プレイしている側から言わせてもらうとその才能に嫉妬を隠せない。
チーム『フランロード』の遠近連携は的確で、お互いの長所、短所をよく理解しているため強敵だ。
ちなみに俺は中距離射撃キャラ『コマンドー』を得意としていた。
このキャラはある程度の武器を使える、万能の平均キャラである。
体力等もすべて平均的だ。
俺はこのオールラウンダーをコツコツ育てていくのが好きなのだ。
うん、普通が一番! 何でも応用が利くからね。
蛇野は『エスパーマン』を得意としていた。
このキャラはその特殊能力故に上級者専用のキャラになっているのだ。
何が特殊か?
まず体力等全ての能力が全キャラ中最低、武器、防具ともに使用できない。
ただし、回復アイテムは拾って使える。
ちなみにエスパーゲージは技を使わないと勝手に自然回復する。『溜めボタン』を押すことで、通常回復の三倍のスピードでゲージを回復することも出来るが、隙だらけになり、無防備になる諸刃の技でもある。
次はこのキャラだけが持っている、『エスパーゲージ』を使用し、使える技を箇条書きで複数紹介していく。
①『テレポート』、ゲージを半分使用し、このキャラが視認し、記憶した範囲に一瞬でワープできる強烈な技
②『ダークネスデス』ゲージ半分使用し、黒い塊が緩やかに一直線に飛んでいく即死技
③『イリュージョン』ゲージを一割使用する無敵の移動技。移動終了後に若干隙あり
『イリュージョン』を駆使して相手をかく乱し、先読みした行動を考えて『テレポート』を使い、相手の死角から『ダークネスデス』で瞬殺していくのがこの『エスパーマン』のセオリーである。
ゲームの説明は以上になる。
数十分後、茶道さんからメールで「準備オーケー」の連絡があり、俺達の聖戦が開始される!
視点は主人公『立花 銃郎』に戻る
「それでは『俺達の聖戦チョコレートウォー』を開催する!」
パチパチパチ……
内容を常任した蛇野達三人の拍手を受ける。
俺の司会の元、FPSゲーム『ドッキリ! ババンバン』の二十本先取ルールでの闘いが始まる。
FPSとはシューティングゲームの一種で、操作するキャラクターの本人視点でゲーム中の世界・空間を任意で移動でき、武器もしくは素手などを用いて戦うコンピュータゲームを指す。Wikipediaより一部抜粋。
分かりやすく説明すると、銃などの武器で対人戦チーム同士でドンパチやりあい、生き残ったチームが勝利するゲームだ。ゲーム版サバゲーに近いかもしれない。
『ドッキリ! ババンバン』はPC、スマホなどの媒体で世界中で遊ばれている大人気ゲームであり、グロウという大手の会社から発売されている。
遊び方と簡単なルールを説明させてもらう。
最大四人でのチームを作ることができ、最大十六人まで同時プレイが可能であり、プレイ人数の増減に比例して、可動範囲面積も増減する仕様。今回は、俺と蛇野のチーム『ガンスネーク』と野原さんと茶道さんのチーム『フランロード』による二対二の対戦になる。
ルールは簡単で、自キャラの手持ち武器やゲームフィールドに落ちているライフルなど様々な武器を使い、相手の体力を削り、対戦相手チームを全滅させたものが勝利となる。
武器のほかに体力回復アイテムと銃系ダメージをある程度緩和してくれるアイテムがある。ほかに順位などの細かい決め事があるが、今回は関係ないので割愛させていただく。
俺と蛇野はあれから、野原さん達に毎週日曜日にこのゲームをレクチャーしていった。
そして、二人とも元々の素質があったのかメキメキ上達していったのだ。
「じゃ、ロウ。私達一階に移動するね!」
野原さん達移動を開始する。
「準備が終わったら、私がスネークに連絡を入れるから」
ロードこと茶道さんはスネークにウィンクを送る。
こうして、チーム『フランロード』の二人は対戦のために一階の居間に移動していった。
と、この間に、各自の持ちキャラ等の紹介をさせていただく。
野原さんは遠距離型のキャラ『ドローン嬢』を得意としていた。
ドローンを操作し、遠隔視点モードでの遠隔偵察、遠距離射撃及び爆撃、罠の設置、そして治療アイテム配布ができる女性のキャラだ。
欠点として、ドローン操作中は無防備になってしまうことと、防御力、体力、スタミナともに最下位クラスなことだ。
野原さんは、とても初めてとは思えないドローン操作能力を持っており、的確な支援を得意としていた。しかも、遠隔操作しながら、本体もたえず安全な位置をキープしているのだ。
ゲームは初めてだと言う話だが、それがほんとなら末恐ろしいことだ……。
茶道さんは近接戦闘キャラ『カラテマン』を得意としていた。
ゼロ距離での近接攻撃『八卦』を二回当てればどのキャラも共通で即死する強烈な火力キャラ。
なお近接攻撃『八卦』は防御系のアイテム及び技は『バリア』以外貫通し、無効化できる。
また、ダッシュスピードや体力、スタミナはこのゲームでトップを誇る。
ただし、その火力等の代償として自分の拳以外の武器は使えない。回復アイテムと防御アイテムは使える。
茶道さんも、初めてとは思えない素早い操作と反応速度をしていた。
実際、俺達は過去の練習試合中、素早く軌道が読めないダッシュで一瞬で間合いを詰められ後、何回もタコ殴りにされ瞬殺されていた。
トップアスリートだったものがEスポーツでも活躍できている例は実際よく聞くので、納得だが、こちとら数年間プレイしている側から言わせてもらうとその才能に嫉妬を隠せない。
チーム『フランロード』の遠近連携は的確で、お互いの長所、短所をよく理解しているため強敵だ。
ちなみに俺は中距離射撃キャラ『コマンドー』を得意としていた。
このキャラはある程度の武器を使える、万能の平均キャラである。
体力等もすべて平均的だ。
俺はこのオールラウンダーをコツコツ育てていくのが好きなのだ。
うん、普通が一番! 何でも応用が利くからね。
蛇野は『エスパーマン』を得意としていた。
このキャラはその特殊能力故に上級者専用のキャラになっているのだ。
何が特殊か?
まず体力等全ての能力が全キャラ中最低、武器、防具ともに使用できない。
ただし、回復アイテムは拾って使える。
ちなみにエスパーゲージは技を使わないと勝手に自然回復する。『溜めボタン』を押すことで、通常回復の三倍のスピードでゲージを回復することも出来るが、隙だらけになり、無防備になる諸刃の技でもある。
次はこのキャラだけが持っている、『エスパーゲージ』を使用し、使える技を箇条書きで複数紹介していく。
①『テレポート』、ゲージを半分使用し、このキャラが視認し、記憶した範囲に一瞬でワープできる強烈な技
②『ダークネスデス』ゲージ半分使用し、黒い塊が緩やかに一直線に飛んでいく即死技
③『イリュージョン』ゲージを一割使用する無敵の移動技。移動終了後に若干隙あり
『イリュージョン』を駆使して相手をかく乱し、先読みした行動を考えて『テレポート』を使い、相手の死角から『ダークネスデス』で瞬殺していくのがこの『エスパーマン』のセオリーである。
ゲームの説明は以上になる。
数十分後、茶道さんからメールで「準備オーケー」の連絡があり、俺達の聖戦が開始される!
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