QUEENファンのひとりごと

安明(あんめい)

文字の大きさ
上 下
1 / 12

2024年2月25日 QUEEN ROCK MONTREALを観てきました

しおりを挟む
 これまで某投稿サイトに「1990年8日間ロンドン日記 ~QUEEN聖地巡礼+αの旅~」と「いちファンが見たQUEEN+ADAM LAMBERT 2024年来日記録」を載せさせていただきました。ただ、まだまだQUEENについては書き留めておきたいことがあるので、これから「QUEENファンのひとりごと」というタイトルで、不定期に書いてみたいと思います。(某投稿サイトとの同時連載です。)

 タイトルのとおり、「ひとりごと」であり、防備録的なものでもあるので、お読みいただく価値があるかは甚だ心許ないのですが、もしかしたらこれが呼び水になって、もっと素晴らしい書き手が現れるかもしれません。

 さて、第1回目の今日は、QUEEN ROCK MONTREALについてです。IMAX版が2月22日から全国の映画館で上映されたものを、最終日の今日、やっと観に行くことができました。(当初は25日までの予定だったので観逃すところでした。)

 感想を述べる前に、この作品について少々。本作は1981年11月24日と25日にカナダ・モントリオールで開催されたコンサートを1回分にまとめたものです。WE WILL ROCK YOUというタイトルで映像作品として発売されたのは1984年。まだDVDはない時代ですから、VHSとBetamaxのビデオテープによるものでした。

 その後も再発が行われ、拙宅には1992年に発売されたVHS版があります。

 ところがこの作品にはメンバー(ブライアン?)は満足していなく(2024年1月19日付amass参照)、リマスターを行いタイトルもQUEEN ROCK MONTREALと改称したものが、2007年にDVDで発売されています。これは未開封のまま先日我が家で「発見」されました。

 今回IMAXで公開されたものは、これをさらにIMAX版にリマスターされたものです。

 ただ、この「WE WILL ROCK YOU」と「QUEEN ROCK MONTREAL」、2007年に完全にマーケットで切り替わったかというとそうでもなく、私が2011年2月に台湾で買ったDVDはWE WILL ROCK YOUでした。今検索しても、WE WILL ROCK YOUの海外版が買えるようです。

 ちなみに、台湾版ではQUEENを皇后合唱団と表記していました。特にハーモニーが美しいから合唱団という訳ではなく、バンドという意味のようでしたが、言い得て妙だと感じたものです。

 また、同じ2007年には、「伝説の証/クイーン1981」という2枚組のCDも発売されました。これには映像化されていないFlashとThe Heroが収録されています。「伝説の証」イコール「モントリオール」とはなかなか結びつかないですね。

 さて、なかなか今日の感想に行き当たらないですが、行き当たらないついでに、「WE WILL ROCK YOU」と「QUEEN ROCK MONTREAL」を見比べてみました。

 片っぽをテレビに、もう片っぽをパソコンの画面に映し出し、よーいどんで再生したら、違う箇所が一目瞭然かと思ったのですが、そううまくは同期しないものですね。

 音の違いは拙宅の貧弱な環境ではわかりようもありませんでしたが、映像は
MONTREALの方が観客席を多く写しているかなという程度で、そんなにブライアン、嘆かなくてもいいんじゃないかなと感じました。

 さて、今日IMAXで観た感想ですが、事前に泣くぞ泣くぞと言われていたのですが、私はとても楽しんで観てきました。フレディの不在を感じるというより、フレディは確かにこの作品で生き続けている、そう感じたからかもしれません。

 IMAXの迫力に圧倒されたからかもしれません。

 本当に心から楽しんできた。それが一番の感想です。もちろん、ひとそれぞれだとは思いますし、体調とかその日の気分にもよるので、違う日に観たら大泣きしたかもしれませんが。

 それと、ツイッターにも書いたのですが、ロジャーはなんでこんなに叩いて歌えるのだろうと感じました。これだけ叩いているのだから、さすがにここでは無理ではないかと思うところでも、きっちりコーラスを入れてくる。驚きしかありません。

 これは余談ですが、私はドラムを習い始めて15年になります。「ロジャー・テイラーみたいに叩いて歌えるドラマーになりたい」と無謀にも先生に訴え続けて15年。「いつかはなれますよ」と先生は励ましてくれるのですが、そんな日が来るのでしょうか。

 このツアーは、キーボードのサポートメンバーを入れない最後のツアーでした。Save Meの前半のように、ブライアンのピアノ、ジョンのベース、ロジャーのドラムというギターさえも入らない状況でも、あれだけの厚い演奏ができているのには驚くばかりでしたが、会場がこれより大きくなってくるとサポートなしでは難しいのでしょうね。

 最後に、QUEEN+ADAM LAMBERTとの関係で。QALを観た直後に4人のQUEENを観たら何か上書きされてしまわないか。ちょびっとそう心配したのは事実です。

 でも、実際は、QALという思い出箱とは別の、QUEENの思い出箱に新しい思い出がひとつ加わった、そんな今日のMONTREAL体験でした。もしかしたら後日少し付け足すかもしれませんが、それはお許しください。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

【画像あり】八重山諸島の犬猫の話

BIRD
エッセイ・ノンフィクション
八重山の島々の動物たちの話。 主に石垣島での出来事を書いています。 各話読み切りです。 2020年に、人生初のミルクボランティアをしました。 扉画像は、筆者が育て上げた乳飲み子です。 石垣島には、年間100頭前後の猫が棄てられ続ける緑地公園がある。 八重山保健所には、首輪がついているのに飼い主が名乗り出ない犬たちが収容される。 筆者が関わった保護猫や地域猫、保健所の犬猫のエピソードを綴ります。 ※第7回ほっこり・じんわり大賞にエントリーしました。

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

カルバート

角田智史
エッセイ・ノンフィクション
連想させるのは地下を走る水。 あまり得るものはないかもしれません。 こんな人間がいる、こんな経験がある、それを知る事でまたあなた自身を振り返る、これからのあなたを考える、そのお手伝いが少しでもできればいいかなと思っています。 また時折出てくる対人間関係のアドラー、フロム、ニーチェに感化された僕の考え方が今後の皆様の生活の参考になる事があれば、幸いです。 もし最後まで、僕にお付き合いされる方がいらっしゃれば、心より感謝致します。

愛猫が癌になりまして。

べりーべりー
エッセイ・ノンフィクション
愛猫が癌(扁平上皮癌)になった飼い主の吐き出しエッセイもどきです。他サイトに掲載をしていたものを再掲しています。完結済みでリアルタイムで動いているわけではないです。他サイトのものは非公開済みです。

アイドルグループの裏の顔 新人アイドルの洗礼

甲乙夫
恋愛
清純な新人アイドルが、先輩アイドルから、強引に性的な責めを受ける話です。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

うつ病WEBライターの徒然なる日記

ラモン
エッセイ・ノンフィクション
うつ病になったWEBライターの私の、日々感じたことやその日の様子を徒然なるままに書いた日記のようなものです。 今まで短編で書いていましたが、どうせだし日記風に続けて書いてみようと思ってはじめました。 うつ病になった奴がどんなことを考えて生きているのか、興味がある方はちょっと覗いてみてください。 少しでも投稿インセンティブでお金を稼げればいいな、なんてことも考えていたり。

処理中です...