9 / 103
9.分かっている?
しおりを挟む
◆◆◆
「この愚か者!」
大神官室に怒号が弾け、勢いよく振り下ろされたオーネリアの手がシュードンの頬を打つ。
「ぎゃあぁ!」
(い、痛そうだわ……)
成り行きで共に連れて来られたアマーリエはそっと肩を竦めた。
「勝手に霊具を持ち出すとはどういう了見ですか! 二等以上の霊具は、許可を得た者か一定以上の力を持つ神官でなければ使用禁止です。……保管庫は施錠してあったはずなのに、どのようにして持ち出したのやら」
情けない声を上げて吹き飛んだシュードンは捨て置き、オーネリアはミリエーナにも鋭い一瞥《いちべつ》を投げかける。
「同格の霊具が衝突すれば、相互作用で今回のような爆発を引き起こすこともあるのです。真逆の属性の霊具をぶつけるならば、格上のものを用いなくては。神官府の講義で習ったはずでしょう」
大抵の霊具には、そのような相互干渉を防止する安全装置が付けられる。しかし、今回は火炎霊具の方が作成途中だったため、まだ安全装置が装着されていなかった。
「私は神の御意思に従って事態を解決しようとしただけですわ! 神の思し召しだったんですのぉ!」
殊勝な顔をした妹がウルウルと瞳に涙を溜めて訴えるが、効果があるはずもない。
「お黙りなさい。何を訳の分からぬことを。その上、皇国の神官まで巻き込むなど有り得ません。佳良様は、60年来に及ぶ私の恩師だというのに」
憤然としたオーネリアの言葉に、アマーリエは目を点にした。
(ろ、60年来? ……この方々、一体おいくつなの!?)
神格を授かった聖威師は老化しなくなるため、外見からは実年齢が判別できない。皆20代にしか見えないが、実際はもっと長い時を生きているようだ。
(佳良様がサード家のことをご存じだったのは、年代が上だったから……?)
「シュードン・グランズ。ミリエーナ・サード。両名はしばし懲罰房にて謹慎するように」
アシュトンが告げ、パチンと指を鳴らすと、シュードンとミリエーナの姿が消えた。懲罰房に転移させたのだろう。デスクに座っていたフルードが立ち上がると、佳良に頭を下げた。
「このたびは誠に申し訳ございませんでした。皇国の前神官長たるお方のお手を煩わせてしまいましたこと、深くお詫び申し上げます」
「謝罪は必要ありません。あなた方の意図を無視し、独断で動いたのはこちらですので」
涼しい顔で言う佳良の肩には、あの桃色の小鳥がちょこんと乗っている。アマーリエの身を伏せさせ、爆発から守ってくれた恩人……いや、恩鳥だ。
「あなた方ならばもっと早く動けていたはず。わざと泳がせていましたね」
静かに言った佳良の言葉に、フルードはおっとりと微笑んだ。
「一応言っておきますと、アシュトン様はすぐに駆け付けようとしました。止めたのは私です」
優しい眼差しが、束の間底冷えするような光を放つ。
「考え無しに動けばどのようなことになるか、その身で実感させた方が本人のためになると思ったもので。浅慮な者は痛い目に遭わなければ分からないでしょうから」
「それは同意です」
あっさり賛同した様子を見るに、転移を使うのではなくわざわざ走って飛び蹴りしたのは、あえてだったのかもしれない。だが、佳良はすぐに続けた。
「しかし、爆発の直撃を受けていれば生命自体が危うかったでしょう」
「当然、彼らの命は守ります。四肢の何本かは吹き飛んでいたかもしれませんが、本人たちが反省したならば治癒で復元するつもりでした。いえ、規律を乱す者は手足の一つも失くしたままの方が大人しくなっていいかもしれませんね」
温厚な眼差しと口調のまま放たれるフルードの言葉に、佳良はどこか悲しげな表情を浮かべた。小鳥が小さな目でフルードを見ている。
(結構過激なのね……)
帝国人は苛烈で好戦的な者が多い。穏やかでのんびりしているのは皇国人だ。
フルードがふと気配を和らげた。
「もちろん佳良様のお気持ちも拝察いたします。神官たちの心身を守ることは私の務めですし。……最も、あなたに関しては守る必要も無かったようですが」
最後はアマーリエに目をやっての言葉だった。
(え?)
「遠視で確認していました。炎は見事にあなたを避けて流れていったのです。幸運でしたね。いやぁ、良かった良かった」
(うっ……)
笑顔で告げたフルードを肯定するように、佳良も頷いた。
「シュードン、ミリエーナ、そしてアマーリエの三名には私が結界を張りましたが、アマーリエに関しては防御がなくとも炎は逸れていたでしょう。あなたは本当に恵まれていますよ」
アシュトンと当真、恵奈までもがクスクスしながら同調する。
「つくづく運の良い。だがこれに味を占めないように」
「うん、まさに奇跡のようだったね」
「今後は危ないことをしては駄目よ」
オーネリアは無言でじぃっとこちらを見ている。頰に背に冷たい汗が流れるのを感じながら、アマーリエはどうにか口を開く。
「そ、そうなのです。昔から悪運だけは強くて……」
引き攣った返事を絞り出すと、聖威師たちも頷いて再びはははふふふと笑った。はっきりと空々しく。
何だろう、和やかなはずなのに怖い。
――本当のことは分かっているのだぞ。
そう言われているようだった。早く退室したいと願いながら、アマーリエは床の継ぎ目を見つめて唇を持ち上げ続けた。
「この愚か者!」
大神官室に怒号が弾け、勢いよく振り下ろされたオーネリアの手がシュードンの頬を打つ。
「ぎゃあぁ!」
(い、痛そうだわ……)
成り行きで共に連れて来られたアマーリエはそっと肩を竦めた。
「勝手に霊具を持ち出すとはどういう了見ですか! 二等以上の霊具は、許可を得た者か一定以上の力を持つ神官でなければ使用禁止です。……保管庫は施錠してあったはずなのに、どのようにして持ち出したのやら」
情けない声を上げて吹き飛んだシュードンは捨て置き、オーネリアはミリエーナにも鋭い一瞥《いちべつ》を投げかける。
「同格の霊具が衝突すれば、相互作用で今回のような爆発を引き起こすこともあるのです。真逆の属性の霊具をぶつけるならば、格上のものを用いなくては。神官府の講義で習ったはずでしょう」
大抵の霊具には、そのような相互干渉を防止する安全装置が付けられる。しかし、今回は火炎霊具の方が作成途中だったため、まだ安全装置が装着されていなかった。
「私は神の御意思に従って事態を解決しようとしただけですわ! 神の思し召しだったんですのぉ!」
殊勝な顔をした妹がウルウルと瞳に涙を溜めて訴えるが、効果があるはずもない。
「お黙りなさい。何を訳の分からぬことを。その上、皇国の神官まで巻き込むなど有り得ません。佳良様は、60年来に及ぶ私の恩師だというのに」
憤然としたオーネリアの言葉に、アマーリエは目を点にした。
(ろ、60年来? ……この方々、一体おいくつなの!?)
神格を授かった聖威師は老化しなくなるため、外見からは実年齢が判別できない。皆20代にしか見えないが、実際はもっと長い時を生きているようだ。
(佳良様がサード家のことをご存じだったのは、年代が上だったから……?)
「シュードン・グランズ。ミリエーナ・サード。両名はしばし懲罰房にて謹慎するように」
アシュトンが告げ、パチンと指を鳴らすと、シュードンとミリエーナの姿が消えた。懲罰房に転移させたのだろう。デスクに座っていたフルードが立ち上がると、佳良に頭を下げた。
「このたびは誠に申し訳ございませんでした。皇国の前神官長たるお方のお手を煩わせてしまいましたこと、深くお詫び申し上げます」
「謝罪は必要ありません。あなた方の意図を無視し、独断で動いたのはこちらですので」
涼しい顔で言う佳良の肩には、あの桃色の小鳥がちょこんと乗っている。アマーリエの身を伏せさせ、爆発から守ってくれた恩人……いや、恩鳥だ。
「あなた方ならばもっと早く動けていたはず。わざと泳がせていましたね」
静かに言った佳良の言葉に、フルードはおっとりと微笑んだ。
「一応言っておきますと、アシュトン様はすぐに駆け付けようとしました。止めたのは私です」
優しい眼差しが、束の間底冷えするような光を放つ。
「考え無しに動けばどのようなことになるか、その身で実感させた方が本人のためになると思ったもので。浅慮な者は痛い目に遭わなければ分からないでしょうから」
「それは同意です」
あっさり賛同した様子を見るに、転移を使うのではなくわざわざ走って飛び蹴りしたのは、あえてだったのかもしれない。だが、佳良はすぐに続けた。
「しかし、爆発の直撃を受けていれば生命自体が危うかったでしょう」
「当然、彼らの命は守ります。四肢の何本かは吹き飛んでいたかもしれませんが、本人たちが反省したならば治癒で復元するつもりでした。いえ、規律を乱す者は手足の一つも失くしたままの方が大人しくなっていいかもしれませんね」
温厚な眼差しと口調のまま放たれるフルードの言葉に、佳良はどこか悲しげな表情を浮かべた。小鳥が小さな目でフルードを見ている。
(結構過激なのね……)
帝国人は苛烈で好戦的な者が多い。穏やかでのんびりしているのは皇国人だ。
フルードがふと気配を和らげた。
「もちろん佳良様のお気持ちも拝察いたします。神官たちの心身を守ることは私の務めですし。……最も、あなたに関しては守る必要も無かったようですが」
最後はアマーリエに目をやっての言葉だった。
(え?)
「遠視で確認していました。炎は見事にあなたを避けて流れていったのです。幸運でしたね。いやぁ、良かった良かった」
(うっ……)
笑顔で告げたフルードを肯定するように、佳良も頷いた。
「シュードン、ミリエーナ、そしてアマーリエの三名には私が結界を張りましたが、アマーリエに関しては防御がなくとも炎は逸れていたでしょう。あなたは本当に恵まれていますよ」
アシュトンと当真、恵奈までもがクスクスしながら同調する。
「つくづく運の良い。だがこれに味を占めないように」
「うん、まさに奇跡のようだったね」
「今後は危ないことをしては駄目よ」
オーネリアは無言でじぃっとこちらを見ている。頰に背に冷たい汗が流れるのを感じながら、アマーリエはどうにか口を開く。
「そ、そうなのです。昔から悪運だけは強くて……」
引き攣った返事を絞り出すと、聖威師たちも頷いて再びはははふふふと笑った。はっきりと空々しく。
何だろう、和やかなはずなのに怖い。
――本当のことは分かっているのだぞ。
そう言われているようだった。早く退室したいと願いながら、アマーリエは床の継ぎ目を見つめて唇を持ち上げ続けた。
22
お気に入りに追加
93
あなたにおすすめの小説
神様に与えられたのは≪ゴミ≫スキル。家の恥だと勘当されたけど、ゴミなら何でも再生出来て自由に使えて……ゴミ扱いされてた古代兵器に懐かれました
向原 行人
ファンタジー
僕、カーティスは由緒正しき賢者の家系に生まれたんだけど、十六歳のスキル授与の儀で授かったスキルは、まさかのゴミスキルだった。
実の父から家の恥だと言われて勘当され、行く当ても無く、着いた先はゴミだらけの古代遺跡。
そこで打ち捨てられていたゴミが話し掛けてきて、自分は古代兵器で、助けて欲しいと言ってきた。
なるほど。僕が得たのはゴミと意思疎通が出来るスキルなんだ……って、嬉しくないっ!
そんな事を思いながらも、話し込んでしまったし、連れて行ってあげる事に。
だけど、僕はただゴミに協力しているだけなのに、どこかの国の騎士に襲われたり、変な魔法使いに絡まれたり、僕を家から追い出した父や弟が現れたり。
どうして皆、ゴミが欲しいの!? ……って、あれ? いつの間にかゴミスキルが成長して、ゴミの修理が出来る様になっていた。
一先ず、いつも一緒に居るゴミを修理してあげたら、見知らぬ銀髪美少女が居て……って、どういう事!? え、こっちが本当の姿なの!? ……とりあえず服を着てっ!
僕を命の恩人だって言うのはさておき、ご奉仕するっていうのはどういう事……え!? ちょっと待って! それくらい自分で出来るからっ!
それから、銀髪美少女の元仲間だという古代兵器と呼ばれる美少女たちに狙われ、返り討ちにして、可哀想だから修理してあげたら……僕についてくるって!?
待って! 僕に奉仕する順番でケンカするとか、訳が分かんないよっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
七人の兄たちは末っ子妹を愛してやまない
猪本夜
ファンタジー
2024/2/29……3巻刊行記念 番外編SS更新しました
2023/4/26……2巻刊行記念 番外編SS更新しました
※1巻 & 2巻 & 3巻 販売中です!
殺されたら、前世の記憶を持ったまま末っ子公爵令嬢の赤ちゃんに異世界転生したミリディアナ(愛称ミリィ)は、兄たちの末っ子妹への溺愛が止まらず、すくすく成長していく。
前世で殺された悪夢を見ているうちに、現世でも命が狙われていることに気づいてしまう。
ミリィを狙う相手はどこにいるのか。現世では死を回避できるのか。
兄が増えたり、誘拐されたり、両親に愛されたり、恋愛したり、ストーカーしたり、学園に通ったり、求婚されたり、兄の恋愛に絡んだりしつつ、多種多様な兄たちに甘えながら大人になっていくお話。
幼少期から惚れっぽく恋愛に積極的で人とはズレた恋愛観を持つミリィに兄たちは動揺し、知らぬうちに恋心の相手を兄たちに潰されているのも気づかず今日もミリィはのほほんと兄に甘えるのだ。
今では当たり前のものがない時代、前世の知識を駆使し兄に頼んでいろんなものを開発中。
甘えたいブラコン妹と甘やかしたいシスコン兄たちの日常。
基本はミリィ(主人公)視点、主人公以外の視点は記載しております。
【完結:211話は本編の最終話、続編は9話が最終話、番外編は3話が最終話です。最後までお読みいただき、ありがとうございました!】
※書籍化に伴い、現在本編と続編は全て取り下げとなっておりますので、ご了承くださいませ。
精霊の加護を持つ聖女。偽聖女によって追放されたので、趣味のアクセサリー作りにハマっていたら、いつの間にか世界を救って愛されまくっていた
向原 行人
恋愛
精霊の加護を受け、普通の人には見る事も感じる事も出来ない精霊と、会話が出来る少女リディア。
聖女として各地の精霊石に精霊の力を込め、国を災いから守っているのに、突然第四王女によって追放されてしまう。
暫くは精霊の力も残っているけれど、時間が経って精霊石から力が無くなれば魔物が出て来るし、魔導具も動かなくなるけど……本当に大丈夫!?
一先ず、この国に居るとマズそうだから、元聖女っていうのは隠して、別の国で趣味を活かして生活していこうかな。
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
聖女なのに婚約破棄した上に辺境へ追放? ショックで前世を思い出し、魔法で電化製品を再現出来るようになって快適なので、もう戻りません。
向原 行人
ファンタジー
土の聖女と呼ばれる土魔法を極めた私、セシリアは婚約者である第二王子から婚約破棄を言い渡された上に、王宮を追放されて辺境の地へ飛ばされてしまった。
とりあえず、辺境の地でも何とか生きていくしかないと思った物の、着いた先は家どころか人すら居ない場所だった。
こんな所でどうすれば良いのと、ショックで頭が真っ白になった瞬間、突然前世の――日本の某家電量販店の販売員として働いていた記憶が蘇る。
土魔法で家や畑を作り、具現化魔法で家電製品を再現し……あれ? 王宮暮らしより遥かに快適なんですけど!
一方、王宮での私がしていた仕事を出来る者が居ないらしく、戻って来いと言われるけど、モフモフな動物さんたちと一緒に快適で幸せに暮らして居るので、お断りします。
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
悪役令嬢に転生したので、ゲームを無視して自由に生きる。私にしか使えない植物を操る魔法で、食べ物の心配は無いのでスローライフを満喫します。
向原 行人
ファンタジー
死にかけた拍子に前世の記憶が蘇り……どハマりしていた恋愛ゲーム『ときめきメイト』の世界に居ると気付く。
それだけならまだしも、私の名前がルーシーって、思いっきり悪役令嬢じゃない!
しかもルーシーは魔法学園卒業後に、誰とも結ばれる事なく、辺境に飛ばされて孤独な上に苦労する事が分かっている。
……あ、だったら、辺境に飛ばされた後、苦労せずに生きていけるスキルを学園に居る内に習得しておけば良いじゃない。
魔法学園で起こる恋愛イベントを全て無視して、生きていく為のスキルを習得して……と思ったら、いきなりゲームに無かった魔法が使えるようになってしまった。
木から木へと瞬間移動出来るようになったので、学園に通いながら、辺境に飛ばされた後のスローライフの練習をしていたんだけど……自由なスローライフが楽し過ぎるっ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
冤罪で山に追放された令嬢ですが、逞しく生きてます
里見知美
ファンタジー
王太子に呪いをかけたと断罪され、神の山と恐れられるセントポリオンに追放された公爵令嬢エリザベス。その姿は老婆のように皺だらけで、魔女のように醜い顔をしているという。
だが実は、誰にも言えない理由があり…。
※もともとなろう様でも投稿していた作品ですが、手を加えちょっと長めの話になりました。作者としては抑えた内容になってるつもりですが、流血ありなので、ちょっとエグいかも。恋愛かファンタジーか迷ったんですがひとまず、ファンタジーにしてあります。
全28話で完結。
夫婦で異世界に召喚されました。夫とすぐに離婚して、私は人生をやり直します
もぐすけ
ファンタジー
私はサトウエリカ。中学生の息子を持つアラフォーママだ。
子育てがひと段落ついて、結婚生活に嫌気がさしていたところ、夫婦揃って異世界に召喚されてしまった。
私はすぐに夫と離婚し、異世界で第二の人生を楽しむことにした。
土属性を極めて辺境を開拓します~愛する嫁と超速スローライフ~
にゃーにゃ
ファンタジー
「土属性だから追放だ!」理不尽な理由で追放されるも「はいはい。おっけー」主人公は特にパーティーに恨みも、未練もなく、世界が危機的な状況、というわけでもなかったので、ササッと王都を去り、辺境の地にたどり着く。
「助けなきゃ!」そんな感じで、世界樹の少女を襲っていた四天王の一人を瞬殺。 少女にほれられて、即座に結婚する。「ここを開拓してスローライフでもしてみようか」 主人公は土属性パワーで一瞬で辺境を開拓。ついでに魔王を超える存在を土属性で作ったゴーレムの物量で圧殺。
主人公は、世界樹の少女が生成したタネを、育てたり、のんびりしながら辺境で平和にすごす。そんな主人公のもとに、ドワーフ、魚人、雪女、魔王四天王、魔王、といった亜人のなかでも一際キワモノの種族が次から次へと集まり、彼らがもたらす特産品によってドンドン村は発展し豊かに、にぎやかになっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる