養父の命令で嫌われ生徒会親衛隊長になって全校生徒から嫌われることがタスクになりました

忠次の部屋で２ 注意R18 ※タダリン

忠次によってじっくりと慣らされ、時々掠めるように気持ちの良いところに当たる。
それがもどかしくなって忠次を下から抱き寄せて頼んだ。

「も、う。入れてくれ……」
「凛太郎……痛かったら絶対にすぐに言ってくださいね」

忠次はそう言って、俺のそこに当てがってゆっくりゆっくり入ってきた。
忠次の顔を見ると眉を寄せて何か耐えている様子だった。

「忠次、そこまでゆっくり、しなくてっいい」
「ダメです、急に入れたりしたら傷がつくかも」

そう言いながら忠次はキスをしてきた。

「んっ……ぁ…ふ……ぁあ」

吸える空気が少ないからか、それとも気持ちがいいからか、頭がふわふわとしてきた。
だが忠次の腰がぴったりとくっついた感覚があり意識が浮上した。

「全部、入りましたよ」

忠次がふわりと笑ってそう言った。

俺も笑い返してから、どこからかえも言われぬような喜びが湧き上がってくるような感覚があった。

ああ。俺、今忠次とつながってんのか。
それだけで気持ちよく感じてくる。

そして忠次がゆっくりとだが動き出して、気持ちいいところに当たり出した。

「ぁ、は……ただつぐっ……んぁ」
「はぁ……、ぁ、凛太郎の中、気持ちいいです」
「俺も、んん……気持ちいい……ただつぐっ、ぅぁ、ただつぐ」

ギュッと抱きしめあいながらほぼ同じくらいのタイミングで射精した。

お互い見つめあって、少し照れ臭くなって笑った。

「お風呂入れそうですか？　運びましょうか？　それとも拭うだけにしますか？」

忠次が自分のそれからゴムを取ってきゅっと結んだのを見ていつの間に付けてたんだか、と、全然気がつかなかった自分にびっくりした。

「風呂入ろうかな……っいてて」
「大丈夫ですか？　一緒に」
「いや、いい、いい。俺、一人でパパっと入ってくるから！」
「でも」

起き上がると腰が痛かった。
でも忠次が念入りに解してくれたからか我慢できないほどでもない。
そして風呂の世話をしてもらうのは恥ずかしすぎる上に、寮に備え付けのバスルームは２人で入るにはかなり狭い。
俺は珍しく食い下がる忠次を丁重に断ってからシャワールームで汗を流した。

「あ、シャンプー。忠次の匂いすんな……」

と、変態じみた独り言を言いつつ風呂から上がると、忠次がバスタオルを持って待ち構えていた。そして俺を全身拭って髪のドライヤーまでかけてこようとするので、必死に断って忠次を風呂に追いやった。

汗かいて風呂にも入らないで俺の世話を焼いていたら、忠次が風邪を引いてしまう。

忠次が風呂に入っている間に髪を乾かしてしまおうとドライヤーを手に取った。

ピンポーン

玄関のチャイムが鳴った。
今は朝礼が終わって授業中のはずだ。
寮の部屋のドアに覗き窓なんてものはないので、俺は潔くドアを開けた。

目の前には和馬が立っていて俺が半裸なのを見てかなりびっくりしている様子だった。

「お前よく俺のところに来れたな」
「ぁ、あの。ごめん。僕……」
「悪い。俺お前のことを許すつもりはないから帰ってくれ」
「え……リンくんっ」

そのままドアを閉めてガチャリと鍵を閉めた。
そのすぐ後に忠次が風呂から上がりそうだったので、俺もバスタオルを持って待ち構えた。

忠次がそうしたように、出てきた忠次をバスタオルで捕まえた。

「わっ、ちょっと凛太郎っ。ベットで安静にしててくださいっ。私は自分で拭きますから！」

そう言ってバスタオルを奪われて俺は渋々ベットに戻った。

「そういえばさっき、インターホン鳴ってませんでしたか？」
「ああ、なんか隣の部屋と間違ったみたいだ」
「そうですか……って、今授業中ですよ。誰が訪ねてくるって言うんです」

ジトっとした目で聞かれて俺は早々に降参した。

「いや、和馬が謝りにきた感じだったけど許すつもりはないって追い返しただけだったから」
「……そうですか。まぁ、昨日ので反省してくれたら良かったんですけどね」

そう言った忠次はやっぱり同じ生徒会役員として情があるのだろう、悲しそうな顔をしていた。