恋人、はじめました。

桜庭かなめ

文字の大きさ
上 下
11 / 190

第10話『放課後デート-後編-』

しおりを挟む
 タピオカドリンクを飲み終わり、俺達はお店を後にする。さっきと比べて、制服姿の人が増えた感じがする。

「タピオカドリンク美味しかったですね」
「うん。コーヒーも抹茶ラテも美味しかった」
「そうですか。気に入ってもらえて良かったです。美味しいドリンクは他にもありますし、これからも明斗さんと一緒に来たいですね。ドリンクを飲みながら、明斗さんとお話しするのは楽しいですし」

 タピオカドリンクを飲んでいる間は、どんな味のタピオカドリンクが好きなのかとか、氷織を待つ間にプレイしていたパズルゲームのことなどで話が盛り上がった。
 これからも一緒に来たい……か。氷織も今回のような時間をまた過ごしたいと思ってくれていることが凄く嬉しい。

「これからも一緒に来ような」
「ええ」

 氷織はそう言うと、俺の手を握る力が少し強くなった。

「氷織。次はどこのお店に行くの?」
「あの東友とうゆうの中にある本屋さんです」

 氷織は正面にある東友を指さす。ちなみに、東友というのは大型のスーパーマーケットチェーンのことだ。

「萩窪にも東友があるよ。うちは東友で食料品を買ってる。服も買うことがあるかな」
「そうなのですか。うちも同じような感じです。小さい頃は母とお買い物したり、妹と一緒におつかいに行ったりしました」
「そうなんだ。俺も小さい頃は姉貴と一緒におつかいに行ったな。今も『バイトの帰りに買ってきて』とか頼まれるけどね」
「私も高校生になってから、母から『帰りにこれ買ってきて』と頼まれることがありますね」
「そうなんだね。学校やバイト先から近い人は、みんなそういう経験があるのかな。それにしても、こっちの東友の方が立派だね。萩窪の東友は本屋とかないからさ」
「そうなのですね。本屋……よつば書店は6階にあります」

 俺達は東友に入り、入口近くにあるエスカレーターで6階に向かい始める。
 途中、4階に俺も知っているチェーン店のレンタルショップがあったので、そこにも立ち寄った。ちなみに、このレンタルショップも萩窪の東友にはない。
 氷織はたまにここで映画やドラマ、アニメのDVDを借り、課題を終えた後や休日に観るらしい。気に入ったアーティストやアニメのCDを借りることもあるのだとか。作品名やアーティスト名を聞くと、俺も気に入っているのがいくつもあった。映像や音楽のジャンルでも氷織とは気が合いそうだ。
 レンタルショップを後にし、6階にあるよつば書店に向かう。
 フロアの全てがよつば書店であり、たくさんの書物と文房具が陳列されている。全てが本屋なのもあり、ゆったりとした静かな空間が広がっている。

「おぉ、凄く立派な本屋だ」
「笠ヶ谷駅周辺の本屋では一番立派です。小さい頃から、本はここで買うことが多いですね。文房具類もここで買います」
「そうなんだ。萩窪はここまで広い本屋はないかな」
「そうなんですね。私はよくコミックやラノベのコーナーに行きます。行ってみますか?」
「うん、行ってみよう」

 氷織と一緒にコミックやラノベのコーナーに向かって歩く。
 ちらほらと人がいるけど、本当に静かだなぁ。これまで人の多い場所を歩いたり、賑わっていたタピオカ店にいたりしたからか、笠ヶ谷から遠い場所に来たような感覚になる。
 俺達は少年と青年向けコミックの新刊コーナーへ。
 最近発売された作品が平積みされている。新刊コーナーにも小さな棚があり、そこにはマイナーな作品や発売されてから少し日が経った作品がずらりと。近くにあるラノベの新刊コーナーも同様だ。
 あと、ポストカードなどの購入特典のある作品も多い。

「コミックとラノベは、アニメショップ並みに品揃えがいいね。あと、特典がついている作品も結構あるな」
「ほしいと思った本は大抵ここで買えますね。特典がついている本も多いのも、この書店を気に入っているポイントの一つです。そういえば、明斗さんは書籍を買うときはどこで買っているんです? 萩窪の東友には本屋はないとのことでしたが」
「コミックとラノベは、ロミネに入っているアニメイクっていうアニメショップで買うよ。一般の文庫本とか参考書は別の本屋だけど」
「そうなのですか。そういえば、ロミネにアニメイクがありましたね。何年か前に一度だけ行ったことがあります」
「そうなんだ。アニメイクは特典がよく付くし、ポイントもたまるからね。ただ、これからはここにも寄ろうかな。店内の雰囲気もいい感じだし。いい特典もありそうだから」
「そう言ってもらえて嬉しいです」

 そう言う氷織の声は普段より弾んでいる。気に入っている書店を褒めてもらえたからだろうか。あとは、本好きで文芸部に所属しているだけあって、本屋に来ると自然と気分が上がるのかも。

「……あっ、『みやび様は告られたい。』の最新巻がある。これ買おう。ラブコメ漫画は好きだけど、この作品は特に好きなんだ」

 『みやび様は告られたい。』は学園ラブコメ漫画。発行部数は1000万部を突破。TVアニメも2シリーズ放送し、第3期も制作が決定しているほどの人気作だ。

「明斗さんもみやび様が好きなのですね。私も大好きな漫画の一つです」
「そうなんだ。コミックの第1巻が発売されたときに、試しに買ってみたら面白くて」
「私はアニメの第1期を観たのがきっかけです」
「アニメもかなり面白いよね」
「ええ。私もみやび様の最新巻を買います。読むのが楽しみです」

 氷織もみやび様の最新巻を手に取る。最新巻や俺を見る目が輝いている。好きな漫画の最新巻が発売されていたことと、その漫画が俺も好きだって分かったからかな。
 ちなみに、俺は氷織がみやび様を好きだって分かって、結構テンションが上がっている。氷織と一緒にTVアニメを観て、みやび様のことを語り合いたいほどだ。
 それからは、コミックやライトノベルの既刊のコーナーなどを見ていく。新刊だけじゃなくて、既刊の方も品揃えがいいな。たまに、氷織が「この作品は面白かったです」と話してくれる。俺も読んだことある作品だと軽く感想を語り合う。
 そして、一般文芸の文庫本の既刊コーナーへと向かう。どうやら、出版社別に陳列されているようだ。

「最近読み始めた作家さんがいるんです。スマホで調べたら、短編集が文庫本で売られていると知ったので、買おうかなと思っていたんです。その短編集も買いましょうかね」
「うん、分かった」

 その短編集が発行されている文庫の棚へ。
 氷織はお目当ての短編集があるかどうか探していく。すると、

「ありました……が、一番上の段にありますね。私の背では届かないかもしれません」
「一番上の段は結構高いね。俺が取ってあげるよ」
「ありがとうございます。一番上の段の左から三番目の本です」
「分かった」

 俺は左手を伸ばして、氷織が指定した本を棚から取り出す。

「これかな」

 氷織に渡すと、氷織はコクコクと頷く。

「これです。明斗さん、取ってくれてありがとうございます」
「いえいえ」
「……学校の図書室で取ってくれたときのことを鮮明に思い出しました。今のように、私が指さした本を明斗さんが取って、優しい表情で私に渡してくれましたね」

 柔らかな声で言うと、氷織は優しい目つきになり、口角を僅かに上げる。その姿と、図書室でのことを思い出してくれてキュンとなる。
 図書室で何度か本を取ってあげたときと比べて、氷織はちょっと変わったかな。今のようにお礼は言ってくれた。けれど、今のように柔らかい雰囲気ではなく、無表情で。この変化はお試しで付き合い始めたことによるものだろうか。

「ただ、あのときより今の方が、本を取ってくれて嬉しい気持ちが強いです。これからも……一緒にいるときは、高いところにある本を取ってもらってもいいですか?」

 上目遣いでそう訊いてくる氷織。反則級の可愛さだ。

「もちろん!」

 氷織が頼ってくれるなら、どんなことでも精一杯応えるつもりだ。
 あと、大きめの声で返事をしてしまった。周りを見てみると……お客さんや店員さんが迷惑がっている様子はない。そのことに一安心。
 一般文芸の本の棚も見終わり、俺達はカウンターに行き、手に取った本を購入する。

