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仙石さんの仕返し ※
しおりを挟む警視長が俺の退職届を、休暇願ということで処理していてくれたおかげで俺は職場に復帰することができた。
「ご迷惑をおかけしてすみませんでした。そして、休暇の件、本当にありがとうございました。」
佐々木警視長に挨拶に行くと警視長も嬉しそうに笑ってくれた。
「いや、本当に無事でよかったよ。なんか思い詰めた顔してたからさ」
「はい。俺、本当に仙石さんにひどいことしたって思ってました」
「お。考えが変わったの?」
「その、ちゃんと付き合い出してからいろいろやり返されたっていうか……」
「えっ、やり返された?」
「あ……いえ。こちらの話です」
「ふーん、まぁ西くんが納得してるんならいいけどね。」
そう。あれから俺はいろいろと仙石さんにやり返された。
仙石さんが縛るのが好きだと言っていたのは冗談でも何でもなく、家デートをしている時にそう言う雰囲気になって、じゃあ久々にセックスするかとなった時、仙石さんは嬉しそうに縄やらタオルやらを持ってきた。
「なぁ、西……いや幸利。お前ェ、俺の趣味に付き合ってくれるよな」
笑顔の仙石さんはかなり怖い。
すごくかっこいい顔で好きだけど、怖い。
「あ……えっと」
「お前ェがどうしても嫌だったり怖いっつーなら、無理強いはしない。それで幸利のことを嫌いになったり別れたりもしない」
俺が嫌だと言えるわけがない。だって仙石さんが俺のことを求めているんだから。
「いや……じゃないです」
「そうか」
ニコリと笑った仙石さんに俺はゆっくり裸にされた。
そしてタオルを挟んで後ろ手に腕を縄で拘束された。
前に手錠をかけられた時も思ったけど、やっぱり鬼畜なのか紳士なのか分からない。
「きついか?」
「いえ……大丈夫です」
何だか縛られていると言うだけで少し体が高揚してきた気がする。
ドクドクと胸が鳴る。
仙石さんに自由を奪われて、だけどそれを気持ちよく感じる。
俺ってもしかしてMなのかもしれない。
「気持ちいいか?」
「え」
「縛られて気持ちいいか?」
「あ……いぇ」
「幸利。正直に言ってくれ」
「んぁ」
少しだけ結び目をギュッと強くされて声が漏れた。
仙石さんが耳元で囁くのでより気持ち良くなってしまう。
「どうだ? なぁ」
「……ん、気持ちい……です。けど……」
「けど?」
「……恥ずかしい……です」
「大丈夫だ。俺しか見てねぇ」
「んんぁ、そんな問題じゃっ」
「さぁ、準備しなきゃな?」
「じゅん、び?」
「ここに、俺の入れる準備。安心しろ、全部俺がやってやるからな?」
「おれっ、自分でっ!」
「なんだ?」
「んんぁ、ああ、はぁ……」
自分ですると言おうとしたらローションを纏わせた指を挿入された。
「するのは3回目だろ? しかも前回したのもかなり前だ。ちゃんと慣らさなきゃな」
「んンンっっぁあ、ん、あぁ、ひぁん、は、、も、ほしい、せんごくさんっ!」
「何だ。まだ早すぎる。それに、恭一と呼んでくれねぇか?」
「んぁ……ん、はぁ、きょ、いちさん、はぁ、すきぃ」
「俺も好きだ。幸利が好きだ。お前しか見えねぇ」
「んっ、ぁ、嬉しい。恭一さん、んんぁ、はやくぅ」
「ダメだ。もっと慣らさねぇと」
「そんな」
そして俺が泣いて懇願してもなかなか入れてもらえない上に、俺は縛られているから自分で前を慰めることもできなかった。
「はぁ、はぁ……きょういち、さんっ、もうむりぃ、っぁぁっ、いれて、おねがい。ほしっい。きょいちさんの……んぁぁっ」
「はぁ、はぁ、じゃあそろそろ入れるぞ」
そう言いながらうつ伏せでお尻を上げていた俺をひっくり返して向き合った状態で俺の中にゆっくり侵入してきた。
「んあああっ!!!! んぁ!! きもちぃ、んぁ、きもちい!! んぁあ」
「はぁ、はぁ、ゆき、としっ、お前ェん中、たまんねェ。はぁ」
「きょう、いちさんっ、んぁ! ああん!! ンンっ、は、ああっ!」
「はぁ、ダメだ、とまんねっ、幸利っ、はぁ、幸利っ、好きだ」
「ンンンっ、ンン」
体を抱え込まれてキスをされながら激しく突かれて俺は何回も何回も絶頂した。
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