161 / 226
Fragrance 8-タビノカオリ-
第12話『君の名は。-中編-』
しおりを挟む
どうしてなんだろう。
絢ちゃんは目の前にいるのに、手を伸ばしても絢ちゃんに触れることができない。温もりを感じることができない。むしろ、どんどん寒くなってきてる。どうして? 段々と体が震えてきて、治まる気配が全く感じられない。
どんどんと絢ちゃんが離れていってしまう。消えていってしまう。
追いかけようとしても、脚が動かない。誰かに脚を強く掴まれているかのよう。
絢ちゃんが消えたのか。それとも、私が意識を失ったのか。
全てが黒く染まってしまった。
「うんっ……」
目を開けると、そこにはようやく馴染みが出てきた天井が見えた。
私、お手洗いを出ようとしたら、宮原さんと鉢合わせしてぶつかっちゃったんだよね。絢ちゃんかお兄ちゃんが部屋まで運んでベッドに運んでくれたんだ。
ゆっくりと体を起こして目を擦る。
すると、段々と視界がはっきりとしてきて、藍沢さんみたいな人がいるなぁ。青髪の男の人がいる。どうしてなんだろう。
「彩花、体の具合はどうだ? どこか痛いところはある?」
青髪の男性は優しい笑みを浮かべながらそんなことを言ってくる。
「……えっ? あやか……?」
耳を疑った。私のことを遥香ではなく、彩花と言ったのだ。彩花というのは宮原さんの下の名前だけど。
「朝食の後にお手洗いの前で女の子とぶつかって、今まで眠っていたんだぞ。2時間弱くらいかな……」
「はあ……」
そうだよね。宮原さんとぶつかって、そこからは覚えていない。
「彩花、体調の方は――」
「きゃああっ!」
「……えっ?」
「お兄ちゃんじゃない男の人がどうして私達の部屋に……って、あなたは昨日、お兄ちゃんを助けてくれた方……って、声がおかしい!」
ああもう、分からないことが多すぎるよ。
まず、藍沢さんがどうしてここにいるんだろう。
でも、その理由はすぐに見当が付いた。おそらく、宮原さんが意識を取り戻したから、彼女と一緒に私の部屋に遊びに来たんだと思う。
それよりも、どうして私の声が他人の人のような声なの?
「ちょ、ちょっと待ってくれ」
藍沢さんはそう言うと、腕を組んで何やら考えている。
そういえば、周りを見渡しても絢ちゃんやお兄ちゃん、奈央ちゃんの姿が見当たらない。それに、ここ……ダブルルームみたいだけれど、置いてある荷物が全然違うし、隣の部屋に行ける扉もないし。どうなってるの?
「彩花。いや……彩花? とりあえず、姿や声は俺と付き合っている宮原彩花だ。信じられないんだったら、洗面所の鏡で見てきてごらん」
えっ、姿や声が藍沢さんと付き合っている宮原彩花さんってどういうこと?