「みやび様と短編集を買えて満足です」
「俺もみやび様を買えたし、学校の近くにこういう本屋さんがあるって知れて良かった。ありがとう、氷織」
「いえいえ。私も明斗さんと来られて良かったです。短編集を取ってくれたのはもちろんですが、コミックやラノベ中心に明斗さんがどんな本を読んでいるのか知れましたし。明斗さんの本棚にはどんな本があるか気になります」

 どんな本があるか気になる……か。
 今の流れで家に来るかと誘えば、氷織も乗ってくれるのでは? 放課後や休日に、自宅で氷織と過ごすのは俺の夢の一つである。

「そうか。じゃあ、今度の連休までに俺の家に来るか?」

 勇気を出して、氷織に家に来ないかどうか誘ってみる。タピオカドリンク店で間接キスをしたときと同じくらいにドキドキしている。

「いいのですか? お伺いしても」
「もちろん」
「分かりました。では……明日は祝日で学校がお休みです。なので、明日はどうでしょう? 私は予定が空いているので大丈夫ですが」
「明日は昼過ぎまでバイトがあるんだ。何時までシフトが入っているかスマホで確認するよ」

 スマホを手に取り、カレンダーアプリを見てみる。バイトの予定はこのアプリに書き込むのが習慣になっている。

「ええと……午前10時から午後3時までバイトだ。3時以降で良ければ」
「3時ですか。私はそれでかまいませんよ」
「じゃあ、明日の3時過ぎにバイト先のゾソールで会おうか」
「バイトがありますから、バイト中にゾソールに行ってもいいですか? 明斗さんの働いている姿を見たり、接客されたりしてみたいです。あとはコーヒーや紅茶などを飲みながらゆっくりできればと」
「いいぞ。大歓迎だ」

 家に来てくれるだけじゃなくて、バイト中に来店してくれるとは。明日のバイトは凄く頑張れそうだ。

「明日はゾソール萩窪北口店でお待ちしております」
「店員さんらしいですね。明日はゾソールで会いましょう。楽しみにしています」
「うん。俺も楽しみにしてる」

 明日はせっかくの祝日なのにバイトがあってがっかりしていたけど、ここで一転。バイトがあって良かった。明日がとても楽しみになった。



 ちなみに、夜になって火村さんから『放課後デート中に変なことをしなかったでしょうね?』とメッセージが送られてきた。放課後になってすぐに、放課後デートについて警告のようなことを言われたからなぁ。

『タピオカドリンクを飲んだり、本屋で氷織と同じ漫画を買ったりしたよ。あと、タピオカドリンクを一口交換したよ』

 と、正直に返信。一口交換について後で知られるよりも、ここで話した方がいいと思ったから。
 トーク画面を見ているのか、すぐに『既読』マークがついて、

『氷織と同じことを言っているわね。よろしい。あと、一口交換羨ましいわっ! あたしもしたいっ!』

 という返信が届いた。氷織にも今日の放課後デートのことを訊いたのか。
 その後、火村さんは氷織から『何も変なことはされていません』とメッセージを受け取ったそう。それもあって、それ以上は追及されなかった。
 ただ、氷織からお家デートの話を聞いたそうで、火村さんから『お家デートでも変なことはしないように!』とメッセージを送られるのであった。
しおりを挟む
読んでいただきありがとうございます。お気に入り登録や感想をお待ちしております。

『クラスメイトの王子様系女子をナンパから助けたら。』の続編がスタートしました!(2025.2.8) 学園ラブコメです。是非、読みに来てみてください。
URL:https://www.alphapolis.co.jp/novel/347811610/89864889

『高嶺の花の高嶺さんに好かれまして。』は全編公開中です。 学園ラブコメ作品です。是非、読みに来てみてください。宜しくお願いします。
URL:https://www.alphapolis.co.jp/novel/347811610/441389601

『まずはお嫁さんからお願いします。』は全編公開中です。高校生夫婦学園ラブコメです。是非、読みに来て見てください。
URL:https://www.alphapolis.co.jp/novel/347811610/120759248
感想 2

