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15話
しおりを挟む「貴女達も持っていたのね」
ひろみ様に私が持っていたノートを見せる。
あの時、持って行くことにしてよかった。
「なるほどね、そういう事か」
ひろみ様はノートを見て納得したようだ。
「どういう事なんですの、お姉様」
「ん? ああ、簡単な話よ。薬の研究をしていた人がとても画期的な薬を開発した
のよ。死んだ人間が蘇るって薬をね。
で、薬を使ってみたら蘇えりはしたけどゾンビだったって話」
「そんな、どうしたらいいのですか? 」
「その話には続きがあってね。
作った研究者がゾンビを倒す方法を作り出したらしいわ。
それが何かはノートには書いていないけど。
で、それがある場所がこの地図のここなんだと思っていたのだけど
この地図はここではないのでしょ?
だから、私達はここから出るにはゾンビを倒し続けないといけないって事かな」
いったいそれはいつまで続くのだろうか
「分かりましたわ、お姉様。ではこのまま進めばいいのですね」
何故かお姉様は気合十分だ
「え、そうなるわね」
ひろみ様も困惑している。
「この部屋には弾薬もありましたし、これでしばらくは大丈夫ですわ
行きましょうお姉様、みどり」
お姉様はドアを開けて行ってしまった。
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