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25森にお地蔵様があるのはなぜ!?
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「何してるんだ、アドラス?」
シッロとハリーは後ろ足をしばったシカをそれぞれ背負い、その周りを子供らしく興奮してぴょんぴょん飛び回るジミーがやってきた。
その光景にすごいなと思いながら
「あの、これ」
とお地蔵様を指さした。
「じぞう様がどうしたのか? 」
「ハリーは知ってたの、」
「そりゃ知ってる、土地神様だからな」
「土地神?」
「じぞう様はその土地に起こる災いや危難から人々を守ってくれるって昔から言われているからな。」
「経年劣化の魔法が掛けてあるからな、だから新しく見えるんだ。」
「これどれくらい昔からここにあるの?ていうか他にもあちこちにあるの?」
シッロとハリーは顔を見合わせた。
「少なくとも俺が爺さんから聞いた話ではひいひい爺さんのずっと前からあちこちあるそうだ。」
「まさか千年前からとか」
とアドラスがそっと尋ねると
「千年前というと古代王国時代?いくらなんでも」
ハリーはいくらなんでもそれはないと首を振る。
「その古代王国時代のことは分からないんだよね。」
「ああ、失われた時代と言われ今ではどんな世界だったのかわからないんだ。
ただ、今とは比べ物にならないくらい、ものすごい文明が高い世界だったといわれているな、
あ、そうだ、古代王国時代は魔法がなかったそうだぜ、その位文明が高すぎてそのあまりの高さに人々は神を恐れず傲慢になり神の怒りを買ってほろんだそうだ。」
アドラスは自分のいた21世紀の日本を思い出してみた。
確かに日本人は世界トップクラスの非常に高い文明を誇り、人々は他国の人々に比べ不信人だった。
<あてはまる。そもそもこのお地蔵さまには、令和35年12月5日建立と書いてあるからな、
というと古代王国って日本のこと?でも父上に見せてもらった世界地図は、明らかに地球のものとは異なっていた、ということは日本国がある日この世界の千年以上前にワープしたとも考えられる・・・・・・・・・待て、これではSF小説そのものじゃないか!
でも現実的にこの俺が異世界に転生してることを考えると・・・・十分あり得るか。
そういえば教会の魔力鑑別儀式で使われたオーブに日本語で透視能力、テレポート能力って日本語で出ていたな。あのオーブ日本製なのか?マテそうなると日本人の生き残りはいたはずだ。ミュラー家の祖先は日本人なのか?何か家に残ってないかな・・・・・・・・>
「おいおいアドラス、そろそろ日が傾きだした、日が暮れる前にクエスト完了にギルドに行くぞ、」
「あ、うん、ごめんなさい」とアドラスはあやまった。
素直な主人の息子にハリーはくしゃくしゃと頭を撫でまわした。
あどらすは頭に手をやり髪の毛をぱっぱっ整える。
「サー行くぞ、ジミー背負いかごを忘れるな」
ジミーは慌てて地面に置きっぱなしにしていたかごをとりにいき背負った。
シッロとハリーは馬の背に仕留めたしかと子供たちをそれぞれ乗せ、くつわの紐を引いて並んであるく。
アドラスは馬に揺られながら、ジミーにまだエルマの店について聞いてなかったなと思いだす。
「ねえジミー、また一緒にクエストこなさない?」
「え、ほんといいのか。」
「うん、いいよ、そういえば君のお母さんエルマの店で働らいてるって言ったけど、その店料理うまいの?」
「うまいぞ、うまいって相伴で、店が繁盛して母ちゃん給仕の仕事が忙しくて大変だって言ってたからな。」,
「そうかあ、おかみさんて美人?」
「美人だよ、何人もの男性からプロポーズされてるって母ちゃんが言ってた。」
「そう、料理もうまくて美人とくれば持てて当然だね。」
「だろ?でも母ちゃんの話ではだれとも付き合う気がないらしいんだ」
「へーどうしてかな、別に本命でもいるのかな。」
「知らない、俺またおかみさんの店で母ちゃんと豚のシチューが食べたいな」
そのままジミーの関心は豚のシチューに行ってしまい、いかにおいしいか熱く語るのであった。
シッロとハリーは後ろ足をしばったシカをそれぞれ背負い、その周りを子供らしく興奮してぴょんぴょん飛び回るジミーがやってきた。
その光景にすごいなと思いながら
「あの、これ」
とお地蔵様を指さした。
「じぞう様がどうしたのか? 」
「ハリーは知ってたの、」
「そりゃ知ってる、土地神様だからな」
「土地神?」
「じぞう様はその土地に起こる災いや危難から人々を守ってくれるって昔から言われているからな。」
「経年劣化の魔法が掛けてあるからな、だから新しく見えるんだ。」
「これどれくらい昔からここにあるの?ていうか他にもあちこちにあるの?」
シッロとハリーは顔を見合わせた。
「少なくとも俺が爺さんから聞いた話ではひいひい爺さんのずっと前からあちこちあるそうだ。」
「まさか千年前からとか」
とアドラスがそっと尋ねると
「千年前というと古代王国時代?いくらなんでも」
ハリーはいくらなんでもそれはないと首を振る。
「その古代王国時代のことは分からないんだよね。」
「ああ、失われた時代と言われ今ではどんな世界だったのかわからないんだ。
ただ、今とは比べ物にならないくらい、ものすごい文明が高い世界だったといわれているな、
あ、そうだ、古代王国時代は魔法がなかったそうだぜ、その位文明が高すぎてそのあまりの高さに人々は神を恐れず傲慢になり神の怒りを買ってほろんだそうだ。」
アドラスは自分のいた21世紀の日本を思い出してみた。
確かに日本人は世界トップクラスの非常に高い文明を誇り、人々は他国の人々に比べ不信人だった。
<あてはまる。そもそもこのお地蔵さまには、令和35年12月5日建立と書いてあるからな、
というと古代王国って日本のこと?でも父上に見せてもらった世界地図は、明らかに地球のものとは異なっていた、ということは日本国がある日この世界の千年以上前にワープしたとも考えられる・・・・・・・・・待て、これではSF小説そのものじゃないか!
でも現実的にこの俺が異世界に転生してることを考えると・・・・十分あり得るか。
そういえば教会の魔力鑑別儀式で使われたオーブに日本語で透視能力、テレポート能力って日本語で出ていたな。あのオーブ日本製なのか?マテそうなると日本人の生き残りはいたはずだ。ミュラー家の祖先は日本人なのか?何か家に残ってないかな・・・・・・・・>
「おいおいアドラス、そろそろ日が傾きだした、日が暮れる前にクエスト完了にギルドに行くぞ、」
「あ、うん、ごめんなさい」とアドラスはあやまった。
素直な主人の息子にハリーはくしゃくしゃと頭を撫でまわした。
あどらすは頭に手をやり髪の毛をぱっぱっ整える。
「サー行くぞ、ジミー背負いかごを忘れるな」
ジミーは慌てて地面に置きっぱなしにしていたかごをとりにいき背負った。
シッロとハリーは馬の背に仕留めたしかと子供たちをそれぞれ乗せ、くつわの紐を引いて並んであるく。
アドラスは馬に揺られながら、ジミーにまだエルマの店について聞いてなかったなと思いだす。
「ねえジミー、また一緒にクエストこなさない?」
「え、ほんといいのか。」
「うん、いいよ、そういえば君のお母さんエルマの店で働らいてるって言ったけど、その店料理うまいの?」
「うまいぞ、うまいって相伴で、店が繁盛して母ちゃん給仕の仕事が忙しくて大変だって言ってたからな。」,
「そうかあ、おかみさんて美人?」
「美人だよ、何人もの男性からプロポーズされてるって母ちゃんが言ってた。」
「そう、料理もうまくて美人とくれば持てて当然だね。」
「だろ?でも母ちゃんの話ではだれとも付き合う気がないらしいんだ」
「へーどうしてかな、別に本命でもいるのかな。」
「知らない、俺またおかみさんの店で母ちゃんと豚のシチューが食べたいな」
そのままジミーの関心は豚のシチューに行ってしまい、いかにおいしいか熱く語るのであった。
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