あなたにおすすめの小説

僕(じゃない人)が幸せにします。

暇魷フミユキ
恋愛
【副題に☆が付いている話だけでだいたい分かります!】 ・第1章  彼、〈君島奏向〉の悩み。それはもし将来、恋人が、妻ができたとしても、彼女を不幸にすることだった。  そんな彼を想う二人。  席が隣でもありよく立ち寄る喫茶店のバイトでもある〈草壁美頼〉。  所属する部の部長でたまに一緒に帰る仲の〈西沖幸恵〉。  そして彼は幸せにする方法を考えつく―――― 「僕よりもっと相応しい人にその好意が向くようにしたいんだ」  本当にそんなこと上手くいくのか!?  それで本当に幸せなのか!?  そもそも幸せにするってなんだ!? ・第2章  草壁・西沖の二人にそれぞれの相応しいと考える人物を近付けるところまでは進んだ夏休み前。君島のもとにさらに二人の女子、〈深町冴羅〉と〈深町凛紗〉の双子姉妹が別々にやってくる。  その目的は―――― 「付き合ってほしいの!!」 「付き合ってほしいんです!!」  なぜこうなったのか!?  二人の本当の想いは!?  それを叶えるにはどうすれば良いのか!? ・第3章  文化祭に向け、君島と西沖は映像部として広報動画を撮影・編集することになっていた。  君島は西沖の劇への参加だけでも心配だったのだが……  深町と付き合おうとする別府!  ぼーっとする深町冴羅!  心配事が重なる中無事に文化祭を成功することはできるのか!? ・第4章  二年生は修学旅行と進路調査票の提出を控えていた。  期待と不安の間で揺れ動く中で、君島奏向は決意する―― 「僕のこれまでの行動を二人に明かそうと思う」  二人は何を思い何をするのか!?  修学旅行がそこにもたらすものとは!?  彼ら彼女らの行く先は!? ・第5章  冬休みが過ぎ、受験に向けた勉強が始まる二年生の三学期。  そんな中、深町凛紗が行動を起こす――  君島の草津・西沖に対するこれまでの行動の調査!  映像部への入部!  全ては幸せのために!  ――これは誰かが誰かを幸せにする物語。 ここでは毎日1話ずつ投稿してまいります。 作者ページの「僕(じゃない人)が幸せにします。(「小説家になろう」投稿済み全話版)」から全話読むこともできます!

まずはお嫁さんからお願いします。

桜庭かなめ
恋愛
 高校3年生の長瀬和真のクラスには、有栖川優奈という女子生徒がいる。優奈は成績優秀で容姿端麗、温厚な性格と誰にでも敬語で話すことから、学年や性別を問わず人気を集めている。和真は優奈とはこの2年間で挨拶や、バイト先のドーナッツ屋で接客する程度の関わりだった。  4月の終わり頃。バイト中に店舗の入口前の掃除をしているとき、和真は老齢の男性のスマホを見つける。その男性は優奈の祖父であり、日本有数の企業グループである有栖川グループの会長・有栖川総一郎だった。  総一郎は自分のスマホを見つけてくれた和真をとても気に入り、孫娘の優奈とクラスメイトであること、優奈も和真も18歳であることから優奈との結婚を申し出る。  いきなりの結婚打診に和真は困惑する。ただ、有栖川家の説得や、優奈が和真の印象が良く「結婚していい」「いつかは両親や祖父母のような好き合える夫婦になりたい」と思っていることを知り、和真は結婚を受け入れる。  デート、学校生活、新居での2人での新婚生活などを経て、和真と優奈の距離が近づいていく。交際なしで結婚した高校生の男女が、好き合える夫婦になるまでの温かくて甘いラブコメディ!  ※特別編3が完結しました!(2024.8.29)  ※小説家になろうとカクヨムでも公開しています。  ※お気に入り登録、感想をお待ちしております。

サクラブストーリー

桜庭かなめ
恋愛
 高校1年生の速水大輝には、桜井文香という同い年の幼馴染の女の子がいる。美人でクールなので、高校では人気のある生徒だ。幼稚園のときからよく遊んだり、お互いの家に泊まったりする仲。大輝は小学生のときからずっと文香に好意を抱いている。  しかし、中学2年生のときに友人からかわれた際に放った言葉で文香を傷つけ、彼女とは疎遠になってしまう。高校生になった今、挨拶したり、軽く話したりするようになったが、かつてのような関係には戻れていなかった。  桜も咲く1年生の修了式の日、大輝は文香が親の転勤を理由に、翌日に自分の家に引っ越してくることを知る。そのことに驚く大輝だが、同居をきっかけに文香と仲直りし、恋人として付き合えるように頑張ろうと決意する。大好物を作ってくれたり、バイトから帰るとおかえりと言ってくれたりと、同居生活を送る中で文香との距離を少しずつ縮めていく。甘くて温かな春の同居&学園青春ラブストーリー。  ※特別編7-球技大会と夏休みの始まり編-が完結しました!(2024.5.30)  ※お気に入り登録や感想をお待ちしております。

極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~

恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」 そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。 私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。 葵は私のことを本当はどう思ってるの? 私は葵のことをどう思ってるの? 意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。 こうなったら確かめなくちゃ! 葵の気持ちも、自分の気持ちも! だけど甘い誘惑が多すぎて―― ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。

手が届かないはずの高嶺の花が幼馴染の俺にだけベタベタしてきて、あと少しで我慢も限界かもしれない

みずがめ
恋愛
 宮坂葵は可愛くて気立てが良くて社長令嬢で……あと俺の幼馴染だ。  葵は学内でも屈指の人気を誇る女子。けれど彼女に告白をする男子は数える程度しかいなかった。  なぜか? 彼女が高嶺の花すぎたからである。  その美貌と肩書に誰もが気後れしてしまう。葵に告白する数少ない勇者も、ことごとく散っていった。  そんな誰もが憧れる美少女は、今日も俺と二人きりで無防備な姿をさらしていた。  幼馴染だからって、とっくに体つきは大人へと成長しているのだ。彼女がいつまでも子供気分で困っているのは俺ばかりだった。いつかはわからせなければならないだろう。  ……本当にわからせられるのは俺の方だということを、この時点ではまだわかっちゃいなかったのだ。

高校生なのに娘ができちゃった!?

まったりさん
キャラ文芸
不思議な桜が咲く島に住む主人公のもとに、主人公の娘と名乗る妙な女が現われた。その女のせいで主人公の生活はめちゃくちゃ、最初は最悪だったが、段々と主人公の気持ちが変わっていって…!? そうして、紅葉が桜に変わる頃、物語の幕は閉じる。

管理人さんといっしょ。

桜庭かなめ
恋愛
 桐生由弦は高校進学のために、学校近くのアパート「あけぼの荘」に引っ越すことに。  しかし、あけぼの荘に向かう途中、由弦と同じく進学のために引っ越す姫宮風花と二重契約になっており、既に引っ越しの作業が始まっているという連絡が来る。  風花に部屋を譲ったが、あけぼの荘に空き部屋はなく、由弦の希望する物件が近くには一切ないので、新しい住まいがなかなか見つからない。そんなとき、 「責任を取らせてください! 私と一緒に暮らしましょう」  高校2年生の管理人・白鳥美優からのそんな提案を受け、由弦と彼女と一緒に同居すると決める。こうして由弦は1学年上の女子高生との共同生活が始まった。  ご飯を食べるときも、寝るときも、家では美少女な管理人さんといつもいっしょ。優しくて温かい同居&学園ラブコメディ!  ※特別編10が完結しました!(2024.6.21)  ※お気に入り登録や感想をお待ちしております。

女豹の恩讐『死闘!兄と妹。禁断のシュートマッチ』

コバひろ
大衆娯楽
前作 “雌蛇の罠『異性異種格闘技戦』男と女、宿命のシュートマッチ” (全20話)の続編。 https://www.alphapolis.co.jp/novel/329235482/129667563/episode/6150211 男子キックボクサーを倒したNOZOMIのその後は? そんな女子格闘家NOZOMIに敗れ命まで落とした父の仇を討つべく、兄と娘の青春、家族愛。 格闘技を通して、ジェンダーフリー、ジェンダーレスとは?を描きたいと思います。

処理中です...