大悪魔の眷属になりました!

泳酉ケイ

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2.6話 [城下町をぶらり]

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 屋敷を建てる前に土地を探さなくては!そうい事で城下町に遊びに来ました!護衛はブラウとエリュトル!マローネは俺の部屋のお掃除をしてもらってる。

 魔界って聞いてたしどんな魔境かと思っていたら全然そんなことは無い…ファンタジー感ある街並み!オシャレなカフェに服屋さん…なんなら前世の世界より全然いい気がする。歩いてるのも人間から悪魔や魔物に変わっただけ。悪魔は魔界では一種の種族だ。獣人もいるしエルフとかもちらほらいる。

 沢山ある店の中でランプのかざってある店に目が止まった。

リア『あの[ブラックドック]って雑貨屋さんに行こ!ブラウ!エリュトル!』

ブラウ『お待ちください!リア様!』

エリュトル『興奮しすぎですよリア様!アハハ!』

 笑うなよ!俺は初めてなんだぞ?街中をぶらりとするのは!まあ?興奮しすぎなのは分かるけど?

 カランカラン!

リア『おじゃましまーす!』

???『あら、始めてみる子ね?いらっしゃい。ブラックドックにようこそ!わたしはここの店主の[カミール]よ、お見知り置きを』

 おぉ!綺麗な人だ、黒い髪が良く似合う人だな。

カミール『何をお探しなのかな?』

リア『お店の前のランプに惹かれてきたんだ!』

カミール『あぁ、あのランプ?取ってくるわね』

 他にも色々ある。テーブルとかイス、本やグラス、なんでもあるな。ん?あれは…目玉?目玉だな……うん。いらないな、目玉は。

カミール『どうぞ、これよね?』

 淡い光を出すランプ。綺麗だ!ランプ自体は30センチくらいか?見た目は三日月の形をした台の周りを光る小さな惑星のが2つ回っている感じだ。

リア『おぉ!これだ!これの値段は?』

 とても気に入った!何か魔力を感じるけど…大丈夫かな?きっと魔道具ってやつだ!アスモデウス様が使ってるペンも魔道具だからなインクを付けなくてもインクが出るし頭の中で文書を考えれば勝手に動いて紙に書いてくれる。

カミール『あらあら、余程気に入ったのね、そうね…3メラルならどうかしら?』

 3メラル…アスモデウス様が言うには

1ラル ・・・10円(銅貨)

1ミラル ・・・100円(白銅貨)

1メラル ・・・1000円(銀貨)

1ギル ・・・10000円(白銀貨)

 それ以上は金貨とかだから今は使わないな!3メラル3000円くらいか?思ったよりか安いな!

リア『買います!』

エリュトル『リア様、それを買うのですか?』

リア『そうだよ、エリュトル達も欲しいのある?ボク沢山お小遣い貰ってるから買うよ?』

エリュトル『いえ我々は結構です!』

カミール『リアちゃんって言うのね?』

リア『はい、ボクはリアって言います』

カミール『リアちゃんはお金持ちのお嬢様なのかい?見たところ外にも護衛がいるみたいだけど…』

リア『ボクはアスモデウスの娘ですよ』

 そう!アスモデウス様には外では娘で通すように言われている。眷属は眷属でも自らの身体を使った眷属は同じ血が流れるらしい。いわゆる家族だ!嘘はついてない!

 パッとカミールを見る……おいおい綺麗な顔が台無しだよ。色んな表情が混ざりまくりだよ。

カミール『い、え?え?…え?』

 言葉になってないよ…

リア『お、落ち着いてくださいカミールさん』

カミール『だっ…えぇ?アスモデウス様ってあの王様の…』

リア『そのアスモデウスですよ?』

カミール『娘さんがいたなんて聞いたことが無かった…』

 カミールさんの目が光る。

カミール『嘘はないみたいだし…』

リア『今のはカミールさんの異能?』

カミール『そう。[嘘真の眼(うそまことのまなこ)]って言ってね。少し珍しい異能だよ。嘘か真実かを見ることができるんだよ』

 おぉ!それは良い能力だな…是非とも配下に欲しい。

リア『ボクはお屋敷を建ててもらうところを探してるんだ!何処か良いところない?』

カミール『そうですね…うーむ…ここより少し西に行くと小さな湖があるんです。そこなら景色もいいですしお屋敷を建てるならいいと思いますが…』

リア『なんでいきなり畏まったの?』

カミール『そりゃ!王様のご息女なんて言うから』

リア『ボクには無礼講で良いの!あ、時と場合によるけど』

 キョトンとするカミールさん。

カミール『アハハハハ!貴族っぽくない子だね!』

リア『それがボクの美点だと思ってるよ?』

カミール『そうだね!貴族はみんな偉そうな奴ばかりだと思ってたけどあんたは違うみたいだ!そのランプはあんたにプレゼントするよ!その代わりまた来てね!』

リア『ありがとう!また来るよ!』

 カランカラン!手を振りながらまた来ることを約束する。ランプも結局無料で手に入れれたわけだから得しかない!自分の領地を貰ったらお店を出してもらえるか聞いてみよう!

エリュトル『良かったですね!欲しかったものが手に入って』

リア『うん。とっても有意義な時間だったよ!』

ブラウ『何を買ったんですか?』

リア『このランプ、貰ったんだよ!』

ブラウ『おぉ!可愛いランプですね!』

 やっぱりこのランプの2つの惑星の1つ青い惑星が少し気になるけどまぁいっかな?嫌な感じがする訳では無いし。

リア『そういえばカミールさんが西の湖が景色綺麗って言ってたよ?』

エリュトル『西の湖…ティルーゼ湖でしたっけ?ブラウ』

ブラウ『ティルーゼ湖だな』

 ティルーゼ湖か、アスモデウス様に話して見に行こ!いいランプも手に入ったし今日はこのランプを夜使おう!

 その夜…

リア『アスモデウス様、ティルーゼ湖という所がいいと聞きました!明日見に行って来ようと思います』

アスモデウス『そうか、あの湖は確かに景色が綺麗だからな。屋敷を建てるならば近くの山に建てるのがいいだろうな』

 アスモデウス様もいい所だと言うのだから相当景色がいいんだろうな…楽しみだ!

アスモデウス『明日行くのなら今日は早めに寝なさい』

リア『そうします!おやすみなさい』

アスモデウス『あぁ、おやすみ』

 アスモデウス様の住処は屋敷というより城に近い、もちろん居城は別である大きさなんて半端ないからな。アスモデウス様は屋敷にも少しは防衛機能を付けるべきだそうだ、俺もそう思う。

 ベッドに入るまで屋敷はどのようなものにしたいか色々考えていた。

リア『明日も早いからな』

 そうだそうだ!ランプ!そう思いながらランプを取り出し、灯りを付けようと魔力を流したその時!青い惑星が光った。眩しくて目を細める…落ち着いてから目を開けるとそこには小さな妖精みたいな子がいた。

リア『君はいったい』

???『あなたがリアって子ね!』

 元気ハツラツ!って感じの子だ…

???『私は水の妖精の[ディーネ]よ!あなたが私をあの宝石から出してくれたのよ?』

 出した?全くもって記憶にないのだが…ランプの灯りのつけ方が分からず魔力を少し流しただけなのだが…

リア『いや?明かりを付けたくて魔力を流しただけだよ?』

ディーネ『嘘!?そんな灯りをつけるくらいの魔力じゃあの封印は解けないよ!?』

リア『でも本当にそれしかやってないよ?』

ディーネ『もう一度灯りをつけようとしてみて』

リア『う、うん』

 魔力を流す。

ディーネ『ストープ!ストーーープ!なんて馬鹿な量流し込んでるの!?ランプ壊れちゃうよ!』

リア『え!?だって魔力を流すイメージは川を想像すればいいってアスモデウス様が言ってたよ!?』

ディーネ『川のように魔力流す奴がどこにいるってのよ!あなたよく干からびなかったわね…見たところ準男爵級でしょ?』

 え?本当に川をイメージしなさいってアスモデウス様言ってたんだけどな…うーむ俺の解釈が間違ってたのかな?

ディーネ『いい?魔力は蛇口をイメージしなさいゆっくり緩めていくの!そうすれば無駄に使わずに済むわ!』

リア『ありがとう、気をつけるよ』

ディーネ『まぁ、今のバカ魔力のおかげで私も出れた訳だしこちらこそありがとうね!』

 もう一度ゆっくりランプに魔力を流し込んでみる。そうするとユラっと淡い光が灯り出す。

リア『わぁ!綺麗』

ディーネ『私の入ってたその青い宝石は[包魔石]って言って魔力を貯めて置けるのよ!もうひとつの橙色の宝石は[発光石]で光を昼間のうちに貯めて夜光るだけだけど』

リア『色々教えてくれてありがとう!ボクはまだここに慣れてないからそういうの教えて貰えて助かるよ』

ディーネ『あなた生まれたばかりなの?』

リア『うん、そうだよ。この世界はまだ生まれてから2週間と少ししか経ってないから』

ディーネ『じゃあ!私があなたの契約妖精になってあげる!色々教えてあげるわ!』

 契約妖精?何それ?

リア『契約妖精?』

ディーネ『そう!あなた専用の妖精になってあげるってこと!助けて貰っちゃったしね!』

 おぉ!それは助かる!水の妖精なら明日行く湖の水質とかも見てもらえるし俺にとっては配下と知恵が手に入るわけだ!

リア『じゃあしよ!契約!』

ディーネ『OK!じゃあ私に向かって手を出してから心から契約って念じて!』

 手を前に出し心からこの子と契約したいと願う。ディーネは俺の手に触れて言った。

ディーネ『契約』

 短くてわかりやすいが心から願わないとおそらくはダメなのだろう。いやいやとやっても意味が無いのだろう。

ディーネ『ほい!できた!これからよろしくね!』

リア『こちらこそ!』

 配下が1人加わり俺の配下はこれで4人になったわけだ!メイドが2人、護衛が1人、妖精が1人。中々にバランスがいいと思ってる。

 明日は全員連れていこうと思う!いい所だったら誰かに建てられる前に先に建ててしまおう!そう思いながら淡い光を放つランプを見ながらベッドに入った……ディーネも。
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