QUEENファンのひとりごと

安明(あんめい)

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2024年11月23日 秋のクイーン・デイ vol.04 Queen Day in Autumn その1

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 秋のクイーン・デイ vol.04に行ってきたので、そのご報告を。何回かに分けます。
 
 今回のトークゲストは東芝EMI時代のクイーン担当ディレクター、森俊一郎氏と石井由里氏。QUEENに関わったいろんな方を見付けてこられるなあと思ったのですが、これは私の認識不足で、そもそも音楽が世に出るには、QUEENに限らず、とても多くの方が関わっているんですね。

 以下、トークで印象に残った話を書きます。まずは森氏のお話です。

 QUEENは本国ではEMIと契約していたのですが、日本では最初はワーナー・パイオニア。そして1983年から東芝EMIに変更されました。なので森氏が最初関わったのはブライアンのソロの「Star Fleet Project」。そして1984年に「The Works」を担当されます。

 「The Works」のLPには金色の帯が掛かっているのですが、それは特別仕様で費用がかかったとのこと。ただし、帯がロジャーの顔にかかってしまったのは、今振り返ってみると、こうすればよかったということはあると。日本での移籍第一弾のアルバムなので、プロモーションには力を入れたそうです。

 「RADIO GAGA」はTBSで洋楽各社が集まったプレゼン会で推したのですが、そんなに反応はなかったそうです。この曲はボヘミアンラプソディの映画などで段々と大きくなって今はQUEENにとって欠かせない曲となったが、当時は体感としてはそこまでのことはなかったとのこと。

 私事で恐縮ですが、私は当時最初にラジオでこの曲を聞いたときは、「何このフニャフニャした曲」と、ちょっとびっくりしたことを覚えています。私もまさかここまでの大定番の曲になるとは思ってもみませんでした。

 次は同年のジョンとロジャーのプロモーション来日の話。

 まずは東芝EMIビル屋上で撮ったジョンとロジャーの写真の話。屋上は首相官邸が見える「すごくいい狙撃ポイント」で、普段は立ち入り禁止だが、どうしてもここで写真を撮りたいから「5分だけ」と言って警備の人に認めてもらった。5分とか10分を越えると警察が来てしまうのでみんな緊張したが、(カメラマンの)長谷部さんは作業が速いので撮れたとのこと。

 夜は2人はディスコ巡りを楽しんだが、だんだん酔っ払ってくるとジョンの方がよくわからなくなって、結構派手にコケたりした。お酒が入ると「とても自由な方」になってしまうとのこと。ロジャーはかなりピシッとスタイルを気にしていたそうです。

 司会の石角さんも言っていましたが、ジョンのイメージとは違うお話が聞けておもしろいです。

 このプロモーション来日、正直なところ、フレディやブライアンではないのでどれだけ取材が来るかと思ったが、かなり依頼が来たのでスケジュールをキツキツに入れたとのこと。しかし、夕方になると2人も疲れてきて、イギリスから同行してきたスタッフが切れて、スケジュール表を破られたそうです。

(まだまだお話は続きますが、今日はここまで。)
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