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B棟 見学
B棟 三階の恐怖体験
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「……………っ」
階段で足を止めた私を栗本が見下ろす。
帰り足になり、急激に気が抜けたのか。情けない。
「え?何?」
と、トイレに行きたい!
どうしよう。四階に戻るか、二階まで降りるか……F棟まではもたない。
今朝はコンビニでコーヒーを飲んだが、そのせいか……?
B棟は何故かフロアは十分に暖かいが、廊下は暖房の一つも無い。余計に冷えたのかもしれない。
「トイレ行きたい……」
「はぁ!?子供かよ………えー。
佐伯次長、一階にトイレありますか?」
「トイレ?何もトイレくらい今、して行ったらいいだろう」
すぐ真下に見えるのは三階の廊下だ。
こんなタイミング悪いことってある?
「三階……行っても大丈夫なんですか?」
「確かに現場は五月蝿い奴がいるが、別に便所使ったくらいで叩かれたりしねぇよ?」
本当に?
「月原さんが、ここは発酵物がどうこう言ってませんでした?」
「???
言ってたか?ここはそんなデリケートなモンないが?」
なんだよっ。
散々ビビらされたもんで遠慮しちゃったよ。
よくよく考えれば発酵物があったからなんだというのか?
「ほれ。この突き当たり右だ」
「すみません、行ってきます……」
先に行って貰ってもいいが、見学に来た以上好きに歩き回るのも気が引ける。
それも他の部所の、こんな毛色の違う作業場で。
階段から左折し、突き当たりまで歩く。
意味もなく足音を消してしまう。
T字路の左は小さな談話室だった。
人数の少ない職場だ。恐らくここで休憩をとっているのだろう。
トイレは右。
曲がってすぐ視界から二人が視界から消える。
それにしても暗い。
二階、四階は廊下も十分に明るかったのに、ここは一階よりも暗い気がする。
廊下の先、トイレなんか全然見えない。どうしてこんなに証明を落としているんだろう?
フロアは一階と同じく目張りされていて、人も現場も見えやしない。
「……あ」
ところが数メートル先。現場の入口付近の観葉植物のそばに人が座ってるのが見えた。
女性だ。
小さ目のデスクに事務椅子。
恐らく現場内に入室する人の為の受付をしているんだろう。この人に聞けば………!
「すみません、御手洗を貸していただきたいのですが…」
「………………」
女性は書類に何かを書き込んで俯いていて、全く聞こえていないようだった。長い髪で見えないが、音楽でも聞いているのか?
にしても気の毒な担当だ。来客なんて少ないだろうに、受付嬢をやらされるとは。
「あの……。
…………っえ!!」
視界に入るよう、デスクの上に手を出そうとして、ようやく気付く。
ボールペンを握った手は全く動いていない。
紙も何も書かれていない真っ白なコピー用紙一枚だった。
「に………人形………?」
なんだこの精巧さは…!
全く人と見分けがつかない!
髪は……本物だろうか…。手も首も頬も、とても硬そうには見えないのだ。
そっと手首に触れる。
「や………わらかい………」
何でこんな物を廊下に。
それもまるで生きているように置いてあるのか……。
AI技術………?ロボット産業か?
「うくっ」
うわぁ、忘れてた!尿意が!
とにかくすぐにトイレを探さないと!
ゆっくりと足音を殺し人形から離れようとしたところで今度は何かにぶつかった!
「わっ!!」
感触で分かる!
今度こそ人だ!
「あの、御手洗を!貸していただきたいんです!」
今までここに人いた?!
一刻も早く三階から降りたい!
「ほ、ほの……焔華!」
え…………!
目の前に立ちはだかった男性は私の父親程の年だろうか?
充血した目が剥いて、私の両肩を鷲掴みにした。
「わぁっ!!」
「焔華ぁ!よく来たな!よく………」
人違い!?
でも、どうも異常な物を感じる。
頬も髪もめちゃくちゃに撫でくりまわされる。
「あの……むぐ………」
「………………来るな…………!」
「は…?!」
今度は急に突き飛ばしてきた。
なんなんだ……!?
「来るなぁーーーーーっ!
焔華ぁっ!!ここはお前が来るような場所じゃないぃぃっ!!」
そう言うと、男は雄叫びを上げてレンチを振り回してきた!
「きゃああっ!!!」
レンチが床に当たりタイルが剥がれる。
まずい。やり過ごせるかっ!?
「ち、違います!!
トイレを借りに来ただけです!!」
「トイレ…………だと……?」
男がふと立ち止まる。
「はぁ………はぁ……!」
息が上がった私を見ると、男はにっこりと微笑む。
「そうか………なんだ。トイレか。早く言えよ」
男はエンゼルの作業服だ。
生身の人間だ。
故の恐怖。冷や汗が止まらない。
「女子トイレは………そこぉ………」
男が指差す先。
男と女のイラストのプレートがうっすら見えた。
よし、とにかくこの人から離れよう!
「あ、ありがとうございます!」
ところが、女性の絵の書かれたプレートを確認して足を踏み込もうとした寸前。
「な、何これっ!?」
女子便所の入口は板を張り付けられ、更には冷たいコンクリートの壁で雑に塞がれていた。
「焔華……」
「きゃああっ!!」
着いて来た!着いて来た!
「焔華、もう帰ろう!
ここは良くないから……」
男が再び肩に手を乗せ、ズルっと私を覗き込んできた。背中はコンクリートの壁。
この人は一体………社員なの!?なんでこんな人がここに…………!
「私は…………春子です……!」
作業服のネームプレートが視界に入る。
『火守』
あぁ、この人が……………!
正気じゃない。この人、多分話が通じないんだ!
金縛りにあったように身体が恐怖で動かない。
開いている方の男性便所の入口は、既に立ち塞がった火守で突破するのは困難だ。
「おい!大丈夫か……………あっ!!火守っ!!」
悲鳴を聞きつけたのか、佐伯次長がようやく駆け付けて来た。
栗本も驚いた様子で、とりあえずと言う形で私の手を引き火守から引き剥がす。
「おい!おーい!」
佐伯次長は火守を覗き込み、頬を軽く叩いた。
「おい、火守。火守??
こいつはF棟の琴乃だぞ!
おい、聞いてるか?
彼女は焔華さんじゃない!」
「あぁ……………焔華じゃないのか…じゃあ、焔華はどこにいるんだろうなぁ?」
「………。
……焔華さんは亡くなったろ?」
「……………………あ………そうだ。
死んだんだよ………そうだ。
だから俺は早く仕事しなきゃ………」
火守はぶつぶつと言い、やがてふらふらと現場へ戻って行った。
安堵感で脱力する。
焔華って誰?亡くなったの?
あの様子じゃ……………身内だよな…。
「お前、大丈夫?」
頷くしかできなかった。
怪我はないが、頭が混乱している。
「何ですかあれ。怖ぇ………」
恐怖で声が出ない。最早、尿意は消え失せてしまった。
「あいつは浮き沈みがあってな。
……普通にしてる時もあるんだが…。
ごくたまに若い女性を見て、発作を起こすんだよ……」
それで三階に女性を来させないのか…。
「すまない。大丈夫か?
まさかこんなドンピシャで鉢合わせするとは。いつもは現場から出てこないんだよ」
「はい………大丈夫です…」
肩を掴まれた感触が残っている。
若い女性を見て間違える…?発作?
「焔華って……誰ですか?」
私に似てたのだろうか?
恐怖感がやがて、なんとも言えない同情心に変化する。
「…………とりあえず……ここじゃなんだから。下に来い」
私達は再び階段から一階へと歩を進めた。
パニックになったせいか、床と足の接地面の感覚がない。
だが火守の顔が強烈に頭に焼き付いていた。
月原も木ノ下も、知ってて言葉を濁したとしか思えない。
そうだ。あの人形も、なんだったんだ…………?
階段で足を止めた私を栗本が見下ろす。
帰り足になり、急激に気が抜けたのか。情けない。
「え?何?」
と、トイレに行きたい!
どうしよう。四階に戻るか、二階まで降りるか……F棟まではもたない。
今朝はコンビニでコーヒーを飲んだが、そのせいか……?
B棟は何故かフロアは十分に暖かいが、廊下は暖房の一つも無い。余計に冷えたのかもしれない。
「トイレ行きたい……」
「はぁ!?子供かよ………えー。
佐伯次長、一階にトイレありますか?」
「トイレ?何もトイレくらい今、して行ったらいいだろう」
すぐ真下に見えるのは三階の廊下だ。
こんなタイミング悪いことってある?
「三階……行っても大丈夫なんですか?」
「確かに現場は五月蝿い奴がいるが、別に便所使ったくらいで叩かれたりしねぇよ?」
本当に?
「月原さんが、ここは発酵物がどうこう言ってませんでした?」
「???
言ってたか?ここはそんなデリケートなモンないが?」
なんだよっ。
散々ビビらされたもんで遠慮しちゃったよ。
よくよく考えれば発酵物があったからなんだというのか?
「ほれ。この突き当たり右だ」
「すみません、行ってきます……」
先に行って貰ってもいいが、見学に来た以上好きに歩き回るのも気が引ける。
それも他の部所の、こんな毛色の違う作業場で。
階段から左折し、突き当たりまで歩く。
意味もなく足音を消してしまう。
T字路の左は小さな談話室だった。
人数の少ない職場だ。恐らくここで休憩をとっているのだろう。
トイレは右。
曲がってすぐ視界から二人が視界から消える。
それにしても暗い。
二階、四階は廊下も十分に明るかったのに、ここは一階よりも暗い気がする。
廊下の先、トイレなんか全然見えない。どうしてこんなに証明を落としているんだろう?
フロアは一階と同じく目張りされていて、人も現場も見えやしない。
「……あ」
ところが数メートル先。現場の入口付近の観葉植物のそばに人が座ってるのが見えた。
女性だ。
小さ目のデスクに事務椅子。
恐らく現場内に入室する人の為の受付をしているんだろう。この人に聞けば………!
「すみません、御手洗を貸していただきたいのですが…」
「………………」
女性は書類に何かを書き込んで俯いていて、全く聞こえていないようだった。長い髪で見えないが、音楽でも聞いているのか?
にしても気の毒な担当だ。来客なんて少ないだろうに、受付嬢をやらされるとは。
「あの……。
…………っえ!!」
視界に入るよう、デスクの上に手を出そうとして、ようやく気付く。
ボールペンを握った手は全く動いていない。
紙も何も書かれていない真っ白なコピー用紙一枚だった。
「に………人形………?」
なんだこの精巧さは…!
全く人と見分けがつかない!
髪は……本物だろうか…。手も首も頬も、とても硬そうには見えないのだ。
そっと手首に触れる。
「や………わらかい………」
何でこんな物を廊下に。
それもまるで生きているように置いてあるのか……。
AI技術………?ロボット産業か?
「うくっ」
うわぁ、忘れてた!尿意が!
とにかくすぐにトイレを探さないと!
ゆっくりと足音を殺し人形から離れようとしたところで今度は何かにぶつかった!
「わっ!!」
感触で分かる!
今度こそ人だ!
「あの、御手洗を!貸していただきたいんです!」
今までここに人いた?!
一刻も早く三階から降りたい!
「ほ、ほの……焔華!」
え…………!
目の前に立ちはだかった男性は私の父親程の年だろうか?
充血した目が剥いて、私の両肩を鷲掴みにした。
「わぁっ!!」
「焔華ぁ!よく来たな!よく………」
人違い!?
でも、どうも異常な物を感じる。
頬も髪もめちゃくちゃに撫でくりまわされる。
「あの……むぐ………」
「………………来るな…………!」
「は…?!」
今度は急に突き飛ばしてきた。
なんなんだ……!?
「来るなぁーーーーーっ!
焔華ぁっ!!ここはお前が来るような場所じゃないぃぃっ!!」
そう言うと、男は雄叫びを上げてレンチを振り回してきた!
「きゃああっ!!!」
レンチが床に当たりタイルが剥がれる。
まずい。やり過ごせるかっ!?
「ち、違います!!
トイレを借りに来ただけです!!」
「トイレ…………だと……?」
男がふと立ち止まる。
「はぁ………はぁ……!」
息が上がった私を見ると、男はにっこりと微笑む。
「そうか………なんだ。トイレか。早く言えよ」
男はエンゼルの作業服だ。
生身の人間だ。
故の恐怖。冷や汗が止まらない。
「女子トイレは………そこぉ………」
男が指差す先。
男と女のイラストのプレートがうっすら見えた。
よし、とにかくこの人から離れよう!
「あ、ありがとうございます!」
ところが、女性の絵の書かれたプレートを確認して足を踏み込もうとした寸前。
「な、何これっ!?」
女子便所の入口は板を張り付けられ、更には冷たいコンクリートの壁で雑に塞がれていた。
「焔華……」
「きゃああっ!!」
着いて来た!着いて来た!
「焔華、もう帰ろう!
ここは良くないから……」
男が再び肩に手を乗せ、ズルっと私を覗き込んできた。背中はコンクリートの壁。
この人は一体………社員なの!?なんでこんな人がここに…………!
「私は…………春子です……!」
作業服のネームプレートが視界に入る。
『火守』
あぁ、この人が……………!
正気じゃない。この人、多分話が通じないんだ!
金縛りにあったように身体が恐怖で動かない。
開いている方の男性便所の入口は、既に立ち塞がった火守で突破するのは困難だ。
「おい!大丈夫か……………あっ!!火守っ!!」
悲鳴を聞きつけたのか、佐伯次長がようやく駆け付けて来た。
栗本も驚いた様子で、とりあえずと言う形で私の手を引き火守から引き剥がす。
「おい!おーい!」
佐伯次長は火守を覗き込み、頬を軽く叩いた。
「おい、火守。火守??
こいつはF棟の琴乃だぞ!
おい、聞いてるか?
彼女は焔華さんじゃない!」
「あぁ……………焔華じゃないのか…じゃあ、焔華はどこにいるんだろうなぁ?」
「………。
……焔華さんは亡くなったろ?」
「……………………あ………そうだ。
死んだんだよ………そうだ。
だから俺は早く仕事しなきゃ………」
火守はぶつぶつと言い、やがてふらふらと現場へ戻って行った。
安堵感で脱力する。
焔華って誰?亡くなったの?
あの様子じゃ……………身内だよな…。
「お前、大丈夫?」
頷くしかできなかった。
怪我はないが、頭が混乱している。
「何ですかあれ。怖ぇ………」
恐怖で声が出ない。最早、尿意は消え失せてしまった。
「あいつは浮き沈みがあってな。
……普通にしてる時もあるんだが…。
ごくたまに若い女性を見て、発作を起こすんだよ……」
それで三階に女性を来させないのか…。
「すまない。大丈夫か?
まさかこんなドンピシャで鉢合わせするとは。いつもは現場から出てこないんだよ」
「はい………大丈夫です…」
肩を掴まれた感触が残っている。
若い女性を見て間違える…?発作?
「焔華って……誰ですか?」
私に似てたのだろうか?
恐怖感がやがて、なんとも言えない同情心に変化する。
「…………とりあえず……ここじゃなんだから。下に来い」
私達は再び階段から一階へと歩を進めた。
パニックになったせいか、床と足の接地面の感覚がない。
だが火守の顔が強烈に頭に焼き付いていた。
月原も木ノ下も、知ってて言葉を濁したとしか思えない。
そうだ。あの人形も、なんだったんだ…………?
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