色々とおかしい状況なのは分かったけれど、藍沢さんの言っていることが半信半疑だったので、
「は、はい……」
彼の言うとおり、まずは自分の姿を見てみることにしよう。
ベッドから降りて洗面所に行き、鏡で今の姿を見る。すると、鏡に映っていたのは、
「きゃああっ! この可愛い女の子は誰なんですか!」
すぐに宮原さんだと分かったけれど、自分の姿じゃないのでそんな風に叫んでしまった。綺麗な白い肌、パッチリとした目、セミロングの赤髪、私よりも大きな胸……間違いなく宮原さんだ。
まさか、入れ替わりっていうのが現実にあるなんて。しかも、それを自分が体験してしまうなんて。
部屋に戻ると、真剣な表情をした藍沢さんがベッドの近くになっていた。
「ねえ、ちょっといいかな」
「……はい」
どうしてなんだろう。藍沢さんとこうしてしっかりと顔を向き合うのは初めてなのに、ドキドキして嬉しくなるのだろうか。
「……君の名は」
「坂井遥香です」
私は自分の名前である「坂井遥香」をはっきりと藍沢さんに伝えた。
すると、藍沢さんは目を見開いたけれど、元々落ち着いた性格なのかそれもほんの僅かな間だけ。再び、何かを考えているみたい。多分、体は宮原さんなのに、心は私という状況を理解しようとしているところだと思うけど。
「入れ替わってしまったのか。彩花とぶつかってしまったときに……」
落ち着いた声で藍沢さんはそう言った。
「……そうみたいですね。彼女の姿、昨日も見ましたし、お手洗いから出ようとして彼女とぶつかったときに見たことも覚えています」
「そう……でしたか。お兄さんから聞いているかもしれませんが、俺は藍沢直人といいます。入れ替わった相手は宮原彩花です」
「……兄から聞いています」
入れ替わったことはショックだけれど、藍沢さんがいると不思議と落ち着く。宮原さんの体だからなのかな。
「お兄さんと一緒に遥香さんをここまで運んだとき、意識を取り戻したら互いに連絡するように約束してあるんです」
お兄ちゃんがこっちについてきてくれたんだ。
「そうだったんですか。ということは、私の体に入ってしまった宮原さんのことは絢ちゃんと奈央ちゃんが運んだんですね……」
私と宮原さんの関係者は合計4人。何かあったときのために2人ずつに分かれるとしたら、こっちは藍沢さんとお兄ちゃん、向こうは絢ちゃんと奈央ちゃんになるか。
「……もしかしたら、今頃、向こうの方も2人が入れ替わってしまったことを知ったところかもしれません。ちょっと連絡しますね」
「はい、お願いします。私が連絡したいですけど、この声じゃ私だと信じてくれないと思いますから……」
お兄ちゃんと連絡を取ることになっているなら、藍沢さんに任せた方がいい。
藍沢さんはお兄ちゃんに電話をかける。その時も藍沢さんは落ち着いていて。宮原さんが彼氏にするのも分かる気がするな。頼りになるというか、安心できるというか。今の藍沢さんの姿をずっと見ていたいというか。
「分かりました。今すぐそちらに向かいます。失礼します」
どうやら、お兄ちゃんとの電話が終わったみたい。
「宮原さんの方はどうですか?」
「意識を取り戻して、向こうの方も魂が入れ替わっていることに気付いたそうです。これから、遥香さん達が泊まっている部屋に一緒に行きましょう。一応、遥香さんと彩花がお互いに入れ替わったことを確認したいので」
向こうも入れ替わっている事実に気付いたんだ。意識を取り戻したことに一安心。あと、お腹の調子が悪かったから、宮原さん……大丈夫かな。そこが心配だ。
「……そうですか。分かりました。絢ちゃん、私の姿を見てどう思うんだろう。可愛い女の子ですからショックはさほど受けないとは思いますが……」
「その絢さんというのは遥香さんの恋人の女性ですよね」
「はい、そうです」
「……きっと、分かってくれますよ」
藍沢さんは優しい笑みを浮かべてそう言ってくれる。不安はあるけれど、この人が側にいれば大丈夫な気がすると自然に思えるから不思議だ。
「さあ、行きましょうか。彩……遥香さん」
「はい」
名前、間違えちゃうよね。見た目や声が宮原さんそのものなんだもん。
3人がどんな反応が反応をするのか不安を抱く中、私は藍沢さんと一緒に、自分の泊まっている1501号室へと出発するのであった。
絢ちゃんは目の前にいるのに、手を伸ばしても絢ちゃんに触れることができない。温もりを感じることができない。むしろ、どんどん寒くなってきてる。どうして? 段々と体が震えてきて、治まる気配が全く感じられない。
どんどんと絢ちゃんが離れていってしまう。消えていってしまう。
追いかけようとしても、脚が動かない。誰かに脚を強く掴まれているかのよう。
絢ちゃんが消えたのか。それとも、私が意識を失ったのか。
全てが黒く染まってしまった。
「うんっ……」
目を開けると、そこにはようやく馴染みが出てきた天井が見えた。
私、お手洗いを出ようとしたら、宮原さんと鉢合わせしてぶつかっちゃったんだよね。絢ちゃんかお兄ちゃんが部屋まで運んでベッドに運んでくれたんだ。
ゆっくりと体を起こして目を擦る。
すると、段々と視界がはっきりとしてきて、藍沢さんみたいな人がいるなぁ。青髪の男の人がいる。どうしてなんだろう。
「彩花、体の具合はどうだ? どこか痛いところはある?」
青髪の男性は優しい笑みを浮かべながらそんなことを言ってくる。
「……えっ? あやか……?」
耳を疑った。私のことを遥香ではなく、彩花と言ったのだ。彩花というのは宮原さんの下の名前だけど。
「朝食の後にお手洗いの前で女の子とぶつかって、今まで眠っていたんだぞ。2時間弱くらいかな……」
「はあ……」
そうだよね。宮原さんとぶつかって、そこからは覚えていない。
「彩花、体調の方は――」
「きゃああっ!」
「……えっ?」
「お兄ちゃんじゃない男の人がどうして私達の部屋に……って、あなたは昨日、お兄ちゃんを助けてくれた方……って、声がおかしい!」
ああもう、分からないことが多すぎるよ。
まず、藍沢さんがどうしてここにいるんだろう。
でも、その理由はすぐに見当が付いた。おそらく、宮原さんが意識を取り戻したから、彼女と一緒に私の部屋に遊びに来たんだと思う。
それよりも、どうして私の声が他人の人のような声なの?
「ちょ、ちょっと待ってくれ」
藍沢さんはそう言うと、腕を組んで何やら考えている。
そういえば、周りを見渡しても絢ちゃんやお兄ちゃん、奈央ちゃんの姿が見当たらない。それに、ここ……ダブルルームみたいだけれど、置いてある荷物が全然違うし、隣の部屋に行ける扉もないし。どうなってるの?
「彩花。いや……彩花? とりあえず、姿や声は俺と付き合っている宮原彩花だ。信じられないんだったら、洗面所の鏡で見てきてごらん」
えっ、姿や声が藍沢さんと付き合っている宮原彩花さんってどういうこと?
色々とおかしい状況なのは分かったけれど、藍沢さんの言っていることが半信半疑だったので、
「は、はい……」
彼の言うとおり、まずは自分の姿を見てみることにしよう。
ベッドから降りて洗面所に行き、鏡で今の姿を見る。すると、鏡に映っていたのは、
「きゃああっ! この可愛い女の子は誰なんですか!」
すぐに宮原さんだと分かったけれど、自分の姿じゃないのでそんな風に叫んでしまった。綺麗な白い肌、パッチリとした目、セミロングの赤髪、私よりも大きな胸……間違いなく宮原さんだ。
まさか、入れ替わりっていうのが現実にあるなんて。しかも、それを自分が体験してしまうなんて。
部屋に戻ると、真剣な表情をした藍沢さんがベッドの近くになっていた。
「ねえ、ちょっといいかな」
「……はい」
どうしてなんだろう。藍沢さんとこうしてしっかりと顔を向き合うのは初めてなのに、ドキドキして嬉しくなるのだろうか。
「……君の名は」
「坂井遥香です」
私は自分の名前である「坂井遥香」をはっきりと藍沢さんに伝えた。
すると、藍沢さんは目を見開いたけれど、元々落ち着いた性格なのかそれもほんの僅かな間だけ。再び、何かを考えているみたい。多分、体は宮原さんなのに、心は私という状況を理解しようとしているところだと思うけど。
「入れ替わってしまったのか。彩花とぶつかってしまったときに……」
落ち着いた声で藍沢さんはそう言った。
「……そうみたいですね。彼女の姿、昨日も見ましたし、お手洗いから出ようとして彼女とぶつかったときに見たことも覚えています」
「そう……でしたか。お兄さんから聞いているかもしれませんが、俺は藍沢直人といいます。入れ替わった相手は宮原彩花です」
「……兄から聞いています」
入れ替わったことはショックだけれど、藍沢さんがいると不思議と落ち着く。宮原さんの体だからなのかな。
「お兄さんと一緒に遥香さんをここまで運んだとき、意識を取り戻したら互いに連絡するように約束してあるんです」
お兄ちゃんがこっちについてきてくれたんだ。
「そうだったんですか。ということは、私の体に入ってしまった宮原さんのことは絢ちゃんと奈央ちゃんが運んだんですね……」
私と宮原さんの関係者は合計4人。何かあったときのために2人ずつに分かれるとしたら、こっちは藍沢さんとお兄ちゃん、向こうは絢ちゃんと奈央ちゃんになるか。
「……もしかしたら、今頃、向こうの方も2人が入れ替わってしまったことを知ったところかもしれません。ちょっと連絡しますね」
「はい、お願いします。私が連絡したいですけど、この声じゃ私だと信じてくれないと思いますから……」
お兄ちゃんと連絡を取ることになっているなら、藍沢さんに任せた方がいい。
藍沢さんはお兄ちゃんに電話をかける。その時も藍沢さんは落ち着いていて。宮原さんが彼氏にするのも分かる気がするな。頼りになるというか、安心できるというか。今の藍沢さんの姿をずっと見ていたいというか。
「分かりました。今すぐそちらに向かいます。失礼します」
どうやら、お兄ちゃんとの電話が終わったみたい。
「宮原さんの方はどうですか?」
「意識を取り戻して、向こうの方も魂が入れ替わっていることに気付いたそうです。これから、遥香さん達が泊まっている部屋に一緒に行きましょう。一応、遥香さんと彩花がお互いに入れ替わったことを確認したいので」
向こうも入れ替わっている事実に気付いたんだ。意識を取り戻したことに一安心。あと、お腹の調子が悪かったから、宮原さん……大丈夫かな。そこが心配だ。
「……そうですか。分かりました。絢ちゃん、私の姿を見てどう思うんだろう。可愛い女の子ですからショックはさほど受けないとは思いますが……」
「その絢さんというのは遥香さんの恋人の女性ですよね」
「はい、そうです」
「……きっと、分かってくれますよ」
藍沢さんは優しい笑みを浮かべてそう言ってくれる。不安はあるけれど、この人が側にいれば大丈夫な気がすると自然に思えるから不思議だ。
「さあ、行きましょうか。彩……遥香さん」
「はい」
名前、間違えちゃうよね。見た目や声が宮原さんそのものなんだもん。
3人がどんな反応が反応をするのか不安を抱く中、私は藍沢さんと一緒に、自分の泊まっている1501号室へと出発するのであった。
0
お気に入りに追加
38
あなたにおすすめの小説
女を肉便器にするのに飽きた男、若返って生意気な女達を落とす悦びを求める【R18】
m t
ファンタジー
どんなに良い女でも肉便器にするとオナホと変わらない。
その真実に気付いた俺は若返って、生意気な女達を食い散らす事にする
【完結済】結婚式の翌日、私はこの結婚が白い結婚であることを知りました。
鳴宮野々花@初書籍発売中【二度婚約破棄】
恋愛
共に伯爵家の令嬢と令息であるアミカとミッチェルは幸せな結婚式を挙げた。ところがその夜ミッチェルの体調が悪くなり、二人は別々の寝室で休むことに。
その翌日、アミカは偶然街でミッチェルと自分の友人であるポーラの不貞の事実を知ってしまう。激しく落胆するアミカだったが、侯爵令息のマキシミリアーノの助けを借りながら二人の不貞の証拠を押さえ、こちらの有責にされないように離婚にこぎつけようとする。
ところが、これは白い結婚だと不貞の相手であるポーラに言っていたはずなのに、日が経つごとにミッチェルの様子が徐々におかしくなってきて───
はっきり言ってカケラも興味はございません
みおな
恋愛
私の婚約者様は、王女殿下の騎士をしている。
病弱でお美しい王女殿下に常に付き従い、婚約者としての交流も、マトモにしたことがない。
まぁ、好きになさればよろしいわ。
私には関係ないことですから。
私も貴方を愛さない〜今更愛していたと言われても困ります
せいめ
恋愛
『小説年間アクセスランキング2023』で10位をいただきました。
読んでくださった方々に心から感謝しております。ありがとうございました。
「私は君を愛することはないだろう。
しかし、この結婚は王命だ。不本意だが、君とは白い結婚にはできない。貴族の義務として今宵は君を抱く。
これを終えたら君は領地で好きに生活すればいい」
結婚初夜、旦那様は私に冷たく言い放つ。
この人は何を言っているのかしら?
そんなことは言われなくても分かっている。
私は誰かを愛することも、愛されることも許されないのだから。
私も貴方を愛さない……
侯爵令嬢だった私は、ある日、記憶喪失になっていた。
そんな私に冷たい家族。その中で唯一優しくしてくれる義理の妹。
記憶喪失の自分に何があったのかよく分からないまま私は王命で婚約者を決められ、強引に結婚させられることになってしまった。
この結婚に何の希望も持ってはいけないことは知っている。
それに、婚約期間から冷たかった旦那様に私は何の期待もしていない。
そんな私は初夜を迎えることになる。
その初夜の後、私の運命が大きく動き出すことも知らずに……
よくある記憶喪失の話です。
誤字脱字、申し訳ありません。
ご都合主義です。
前世の記憶を取り戻したら貴男が好きじゃなくなりました
砂礫レキ
恋愛
公爵令嬢エミア・シュタイトは婚約者である第二王子アリオス・ルーンファクトを心から愛していた。
けれど幼い頃からの恋心をアリオスは手酷く否定し続ける。その度にエミアの心は傷つき自己嫌悪が深くなっていった。
そして婚約から十年経った時「お前は俺の子を産むだけの存在にしか過ぎない」とアリオスに言われエミアの自尊心は限界を迎える。
消えてしまいたいと強く願った彼女は己の人格と引き換えに前世の記憶を取り戻した。
救国の聖女「エミヤ」の記憶を。
表紙は三日月アルペジオ様からお借りしています。
「婚約を破棄したい」と私に何度も言うのなら、皆にも知ってもらいましょう
天宮有
恋愛
「お前との婚約を破棄したい」それが伯爵令嬢ルナの婚約者モグルド王子の口癖だ。
侯爵令嬢ヒリスが好きなモグルドは、ルナを蔑み暴言を吐いていた。
その暴言によって、モグルドはルナとの婚約を破棄することとなる。
ヒリスを新しい婚約者にした後にモグルドはルナの力を知るも、全てが遅かった。
副社長氏の一途な恋~執心が結んだ授かり婚~
真木
恋愛
相原麻衣子は、冷たく見えて情に厚い。彼女がいつも衝突ばかりしている、同期の「副社長氏」反田晃を想っているのは秘密だ。麻衣子はある日、晃と一夜を過ごした後、姿をくらます。数年後、晃はミス・アイハラという女性が小さな男の子の手を引いて暮らしているのを知って……。
家出女子高生と入れ替わる。そしてムダ毛を剃る。
矢的春泥
ライト文芸
家出女子高生と目が合ってしまい付いてこられたおじさん。
女子高生にぶつかられて精神が入れ替わってしまう。
仕方なくアパートに部屋に行き、体が入れ替わったままで女子高生とおじさんの同居生活が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる