72 / 160
第1章
72.本当に危機なのは
しおりを挟む
『シュードン?』
アマーリエが目を向けると、いつの間にか目を覚ましていたシュードンは、放心状態で壁を見つめていた。その両脚には未だ黒い蔦が絡み付いている。
「こんなはずじゃなかった……こんなはずじゃ……俺は悪くない……俺が悪いんじゃない……」
何やら呪詛のように言い訳をこぼしているが、それが通用するはずもないだろう。
『神託をビリビリに破り捨てた挙句、その内容に真っ向から反する行いをした。俺がラミルファの立場でも激怒している。あのバカ婚約者はさすがに擁護できねえ』
小さな溜め息をつき、フレイムが続ける。
『この一件に関しては、ラミルファの怒りが正当だ。天の神々も同じことを言うだろう。浄化の火を纏わせようが結界を張ろうが駄目だ、こればかりは悪神側も退かねえ』
『シュードンはどうなるの?』
『神罰牢行きだろうな』
「神罰牢!?」
声に出して叫んでしまったアマーリエは急いで口を抑えるが、遅かった。
『大声を出してどうしたんだい、僕の同胞』
ラミルファが聞き付けて問いかけて来る。
「……同胞、ですか?」
先ほどから感じていたことだが、明らかに彼の態度が軟化していた。アマーリエを見ても嫌そうな顔をせず目を逸らしもせず、にこやかに接して来るのだ。
『ああ。神格を得た以上、君は僕の大事な身内だ。君の聖獣たちの場合は神使として授かった神格だから、完全な同胞とは言えないが……広義では仲間に含めて良いだろう。君たちはもう僕にとって大切な存在だ』
(きっっっっったないから随分と昇格したわね。そもそも、あなたの神威でディモスは死にかけたのに、どの口が!)
あっけらかんと言うラミルファを半眼で睨む。それを見たフレイムが、言いにくそうな顔をしながらも念話で割って入った。
『ユフィー……ラミルファの味方をするわけじゃないが……悪神にとって誰かを傷付け苦しめる行為は、人間が子猫や子犬を可愛がって撫でるのと同じ感覚なんだ。穢れた神威を撒き散らした余波で周囲の生命を奪うのも、人間が普通に歩いているうちに自覚なく地面のアリや虫を踏み潰しているような感じだ』
アマーリエは言葉に詰まった。今日、サード邸を出て神官府に行くまでの間に歩いた道を思い出す。歩いている時は前を見ていたから、足の下に虫がいるか注意などしていなかった。きっと、何匹かは気付かず踏み殺しただろう。
自分も無自覚のうちに、悪気なく他の生命を奪いながら、涼しい顔をして日々を過ごしている。
『足元にいる虫のことは気にしない。だが、同じ人間や仲間だったら気にかけるし助けようとする。同じ生命でも、それが何であるかによって感じ方や対応が変わる。その部分は神も同じなんだよ』
説明するのが難しいけどな、と、フレイムが困ったように眉を下げる。
『お前とディモスたちは、ラミルファにとってさっきまでは地面の虫だったが、神格を得たことで同族に変化した。これからは態度も対応も変わるだろう。それを分かれとは言わないが……神とはそういうものだってことは認識しておいた方がいい。……そこを割り切って納得しなきゃ、やっていけねえからさ』
『…………そう』
最初は神ではなく精霊だったフレイム。今でこそ名実ともに火神一族として受け入れられている彼だが、精霊であった頃はそうではなかったのだろう。実際は300歳であるにも関わらず、神々には焔神として在った年月しかカウントされていないこと、そして今のほろ苦い口調から、そう感じた。
不承不承ながら短い返事をした時、ラミルファが再度口を開いた。
『それで、どうしたのだ。神罰牢と言っていたが』
「……いえ、その、シュードン・グランズの処分はどうなるのかと思いまして」
『ああ、フレイムと念話でもしていたか? そうだな、神罰牢が妥当だろう』
神罰牢。上位の神の怒りを買った下位神が堕とされる、神のための地獄。その責め苦は人間用の地獄とは比較にならない。最も軽い神罰牢に瞬き一つ分の時間入るくらいならば、最下層の人間用の地獄に無期で入牢した方が遥かにマシだとすら言われる。
原則は神が入れられる場所だが、そもそも神々は非常に結束が強く身内想いであるため、余程の事態が起きなければ使用されることはない。相当のことがあって入牢させられても、同族への情は不動であるため、早期に出られるよう配慮してもらえる。
ならば、滅多に使われないかといえばそうでもなく――実は神罰牢は、神の逆鱗に触れた人間が放り込まれる場合もあるのだ。本当に厄介なのはこちらである。
神は同胞にはどこまでも慈愛深く寛容に対応するが、それ以外に対しては慈悲も容赦もない。神罰牢に投げ入れたことをすっかり忘れ、永劫にそのままとなる可能性も高い。そうなれば、入牢者にとっては一貫の終わりである。
『どの階層にしようかな。あまり上だと軽すぎる。中の上の層くらいか』
(そんな……どうしたらいいの)
横目でフレイムを窺うが、万策無しという表情で首を横に振られた。
『さて、それではそろそろ無礼者を引き渡してもらおうか』
ラミルファがシュードンに視線を投げた。ヘドロ色の神威が走り、フルードが張り巡らせていた聖威の結界がかき消える。
「ひぃっ……」
嫌々をするように首を振るシュードンを背に庇い、フルードが膝を付く。
「だ、大神官ー!」
先ほどのようにしがみつこうとするシュードンだが、ギリギリで手が届かない。
「邪神様。どうか今回ばかりはご寛恕を」
アマーリエが目を向けると、いつの間にか目を覚ましていたシュードンは、放心状態で壁を見つめていた。その両脚には未だ黒い蔦が絡み付いている。
「こんなはずじゃなかった……こんなはずじゃ……俺は悪くない……俺が悪いんじゃない……」
何やら呪詛のように言い訳をこぼしているが、それが通用するはずもないだろう。
『神託をビリビリに破り捨てた挙句、その内容に真っ向から反する行いをした。俺がラミルファの立場でも激怒している。あのバカ婚約者はさすがに擁護できねえ』
小さな溜め息をつき、フレイムが続ける。
『この一件に関しては、ラミルファの怒りが正当だ。天の神々も同じことを言うだろう。浄化の火を纏わせようが結界を張ろうが駄目だ、こればかりは悪神側も退かねえ』
『シュードンはどうなるの?』
『神罰牢行きだろうな』
「神罰牢!?」
声に出して叫んでしまったアマーリエは急いで口を抑えるが、遅かった。
『大声を出してどうしたんだい、僕の同胞』
ラミルファが聞き付けて問いかけて来る。
「……同胞、ですか?」
先ほどから感じていたことだが、明らかに彼の態度が軟化していた。アマーリエを見ても嫌そうな顔をせず目を逸らしもせず、にこやかに接して来るのだ。
『ああ。神格を得た以上、君は僕の大事な身内だ。君の聖獣たちの場合は神使として授かった神格だから、完全な同胞とは言えないが……広義では仲間に含めて良いだろう。君たちはもう僕にとって大切な存在だ』
(きっっっっったないから随分と昇格したわね。そもそも、あなたの神威でディモスは死にかけたのに、どの口が!)
あっけらかんと言うラミルファを半眼で睨む。それを見たフレイムが、言いにくそうな顔をしながらも念話で割って入った。
『ユフィー……ラミルファの味方をするわけじゃないが……悪神にとって誰かを傷付け苦しめる行為は、人間が子猫や子犬を可愛がって撫でるのと同じ感覚なんだ。穢れた神威を撒き散らした余波で周囲の生命を奪うのも、人間が普通に歩いているうちに自覚なく地面のアリや虫を踏み潰しているような感じだ』
アマーリエは言葉に詰まった。今日、サード邸を出て神官府に行くまでの間に歩いた道を思い出す。歩いている時は前を見ていたから、足の下に虫がいるか注意などしていなかった。きっと、何匹かは気付かず踏み殺しただろう。
自分も無自覚のうちに、悪気なく他の生命を奪いながら、涼しい顔をして日々を過ごしている。
『足元にいる虫のことは気にしない。だが、同じ人間や仲間だったら気にかけるし助けようとする。同じ生命でも、それが何であるかによって感じ方や対応が変わる。その部分は神も同じなんだよ』
説明するのが難しいけどな、と、フレイムが困ったように眉を下げる。
『お前とディモスたちは、ラミルファにとってさっきまでは地面の虫だったが、神格を得たことで同族に変化した。これからは態度も対応も変わるだろう。それを分かれとは言わないが……神とはそういうものだってことは認識しておいた方がいい。……そこを割り切って納得しなきゃ、やっていけねえからさ』
『…………そう』
最初は神ではなく精霊だったフレイム。今でこそ名実ともに火神一族として受け入れられている彼だが、精霊であった頃はそうではなかったのだろう。実際は300歳であるにも関わらず、神々には焔神として在った年月しかカウントされていないこと、そして今のほろ苦い口調から、そう感じた。
不承不承ながら短い返事をした時、ラミルファが再度口を開いた。
『それで、どうしたのだ。神罰牢と言っていたが』
「……いえ、その、シュードン・グランズの処分はどうなるのかと思いまして」
『ああ、フレイムと念話でもしていたか? そうだな、神罰牢が妥当だろう』
神罰牢。上位の神の怒りを買った下位神が堕とされる、神のための地獄。その責め苦は人間用の地獄とは比較にならない。最も軽い神罰牢に瞬き一つ分の時間入るくらいならば、最下層の人間用の地獄に無期で入牢した方が遥かにマシだとすら言われる。
原則は神が入れられる場所だが、そもそも神々は非常に結束が強く身内想いであるため、余程の事態が起きなければ使用されることはない。相当のことがあって入牢させられても、同族への情は不動であるため、早期に出られるよう配慮してもらえる。
ならば、滅多に使われないかといえばそうでもなく――実は神罰牢は、神の逆鱗に触れた人間が放り込まれる場合もあるのだ。本当に厄介なのはこちらである。
神は同胞にはどこまでも慈愛深く寛容に対応するが、それ以外に対しては慈悲も容赦もない。神罰牢に投げ入れたことをすっかり忘れ、永劫にそのままとなる可能性も高い。そうなれば、入牢者にとっては一貫の終わりである。
『どの階層にしようかな。あまり上だと軽すぎる。中の上の層くらいか』
(そんな……どうしたらいいの)
横目でフレイムを窺うが、万策無しという表情で首を横に振られた。
『さて、それではそろそろ無礼者を引き渡してもらおうか』
ラミルファがシュードンに視線を投げた。ヘドロ色の神威が走り、フルードが張り巡らせていた聖威の結界がかき消える。
「ひぃっ……」
嫌々をするように首を振るシュードンを背に庇い、フルードが膝を付く。
「だ、大神官ー!」
先ほどのようにしがみつこうとするシュードンだが、ギリギリで手が届かない。
「邪神様。どうか今回ばかりはご寛恕を」
13
お気に入りに追加
121
あなたにおすすめの小説
婚約破棄されましたが、帝国皇女なので元婚約者は投獄します
けんゆう
ファンタジー
「お前のような下級貴族の養女など、もう不要だ!」
五年間、婚約者として尽くしてきたフィリップに、冷たく告げられたソフィア。
他の貴族たちからも嘲笑と罵倒を浴び、社交界から追放されかける。
だが、彼らは知らなかった――。
ソフィアは、ただの下級貴族の養女ではない。
そんな彼女の元に届いたのは、隣国からお兄様が、貿易利権を手土産にやってくる知らせ。
「フィリップ様、あなたが何を捨てたのかーー思い知らせて差し上げますわ!」
逆襲を決意し、華麗に着飾ってパーティーに乗り込んだソフィア。
「妹を侮辱しただと? 極刑にすべきはお前たちだ!」
ブチギレるお兄様。
貴族たちは青ざめ、王国は崩壊寸前!?
「ざまぁ」どころか 国家存亡の危機 に!?
果たしてソフィアはお兄様の暴走を止め、自由な未来を手に入れられるか?
「私の未来は、私が決めます!」
皇女の誇りをかけた逆転劇、ここに開幕!

侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
侯爵令嬢に転生したからには、何がなんでも生き抜きたいと思います!
珂里
ファンタジー
侯爵令嬢に生まれた私。
3歳のある日、湖で溺れて前世の記憶を思い出す。
高校に入学した翌日、川で溺れていた子供を助けようとして逆に私が溺れてしまった。
これからハッピーライフを満喫しようと思っていたのに!!
転生したからには、2度目の人生何がなんでも生き抜いて、楽しみたいと思います!!!

黒豚辺境伯令息の婚約者
ツノゼミ
ファンタジー
デイビッド・デュロックは自他ともに認める醜男。
ついたあだ名は“黒豚”で、王都中の貴族子女に嫌われていた。
そんな彼がある日しぶしぶ参加した夜会にて、王族の理不尽な断崖劇に巻き込まれ、ひとりの令嬢と婚約することになってしまう。
始めは同情から保護するだけのつもりが、いつの間にか令嬢にも慕われ始め…
ゆるゆるなファンタジー設定のお話を書きました。
誤字脱字お許しください。

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました

莫大な遺産を相続したら異世界でスローライフを楽しむ
翔千
ファンタジー
小鳥遊 紅音は働く28歳OL
十八歳の時に両親を事故で亡くし、引き取り手がなく天涯孤独に。
高校卒業後就職し、仕事に明け暮れる日々。
そんなある日、1人の弁護士が紅音の元を訪ねて来た。
要件は、紅音の母方の曾祖叔父が亡くなったと言うものだった。
曾祖叔父は若い頃に単身外国で会社を立ち上げ生涯独身を貫いき、血縁者が紅音だけだと知り、曾祖叔父の遺産を一部を紅音に譲ると遺言を遺した。
その額なんと、50億円。
あまりの巨額に驚くがなんとか手続きを終える事が出来たが、巨額な遺産の事を何処からか聞きつけ、金の無心に来る輩が次々に紅音の元を訪れ、疲弊した紅音は、誰も知らない土地で一人暮らしをすると決意。
だが、引っ越しを決めた直後、突然、異世界に召喚されてしまった。
だが、持っていた遺産はそのまま異世界でも使えたので、遺産を使って、スローライフを楽しむことにしました。
七人の兄たちは末っ子妹を愛してやまない
猪本夜
ファンタジー
2024/2/29……3巻刊行記念 番外編SS更新しました
2023/4/26……2巻刊行記念 番外編SS更新しました
※1巻 & 2巻 & 3巻 販売中です!
殺されたら、前世の記憶を持ったまま末っ子公爵令嬢の赤ちゃんに異世界転生したミリディアナ(愛称ミリィ)は、兄たちの末っ子妹への溺愛が止まらず、すくすく成長していく。
前世で殺された悪夢を見ているうちに、現世でも命が狙われていることに気づいてしまう。
ミリィを狙う相手はどこにいるのか。現世では死を回避できるのか。
兄が増えたり、誘拐されたり、両親に愛されたり、恋愛したり、ストーカーしたり、学園に通ったり、求婚されたり、兄の恋愛に絡んだりしつつ、多種多様な兄たちに甘えながら大人になっていくお話。
幼少期から惚れっぽく恋愛に積極的で人とはズレた恋愛観を持つミリィに兄たちは動揺し、知らぬうちに恋心の相手を兄たちに潰されているのも気づかず今日もミリィはのほほんと兄に甘えるのだ。
今では当たり前のものがない時代、前世の知識を駆使し兄に頼んでいろんなものを開発中。
甘えたいブラコン妹と甘やかしたいシスコン兄たちの日常。
基本はミリィ(主人公)視点、主人公以外の視点は記載しております。
【完結:211話は本編の最終話、続編は9話が最終話、番外編は3話が最終話です。最後までお読みいただき、ありがとうございました!】
※書籍化に伴い、現在本編と続編は全て取り下げとなっておりますので、ご了承くださいませ。
勇者パーティを追放された聖女ですが、やっと解放されてむしろ感謝します。なのにパーティの人たちが続々と私に助けを求めてくる件。
八木愛里
ファンタジー
聖女のロザリーは戦闘中でも回復魔法が使用できるが、勇者が見目麗しいソニアを新しい聖女として迎え入れた。ソニアからの入れ知恵で、勇者パーティから『役立たず』と侮辱されて、ついに追放されてしまう。
パーティの人間関係に疲れたロザリーは、ソロ冒険者になることを決意。
攻撃魔法の魔道具を求めて魔道具屋に行ったら、店主から才能を認められる。
ロザリーの実力を知らず愚かにも追放した勇者一行は、これまで攻略できたはずの中級のダンジョンでさえ失敗を繰り返し、仲間割れし破滅へ向かっていく。
一方ロザリーは上級の魔物討伐に成功したり、大魔法使いさまと協力して王女を襲ってきた魔獣を倒したり、国の英雄と呼ばれる存在になっていく。
これは真の実力者であるロザリーが、ソロ冒険者としての地位を確立していきながら、残念ながら追いかけてきた魔法使いや女剣士を「虫が良すぎるわ!」と追っ払い、入り浸っている魔道具屋の店主が実は憧れの大魔法使いさまだが、どうしても本人が気づかない話。
※11話以降から勇者パーティの没落シーンがあります。
※40話に鬱展開あり。苦手な方は読み飛ばし推奨します。
※表紙はAIイラストを使用。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる