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12.狂気と教義①
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最初の宝箱を開けてから、数分後に、別の宝箱を見つけた。ロッカーに取り付けられているカードリーダーに、【審判】のカードを挿し込んだ。ガチャリッと音がして、ロッカーが開く。
「お、開いた。これで3つ目だな」
「えっと、中には……鞄やウエストポーチが入ってますね。武器とかじゃないですけど、これで荷物が運びやすくなります!」
「んじゃ、さっき手に入れた救急箱の中身を移しておこう。このウエストポーチは私が貰って良いか?」
「もちろん、良いですよ。ですが、その……武器はなかったですね」
カナミはしょんぼりとしてそう言った。
カナミが見つけておいてくれていた宝箱は、このロッカーで最後だった。開いた宝箱は3つで、中に入っていたものはバッテリー、救急箱、鞄などであった。バッテリーは荷物になるだけだったので置いてきたが。
厄介なことに他の宝箱は、金庫のような頑丈なものが多く、斧で箱を壊して無理矢理中身を手に入れるという作戦は頓挫してしまった。若干反則気味な作戦だし、頓挫して良かったのかもしれないが。
私はウエストポーチに【塔】から奪ったスタンガンや、救急箱に入っていた切り傷用の縫合セット、傷薬などを入れておく。他の医薬品や包帯などはカナミに渡しておいた。
「武器……か。そういや、カナミの武器──殺人に使用した凶器って、何なんだ?」
今までずっと気になっていたことを、ここで聞いてみる。いずれ戦うことになるのかもしれないし、そうでなくても一緒に戦う仲だ。私の好奇心を抜きにしても、使用する武器のことくらい、聞いておいた方が良い。
カナミは少し言い淀んでから、細々と語り始める。
「私が、その……人を殺したシチュエーションとかは、あんまり言いたくないんです、けど……そっちも言った方が良いですか?」
「そっちは、まぁ、当たり障りのない程度で良いよ。何なら言わなくても良い」
正直、凄く気になるし根掘り葉掘り聞きたいのだが、せっかく築いた関係にヒビが入ることは避けたかった。それに、私も自分の事情を深堀りされたくないし。
「そう、ですか……。ええと、私の武器は、この包丁です。簡潔に言うと、元彼の首をこれで切っちゃいました」
「おぅ……。割とさらっと言うなぁ」
「そりゃあ、随分と前のことですし……元彼と言っても形だけで、今となっては殺し足らないくらい嫌悪していますので」
「……そっか」
元彼か。【恋人】の名を冠するだけあって、殺人の動機は痴情のもつれか? 関係は当然ながら冷めきっているが。
いや、今は武器に注目すべきだ。カナミが学生鞄から取り出した、大小様々な包丁を見る。出刃包丁、刺し身包丁、文化包丁、薄刃包丁、菜切包丁と、合計5本もの包丁がずらりと並んでいた。
およそ近接戦闘が得意そうではないカナミの武器が包丁とは。使用した凶器が武器になる以上仕方のないことかもしれないが、不公平感が否めない──ん?
「なぁ、その包丁見覚えがあるんだが……。私の見間違いじゃあなければ、さっき作ってくれた料理の野菜、それで切ってたよな?」
「え?──あ、だ、大丈夫です! ちゃんと、洗ってありますし!」
「そういう問題じゃねぇ……!」
こいつ人殺した包丁で飯を作ってやがった。
せっかく築いた関係にヒビが入ったような気がした。
***
5階層から4階層へと上がって来た【悪魔】は、驚きのあまり上を見上げ口を開けていた。無理もない。何せ、小規模とはいえ地下に街があったのだから。
(こんなのが、監獄の地下にあったのかぁ。結構入り組んでて面白そうじゃんか)
ふらふらと、幽鬼のような足取りで歩く。その間も忙しなく瞳を動かし続けて、周囲に獲物がいないかを確認する。監獄でずっと抑圧されていた加虐心が、今にも爆発しそうになっていた。
人を傷つけたり、殺したりすることは悪いことなのかも知れないが、そういった行為を人は楽しいと感じてしまうのも事実だ。学校でいじめがなくならないように、正義感からの蛮行がなくならないように、その事実は消せはしない。きっと何らかの脳内麻薬が分泌されて、楽しいと思ってしまうのであって、半ば人間の性のようなものだ。
なので【悪魔】はそういった行為を、開き直って楽しむことにしている。殺人へのブレーキを完全になくしている。人の死に様や傷つく姿が見たいという知的好奇心や生まれながらに持ち合わせた加虐心を満たすためなら、どこまでも残酷になれた。
結果として捕まって、こんなデスゲームに参加させられているが、人生は量よりも質。悔いはないと考える。
(……だから、早く誰か見つけなきゃ。僕の我慢ももう限界なんだよ……。こんだけ歩き回ったなら、そろそろ1人くらい──ん?)
丁度その時、見覚えのある部屋を見つけた。殺風景で巨大な壁に、ぽつんとある部屋の扉から弱々しく光が漏れている。4階層に上がってからずっと壁に沿って歩いていたので気づくことができた。
(この部屋、地下に来て最初に過ごした部屋と似ている……。みんな、僕と同じように連れてこられたわけか)
その部屋の中に、何者かがいる気配がする。まさか、聖戦開始から一歩も動かずに、部屋に引き篭もっているのだろうか。
【悪魔】は壁に背をつけて、そっと中を覗き込んだ。
(──何だ、こいつ)
部屋は異様な雰囲気で満たされていた。
鉄臭い匂いがつんと鼻をつく。床には、真っ赤な血でびっしりと文字が書かれていた──というか、現在進行形で書かれている。部屋の奥、白を基調とした司祭服を着た男が蹲って、床を血文字で埋め尽くしていた。仮面を被っているので顔が見えず、どんな表情をしているのかはわからなかった。
傍らには剣が置いてあった。細身で、柄に綺麗な装飾が施されており、先端に血が付いている。きっとその剣がこの男に与えられた武器で、床の血文字はわざわざ自傷して血を出して書いているようだ。
「誰だ?」
驚いて、【悪魔】は思わず身震いした。どうやら気づかれたらしい。気を取り直して、ナイフを携えて堂々と前に出る。
「気づいてたんだね。当然、君と同じように秘密の聖戦なんてわけのわからない戦いに巻き込まれた殺人鬼の1人さ」
「名前は?」
「……人に名を尋ねる時は、自分から名乗るのが礼儀だと思うけれど……まぁいいや。僕は【悪魔】、本名はグレモリー・ルーカス。よろしくね」
「本名……」
【悪魔】がそう名乗ると、相手の男(声色から男だと判断)は何やらブツブツと呟き始める。
(もしかして、僕の本名知ってたのかな? 沢山殺してきたし、殺人鬼として有名になっていたりして……)
そう考えた【悪魔】だが、相手の男の様子に違和感を覚える。【悪魔】の素性を思い出して驚愕したわけでもなく、頭を抱えて何かを思い出そうとしているようだった。
「俺の、俺の名前は……デイゴン。そうだった、デイゴン・ポープだ。ははは……長い間お父様の薬を飲んでないから、物忘れが酷くてね。こうして書いておかないと、頭から色んなものが抜け落ちていくから……」
そう言うと、再び血塗れの指で床に文字を書き始める。今の今まで忘れていた、自身の名前を書き記しておく。敵の殺人鬼を前にして、一心不乱に書き物をするとはどういう了見だと、【悪魔】はため息を吐いた。
「あのさぁ……何? その態度? このナイフが見えないのか? 君、これから殺されるんだからさ、もっと怯えて震えて許しを乞えよ」
「……殺される?」
「ああ、そうだよ。僕はね、人を残酷に苦しめてぶっ殺すのが好きなんだ。いや、僕が特別残酷なわけじゃない。人間って元々、血を見るのが好きなんだよ。だから僕は下らない倫理観に縛られずに、人として正直に人を殺しているだけなんだ──君も殺人鬼ならわかるだろ?」
言い終わるのと同時に、男は手を止める。剣を握りしめて、襲い掛かってくるのかと思いきや、男は明後日の方向を向いて話し始めた。
「殺す……殺される……殺人鬼! ああ、そうだった! 俺はお父様の復活の為にも生贄を殺して捧げなければならないのだった!」
男は剣の切先を高く掲げる。インク代わりの血を採るためか、腕は傷だらけで、剣は血に塗れていた。
「そうだ。あの……白髪の子どもと約束したのだった。生贄を捧げれば、お父様に会わせてくれると! お父様を復活させてくれると! どうして俺はこんな重要なことを忘れていたんだ!?」
癇癪を起こしたかのように、男は自分で自分を殴りつける。【悪魔】はもう何も言えずに呆然と見ていた。
「遂行しなくては! 与えられた役目を、教えられた教義を! 【教皇】としての殺人を……!」
【教皇】は剣を振りかざして、ゆっくりと部屋から出てくる。教皇の名に反してそこには神聖さの欠けらもない。あるのはただの狂気だった。
「お、開いた。これで3つ目だな」
「えっと、中には……鞄やウエストポーチが入ってますね。武器とかじゃないですけど、これで荷物が運びやすくなります!」
「んじゃ、さっき手に入れた救急箱の中身を移しておこう。このウエストポーチは私が貰って良いか?」
「もちろん、良いですよ。ですが、その……武器はなかったですね」
カナミはしょんぼりとしてそう言った。
カナミが見つけておいてくれていた宝箱は、このロッカーで最後だった。開いた宝箱は3つで、中に入っていたものはバッテリー、救急箱、鞄などであった。バッテリーは荷物になるだけだったので置いてきたが。
厄介なことに他の宝箱は、金庫のような頑丈なものが多く、斧で箱を壊して無理矢理中身を手に入れるという作戦は頓挫してしまった。若干反則気味な作戦だし、頓挫して良かったのかもしれないが。
私はウエストポーチに【塔】から奪ったスタンガンや、救急箱に入っていた切り傷用の縫合セット、傷薬などを入れておく。他の医薬品や包帯などはカナミに渡しておいた。
「武器……か。そういや、カナミの武器──殺人に使用した凶器って、何なんだ?」
今までずっと気になっていたことを、ここで聞いてみる。いずれ戦うことになるのかもしれないし、そうでなくても一緒に戦う仲だ。私の好奇心を抜きにしても、使用する武器のことくらい、聞いておいた方が良い。
カナミは少し言い淀んでから、細々と語り始める。
「私が、その……人を殺したシチュエーションとかは、あんまり言いたくないんです、けど……そっちも言った方が良いですか?」
「そっちは、まぁ、当たり障りのない程度で良いよ。何なら言わなくても良い」
正直、凄く気になるし根掘り葉掘り聞きたいのだが、せっかく築いた関係にヒビが入ることは避けたかった。それに、私も自分の事情を深堀りされたくないし。
「そう、ですか……。ええと、私の武器は、この包丁です。簡潔に言うと、元彼の首をこれで切っちゃいました」
「おぅ……。割とさらっと言うなぁ」
「そりゃあ、随分と前のことですし……元彼と言っても形だけで、今となっては殺し足らないくらい嫌悪していますので」
「……そっか」
元彼か。【恋人】の名を冠するだけあって、殺人の動機は痴情のもつれか? 関係は当然ながら冷めきっているが。
いや、今は武器に注目すべきだ。カナミが学生鞄から取り出した、大小様々な包丁を見る。出刃包丁、刺し身包丁、文化包丁、薄刃包丁、菜切包丁と、合計5本もの包丁がずらりと並んでいた。
およそ近接戦闘が得意そうではないカナミの武器が包丁とは。使用した凶器が武器になる以上仕方のないことかもしれないが、不公平感が否めない──ん?
「なぁ、その包丁見覚えがあるんだが……。私の見間違いじゃあなければ、さっき作ってくれた料理の野菜、それで切ってたよな?」
「え?──あ、だ、大丈夫です! ちゃんと、洗ってありますし!」
「そういう問題じゃねぇ……!」
こいつ人殺した包丁で飯を作ってやがった。
せっかく築いた関係にヒビが入ったような気がした。
***
5階層から4階層へと上がって来た【悪魔】は、驚きのあまり上を見上げ口を開けていた。無理もない。何せ、小規模とはいえ地下に街があったのだから。
(こんなのが、監獄の地下にあったのかぁ。結構入り組んでて面白そうじゃんか)
ふらふらと、幽鬼のような足取りで歩く。その間も忙しなく瞳を動かし続けて、周囲に獲物がいないかを確認する。監獄でずっと抑圧されていた加虐心が、今にも爆発しそうになっていた。
人を傷つけたり、殺したりすることは悪いことなのかも知れないが、そういった行為を人は楽しいと感じてしまうのも事実だ。学校でいじめがなくならないように、正義感からの蛮行がなくならないように、その事実は消せはしない。きっと何らかの脳内麻薬が分泌されて、楽しいと思ってしまうのであって、半ば人間の性のようなものだ。
なので【悪魔】はそういった行為を、開き直って楽しむことにしている。殺人へのブレーキを完全になくしている。人の死に様や傷つく姿が見たいという知的好奇心や生まれながらに持ち合わせた加虐心を満たすためなら、どこまでも残酷になれた。
結果として捕まって、こんなデスゲームに参加させられているが、人生は量よりも質。悔いはないと考える。
(……だから、早く誰か見つけなきゃ。僕の我慢ももう限界なんだよ……。こんだけ歩き回ったなら、そろそろ1人くらい──ん?)
丁度その時、見覚えのある部屋を見つけた。殺風景で巨大な壁に、ぽつんとある部屋の扉から弱々しく光が漏れている。4階層に上がってからずっと壁に沿って歩いていたので気づくことができた。
(この部屋、地下に来て最初に過ごした部屋と似ている……。みんな、僕と同じように連れてこられたわけか)
その部屋の中に、何者かがいる気配がする。まさか、聖戦開始から一歩も動かずに、部屋に引き篭もっているのだろうか。
【悪魔】は壁に背をつけて、そっと中を覗き込んだ。
(──何だ、こいつ)
部屋は異様な雰囲気で満たされていた。
鉄臭い匂いがつんと鼻をつく。床には、真っ赤な血でびっしりと文字が書かれていた──というか、現在進行形で書かれている。部屋の奥、白を基調とした司祭服を着た男が蹲って、床を血文字で埋め尽くしていた。仮面を被っているので顔が見えず、どんな表情をしているのかはわからなかった。
傍らには剣が置いてあった。細身で、柄に綺麗な装飾が施されており、先端に血が付いている。きっとその剣がこの男に与えられた武器で、床の血文字はわざわざ自傷して血を出して書いているようだ。
「誰だ?」
驚いて、【悪魔】は思わず身震いした。どうやら気づかれたらしい。気を取り直して、ナイフを携えて堂々と前に出る。
「気づいてたんだね。当然、君と同じように秘密の聖戦なんてわけのわからない戦いに巻き込まれた殺人鬼の1人さ」
「名前は?」
「……人に名を尋ねる時は、自分から名乗るのが礼儀だと思うけれど……まぁいいや。僕は【悪魔】、本名はグレモリー・ルーカス。よろしくね」
「本名……」
【悪魔】がそう名乗ると、相手の男(声色から男だと判断)は何やらブツブツと呟き始める。
(もしかして、僕の本名知ってたのかな? 沢山殺してきたし、殺人鬼として有名になっていたりして……)
そう考えた【悪魔】だが、相手の男の様子に違和感を覚える。【悪魔】の素性を思い出して驚愕したわけでもなく、頭を抱えて何かを思い出そうとしているようだった。
「俺の、俺の名前は……デイゴン。そうだった、デイゴン・ポープだ。ははは……長い間お父様の薬を飲んでないから、物忘れが酷くてね。こうして書いておかないと、頭から色んなものが抜け落ちていくから……」
そう言うと、再び血塗れの指で床に文字を書き始める。今の今まで忘れていた、自身の名前を書き記しておく。敵の殺人鬼を前にして、一心不乱に書き物をするとはどういう了見だと、【悪魔】はため息を吐いた。
「あのさぁ……何? その態度? このナイフが見えないのか? 君、これから殺されるんだからさ、もっと怯えて震えて許しを乞えよ」
「……殺される?」
「ああ、そうだよ。僕はね、人を残酷に苦しめてぶっ殺すのが好きなんだ。いや、僕が特別残酷なわけじゃない。人間って元々、血を見るのが好きなんだよ。だから僕は下らない倫理観に縛られずに、人として正直に人を殺しているだけなんだ──君も殺人鬼ならわかるだろ?」
言い終わるのと同時に、男は手を止める。剣を握りしめて、襲い掛かってくるのかと思いきや、男は明後日の方向を向いて話し始めた。
「殺す……殺される……殺人鬼! ああ、そうだった! 俺はお父様の復活の為にも生贄を殺して捧げなければならないのだった!」
男は剣の切先を高く掲げる。インク代わりの血を採るためか、腕は傷だらけで、剣は血に塗れていた。
「そうだ。あの……白髪の子どもと約束したのだった。生贄を捧げれば、お父様に会わせてくれると! お父様を復活させてくれると! どうして俺はこんな重要なことを忘れていたんだ!?」
癇癪を起こしたかのように、男は自分で自分を殴りつける。【悪魔】はもう何も言えずに呆然と見ていた。
「遂行しなくては! 与えられた役目を、教えられた教義を! 【教皇】としての殺人を……!」
【教皇】は剣を振りかざして、ゆっくりと部屋から出てくる。教皇の名に反してそこには神聖さの欠けらもない。あるのはただの狂気だった。
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