19 / 85
本編
19.三人目の皇帝
しおりを挟む
女神もかくやと言うほどの典麗な容貌。切れ長の瞳に優し気な面差し。左目の下には泣きぼくろ。白珠と高嶺に酷似した顔立ちの青年が、軽やかな動作で床に降り立つ。
(志帆様!)
日香は素早く頭を下げる。高嶺たちも同様だ。白珠とレイティだけは変わらずに佇んだままでいる。
「ああ皆さん、楽にして下さいね」
玉を振るような声で皆に笑いかけた青年は、白珠とレイティに向かって軽く会釈した。皇帝への挨拶とは思えないほどに簡略化された仕草だが、彼はそれが許される。何故ならば、彼もまた皇帝であるから。
「碧日皇、如何しました」
目礼を返した白珠の問いに、彼はくすりと笑みを零す。碧日皇志帆。白珠の実弟であり、神千国に三名在位している皇帝の一人だ。
皇家の男は総じて女顔に生まれるが、志帆もその例に漏れない。なお、帝家の男は中世的な容貌に生まれるのが常だ。
「有事が起きたわけではないのです。ただ、この馬鹿げた茶番劇を繰り広げてくれた宗基家の息女に一言申さねば気が済まぬと思い、参じました」
「ば、馬鹿げた茶番劇? あまりなお言い草ではありませんか」
涙目で講義する花梨に、志帆は笑みを刷いたまま小首を傾げた。
「では滑稽な猿芝居と言い換えましょうか? いえ、それは猿に失礼ですね」
おっとりと微笑む表情は、まるで赤子を見守る慈母のように柔らかい。しかし、碧色を帯びた双眸に宿る光は真冬のごとく凍て付いている。
(うっわぁ、もんのすごく怒ってる……)
日香が肩をすぼめると、志帆は花梨に一瞥をくれた。打って変わって切り裂くような鋭声を放つ。
「愚かな小娘が」
怖気を振るうほどに美しい碧光が波紋を描いて広がり、室内を満たした。これは志帆の怒りの具現だ。
「その癡鈍さ、そして蒙昧さ。実に浅慮極まりない。あなたのせいで、危うく世界が終わるところだったのですよ」
「ひぃ……っ」
研ぎ澄ませた氷柱のような気配に当てられた花梨が、ぐるりと瞳を反転させた。碧い波動がゆらりと波打つ。
「お~」
ティルが無邪気に声を上げ、揺らめく海面が映り込んだかのような空間を眺めている。洗練された所作で腕組みした志帆はさらに続けた。
「天威師を騙れば、至高神を敬慕する神々の不興を買うと考えなかったのですか? 先ほどの雷撃は、元はあなたを標的として落とされたもの。あなたは今現在も、神々の怒りを買っているのです……何でしょうか、姉上?」
「蒼月皇と呼びなさい。……その娘は気を失っています」
小さく咳払いして弟皇の気を引いた白珠が告げる。腰を抜かした体勢のまま白目を剥くという器用な真似を披露し、花梨は意識を飛ばしていた。
「承知しておりますよ。けれど言わずにはいられなかったものですから。――この者の脳髄に直接言霊を刻み付け、強制的に聞かせることもできたのです。それをしないだけましだと思ってもらわなくては」
肩を竦めて言い放った志帆は、それから、と付け足した。
「さらに申し上げますと、この娘が気絶したから私的な呼び方にしたのです。部外者が意識を失くし、結界も張ってある以上、ここは身内のみの場となりましたから」
「――それもそうですね」
不承不承認めた白珠に、高嶺とティルが目を輝かせた。これで形式的な呼び方をしなくてもいいと言わんばかりの表情だ。僅かな碧を滲ませる黒眼が動き、花梨の内部を真っ直ぐに見据えた。
「全く、本当にとんでもないことをしてくれたものです。せっかく小康状態になった始まりの神器が崩壊しかかりました。皆も気付いたでしょう、先ほど暴走しそうになったことに」
空気が張り詰めた。日香は一歩進み出る。
「あの、始まりの神器は大丈夫なのですよね? 確かにとても危うくなった気配はしましたが、志帆様のお力で安定したように感じました」
「ええ。大事にはなりませんでしたよ。ひとまずは、ですが」
安心させるように首肯した志帆が、懐から小さな鳥を取り出した。皇家の秘宝は、鳥の形をした生物型の神器なのだ。ピィピィとか弱い鳴き声を上げながら小さく動く小鳥の体躯は、くすんだ蘇芳色をしている。元気はないものの危機的な状態でもなさそうな様子に、日香は安堵した。
(よ、良かったー!)
ティルが改めて説明してくれる。
「さっき始まりの神器が暴走しそうになったのは、この宗基家の娘が緋日神の力を強引に取り込んで入宮したからだよ。それで神器が刺激されたんだ」
「私の時みたいにですか? でも、皇宮には緋日神様の神器が幾つも安置されていますよね。それには反応しないのに……」
「うーん、皇宮にある神器の力は安定しているからねぇ。日香だって力が定まったら神器が感応しなくなったよね。……だけど、宗基家の娘はそもそも本物の天威師じゃない。外部の力を不正に取り入れた偽りの日神。当然、気は異常に歪んでいる。そんな者が近付けば、不安定になっている始まりの神器が悪影響を受けても不思議じゃない」
「不安定……」
ティルの言葉の一部を反復した日香は、目を細めて小鳥を覗き込んだ。
(もうこんなにすり減ってる)
「日香、どう?」
後ろから問いかけて来たのは月香だ。片割れの声に、日香は重い口を開く。
「うん、もう本気で限界かも。今は志帆様のおかげで落ち着いてるけど……次はないと思う」
白珠と秀峰の表情が険しくなり、志帆が同意を示すように頷いた。
天威師たち――主に皇家の天威師たちの頭を悩ませている最大の問題。それは始まりの神器の摩耗と耐用限界だ。
緋日皇が推定していた天威師の地上統治期間は、長くとも千年ほど。千歳が経過すれば神々の勘気も解けるであろうと考えており、始まりの神器もそれに応じた耐用年数で創られた。
しかし実際は、神々の怒りが予想以上に深く大きく、三千年が経過した現在でも天威師は地上を離れられない状態だ。本来の使用予定年数を大幅に超過した神器は激しく摩耗し、限りなく不安定な状態となり、いつ消え果ててもおかしくないほどに衰弱している。日香と良くない方向に感応し、絡まり合ったのもそれが理由だ。
(早く修復しないと)
日香の思いに呼応するように志帆が口を開いた。
「今回は凌ぐことができましたが、もはや猶予はありません。一刻も早く対処しなければ全てが終わる。日香、分かっていますね」
「はい」
臆することなく頷く日香に、白珠が唇を動かした。
「三千年ぶりの初代の再来。この時代にそなたが顕現した意味の一つは、きっとここにあるのでしょう。――何としてでも始まりの神器を修復し、天威師の強制帰還を防ぐのです」
消滅寸前の始まりの神器を修復できるのは、創り手である緋日神か、緋日神と酷似した性質を持つ日神のみ。日香はその条件に該当する唯一の存在なのだ。
(志帆様!)
日香は素早く頭を下げる。高嶺たちも同様だ。白珠とレイティだけは変わらずに佇んだままでいる。
「ああ皆さん、楽にして下さいね」
玉を振るような声で皆に笑いかけた青年は、白珠とレイティに向かって軽く会釈した。皇帝への挨拶とは思えないほどに簡略化された仕草だが、彼はそれが許される。何故ならば、彼もまた皇帝であるから。
「碧日皇、如何しました」
目礼を返した白珠の問いに、彼はくすりと笑みを零す。碧日皇志帆。白珠の実弟であり、神千国に三名在位している皇帝の一人だ。
皇家の男は総じて女顔に生まれるが、志帆もその例に漏れない。なお、帝家の男は中世的な容貌に生まれるのが常だ。
「有事が起きたわけではないのです。ただ、この馬鹿げた茶番劇を繰り広げてくれた宗基家の息女に一言申さねば気が済まぬと思い、参じました」
「ば、馬鹿げた茶番劇? あまりなお言い草ではありませんか」
涙目で講義する花梨に、志帆は笑みを刷いたまま小首を傾げた。
「では滑稽な猿芝居と言い換えましょうか? いえ、それは猿に失礼ですね」
おっとりと微笑む表情は、まるで赤子を見守る慈母のように柔らかい。しかし、碧色を帯びた双眸に宿る光は真冬のごとく凍て付いている。
(うっわぁ、もんのすごく怒ってる……)
日香が肩をすぼめると、志帆は花梨に一瞥をくれた。打って変わって切り裂くような鋭声を放つ。
「愚かな小娘が」
怖気を振るうほどに美しい碧光が波紋を描いて広がり、室内を満たした。これは志帆の怒りの具現だ。
「その癡鈍さ、そして蒙昧さ。実に浅慮極まりない。あなたのせいで、危うく世界が終わるところだったのですよ」
「ひぃ……っ」
研ぎ澄ませた氷柱のような気配に当てられた花梨が、ぐるりと瞳を反転させた。碧い波動がゆらりと波打つ。
「お~」
ティルが無邪気に声を上げ、揺らめく海面が映り込んだかのような空間を眺めている。洗練された所作で腕組みした志帆はさらに続けた。
「天威師を騙れば、至高神を敬慕する神々の不興を買うと考えなかったのですか? 先ほどの雷撃は、元はあなたを標的として落とされたもの。あなたは今現在も、神々の怒りを買っているのです……何でしょうか、姉上?」
「蒼月皇と呼びなさい。……その娘は気を失っています」
小さく咳払いして弟皇の気を引いた白珠が告げる。腰を抜かした体勢のまま白目を剥くという器用な真似を披露し、花梨は意識を飛ばしていた。
「承知しておりますよ。けれど言わずにはいられなかったものですから。――この者の脳髄に直接言霊を刻み付け、強制的に聞かせることもできたのです。それをしないだけましだと思ってもらわなくては」
肩を竦めて言い放った志帆は、それから、と付け足した。
「さらに申し上げますと、この娘が気絶したから私的な呼び方にしたのです。部外者が意識を失くし、結界も張ってある以上、ここは身内のみの場となりましたから」
「――それもそうですね」
不承不承認めた白珠に、高嶺とティルが目を輝かせた。これで形式的な呼び方をしなくてもいいと言わんばかりの表情だ。僅かな碧を滲ませる黒眼が動き、花梨の内部を真っ直ぐに見据えた。
「全く、本当にとんでもないことをしてくれたものです。せっかく小康状態になった始まりの神器が崩壊しかかりました。皆も気付いたでしょう、先ほど暴走しそうになったことに」
空気が張り詰めた。日香は一歩進み出る。
「あの、始まりの神器は大丈夫なのですよね? 確かにとても危うくなった気配はしましたが、志帆様のお力で安定したように感じました」
「ええ。大事にはなりませんでしたよ。ひとまずは、ですが」
安心させるように首肯した志帆が、懐から小さな鳥を取り出した。皇家の秘宝は、鳥の形をした生物型の神器なのだ。ピィピィとか弱い鳴き声を上げながら小さく動く小鳥の体躯は、くすんだ蘇芳色をしている。元気はないものの危機的な状態でもなさそうな様子に、日香は安堵した。
(よ、良かったー!)
ティルが改めて説明してくれる。
「さっき始まりの神器が暴走しそうになったのは、この宗基家の娘が緋日神の力を強引に取り込んで入宮したからだよ。それで神器が刺激されたんだ」
「私の時みたいにですか? でも、皇宮には緋日神様の神器が幾つも安置されていますよね。それには反応しないのに……」
「うーん、皇宮にある神器の力は安定しているからねぇ。日香だって力が定まったら神器が感応しなくなったよね。……だけど、宗基家の娘はそもそも本物の天威師じゃない。外部の力を不正に取り入れた偽りの日神。当然、気は異常に歪んでいる。そんな者が近付けば、不安定になっている始まりの神器が悪影響を受けても不思議じゃない」
「不安定……」
ティルの言葉の一部を反復した日香は、目を細めて小鳥を覗き込んだ。
(もうこんなにすり減ってる)
「日香、どう?」
後ろから問いかけて来たのは月香だ。片割れの声に、日香は重い口を開く。
「うん、もう本気で限界かも。今は志帆様のおかげで落ち着いてるけど……次はないと思う」
白珠と秀峰の表情が険しくなり、志帆が同意を示すように頷いた。
天威師たち――主に皇家の天威師たちの頭を悩ませている最大の問題。それは始まりの神器の摩耗と耐用限界だ。
緋日皇が推定していた天威師の地上統治期間は、長くとも千年ほど。千歳が経過すれば神々の勘気も解けるであろうと考えており、始まりの神器もそれに応じた耐用年数で創られた。
しかし実際は、神々の怒りが予想以上に深く大きく、三千年が経過した現在でも天威師は地上を離れられない状態だ。本来の使用予定年数を大幅に超過した神器は激しく摩耗し、限りなく不安定な状態となり、いつ消え果ててもおかしくないほどに衰弱している。日香と良くない方向に感応し、絡まり合ったのもそれが理由だ。
(早く修復しないと)
日香の思いに呼応するように志帆が口を開いた。
「今回は凌ぐことができましたが、もはや猶予はありません。一刻も早く対処しなければ全てが終わる。日香、分かっていますね」
「はい」
臆することなく頷く日香に、白珠が唇を動かした。
「三千年ぶりの初代の再来。この時代にそなたが顕現した意味の一つは、きっとここにあるのでしょう。――何としてでも始まりの神器を修復し、天威師の強制帰還を防ぐのです」
消滅寸前の始まりの神器を修復できるのは、創り手である緋日神か、緋日神と酷似した性質を持つ日神のみ。日香はその条件に該当する唯一の存在なのだ。
0
お気に入りに追加
9
あなたにおすすめの小説

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。
ひさまま
ファンタジー
前世で搾取されまくりだった私。
魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。
とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。
これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。
取り敢えず、明日は退職届けを出そう。
目指せ、快適異世界生活。
ぽちぽち更新します。
作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。
脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。
老女召喚〜聖女はまさかの80歳?!〜城を追い出されちゃったけど、何か若返ってるし、元気に異世界で生き抜きます!〜
二階堂吉乃
ファンタジー
瘴気に脅かされる王国があった。それを祓うことが出来るのは異世界人の乙女だけ。王国の幹部は伝説の『聖女召喚』の儀を行う。だが現れたのは1人の老婆だった。「召喚は失敗だ!」聖女を娶るつもりだった王子は激怒した。そこら辺の平民だと思われた老女は金貨1枚を与えられると、城から追い出されてしまう。実はこの老婆こそが召喚された女性だった。
白石きよ子・80歳。寝ていた布団の中から異世界に連れてこられてしまった。始めは「ドッキリじゃないかしら」と疑っていた。頼れる知り合いも家族もいない。持病の関節痛と高血圧の薬もない。しかし生来の逞しさで異世界で生き抜いていく。
後日、召喚が成功していたと分かる。王や重臣たちは慌てて老女の行方を探し始めるが、一向に見つからない。それもそのはず、きよ子はどんどん若返っていた。行方不明の老聖女を探す副団長は、黒髪黒目の不思議な美女と出会うが…。
人の名前が何故か映画スターの名になっちゃう天然系若返り聖女の冒険。全14話+間話8話。
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。

異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)

【完結】天下無敵の公爵令嬢は、おせっかいが大好きです
ノデミチ
ファンタジー
ある女医が、天寿を全うした。
女神に頼まれ、知識のみ持って転生。公爵令嬢として生を受ける。父は王国元帥、母は元宮廷魔術師。
前世の知識と父譲りの剣技体力、母譲りの魔法魔力。権力もあって、好き勝手生きられるのに、おせっかいが大好き。幼馴染の二人を巻き込んで、突っ走る!
そんな変わった公爵令嬢の物語。
アルファポリスOnly
2019/4/21 完結しました。
沢山のお気に入り、本当に感謝します。
7月より連載中に戻し、拾異伝スタートします。
2021年9月。
ファンタジー小説大賞投票御礼として外伝スタート。主要キャラから見たリスティア達を描いてます。
10月、再び完結に戻します。
御声援御愛読ありがとうございました。
美味しい料理で村を再建!アリシャ宿屋はじめます
今野綾
ファンタジー
住んでいた村が襲われ家族も住む場所も失ったアリシャ。助けてくれた村に住むことに決めた。
アリシャはいつの間にか宿っていた力に次第に気づいて……
表紙 チルヲさん
出てくる料理は架空のものです
造語もあります11/9
参考にしている本
中世ヨーロッパの農村の生活
中世ヨーロッパを生きる
中世ヨーロッパの都市の生活
中世ヨーロッパの暮らし
中世ヨーロッパのレシピ
wikipediaなど
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる